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  • 真逆-人造人間と自動人形-

パワプロクンポケットバトルロワイアル

真逆-人造人間と自動人形-

最終更新:2010年01月07日 16:20

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だれでも歓迎! 編集

真逆-人造人間と自動人形- ◆7WJp/yel/Y


星と満月がきらめく夜空の下、風が吹く音しかしない崖に一人の男が立っていた。
遠くに灯る灯台の光しかないというのにサングラスをつけた、闇の中に紛れ込むような黒いスーツの男だった。
その男の名は灰原といい、世界的大企業である大神グループによって生み出された、第三世代アンドロイドの一人である。
灰原は突然連れてこられたこの状況に、全くと言っていいほど慌てる素振りを見せない。
『灰原』という個体のデータは既に取り終わっている、直ぐに自分と同じ型のアンドロイドが量産されるだろう。
そうなっている以上、自分は大神グループにとって重要な存在でもなんでもない。
そう理解しながらも、いかに行動をすれば大神グループに有利に働くかを考えるのが灰原と言う存在だ。
灰原は数々の修羅場を潜ってきた頭脳で現状を冷静に把握する。
考える事は数ある。

亀田は何故殺し合いを開いたのか?
参加者は何人か?
我威亜党と言う組織はどれだけの構成員が居て、どれだけの資金力を持っているのか?
皆殺し以外の『抜け道』はあるのか?

だがどれも情報の少ない今、考えてもしょうがないもの。
そんな中で灰原が考えたのは、自分をここに呼び出したと思われる亀田の持つ技術についてだ。
亀田には自分を含めた数多くの人間を呼び出すことが出来る。
これは権力、技術力、財力。この3つのうち最低でも2つは無くてはいけない。
技術力に関しては推して知るべきだ。
あの巨大なロボットと、ヒーローのパンチを遮断した電撃バリアー。そして、あれだけの人数を移動させた装置。
サイボーグと思われる男を溶かすほどのビーム、広範囲をカバーしていたバリアー、人を全く別の場所に移動させる。
これは相当な技術力だ。特に最後のものなど魔法と言ってもおかしくはない、現状では不可能なはずの技術。
どう贔屓目に見ても大神の技術を軽く超えている。
だが、同時にこうも言える。
灰原が殺し合いを生き残り、その技術力を持ち帰ることが出来れば、確実に大神にとってプラスとなる。
もっとも、優勝したとしても本当に持ち帰ることが出来るとは限らないが。
あの亀田なる男が大神と敵対する可能性は大きい。
が、灰原一人で太刀打ち出来る相手ではない。
出来ることなどその核となる情報を持ち帰り、亀田の率いる我威亜党なる組織との戦争に備えることを進言する。
第三世代アンドロイド、つまりは『モノ』である灰原に出来ることなどそれぐらいだ。
そのためには、必ずこの殺し合いを勝ち残らなければいけない。
まず為すべきことは現状の把握とこれからの方針の決定、そしてその後に情報の入手。
灰原はデイバックを空け、支給品の確認をする。
まず出てきたのは、地図とコンパス。目を通そうかとも思ったが支給品の確認を優先する。
次に出てくるのは筆記用具、水の入った1ℓペットボトル、乾パンが大量、時計にランタンと言ったもの。
どれもサバイバルには必須の道具だ。
そして、その奥に入っていた武器、日本刀。
それは脇差などではなく、明らかにデイバックの許容量を超えている長さの正真正銘の日本刀だ。
改めて亀田の持つ技術を見せつけられ、灰原の危機感が強くなる。
しかし今はこの場から大神の元へと帰ることが先決。
刀の傍に置かれてあった説明書きには『正宗』と書かれている。
刀身が星の光を反射して見る者を魅了する妖しさを持つ日本刀だ。
刀としてはかなりの業物、灰原も刀はいくらか見てきたが素晴らしい出来の刀だとわかる。
だが刀の価値をいち早く理解するには実際に使うのが良い。
灰原は周辺に散らばった支給品を収納しデイバックを地面に置く。
刀を腰の位置に左腕の肘でしっかりと固定し、右手は柄を握る居合いの構えを取る。
目を閉じ、周囲の音を一つも聞き漏らさないかのようにピクリとも動かなくなる。

