生きるために殺し合え!◆7WJp/yel/Y
二ノ宮 金太は夢を見ていた。
夢だと直ぐにわかったのは現実ではいるはずのない、死んだはずの飼い猫、タマがいたからだ。
タマは少し前に死んだ。詳しい理由は子供の二ノ宮にはさっぱりわからなかったが、ただ思いっきり泣いた。
ずっと可愛がってきたタマが死んだことと、自分が今まで生き物を残酷に殺してきた罰が当たったのだと思い。
夢だと直ぐにわかったのは現実ではいるはずのない、死んだはずの飼い猫、タマがいたからだ。
タマは少し前に死んだ。詳しい理由は子供の二ノ宮にはさっぱりわからなかったが、ただ思いっきり泣いた。
ずっと可愛がってきたタマが死んだことと、自分が今まで生き物を残酷に殺してきた罰が当たったのだと思い。
その死んだはずのタマが目の前でたくさんの生き物に虐められていた。
夢の中とは言え二ノ宮は動いた、大事なタマを助けなければいけない、その思いで。
虐めていた生き物たちを蹴散らしてタマの体を抱える、途切れ途切れではあるが息はしている。
ふう、とため息をつききちんとした治療を受けさすためにここから立ち去ろうとする。
夢の中とは言え二ノ宮は動いた、大事なタマを助けなければいけない、その思いで。
虐めていた生き物たちを蹴散らしてタマの体を抱える、途切れ途切れではあるが息はしている。
ふう、とため息をつききちんとした治療を受けさすためにここから立ち去ろうとする。
――――……も、………な。
その瞬間、背後から聞こえてきた声に心臓が止まりそうになった。
――――よ…も、殺……な。
振り返る、そこには先ほど押しのけた生き物たちが悲惨な姿で転がっていた。
頭部と胴体が離れてるもの、羽が切り取られてるもの、口から妙な泡を吹いているもの。
それはグロテスク極まりなく小学生ならばそれこそ気絶してしまいそうな光景だ。
だが、二ノ宮はそれ以上にこの光景が恐ろしかった。
二ノ宮には、それが全て見覚えがあったのだ。
頭部と胴体が離れてるもの、羽が切り取られてるもの、口から妙な泡を吹いているもの。
それはグロテスク極まりなく小学生ならばそれこそ気絶してしまいそうな光景だ。
だが、二ノ宮はそれ以上にこの光景が恐ろしかった。
二ノ宮には、それが全て見覚えがあったのだ。
頭部と胴体が離れてる小さな生き物も、羽が切り取られてる昆虫も、口から妙な泡を吹いている害虫も。
全て、自分が殺してきた生き物だった。
全て、自分が殺してきた生き物だった。
――――よくも、殺したな。
◇ ◇ ◇
「――――!!?」
二ノ宮は飛び跳ねるように起きあがり、あまりの夢の恐ろしさに、はあはあ、と大きく息を切らす。
こんな夢を見たのは初めてだ。だけど、いつも怯えていた。
天国に行っちゃったタマがこれまで自分が殺してきた生き物たちに虐められているのではないか、と。
こんな夢を見たのは初めてだ。だけど、いつも怯えていた。
天国に行っちゃったタマがこれまで自分が殺してきた生き物たちに虐められているのではないか、と。
二ノ宮は良くも悪くも子供だった。
楽しいからみんなと一緒に野球をし、興味があるから生き物を躊躇いもなく殺す。
そんな自分勝手で毎日を楽しんでいる、どこにでもいるような子供だ。
楽しいからみんなと一緒に野球をし、興味があるから生き物を躊躇いもなく殺す。
そんな自分勝手で毎日を楽しんでいる、どこにでもいるような子供だ。
二ノ宮は呼吸が落ち着くと目をこすりながら辺りを見渡す。
おかしなことに今居る場所は二ノ宮のいつも眠っている自分の寝室でも、居眠りをしてしまう学校の教室でもない。
