家のドアには、主の留守を知らせる張り紙が。それには「家には入らないで」と念を押すように記されていた。とりあえずマーセリンの帰宅まで待つことにしたフィンとジェイクだったが、何気なく始めた“雲隠れごっこ”中ジェイクが家へと侵入。慌てて連れ戻そうとするフィンと、ふざけるジェイク。するとその間隙に外からマーセリンの気配が…。
買い物袋を抱えて戻ってきたマーセリンから逃れるように、静かに二階のクローゼットへと潜んだ二人。張り紙の約束を破った罰を恐れつつも、隙を見て脱出しようと考えていた二人だが、屋内の匂いに違和感を察知したのかマーセリンが二階へとやってきた。ふとお手洗いへと向かったマーセリンを確認し脱出しようとするも、何かを感付いて手も洗わずに戻ってきたマーセリンに驚きクローゼットへ。再び鼻をクンクンさせるマーセリンだったが、勘違いと思った彼女は電話でフィンたちに来るように留守電を残した。
フィンは「マーセリンに
ツリーハウスに来てもらうようにしよう」と考え、伝言が書かれた紙ヒコーキを飛ばすも失敗。未だ二階の自室でフィンを待ちくたびれた感のマーセリンは、音楽センションに使う歌の自分のパート部分のレコーディングを始めた。その内容は彼女の人生や心境を綴ったごくプライベートなもの…こんな状況で見つかってしまったらタダじゃ済まない…怯えるフィンとジェイク。
ジェイクは壁の小さな穴からの脱出を試みたが、そこから白い
クモが這い出してビックリ。ジェイクに部屋の中へと追い出されたクモは、あろうことかレコーディング中のマーセリンを邪魔する行動に移ったからさあ大変。マーセリンはおもむろにクローゼットを開け、割れたランプを片付け始めた…間一髪ギリギリで隠れて難を逃れたフィンたちだが、イライラを募らせるマーセリンの様子が彼らをさらに焦らせる…。
顔を汚してしまったマーセリンは、ユニットバスルームへ。この期を逃す手はないと考えたジェイクはフィンに偵察を命じ、フィンが這いながら隣の部屋へ…入浴直前の一糸纏わぬ姿のマーセリンを目撃したフィンは、その衝撃からか放心状態でクローゼットへと篭ってしまったのだった…。
ヘアドライヤーに身を任せる、自宅でのマーセリン
キレイさっぱりとした姿で欠伸をし、ベッドで眠り込むマーセリン。この隙を見てクローゼットから脱出したフィンとジェイクだったが、ジェイクがさっきのクモに噛み付かれ…必死の形相でこらえるジェイクに、ふとフィンが小声で「マーセリン起きてるかも」と振り返った。その瞬間「誰かいるの?」とマーセリン。慌てて部屋の周囲の物に化けようとしたが……。命がけで詫びるフィンに対し、マーセリンからは意外な一言…「あたしも同じことしてるし…怒っちゃいないから」。キョトンとした表情で家を後にするフィンたちだった。
夜の
ツリーハウス。ベッドでくつろぐフィンとシャワーを浴びるジェイク。ふと何気なく掻いた股間のニオイを嗅いだフィン。するとなぜかフクロウの鳴き声。あの人の気配を察知したフィンはジェイクを呼び、バスタオルを巻いて戻ってきたジェイクと顔を合わせて「あ~~~っ!!」…ハウスの木の上で、風を感じながら静かに佇むマーセリンだった…。
【挿入歌:
手足ゆらゆらの歌・
あたしの500年】