そして、一つ強い風が吹くと同時に、居合いの動作へと移る。

右足を力強く前方に向かい踏み込む。
――――まだ刀身は鞘の中。
腰が独楽のように鋭く回る。
――――未だに刀身は鞘に残ったまま。
右肩が前へ出るのにつられる様に右腕も、ぐん、と前へと飛び出す。
――――その瞬間、刀身が銃弾の様に目にも止まらぬ速さで鞘から弾け出た。

ビュン、と風を切る音がし、居合いの一連の動作は先ほどの風が吹き終えるのと同時に終わりを迎えた。
その速さは風をも切り裂く高速の技、カマイタチ現象すら起こすほどの速さだ。
この居合いが人に当たれば確実に腰から真っ二つにされ、刀が当たらずともカマイタチに切り刻まれる。
避けることが出来るのはCCRの様に戦闘訓練を受け、且つ身体能力も優れている者だけだ。
連射も出来ずに、放った後に隙が出来てしまい、予備動作も長い。
欠点は多々あるものの、灰原の居合いは銃弾と言い換えても納得できるほどの恐ろしい技である。
灰原は一連の動作を終え、静かに刀を鞘の中に戻し確信する。
この正宗という刀は自身の力を最大限に引き出すこれ以上とない武器だと。
油断は出来ない。だが、この刀を支給品として与えられたことは灰原にとってかなり有利に働く。
灰原は刀の出来に満足し、支給品のチェックへと戻る。
デイバックの中に残っていたのはムチが一本だけ。
使い慣れない武器に命をかける気にはなれないが刀一本よりは幾分もマシだろう。

――――悪くはない、十分に戦える装備だ。

恐らく灰原と同様に戦闘に慣れた者がいくらか殺し合いに参加させられているのだろう。
推測でしかないが、アンドロイドの殺戮劇など亀田も望むところではないはずだ。
地図に目を通し、遠目に灯台が見えることから自分がB-8に居るとわかった。
一先ずは人の集まりそうな、施設が集中している島へと向かうことにする。
地図を見る限りではその道中にも様々な施設があるためそこに寄るのもいいかもしれない。
方針は決まった。急ぐ必要もない。
最高の武器を手に入れている灰原にとって、他人から奪ってまで武器を補充する必要などないのだから。
せめて銃があれば楽にはなる、それほど彼にとって整った装備だ。
出来ることなら最低限の戦闘で危なげなく生き残れればよい。
そんな風に考えながら灰原は動き出した。


  ◇  ◇  ◇  


B-8にある海岸沿いの崖に一人の男が立っている。軍服の上に黒いマントを羽織った不気味な男だ。
その男の名はメカ亀田。裏切り者の亀田光夫を始末するため、プロペラ団によって作られたロボットだ。
だが、メカ亀田は本来の目的を果たしていない。果たす間もなく廃棄処分が言い渡されたからだ。
廃棄された理由は単純、こんなつまらないものはいらない、だそうだ。

――――そんな話が、あってたまるものか。

その発言を聞いた瞬間、メカ亀田は覚えるはずのない怒りを確かに覚えた。
そこから解体される前にプロペラ団を脱走し、自身を改造し生き永らえ、復讐を果たすために自分の組織を作った。
その名はBB団、国家もテロリストも問わずに世界中に武器をばら撒く悪の組織である。
BB団を作り上げ組織としても安定しだしてからは、オリジナルである亀田を超えるための努力を始めた。
追っ手から逃れるために改造したため、個人としての戦闘力はとっくに超えている。
ならば、超えなければいけないのものは何か?
答えは一つ、亀田の最大の特徴である『マニア』と言う点だ。
そう結論付けた後、メカ亀田はすぐさま行動に移った。
まずは手に入れた豊富な金で大人買い、オークションで限定品を金に物を言わせて購入。
その収集方法は基本的なものから邪道ともいえる方法で集め続けた。
そして集め続けた末にメカ亀田は確信した、これでオリジナルを超えた、と。
だが、気を抜いてはいけない。マニアとは常に上を目指すものらしい。
そこからも新シリーズ、限定品が出る度に買い続けた。
玩具を集めるのが目的ではなく手段である時点で、真のマニアではないことに気付かずに。
ただ亀田光夫というオリジナルを超えるためだけに玩具を集め続けた。

