城下街にあふれている
キャンディピープルゾンビを振り払い、なんとか城内へと逃げ込んだ一同。「私の不注意で
シナモンパンがゾンビ化してしまった。他の
キャンディピープルたちに噛み付いて、ゾンビを伝染させて回っている」と説明する
プリンセス・バブルガムだったが、窓際に立っていたバブルガムにゾンビが襲いかかり、ゾンビ化させられてしまった…。
窓を封鎖し、バブルガムの残した
復活の薬のレシピメモを手に取った一同は、自分たちで薬を完成させることを決意。実験室へ行き、それぞれが別々のメモを基に実験を行ない、ほとんど直感で薬を調合していく…。
難解なメモに苦戦しつつ薬作りに励むフィン
まずフィンが試薬を試したが、薬の作用でゾンビたちが翼を生やしてしまったため失敗。次にランピーがゾンビの群に試薬を投げ込む…するとゾンビたちのくちびるがセクシーに。この効果に驚いたランピーは乱心し、残った薬を求めてゾンビの群へ…あえなくランピーもゾンビ化してしまった。ジェイクの試薬も、ゾンビたちをマッチョな肉体に変えただけだった…。
事態は急速に悪化。窓を割って侵入したゾンビたちの猛威を逃れつつ、実験室に立て篭もったフィン・ジェイク・レディ。だがそこにもゾンビが待ち構えていて、ジェイクが腕を噛まれてしまった。噛まれた腕をぐんぐん伸ばして耐えようとするジェイクだったが、感染はもはや止められない…自ら閉じこもったシャワー室でゾンビとなったジェイク。愛しいダーリンを哀れんだレディは、思わずシャワー室を開けてしまい……。
残るはフィンと、実験用に飼われいると思しき
キャンディコーンネズミ。いくつかの実験材料とネズミのケージを持ってシャワー室に退避したフィンだが、実験室の扉も破られて大量のゾンビに包囲されてしまい、もはや絶体絶命。…ふとフィンはケージに書いてある“サイエンス”の表記に目が止まり、ゾンビ化直前に放ったバブルガムのセリフを思い出した…「サイエンスの力で…」…閃いたフィンは、ケージから
ネズミのサイエンスを取り出した。手際よく薬品を調合していくサイエンスは、あっという間に薬を完成させた。薬の一滴でジェイクは復活するも、無数のゾンビが再びジェイクをゾンビ化。「もうこうするしかない…」フィンは完成した薬を体に浴び、そして……。
……城の前にて、バブルガムの号令で“
みんなで謝る日”のイベントが開かれた。全て元に戻った姿になっているキャンディーピープルは、無事を喜びながら口々に謝罪の言葉をかけた。そして、今回のゾンビ騒動を解決した功労者を祝う式典。パブルガムから
ヒーローのメダルを授与される栄誉に与ったのは、フィン…ではなく、ネズミのサイエンスだった…。