レヴィルト・アストラージュ

種族:人間?
性別;男
年齢:不明(外見年齢20代前半)
身長:187cm
体重:79kg
クラス:神殺し、流浪の旅人
属性:虚無属性  属性均衡:ニュートラル
戦闘スタイル:オールラウンダー
イメージCV:森川 智之

装備:魔刃『終焉螺旋』、神殺しの装束

「……良かろう。お前が望むというならば、私は全力でお前を相手をする」

説明

常に黒衣に黒ブーツ、黒マント姿の、漆黒の長い髪と真紅の瞳が印象的な青年。性格は寡黙であまり物事を語るタイプではないものの、面倒見はいい。
超人的…という形容すら生温い戦闘力、ありとあらゆる特性に秀で、概念適応体クラスの存在相手ですら、防衛戦レベルの戦闘を可能とするだけの力を持つ。
アシェル・ネイヴス・アストレーテの義兄。
ヴェゼル・グランツメルキア・レーテ・グランツエルエデンコキュータス・T・アイジェイジ椚康隆とは旧き時代からの旧友であり、宿敵。彼らとは幾度と無く共闘し、時には敵対してきた。
始原魔の面々とは、全員最低一度は剣を交えている。また、彼らにはゾディアク封印の際に手を貸していたようだ。

実は黄昏の時代よりも尚旧き世界より、神々や悪魔を殺戮し続けてきた、神族魔族にとって禁忌とされてきた男。
通常、それほどの存在ともなると、世界の何処かに何かしらの伝承に残るものである。だが、人間や獣人、エルフ等が語る伝承には、彼に関する記述は何一つとして残っていない。
実の所、その強さが逆に仇となってしまい、その時代に存在する者達の恐れから、『一切の伝承を残さない』という形で存在を隠蔽された数少ない例。
ただし、神々や魔族の間ではごく一部で『神殺し』の伝承として残っており、また、彼の存在を知らずとも、彼に対する恐怖は既に遺伝子レベルで残っている。それ故、神に属する者、叉は魔に属する者は、彼に対して根源的な恐れを抱く性質が残ってしまっている。

そんな彼の正体は、始原世界に於ける最大の王族、アトゥリアス王国の第一王子。リュステイト・フェルナ・アトゥリアスの弟であり、ルビア・セラフィスアイディーリア・エル・アトゥリアスにとっては兄に当たる。
真名を『レヴィルト・アルセリーテ・アトゥリアス』。ルヴァリオ・グラム・アトゥリアスと一人の側室との間に産まれた者であり、アイディーリアのプロトタイプの一つとして造り出された決戦存在。
だが肉体面は兎も角、特殊能力の方面で期待値の性能を発揮出来なかった為に失敗作とされた。
その後、王位継承権を剥奪された彼は故郷を捨て、剣聖ディアン・ブライトと出会い、彼の弟子となる形で、共に各地を巡る旅に出る。その旅は、遠く離れた祖国にてアイディーリアがLast One Stangingと融合して、世界を砕き去るまで続いた。
始原世界崩壊。その折にディアンと離れ離れになった彼は、次の世界の創世の後、自らの肉体の異変に気付く。明らかな致命傷を負っても、それこそ魂や肉体が完全に消し飛んでも、遠からず完全に再生してしまう自身の存在。
彼はその異変を解決する為、各地を巡り、伝承や伝説、その他様々な解決手段を模索した。それだけに留まらず、神々に挑み、或いは協力を求め、自身の消滅を求めた。
だがそれすらも、彼の異変を解決するには至らなかった。
そもそも彼という存在は、始原世界崩壊の折にアカシックレコードから記述が消えていた。その為、死という概念を失った彼が死ぬという事は、それこそ『死』の概念を直接刻む手段を以ってしか有り得ない。
死ねない…その事実に絶望した彼は、狂気に身を任せて数多の生命、及び神や魔を殺戮し続けた。その果てに残ったものは、『魔王』『神殺し』『殲滅鬼』という二つ名のみ……。
何時しか狂気すら通り越していた彼は、当ての無い目的の為にありとあらゆる世界を巡り続け、見込みのある者を弟子に取り、育て上げては『自らを殺させる』という所業を繰り返した。それが結果を結ばなくとも、一縷の望みにすがる様に…。

