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そもそも、自走するクルマが普及してしまってはモータースポーツが成り立たなくなる。
モータースポーツは『もともと自走するものをわざわざ運転させるスポーツ』という風に、われわれが乗っている市販車両とレース車両は全くかけ離れてしまうのであろうか。
モータースポーツの醍醐味は、GTカーレース、ツーリングカーレース(市販のスポーツカーなどをベースに、レース用に改造した車両で競うスポーツ)にあると私は考えている。
速く走るために不必要なものを全て取り払われ、派手にカラーリングされたレース車両には何とも言えぬカッコよさがある。
街角で見かける普通のクルマが徹底的な改造を施されてサーキットを駆け抜ける姿、これこそがモータースポーツではなかろうか。
さらに、レースに優勝したクルマは売れる。
1964年5月の第2回日本グランプリレースのツーリングT-Ⅴクラスでプリンス・スカイラインは1位~8位までを独占した。
さらには、グランドツーリングGT-Ⅱクラスで急遽ポルシェがカレラ904GTSという本格スポーツカーを投入したが、結果的には勝つことはできなかったものの、7週目のヘアピンでポルシェを抜き去った。
このような快挙を成し遂げたスカイラインは売れに売れた。
当初、プリンスはスカイラインを100台生産し90数台を販売したが、あっという間に売れ、5年間に13万台も売れた。
その後プリンスは日産と合併し、伝説の名車『スカイライン2000GT-R』俗に言われるハコスカをレースに投入する。
スカイライン2000GT-Rは、1989年5月JAFグランプリのデビュー以来2年10ヶ月で通産50勝を成し遂げたのはあまりに有名である。
ハコスカは前モデル以上に売れ、私の叔父曰く「一時はカローラみたいに誰しもハコスカに乗っていた」そうだ。
このように、レースは大きな宣伝効果を生み出す。
もしレースに市販車両が使用されなかったらどうなるであろうか。
自走する無人車両をレースに投入するほど自動車会社もバカではあるまい。
参考文献
カテゴリ: [クルマ] - &trackback() - 2006年02月06日 17:34:55