横浜アクアマリンズ(よこはまアクアマリンズ、英語:Yokohama Aqua-marines)は、PGBに所属する日本の女子プロ野球球団。
本拠地は神奈川県横浜市の横浜スタジアム。
概要
チーム名 |
横浜アクアマリンズ |
創設年度 |
2012年 |
加盟リーグ |
マーメイド・リーグ |
チーム名遍歴 |
横浜アクアマリンズ(2012-) |
フランチャイズ遍歴 |
神奈川県(2012-) |
本拠地 |
横浜スタジアム |
キャパ |
34,046人 |
監督 |
ジャスミン・R・ミュラー |
リーグ優勝回数 |
4回 |
リーグ優勝 |
2012、2013、2018、2021 |
日本一回数 |
1回 |
日本一 |
2012 |
ユニフォーム |
リンク |
歴代監督
球団の歴史
2012年
2013年
2リーグ分立の際に広島、
熊本シルフィードとともにマーメイド・リーグに参加。
開幕戦こそ広島相手に4-5で落としてしまうが、序盤に4連勝を記録するとその後は首位をひた走る。中盤は2位以下と肉薄していたが終盤に首位固めを行い、10月9日の広島戦で4-0と勝利し優勝を達成。続くチャンピオンシップでは初戦こそ勝利するものの、2戦目以降は東京に連敗。日本一の座を逃した。
剣崎巴が最多奪三振、
烏丸由紀が最多セーブ、
池咲綾花が首位打者・最多安打、
豊川結華が打点王のタイトルを獲得している。
オフに烏丸が退団。剣崎、
廖美花、
四之宮真帆との交換トレードで
福岡クローネから
真喜城遙を獲得。また
クラリス・リーを東京へ、
ナスターシャ・海堂を熊本へそれぞれ放出している。
ドラフトでは1位で
大野聖陵高の
野村友梨奈を指名している。
2014年
開幕戦は広島を相手に2-4で敗戦。その後開幕3連敗を喫するが、すぐに3連勝で巻き返し借金を一時は完済。5月以降は安定した戦いぶりを見せ首位を独走する広島を相手に粘ったが、7月中旬の3連敗でもたついた隙に熊本に逆転を許し最下位に転落。7月以降は2連勝が1回のみと苦戦を強いられ、首位広島と7.5ゲーム差をつけられ最下位に沈んだ。
個人タイトルは
馬家壮が最多奪三振を獲得している。
ドラフトでは広島・熊本との競合の末
ヴェイクロニア州立大学の
アレックス・トライアンファスの交渉権を獲得。
2015年
開幕戦は熊本を相手に10-3で快勝するものの序盤は勝率5割前後を推移する。14節からの4連敗で借金生活が長引いた間に首位広島とのゲーム差が広がった。後に7連勝をマークし借金を完済して広島との優勝を争いを演じ、一時は首位に躍り出るなど奮闘を見せた。しかし7連勝の後2連敗、3連敗と痛い連敗を繰り返し、その間3連勝を2回マークした広島に再び差を広げられて2年ぶりの優勝はならなかった。
個人タイトルは
法条径が最多勝、川浜が最多奪三振、
三柴由佳理が首位打者、アレックスが本塁打王・打点王、和泉が最高出塁率をそれぞれ受賞している。
シーズン終了後に
広岡慈水が監督を退任、後継に
鞍馬桃々子が就任。
佐々羅玉響、
透野紗々恵が現役引退。野村を福岡へ放出、東京・大阪との三角トレードでは善行寺を大阪へ放出、
柳生十兵衛を東京から獲得している。
ドラフトでは5球団競合となった
名古屋スターオブコマンドの
甘楽氷柱を引き当て、獲得している。
2016年
大阪との交流戦でシーズンが開幕。連勝スタートを飾ると、法条、川浜、甘楽らを擁する投手陣と、豊川、和泉が牽引する重量打線を武器にその後も安定したペースで勝ち星を積み上げ首位を堅持。しかし、シーズン終盤に失速すると追い上げてきた熊本に一気に差を詰められ、33、34節の直接対決で連敗し首位陥落。立て直せないまま熊本に引き離されリーグ優勝を逃した。なお、最終戦のPGB史上初の球団通算100勝を達成した。
個人タイトルでは豊川が本塁打・打点の二冠に輝き、川浜が最多勝を獲得した。だがシーズン終了後、分配ドラフトで豊川、甘楽、
山元茜、
囲奈々子が名古屋へ。法条、
柳生十兵衛、
真喜城遥が札幌へ移籍。さらに大阪とのトレード(
馴馬龍子+金銭)で
伊達成実と
唯川葉子が去るなど主力クラスの退団が相次いだ。代わりに馴馬の他、福岡から
諸星美唯、広島から
左田凛が移籍したほか、新人ドラフトでは社会人
七十一銀行の
白嵜涼莉を1位指名した。
2017年
2018年
前年に続き札幌を相手取った開幕戦。開幕投手は
釜石唯。初回に3点こそ入れられるが終盤逆転し、5-3で勝利。開幕4連勝ながらも、そこからは終盤の4連敗までは大きな連勝連敗もなく、最終戦手前まで優勝争いがもつれる展開に。なんとか逃げ切りリーグ優勝を決めた。
