レアリティ
概要
カード毎に公式が設定した、希少性を示すもの。
それぞれ、1box200枚中に封入されている「枚数」が決まっており、レアリティが上位になるほどその封入枚数は少なくなる。
また、カード毎の価値をユーザー間で示す場合にも用いられる。
その場合には、公式で設定されたレアリティを加味しつつ、入手難易度によってその価値は変動する。
小難しく言わずに、わかりやすく一言で言い表すとすれば「みんなの欲しい度合い」となる。
みんなが欲しいと思えばカードの価値は高まり、みんなが欲しいと思わなければカードの価値は低くなる。
レアリティ解説
通常のレアリティ
N(ノーマル)
すべてのシリーズに存在するレアリティ。
一番低いレアリティであり、最も多くのカードが存在し、最も世の中に存在する総数が多い。
トレードにおいては基本的にN同士のトレードや、やや価値に差のあるPS同士、S同士のトレードにおいて微調整に用いられることが多い。
なお、Nの中にも価値の高いカードは複数存在する。
例えば、プリキュアカードでチーム全員が描かれたものは人気の高いカードであり、Sに近い価値を持つ場合がある。
シリーズによって加工は異なる。
初期のシリーズでは、印刷のみで特殊なシートなどで加工されていない。
後のシリーズになり、特殊な水玉模様のある透明なシートが上から貼られる。
PR(プリレア)
「ドリームライブシリーズ」で収録されているレアリティ。
他シリーズの「S」や「R」に相当する。
CR(キュアレア)
うたって!プリキュアドリームライブで収録されているレアリティ。
位置としてはやや特殊で「S」と「PS」の間に位置する。
唯一の「中間レアリティ」と「最高レアリティ」の間のレアリティである。
ホロ加工と呼ばれる、背景などイラストの一部が光る加工がされている。
MR(ミラクルレア)
CRとほぼ同様のホロ加工がされている。
また初期弾(
1stライブ・
2ndライブ)と後期弾(
3rdライブ以降)では背景に描かれたハートなどの模様の加工が異なっている。
初期弾では背景の模様に横線が入る加工が、後期弾では背景の模様がPRで用いられている箔押し加工がされている。
Special(スペシャル)
GoGoドリームライブ!で収録されているレアリティ。
同シリーズの全弾を通した最高レアリティに位置し、他シリーズの「PS」や「RR」に相当する。
ホロ加工と呼ばれる、背景などイラストの一部が光る加工がされている。
S(スペシャル)
「ドリームダンスシリーズ」「オールスターズシリーズ」で収録されているレアリティ。
他シリーズの「PR」や「R」に相当する。
Nに星や文字などが箔押し加工されている。
PS(プリキュアスペシャル)
「ドリームダンスシリーズ」「オールスターズシリーズ」で収録されているレアリティ。
同シリーズの全弾を通した最高レアリティに位置し、他シリーズの「MR」や「RR」に相当する。
Sの箔押し加工に加え、ホロ加工が施されている。
PRC(プリカード)
HCシリーズで収録されているレアリティ。
非常に特殊なレアリティであり、このレアリティの収集難易度は非常に高い。
後述仕様のため、「イラスト面の剥がされていない完品」の状態のカードが少なくなってしまっている。
特に当時のコレクター以外が入手したこのレアリティのカードは十中八九シールが剥がされてしまっていると言っても過言ではない。
イラスト面がシール状になっており、透明シート加工や箔押し加工は一切されていない。
裏面はプリカードとなっており、おもちゃと連動している。
R(レア)
「パーティシリーズ」で収録されているレアリティ。
他シリーズの「PR」や「S」に相当する。
PP01から
MP03まではキャラクターを除くイラストのほぼ全面にやや凹凸のあるレリーフ加工が施されている。
MP04・
MP05ではSとほぼ同様の特殊なシートと箔押し加工が施されている。
RR(ロイヤルレア)
「パーティシリーズ」で収録されているレアリティ。
同シリーズの全弾を通した最高レアリティに位置し、他シリーズの「MR」や「PS」に相当する。
背景にホロ加工が施され、さらにキャラクターの身につけている装飾の一部にやや凹凸あるレリーフ加工が施されている。
特殊なレアリティ
DR(ドリームレア)
2ndライブに登場する、1種のみ存在する特殊なレアリティ。
後にも先にも1種しか存在しないレアリティはこのレアリティのみである。
「PR」とほぼ同等である。
しかし、
Yes!プリキュア5のメンバーの色に相当する5色の箔押し加工が施されている。
GR(GoGoレア)
4thライブ・
5thライブに登場する特殊なレアリティ。
非常に特殊なカードであり、紙ではなく透明なプラスチック製カードにプリキュアが描かれている。
この弾のみ最高レアリティが「MR」ではなくこのレアリティとなる。
カードの素材自体が異なり、透明なプラスチック製カードとなっている。
背景は透明であり、表面にはプリキュアの正面が、裏面にはプリキュアの背面が描かれている。