辺りを見渡しても真っ暗で、人がいることはわかるが薄っすらとしか見えないので、背が高い、低い、太っている、痩せている、というのはわかっても顔がはっきりとは見えないので、知り合いかどうかもわからない。
二ノ宮は不安になり地面に座り込み、そういえば先ほどから首がひんやりするなあ、と思い首に手を当てる。
おかしなことに今居る場所は二ノ宮のいつも眠っている自分の寝室でも、居眠りをしてしまう学校の教室でもない。
辺りを見渡しても真っ暗で、人がいることはわかるが薄っすらとしか見えないので、背が高い、低い、太っている、痩せている、というのはわかっても顔がはっきりとは見えないので、知り合いかどうかもわからない。
二ノ宮は不安になり地面に座り込み、そういえば先ほどから首がひんやりするなあ、と思い首に手を当てる。
「……あれ?」
首元を撫でると冷たい感触がする。両手でぺたぺたと首を触ると、タマにしていたような首輪がついているとわかる。
ただタマの首輪と違うところは、でこぼこがなく冷たいから鉄で出来ているという事だ。
何なんだろう、と首を捻りながら考えているとちょうど正面にまぶしいぐらいの光が当てられた。
上を見るとライトがそこだけついたようだ。そして光の当てられた場所には。
ただタマの首輪と違うところは、でこぼこがなく冷たいから鉄で出来ているという事だ。
何なんだろう、と首を捻りながら考えているとちょうど正面にまぶしいぐらいの光が当てられた。
上を見るとライトがそこだけついたようだ。そして光の当てられた場所には。
『ククク、機嫌は如何でやんすか?』
正面にある映画館ぐらい大きな画面で、その画面には眼鏡をかけた、妙な服装の男が映っていた。
そしてその横には巨大な人型ロボ、ガンダーロボがある。
普通のガンダーロボとは所々が違う箇所があるものの、あれは間違いなくガンダーロボだ。
あの眼鏡の男の人は無田のおじさんだろうか? 見るからにそっくりだし。
二ノ宮はそんな風に考えながらぼけっと画面を眺めていた。
そしてその横には巨大な人型ロボ、ガンダーロボがある。
普通のガンダーロボとは所々が違う箇所があるものの、あれは間違いなくガンダーロボだ。
あの眼鏡の男の人は無田のおじさんだろうか? 見るからにそっくりだし。
二ノ宮はそんな風に考えながらぼけっと画面を眺めていた。
『まずは自己紹介でやんす。オイラは時空の覇者、そして我威亜党のトップでもある、亀田と言う者でやんす』
じくうのはしゃとかがいあとうってなんだろう?
二ノ宮はまだ夢の続きなのかと思い、頬をつねる。
だが、確かに痛みがあり意識もハッキリしていることから夢ではないと気付く。
そんな二ノ宮を放って置いて亀田は口を閉じることなく喋り続ける。
二ノ宮はまだ夢の続きなのかと思い、頬をつねる。
だが、確かに痛みがあり意識もハッキリしていることから夢ではないと気付く。
そんな二ノ宮を放って置いて亀田は口を閉じることなく喋り続ける。
『お前たちにはやってもらうことがあるでやんす。何、そんなに難しいことじゃないでやんすよ。
少し――――殺し合いをしてもらうだけでやんすから』
少し――――殺し合いをしてもらうだけでやんすから』
ざわ、と亀田の言葉に周囲の人間が困惑する様子がわかる。
ある者は理解が出来ないといわんばかりに首を捻り、ある者は夢だと思ったのか寝直そうとばかりに床に寝転がり、ある者はまた別の行動を取る。
ある者は理解が出来ないといわんばかりに首を捻り、ある者は夢だと思ったのか寝直そうとばかりに床に寝転がり、ある者はまた別の行動を取る。
「ふざけるな!!!」
