「お仕置き人に命を狙われている」…ワイルドベリーの突然の告白に、思わず食したミートパイを噴き出してしまう二人。ワイルドベリーを心配するフィンには目もくれずにミートパイをむさぼるジェイクは、二人が外出したスキにワイルドベリーの分のパイを遠慮なくいただこうとする…すると、パイの中になんと“ちっこいにゃんこ”の姿。その
猫…
必殺お仕置き人の見習い・
ミーモウはジェイクの鼻に止まって「姿を知られたからには、ワイルドベリーを仕留めるために利用させてもらう」と言い、ジェイクの鼻の穴に隠れたのだった…。
「毒を注射する」とのミーモウの脅しに失笑のジェイク
「ワイルドベリーを始末しなければ、
毒の注射器で俺様がやられる」…ジェイクは戻ってきたワイルドベリーの冠を拝借し、近くにあった肉袋に被せてワイルドベリーに偽装。それを“始末”してミーモウを騙そうとしたのだが、タイミング悪く
ベリーガードがやってきてしまい、作戦は台無し。自分を謀ろうとしたことに怒ったミーモウは毒を半分注射したのだった。
30分という命のリミットを宣告されたジェイクは、フィンにいきなり子守唄のリクエスト。鼻の中のミーモウを眠らせて事態の打開を図る作戦だ。ソーセージで耳栓をするジェイク、子守唄で眠気に誘われるワイルドベリーと近侍たち、そしてミーモウ…Zzz…眠ったのを確認したジェイクは、フィンに自らに迫った危険を伝えるべく、ミートパイ生地で「ネコ(cat)…鼻(nose)…」と文字を書いて説明、だが“ネコ語で話せ(cat noise)”と勘違いしたフィンは「にゃにゃにゃにゃにゃにゃ~」…。
邪魔にしかならなかったフィンを外に追い出したジェイクは、小さくした手を鼻に突っ込み、ミーモウの
毒消しを奪おうとするが、もう一息というところでフィンが介入。目を覚ましジェイクの造反行為を目撃したミーモウは、残りの毒をジェイクに注射。体が変色し、意識を保つのもやっとのジェイク…。
「安全なところへ…」意を決したジェイクはフィンたちを外の崖に誘導、ワイルドベリーを崖から落とそうとする…その時、偶然空を飛んでいた
青い鳥がジェイクの耳に付いたままのソーセージをエサと思い突撃。ジェイクは突き飛ばされ、その拍子にミーモウが外へと飛び出した。お仕置き人の姿を確認したフィンはミーモウと対決するも、小さいうえすばしっこいミーモウのナイフ攻撃に翻弄。なんとか捕まえはしたが、ミーモウは持っていた毒消しを破棄したのだった。
力尽きかけたジェイクの傍らで勝ち誇ったようにミーモウは言う。「この毒は50倍の大きさの犬でも倒せる」…。ここでジェイクは閃く。51倍の犬の肝臓ならば、毒を分解できる…!!……肝臓を巨大化させたジェイクは、あっという間に体内の毒を中和させた。ありえない状況に愕然としたミーモウは、やぶれかぶれでワイルドベリーに突撃。驚いたワイルドベリーは、なんと体の果実を放散。ミーモウの攻撃は空振りし、崖の底へ…。
危機は去り、治療が必要だと言うワイルドベリーに寄り添いその場を去るフィンとジェイク。……空を飛ぶ青い鳥につかまった、転落したはずの小さなネコの存在など、知る由も無く…。
【挿入歌:
ママの子守唄】