そしてメカ亀田は、当然のこととも言えるが、自身の名を嫌っている。
メカという文字も、亀田という文字も気に入らない。
だが、メカ亀田自身が亀田を超えたオリジナルであるためには必要なものであることも事実だ。
いつか亀田と自身を作ったプロペラ団に復讐するという目的を忘れないためにも、この名でなければいけない。
プロペラ団を自分の手ではなく、他の人間によって潰された時にはこれ以上と無く腹が立った。
が、そんなこと今はどうでも良い。
ついに見つけた。ついに、ついに見つけたのだ。
正確に言えば見つけたのではなく連れてこられたのだが、そんなのはどうでもいいことだ。
まるで初恋が成就した中学生のように、メカ亀田の心はこの上なく高揚する。

――――殺す、必ず殺す。

しかも、オリジナルの目的を完膚なきなまでに潰した後に。
つまり、『誰も殺させずに』、『首輪を解除し』、その後に『亀田を殺す』。
そして教えてやるのだ。
自分こそが亀田を超えた一番のマニアであり、亀田よりも格段に優れた存在であることを。
そのためにも協力者が必要だ。
首輪などの解除を可能とする技能を持った者。対亀田戦の際に役に立つ戦闘スキルを持った者。
おおよそ、この二種類の協力者が必要だ。
前者は自分で出来ない事もない。が、上には上が居る。専門家に任せた方が安心だろう。
後者も一人でもやってやるつもりだが、やはり戦力は多いのに超したことはない。
それに亀田は殺し合いを望んでいるのだ。使えないとは言え、弱者を殺して回っては奴の思いのままだ。
弱者を保護し、強者の虐殺を止め、結果的に誰も殺させない。
これがメカ亀田の結論だ。
だが、メカ亀田は理想主義者ではない。どうしても邪魔をする者は殺してしまうが。

自身のこれからの方針を確かに決め、メカ亀田はデイバックを探る。
その中には全員と同じく地図、コンパス、筆記用具、水と食料、時計、ランタンが入っている。
その奥にある他の物を探ろうとした時、ふと目の前から誰かが歩いて来ていることに気付いた。
黒いスーツを着た、夜中なのにサングラスをつけている妙な男だ。
その手に日本刀を持っていることから確実に敵対心があることがわかる。

――――ふん、人間の癖に生意気でやんすね。少し痛い目にあってもらうでやんすよ。

そう思い、メカ亀田はデイバックを背負いなおして黒いスーツの男を睨みつける。
男はメカ亀田が敵対していることを察し、十数メートルの位置で立ち止まる。


襲ってくるのかと思っていたメカ亀田にとって、それは意外ではあるものの気を抜く事は出来ない。
銃の類を持っているようには思えないが、油断して致命傷を喰らっては笑い話にもならないからだ。
メカ亀田は念のために電撃バリアーを展開しようとするが。

――――馬鹿な!? 展開できないでやんすと!?

本来ならば全身を覆えるほどのバリアーが全くと言っていいほど展開できなかった。
疑いようもない、間違いなく亀田に体を弄られた。
激しい怒りがメカ亀田を包む。何故ここまであの男に自分の存在を左右されなければいけないのだ。

「聞きたいことがある」

そんなメカ亀田の動揺に気付いているのかいないのか、男は威圧感のある声を発する。


  ◇  ◇  ◇  


灰原は数十分程歩いた末に見つけた男に問いかける。
何故殺し合いに乗った灰原が斬りかかる前に問いかけるのか?
答えは二つある。
一つはこの見開いた場所では斬りかかる前に気付かれてしまうから。
そしてもう一つはこの男は非常に亀田と名乗ったあの男と似ているからだ。
何かしらの情報を搾り取れる可能性が高いからだ。
灰原は殺し合いに優勝するのが第一の目的だ。
しかし、出来るなら大神にとっての危険要素である亀田を抹殺することも視野に入れている。
そのためにも情報を収集する必要もあるのだ。