その中で一つ、薄暗いこの部屋に大きな怒声が響く。亀田はニヤりと笑い、声のした場所へとライトを当てる。
そこには妙な人間がいた、茶色のタイツスーツと同色のヘルメット、タイツスーツの上にはガチャガチャとした装甲が着いている。ヘルメットはフルフェイス型なので顔は全く見えない。
街で見かけたら間違いなく遠ざけて歩く危ない人にしか見えない。しかし、この状況だとまるでテレビの中の絶対無敵のヒーローのように頼りがいがある。少なくとも二ノ宮にはそう見えた。
そこには妙な人間がいた、茶色のタイツスーツと同色のヘルメット、タイツスーツの上にはガチャガチャとした装甲が着いている。ヘルメットはフルフェイス型なので顔は全く見えない。
街で見かけたら間違いなく遠ざけて歩く危ない人にしか見えない。しかし、この状況だとまるでテレビの中の絶対無敵のヒーローのように頼りがいがある。少なくとも二ノ宮にはそう見えた。
「俺はブラウン、ヒーローだぞ! ヒーローが殺し合いを許せるわけがないだろうが!」
ブラウンと名乗った男は怒りに満ち溢れた声で亀田を怒鳴りつける。
茶色のヒーロー、ブラウンは体勢を低くし、弾丸のように走り出した。
速い、二ノ宮はあっと言う間にトップスピードへと移ったブラウンを見てテレビで見たF1マシンを思い出す。
優れたF1マシンがアクセル一踏みで0から100へと移れるように、ブラウンも人間離れした瞬発力を持っていた。
直ぐにガンダーロボの手前まで来て、地面を強く踏みパンチの動作へと移る。
そのパンチは喧嘩なんて滅多にしない二ノ宮から見ても威力のありそうなパンチで、そのヒーローの姿も相まってひょっとしたらガンダーロボだって壊せるんじゃないのか、そう思わせるほどだった。
茶色のヒーロー、ブラウンは体勢を低くし、弾丸のように走り出した。
速い、二ノ宮はあっと言う間にトップスピードへと移ったブラウンを見てテレビで見たF1マシンを思い出す。
優れたF1マシンがアクセル一踏みで0から100へと移れるように、ブラウンも人間離れした瞬発力を持っていた。
直ぐにガンダーロボの手前まで来て、地面を強く踏みパンチの動作へと移る。
そのパンチは喧嘩なんて滅多にしない二ノ宮から見ても威力のありそうなパンチで、そのヒーローの姿も相まってひょっとしたらガンダーロボだって壊せるんじゃないのか、そう思わせるほどだった。
『ガンダーバリアー! でやんす』
「なっ!?」
「なっ!?」
が、そのパンチは突然現われた黒と黄色が交じり合った壁に遮られ、ビチビリ、という派手な音共にブラウンは地面に腕を押さえながら倒れこんだ。
「ぐう……!」
『ガンダーバリアー、オイラの作ったガンダーの武装の一つでやんす。
素手で殴ったら拳が焼けるのは当然でやんす。さあ消えるがいいでやんすよ、ヒーローの一員!』
『ガンダーバリアー、オイラの作ったガンダーの武装の一つでやんす。
素手で殴ったら拳が焼けるのは当然でやんす。さあ消えるがいいでやんすよ、ヒーローの一員!』
ピカ、とガンダーロボの目が光りビームが出る。ビームはブラウンへと当たり生きたまま焼殺していく。
「ぐわああああああああ!!!」
ジュワ、という音と焦げるような臭いが周囲に立ち込める。
まだ別の武器もあるはずだ、それこそ一瞬でブラウンの命を奪える武器が。
亀田は敢えてそれをしない。時間がかかるビームによる焼殺を選んだ。
ビームを当て続ける。ブラウンが動きを止めるまで、いや止まっても当て続け、長時間に渡ってブラウンを苦しめる。
そのことが亀田の残虐性を何よりも物語っている。