プレーオフでは中盤に3点を入れるが、終盤に2点を入れ猛追する札幌を振り切り、3-2で勝利。2013年以来のチャンピオンシップへと進出を果たした。
チャンピオンシップ、第1戦は両先発の死闘の後、0-1のサヨナラで落としてしまう。
続く第2戦も終盤に追い上げを見せるが及ばず。2度目の日本一とはならなかった。
個人タイトルでは
羽田色が最多奪三振(80奪三振、PGB記録タイ)、
右川優が首位打者(打率.364)、最多安打(56安打)、最高出塁率(.407)を獲得。
桜葉ジュンがマ・リーグ最優秀新人、
羽田色がマ・リーグMVPを受賞した。
シーズン終了後には
高垣渚・
村雨朋絵・
牧野佑奈・
アレックス・トライアンファス・
岩本陽奈の5選手が退団、引退。広島の
犬養晴陽を
アニス・ホワイト、
仁科ベティとのトレードで、札幌の
海月ミシェルを
ルイーセ・オーシェト、
小瀬村早夜とのトレードで、東京の
立花涼風、
空恩院馳流を
栗崎万里、
久慈友貴奈とのトレードでそれぞれ獲得。ドラフトでは
信濃大の
風越莉羅を1位指名した。
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年
2024年
・1月21日にドラフト会議を実施。
広瀬絵美、
椎名海心、
奥寺都の3名が横浜アクアマリンズに入団した。
・シーズンを2位で終える。3年連続で札幌ホワイトエンジェルスの優勝を許す結果となった。オフに
藤山瑠衣香氏をGMに迎え入れ、彼女主導でのチーム作りを開始。
・この年限りで
エレナ・スキャパレリ監督が退任し、球団代表に就任。後任として、
ジャスミン・R・ミュラー氏が監督に就任。
・かつて福岡クローネで活躍した
高島加奈恵氏が、トレーニング&育成コーチとして加入した。
・
永井愛梨、
矢作郁慧の2名がFA宣言。永井は東京フレイズへ、矢作は広島レッドリーブスへそれぞれ移籍した。人的補償として東京より
宇迦乃美都、広島より
馴馬龍子がそれぞれ加入した。
・福岡クローネからFA宣言していた
小山内まひろが加入。人的補償として
馬殿朋美が福岡へ移籍した。
・東京フレイズとトレードを実施。
高丘榛名が加入し、
饗庭彩が東京へ移籍した。
・名古屋Cキャッツ、札幌ホワイトエンジェルスと三角トレードを実施。
櫻井茉央が名古屋から加入し、
エリカ・クロフォードが札幌へ移籍した。
・
広瀬絵美の背番号変更を実施。「8」→「17」に変更となった。
・
宮島アキラが最多打点(35点)・最多安打(55本)を記録。
2025年
チーム成績・記録
年度別成績
年度 |
順位 |
試合 |
勝 |
負 |
分 |
勝率 |
2012 |
1 |
40 |
23 |
13 |
4 |
.639 |
2013 |
1 |
40 |
20 |
15 |
5 |
.571 |
2014 |
3 |
40 |
17 |
20 |
3 |
.459 |
2015 |
2 |
40 |
21 |
19 |
0 |
.525 |
2016 |
2 |
40 |
19 |
19 |
2 |
.500 |
2017 |
4 |
40 |
14 |
25 |
1 |
.359 |
2018 |
1 |
40 |
19 |
19 |
2 |
.500 |
2019 |
2 |
40 |
20 |
17 |
3 |
.540 |
2020 |
2 |
40 |
22 |
18 |
0 |
.550 |
2021 |
1 |
40 |
30 |
9 |
1 |
.769 |
2022 |
2 |
40 |
20 |
19 |
1 |
.513 |
2023 |
2 |
40 |
21 |
17 |
2 |
.553 |
2024 |
2 |
40 |
19 |
21 |
0 |
.475 |
通算:13年 |
520 |
246 |
210 |
24 |
.539 |
タイトル
- 優勝:4回(2012年、2013年、2018年、2021年)
- 日本一:1回(2012年)
歴代開幕投手
チームの特徴
- チーム名は水のラテン語名「aqua」と海の「marine」を組み合わせた、チームが本拠地を置く港町横浜をイメージしたもの。
- ここ数年は球界屈指の強力打線が特徴となっている。ジャスミン・R・ミュラー監督も「打ち勝つ」チームを継続する方針である。
- 反面、守備力や機動力が課題となっている。藤山瑠衣香GMとジャスミン・R・ミュラー監督がどうやって課題を解消していくか、気になる所だ。
所属選手
コーチ・スタッフ
投手
捕手
内野手
外野手
OG選手
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行
監督・コーチ
最終更新:2025年05月29日 00:43