有坂 智也(ありさか ともや)
「今の私に、何が出来るかはわからない。それでも…何かを為す事が出来れば良いと思っている」
設定
有坂祐輝の実兄であり、本来ならば有坂財閥の後継者だった筈の男。常に白衣姿な為、医者と勘違いされる事もしばしば。
元々は臓器、麻薬、火器の密売、人身売買による利益でのし上がってきた、
パライソの第58支部『ファントムオーダー』のトップに立っていた青年。その時期は
鈴森和也の偽名を名乗っていた。
少し長めの白髪に眼鏡の、一見科学者や聖者を思わせる優男。
性格は温厚で、一見して争いを是とするようなタイプではない。だが、己が目的を達成する為ならば、悪行すら是とする信念を持ち合わせている。それ故に犠牲になった者は数知れず。
趣味は医学研究に手術。実は医師の資格は持っている。
病を患った娘を助ける為に悪行に手を染めた為、有坂の家より追放された過去を持つ。
その後、娘を助けたい一心から、様々な伝手を利用し、最終的には
パライソに所属。実力で幹部級にのし上がったと言う経歴を持つ。
黒川浅葱に目を付けられ、命を狙われつつも、
柚月十夜の協力を得て、最終的には娘の手術に持ち込む事が可能となった。
だがその後、彼自身も病を患い、余命幾許も無い状況に追い込まれてしまう。
娘を助ける為とはいえ、悪行を積み重ね過ぎた智也。
「そんな自分には、誰かに裁かれる惨たらしい死が相応しい…」そう思っていた智也であったが、『黒の司書』
ルジェニとの出会いで転機が訪れる。
ルジェニの手により、
執行起源者へと変えられてしまった事。そして、娘に対する未練が残っていた事から、彼は生きる道を選んだ。
現在、
綾瀬往羽の所で居候をしつつ、自分が為すべき道を模索している最中。
最終更新:2007年10月16日 10:39