だが、そんな日々は唐突に終わりを告げる事となる。
『死天使』と呼ばれ、人間だけに非ず神々や魔族にすら恐れられた、ある神殿にて封印され、眠り続けていた第十二始徒ミュウ・アストラージュとの出会い。
彼を殺し切る事が出来る数少ない存在の一人である彼女との出会いは、レヴィルトを少しずつ変えていった。
最初は、『千年の時をミュウの為だけに捧げ、その果てに死を貰い受ける』という、契約だけの関係だった。
だが、ミュウとの関わりを積み重ね、天真爛漫な彼女と触れ合う内に、何時しか彼はミュウと共に生きて行きたいと願うようになる。

そして今、彼はミュウと共に様々な世界を旅している。
かつてミュウとであった場所での再契約。『死が二人を分かつまで、共に生き続ける』という、婚姻という名の契約。その誓いと共に、レヴィルトとミュウは、今も共に生き続けている。

唯今のレヴィルト達の現状

義妹であるアシェル・ネイヴス・アストレーテと別れた後、様々な世界を旅し続けている状態。
現在二人は、ライバルであるサタン十六夜玖雀と共に始原に至る空にて修行していた。
彼らと協力して第11層まで攻略完了。現実世界へと帰還。
概念適応体の上位クラス相手でも真っ向勝負が出来るほどに成長している。

最近、見込みのある者を見つけたらしく、その者を弟子に引き入れたい様子である。

保有能力・特殊技能

【虚空説】


【対神・対魔葬殺概念】
数多の神々や魔を殺害したという事実故に、始原世界より後に生まれし全ての神々や魔族の遺伝子、及び魂に刻まれてしまった恐怖、或いは死そのもの。神や魔に属する者が余程の突然変異で無い限りは、必ず持って生まれてしまう自滅回路。
それ故、神に属する者、魔に属する者双方は、『レヴィルトを敵に回す』という行為をとった途端、自身の本能と魂が恐怖を以って戦闘停止を訴え、或いは自身を殺してでも無理矢理『停止』させてしまう。
また、敵対行動を取らずとも、レヴィルトに近付いた神、或いは魔の類は、存在そのものの維持が難しくなる。耐えようと思えば耐えられなくも無いが、絶えず消耗し続ける結果となるだろう。
神、或いは魔としての霊格が高ければ、その自滅回路に抗ずることも可能。だが、それでもレヴィルトを敵に回すという行為は、それだけで大幅に戦闘力その他を制限させられてしまう。極稀に葬殺概念に耐性を得る者もいるが、はっきり言って本当に極めて稀なケースである。
尚、適応存在が神や魔に属するタイプの概念適応体、叉は神や魔に属する者を転生体とするタイプの始徒の場合、それぞれ概念適応体始徒としての特性が強くなる為か、レヴィルトに対して恐怖こそ抱くものの、能力その他が制限される事は基本的に無い。
また、神や魔の側面が薄い場合(※1)、影響こそあるが、純粋な存在よりは影響が少ない。
また、レヴィルトによる恐怖を刻まれるより前の時代の神や魔(※2)は、そもそも自滅回路を持たない為、レヴィルトと対峙しても崩壊を起こす事は無い。

尚、この呪いじみた特性は、レヴィルト自身が気配を抑えれば基本的に無害。また、神や魔に属さない者にも無害である。

(※1)要は神族や魔族のハーフ、或いは何らかの形で神や魔に属する力を得てしまった他種族の場合。

(※2)始原魔、或いは始原世界に存在し、未だ生き残っている神が該当。

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最終更新:2007年08月24日 00:26