京浜製鉄川崎硬式野球部(けいひんせいてつかわさきこうしきやきゅうぶ)は、神奈川県川崎市を本拠地とする社会人野球の企業チームである。
運営母体は大手高炉メーカーの京浜製鉄(本社、東京)。
概略
1953年に『横川製鉄硬式野球部』として創部。
1972年には母体である横川製鉄が、業界再編の動きを受け首都製鋼、極東鋼管との三社合併を発表。京浜製鉄が発足。
発足に伴い、横川製鉄硬式野球部も首都製鋼野球部と合併して(極東鋼管野球部は1966年に解散している。)『京浜製鉄硬式野球部』となった。
2002年に『京浜製鉄川崎硬式野球部』と改称した。
- 特に男子部が伝統的に強打の名門チームとして名を知られており、近年はやや低迷しているものの過去2度の全国制覇を果たすなどの実績がある。
- 一方で女子部は度々休部を挟みながら何とかその命脈を保っている状態であったが、2012年の内山田新監督就任を境に徐々に成績が上向くようになり、2017年度大会では初の社会人選手権4強進出を果たした。新監督となって以降、非常に細かい継投を行う事で知られている。
- 川崎臨海製鉄所の敷地内に専用のグラウンドを所有し、練習試合等もそこで行う。
- 2000年以降、地域との交流や社会貢献活動に特に力を入れている。その幅は野球教室や病院訪問、清掃から募金活動と広い。
- 同社吹奏楽部は全国コンクール金賞常連の強豪として名を知られており、その独特の応援には一部の熱狂的なファンがついている。
- 本業の不振から野球部の存廃については度々議論がなされてきたが、2020年1月下旬、近年の好成績とプロ選手輩出実績に鑑み、当面の存続と設備の更新を正式決定した。
- 投手コーチの吉住智恵は現役時代にスライダーを武器とするリリーバーとして活躍した。その為、横方向の変化球を持ち球とする投手が多い。
出身選手
最終更新:2021年01月18日 01:09