PP(プリキュアプリンセス)
スマイル04に登場する特殊なレアリティ。
基本的に「S」「PS」に間に位置するレアリティとなっている。
「S」とほぼ同等である。
しかし、金と銀の2色のホロ加工が施されている。
A(キュアエースコレクション)
#04に登場する特殊なレアリティ。
レアリティは「A」であるが、実際には「S(スペシャル)のA」(便宜上A(S)と表記)と「PS(プリキュアスペシャル)のA」(便宜上A(PS)と表記)の2種類が存在する。
大きく「A」が箔押しされている。
レアリティは「S」「PS」それぞれと同等となる。
「A(S)」は「S」と同等加工であるが、箔押しの色が赤となっている。
「A(PS)」も「PS」と同等加工であるが、さらに赤色の箔押し加工が追加されている。
SPR(スーパープリキュアレア)
#05・
#06に登場する特殊なレアリティ。
「PS」の上位のような名称であるが、実際の封入率は「PS」と同等である。
「PS」の箔押しがピンク色となっている。
また背景の一部の箔押しが「PS」と同じ金色となっている。
CP(キャンペーン)
HC04及び「まほうのパーティ」で登場する特殊なレアリティ。
その立ち位置や加工は弾によって異なる。
AC(オールスターズキャンペーン)
MP05に登場する特殊なレアリティ。
すべてのチームに存在し、全13種存在する非常に人気の高いレアリティ。
基本的には「RR」と同等である。
しかしながら、背景の色使いのため、非常にカラフルに仕上がっている。
その他
PR(プロモカード)
すべてのシリーズに存在するレアリティ。
筐体からは排出されず、イベント配布や他商品へ付属していたりと多岐にわたる。
シート加工のあるもの、箔押しのあるもの、なにも加工されていないものなど物によって大きく異なる。
S+H/PS+H(オールスターズヒロインキャンペーン)
#01に登場する特殊なレアリティ。
言ってしまえば、各チームの所謂「ブラック枠・ピンク枠・主人公枠」のカードのS・PSである。
カードの価値を決定する要因
先ほど述べた通り「みんなが欲しいと思う」ことがカードの価値を高める要因となる。
それを加味し、カードの価値を決定要因を列挙すると以下の通り。
- 公式で設定されたレアリティ
- 加工の綺麗さ
- 希少性
- 1boxの封入枚数
- 弾内の収録種類数
- キャラクター人気
- イラスト人気
公式で設定されたレアリティ
公式で設定されたレアリティは非常にわかりやすい指標である。
そのため、多くのコレクターがこのレアリティを基本として考え、トレードなどを行う。
また、高レアリティであればホイル加工や箔押し加工など、装飾が美しくなる点も人気の出る点と言える。
希少性
「世の中に出回っている総数」が少なければ、もちろんカードの価値は高まる。
単純に、世の中に10,000枚あるカードと世の中に5,000枚あるカードでは、もちろん後者の方が「世の中に出回っている総数」が少ないため価値が高い。
非常にわかり易い例は「PAプロモ14:おはなばたけドレス(花咲つぼみ)」であろう。
このカードは「世の中に最高1,000枚」しか存在しないことが明示されているため非常に高いレートで取引されている。
これはプロモカードの例であるが、通常排出のカードは基本的に同じレアリティであれば収録弾が異なっていたとしても、その価値は同等であると考えて良い。
印刷総数は多少なりとも変動していると思われるが、価値に直接結びつくほどの差はないためである。
ただし、収録の内容によってはその価値が変動する場合はある。
例えば
スマイル04弾のSは、世の中に出回っているカードが多いためか、他の弾のSよりも低めの価値となっている。
また、弾によっては「PP」「CP」といったような「特殊なレアリティ」が封入される場合がある。
それらはおおよそ、中間位のレアリティ(例:S)と最高位のレアリティ(例:PS)の間から最高位のレアリティと同等程度のレアリティとなるが「世の中に出回っている総数」が大きく変わる場合、その価値は大なり小なり変動する。
単純に「封入枚数が1box中10枚」に対し「収録種類数が5種」であるものと「収録種類数が10種」のものがあった場合、後者の方が特定のカードが出にく「世の中に出回っている総数」が少なくなり各カードの価値が倍近くなる。
例えば
MP05のACについては、1boxに対する封入枚数は少なくないものの、全13種であるため、それぞれの価値が高まっている。
キャラクター人気・イラスト人気
それ以外の要因としては、キャラクター人気やイラスト人気もある。
これらは例えレアリティが低いNであったとしても、イラスト人気の高さややコレクターの価値観によってはSと同等の価値を持つ場合がある。
なお例え人気キャラクターのコレクターでなかったとしても、そのコレクターとの取引で用いることができる場合があるため、価値の意識は共有できる。
リンク
最終更新:2025年04月17日 00:52