館の前に用意された覆面を装着し、館の中へと入った二人。そこには同様に覆面をつけた
プリンセス・バブルガム・
BMO・
ランピー・
シナモンパンの姿。謎の招待状の指示によると、フィンは“バリバリ王子”、ジェイクは“セクシーバター男”、バブルガムは“物静か夫人”、BMOは“パンツ教授”、ランピーは“グミ入りパン公爵夫人”、シナモンパンは“おなら男”と呼ばなければならないようだ。他愛の無い会話をする中、おなら男の背中に謎の手紙。その内容は「私幽霊があなたたちに一人ずつ取り憑いて、全員始末します」…。
恐怖のあまり外に出ようとするおなら男だが、雷鳴と共に彼は瞬時に白骨化。謎の手紙の「ここから出たら命はない」のとおりになってしまった。「残る5人のうち誰かに幽霊が取り憑いている」…疑心暗鬼に囚われる5人。万が一の時に備え、明かりとなるロウソクを探しにジェイクとBMOが地下、フィン・バブルガム・ランピーが各部屋を探すことに。暗い地下室で明かりを発するケミカルライトを発見したBMOだが、ジェイクの目の前で幽霊と思しき白い影に攫われてしまった。思わず逃げ出すジェイクはフィンたちに報告。「まとまって行動しましょう」と提案するバブルガム。すると突然ランピーの悲鳴がした…のだが、トイレで便秘と格闘していただけだった…。
一同は食卓のある部屋へ。「残る4人のうち一人は幽霊に化けている」と睨んだフィンは、それぞれに本人であることを証明する証言を求めた。フィンからの質問の返答に窮するランピーやバブルガムを疑っていたその時、天井からにゅ~っと白い影が。その影はバブルガムを貫通し、バブルガムをドロドロに溶解させた。
次々と起こる怪事件に極限状態のランピー
「本当の幽霊が…まさかこんな事に…」うっかり口を滑らせるフィン。実は、謎の招待状やシナモンパンの白骨化やBMOの失踪は、ジェイクを怖がらせるために仕掛けたフィンのトリックだったのだ。なのに、なぜバブルガムまでもが?…どこかに隠れているであろうシナモンパンとBMOを呼びながらクローゼットを開けたフィン。そこには、無残に変わり果てた姿の二人…。そして突然部屋の明かりが消え、あの白い影がランピーを覆い……彼女の背後にあった絵画に、いるはずのないランピーの姿が…。
嘲笑うかのような不気味な声が響く…恐怖に慄くフィンとジェイクは突然白い影に襲われ、必死に館内を逃げ回った。もたもたしていたジェイクまでもが白い影に飲まれ、書斎へと逃れたフィンは、緑色のおどろおどろしい
女性の幽霊に遭遇…壁を貫いて逃れたフィンを、さらに裂ける床と絵画のカラスが襲い掛かる…ガラス張りの展望台へと辿り着いたが、その後をついて来た白い影に退路を絶たれた。窓の外は絶壁。もう、逃げ場はない……!!
「ハッハー!!やったぜ!!」…白い影がめくれ、その中からジェイクと
レディ・レイニコーンの姿。レディの体には、消えてしまった他の者たちが無事な姿で挟まっていた。フィンは騙すはずのジェイクに騙されたことを怒りながらも、とりあえずみんなの無事に安堵。緑色の幽霊や裂ける部屋のトリックにも驚かされたと話すフィンだが、それには「何だそれ?お前の想像じゃね~?」と答えるジェイク。レディに乗って飛びながら、フィンは思った。「結局あの幽霊って……???…………。あれは忘れよう……」