永遠とも思えるほど長い時間当て続け、ようやくビームが消える。だがブラウンはピクリとも動かない。
二ノ宮には理解できた、ブラウンが丸まって動かない姿から自分がレンズを使って焼き殺した蟻を思い出したからだ。
ガンダーロボと亀田の恐ろしさをこれ以上となく見せ付けられ、誰もが押し黙る。
亀田はそんな光景を見て冷酷に顔を歪ませて口を開く。
まだ別の武器もあるはずだ、それこそ一瞬でブラウンの命を奪える武器が。
亀田は敢えてそれをしない。時間がかかるビームによる焼殺を選んだ。
ビームを当て続ける。ブラウンが動きを止めるまで、いや止まっても当て続け、長時間に渡ってブラウンを苦しめる。
そのことが亀田の残虐性を何よりも物語っている。
永遠とも思えるほど長い時間当て続け、ようやくビームが消える。だがブラウンはピクリとも動かない。
二ノ宮には理解できた、ブラウンが丸まって動かない姿から自分がレンズを使って焼き殺した蟻を思い出したからだ。
ガンダーロボと亀田の恐ろしさをこれ以上となく見せ付けられ、誰もが押し黙る。
亀田はそんな光景を見て冷酷に顔を歪ませて口を開く。
『そんなに怯える必要はないでやんすよ、オイラと殺し合いのルールに逆らわなければ殺しはしないでやんす。
従うルールも単純、互いに殺し合う、というだけでやんすから。
もちろん必要な情報は与えるでやんすよ、6時間に一回、会場全域に聞こえる『放送』を行うでやんす。
その放送の内容は主に二つ、放送と放送の間に死んだ人間と『禁止エリア』、という位置の報告でやんす。
禁止エリアについての詳しい説明は後回しにするでやんすが、簡単に言うと進入してはいけないエリアでやんすよ。
ああ、それから殺し合いの優勝に見合う『賞品』として、特別に願いを一つだけ叶えてあげるでやんすよ。
例え願いの内容が巨万の富でも、巨大な力でも、永遠の命でも、自分自身の国でも、何でも叶えてあげるでやんす』
従うルールも単純、互いに殺し合う、というだけでやんすから。
もちろん必要な情報は与えるでやんすよ、6時間に一回、会場全域に聞こえる『放送』を行うでやんす。
その放送の内容は主に二つ、放送と放送の間に死んだ人間と『禁止エリア』、という位置の報告でやんす。
禁止エリアについての詳しい説明は後回しにするでやんすが、簡単に言うと進入してはいけないエリアでやんすよ。
ああ、それから殺し合いの優勝に見合う『賞品』として、特別に願いを一つだけ叶えてあげるでやんすよ。
例え願いの内容が巨万の富でも、巨大な力でも、永遠の命でも、自分自身の国でも、何でも叶えてあげるでやんす』
亀田の軽い調子の言葉も恐怖を増す材料にしかならない。
どんなに魅力的な『賞品』を上げられても目前に死があればみんな怯える。
だが、二ノ宮は一歩前に出た。
どんなに魅力的な『賞品』を上げられても目前に死があればみんな怯える。
だが、二ノ宮は一歩前に出た。
「お、俺は嫌だ!」
自分の心を奮い立たせるように大声で叫ぶ。
その声に全員の視線が集まり、亀田は不快そうに片方の眉を吊り上げながら二ノ宮にライトを当てる。
二ノ宮は亀田の鋭い目つきに足が震えるほどの恐怖を覚える。
しかし泣き出しそうなほど目を潤ませていても、後ろに下がることはしない。
その声に全員の視線が集まり、亀田は不快そうに片方の眉を吊り上げながら二ノ宮にライトを当てる。
二ノ宮は亀田の鋭い目つきに足が震えるほどの恐怖を覚える。
しかし泣き出しそうなほど目を潤ませていても、後ろに下がることはしない。
『……馬鹿なガキでやんすね、ついさっき言った事も覚えられないんでやんすか? それとも理解出来てないんでやんすか?