「お前は何者だ? あの男に似ているが……どんな関係だ」
「……オイラの名前はメカ亀田。あの亀田と言う男を元に作られたロボットでやんすよ」
「貴様はこの殺し合いについて何処まで知らされている?」
「ふん、オイラはオリジナルとは何の繋がりもないでやんすよ。あの男はただの踏み台でやんす」
「……つまりお前は亀田と言う男の刺客ではないと言う事か?」
「ふざけるなでやんす!
 何でこの優れたオイラが、より劣るオリジナルに尻尾を振らなければいけないのでやんすか!
 あの男にはこの会場で長年の恨みを晴らしてやるでやんすよ。
 どうでやんす、お前もオイラと一緒にアイツの鼻を明かさないでやんすか?
 手始めに、まずはこの殺し合いを止めてみるのがいいと思うんでやんすがね」

灰原はその言葉で確信する。
この男は殺し合いに対して妨げになるだろうと。
戦闘とは別の用途で作られたロボットという可能性も有るが、戦闘特化ロボットの可能性も同じくらいにある。
殺し合いを活発化させるためにも、殺し合いを否定する強者の存在は邪魔だ。
出来ることなら体力の消費や傷を負う事も考えて戦闘は最小限に抑えたかったが仕方あるまい。
灰原は刀を抜き、何も言わずにメカ亀田へと襲い掛かった。

「ちっ! いきなりでやんすか! こんな低脳だから人間と言う奴は嫌いなんでやんすよ!」
「……」

灰原は最初の一撃を避けた動きで、メカ亀田の実力にある程度のあたりをつける。
体の動かし方を見る限り、基本的な戦闘技術は灰原たちCCRのエージェントに劣るだろう。
だが、ロボットというからには人間を超えた耐久力と内臓武器があるはずだ。
逆に言えば、そこにさえ注意すれば危なげなく戦える。
そして恐らくではあるが、この男の戦い方は我流、しかも圧倒的な装備で相手を押しつぶすタイプだ。
そんな風に相手を観察しつつも、メカ亀田に向かい刀を振るう。
メカ亀田は後ろへと大きく跳躍し灰原の攻撃を避け、距離をとる。
そして、迫ってくるエネルギー弾を灰原へと向かい二つほど放つ。
灰原は一つを回避し、一つを正宗で叩き落しメカ亀田との距離を確実に詰めていく。

「鬱陶しいでやんすね!」
「…………」

メカ亀田は伸縮自在の手を伸ばし、その鋭利な爪で灰原の肩を抉ろうとする。
灰原はそれをわずかな動きで避け、メカ亀田を斬り殺すために大きく、しかし素早く日本刀を振りかぶる。
これが振り下ろされればもう終わり。灰原の袈裟斬り一発でメカ亀田の体は肩から真っ二つにされる。
戦闘開始から数分ほどしか経っていない。戦闘仕様に改造された灰原はそれほどまでに圧倒的な強さを誇っていた。

「甘いでやんす!」
「……!?」

が、メカ亀田は大きく跳躍し戻ってきた手で灰原の後ろの地面に爪をめり込ませ強引に自分の体を移動する。
さすがの灰原も意表を衝かれたのか追撃が一瞬だが遅れる。
メカ亀田はこの一瞬の間で距離をとりつつ、エネルギー弾を連発する。
と言ってもエネルギー弾にも何度も連発できるものではない、一発と一発の間には僅かではあるが時間が空く。
そのため、避け続けるのは灰原にとって簡単ではあったが、同時に避ける事しか出来なかった。
メカ亀田との距離は離れていく。
その方角が灰原の目的地である離れ島とは真逆の方角なので追撃を諦める。
エネルギー弾がなくなったころにはメカ亀田の姿は見えなくなっていた。

――――逃がしたか。

この暗闇の中で暗色の服装をしたメカ亀田を見つけ出すのは難しい。
それに先ほどはお互いに牽制が中心だったから無事なだけだ。
本気でぶつかり合えば、こちらもただではすまない。
無傷で勝てることはまず有りえない、下手をしたら命を失う。
残りの参加者がメカ亀田一人と言う状況ならまだしも、そのような博打を打つには先が長すぎる。
ならば当初の予定通りに離れ島へ向かおう。
灰原はメカ亀田が去った方向に注意を向けながらこの場を立ち去る。