逆らわなければ殺さない。つまり、逆らったら殺す、こういうことでやんすよ』
逆らわなければ殺さない。つまり、逆らったら殺す、こういうことでやんすよ』
亀田は不快感を隠すことなく声に表す。
その声は背筋が凍るほど恐ろしく、ピクリとも動かないブラウンの姿が二ノ宮の目に映る。
それでも二ノ宮は亀田と向き合う、二ノ宮は我慢が出来なかった。
その声は背筋が凍るほど恐ろしく、ピクリとも動かないブラウンの姿が二ノ宮の目に映る。
それでも二ノ宮は亀田と向き合う、二ノ宮は我慢が出来なかった。
「こ、殺すのは、駄目だ。人を殺すのも生き物を殺すのも、悪い事だ」
『……ちょうど良いでやんすね。
ガンダーの戦闘力を見せてもまだ歯向かう人間がいると言うのなら、もう一つのを見せてやるでやんすよ』
『……ちょうど良いでやんすね。
ガンダーの戦闘力を見せてもまだ歯向かう人間がいると言うのなら、もう一つのを見せてやるでやんすよ』
亀田は吐き気がするほどの歪んだ笑みを顔に貼り付ける。
二ノ宮は情けなく泣き出しそうになりながらも亀田から目を逸らさぬよう必死に睨みつける。
二ノ宮は情けなく泣き出しそうになりながらも亀田から目を逸らさぬよう必死に睨みつける。
『ピー、ピー』
「? え?」
「? え?」
そんな中、銀色に輝く首輪が音を発する。二ノ宮はいきなりのことで戸惑いながら首輪を触る。
『ふふ、それが首輪の意味でやんすよ。先ほど言った『禁止エリア』に踏み込むと、爆発するでやんす』
『――――爆発まで30秒です』
「……え?」
『今回は禁止エリアに踏み込んではいないでやんすけど、首輪の機能の説明でやんすからね。特別でやんす』
『――――爆発まで30秒です』
「……え?」
『今回は禁止エリアに踏み込んではいないでやんすけど、首輪の機能の説明でやんすからね。特別でやんす』
……30秒? 一体何が? いや、あのおじさんと首輪は言った。何を言ったっけ?
二ノ宮の頭はパニックになる。冷静に考えることなんて出来ない。
『お前は死ぬんでやんすよ、幸せでやんすね、お前は。
突然死ぬでもなく、何年も死に怯えるわけでもなく、30秒というちょうど良い時間で死ぬんでやんすから。
どうしたでやんすか? もっと喜ぶでやんすよ! おっと、残り10秒になったでやんすかね?』
突然死ぬでもなく、何年も死に怯えるわけでもなく、30秒というちょうど良い時間で死ぬんでやんすから。
どうしたでやんすか? もっと喜ぶでやんすよ! おっと、残り10秒になったでやんすかね?』
――――死ぬ……? 俺、死んじゃうのか?
不思議なほど納得が出来た。こんな殺し合いに連れて来られて、生き残る術すら残されずに、死んでしまう。
それは自分の今までのしてきた行いから考えると当然だとも思えた。
それは自分の今までのしてきた行いから考えると当然だとも思えた。
『残り5秒です、4、3、2、1』
ただ、自分はタマと同じ天国にはいけないんだろうなあと思いながら。
ボゴン、と間抜けな音が響き渡って、二ノ宮の首と胴体は永遠に離れてしまった。
二ノ宮がタマと同じ天国にいけたかはわからない。
ボゴン、と間抜けな音が響き渡って、二ノ宮の首と胴体は永遠に離れてしまった。
二ノ宮がタマと同じ天国にいけたかはわからない。
◇ ◇ ◇
誰も彼もが二ノ宮の死体を眺めている。
それは顔を青ざめながら見るものもいれば、何の感慨も抱かずに冷たい目で見るものもいる。
いずれにせよこれで始まった。亀田の目的である、『バトルロワイアル』が。
それは顔を青ざめながら見るものもいれば、何の感慨も抱かずに冷たい目で見るものもいる。
いずれにせよこれで始まった。亀田の目的である、『バトルロワイアル』が。
『再確認したでやんすか? オイラに逆らえばどうなるか。
武器は支給するでやんすから精々頑張って殺しあうでやんすね。
正面から殺すのも、背後に回り殺すのも、遠くから狙撃で殺すのも、言葉巧みに騙して殺すのも自由でやんすよ。
武器は支給するでやんすから精々頑張って殺しあうでやんすね。
正面から殺すのも、背後に回り殺すのも、遠くから狙撃で殺すのも、言葉巧みに騙して殺すのも自由でやんすよ。
さあ――――生きるために殺し合うでやんす』
【ブラウン@パワプロクンポケット7 死亡】
【二ノ宮 金太@パワポケダッシュ 死亡】
【二ノ宮 金太@パワポケダッシュ 死亡】
主催
【亀田@パワプロクンポケット裏サクセスシリーズ】
【我威亜党@パワプロクンポケット7裏】
【亀田@パワプロクンポケット裏サクセスシリーズ】
【我威亜党@パワプロクンポケット7裏】
【残り 58人】
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