全参加者中、殺し合いという場において最も優れた『モノ』は歩き続ける。
全ては生みの親である大神グループのために。
何も考えずに、ロボットであるメカ亀田よりもロボットらしく。
ただ参加者を皆殺しにして亀田の技術を大神へと持ち帰るためだけに。


【Bー8/海沿いの崖/一日目/深夜】
【灰原@パワプロクンポケット8】
[状態]:健康
[装備]:正宗@パワプロクンポケット7裏、ムチ@パワプロクンポケット7裏
[道具]:支給品一式
[思考]
基本:優勝し、亀田の持つ技術を大神へと持ち帰る
1:離れ島へと向かう
2:見敵必殺、ただし相手が複数いる場合など確実に殺せないと判断した時は見逃す

[備考]
※参加時期は不明、後続の書き手さんに任せます

【正宗@パワプロクンポケット7裏】
妖刀とも呼ばれる業物。霊にも効果があるという曰く付きの刀

【ムチ@パワプロクンポケット7裏】
安価な武器。長さもあるので攻撃手段以外でも使えるかも




  ◇  ◇  ◇  


「く、くくくく、屈辱でやんす~!」

メカ亀田は灰原が追ってきていないことを確認すると、その場で激しく地団駄を踏む。
当たり前と言えば当たり前だ。
自分は人間よりも全てにおいて優れた存在であると信じていたのに、その人間に圧倒されたのだから。
電撃バリアーがあれば、とか、ミサイルがちゃんと内臓されていれば、とか、そんなことは全く考えない。
そんなものがなくても自分は強いのだ、それは疑いようのない事実だ。
この伸縮自在の腕と、エネルギー弾さえあれば、メカ亀田にとって人間とは圧倒できる相手なのだ。
それをあの人間は覆した、しかも武器は近距離でしか使えない、もはや遺物と化した日本刀一本なのに。
ただ、正確に言えば灰原はただの人間ではない。
指揮官型として生まれた『アンドロイド』であり、更にそこから戦闘仕様として改造された男。
言うならば『戦闘のプロ』なのだが、メカ亀田はそんな事を知らないのだから関係ない。

「あの男……必ず殺してやるでやんす!」

メカ亀田にとって、灰原に抱いた怒りは先ほど立てた不殺の方針を丸投げするに十分すぎるほどだった。
ひとしきり地団駄を踏み、何とか怒りを抑えれるほどに落ち着いたメカ亀田はデイバックを開き地図を眺める。

――――ここは恐らくA-8とB-8の境界でやんすね。
    亀田とあのサングラスの男を確実に殺すためにも装備は整えておきたいでやんす。

メカ亀田は灰原に対して激しい殺意と敵意を抱いているものの、その実力は確かに認めた。
BB団という悪の組織を作り上げ世界中の国家とテロ組織にパイプを持っているメカ亀田は冷静で頭もいい。
マニアやメカという特徴に目が行きやすいが、本来メカ亀田はとても優秀なロボットなのだ。

――――そのためには人と会うことが先決でやんす。
    まずは工場に向かって、その後に北部へと向かうとするでやんすか。

メカ亀田は瞬時に方針を固め、行動を再開する。
デイバックには武器となるものがなかったのは残念だが、そこに拘っていても仕方がない。
メカ亀田は工場へと向かい、そこで装備があれば補充することにした。
自分の様なロボットのための装備はなく、首輪解除のための工具があればいいぐらいの気持ちで。


【A-8/何もない道/一日目/深夜】
【メカ亀田@パワプロクンポケット6裏】
[状態]:損傷なし
[装備]:特になし
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1~3個
[思考]
基本:『殺し合い』を失敗させた後に亀田を殺す
1:工場へと向かい、人と遭遇する。
2:脱出のために役立ちそうな人間を優先して仲間にする
3:サングラスの男(灰原)に激しい殺意と敵意

[備考]
※参加時期は不明
※メカ亀田は灰原の名前は知りません
※自動追尾ミサイルとバリアーは没収されています



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