柚月 十夜(ゆづき とおや)

種族:執行起源者・原種/???
性別:男
年齢:19(執行起源者としての年齢は不明)
身長:179cm
体重:64kg
クラス:柚月家次期当主、大学生、執行起源者第一位存在『黄金の主』、永劫識者
属性:光、太陽  属性均衡:『刹』タイプ
戦闘スタイル:格闘戦、剣術、槍術、不思議道具による殲滅戦
イメージ:関 智一


「弱いさ。俺はどうしようもなく、弱い。だからこそなのだろうよ…抗うのは」

設定

鈴翔水穂の家、そしてその隣である六道家の真向かいにて、一般住宅街には不釣合いな大豪邸に住む、夕凪市の三大財閥『柚月』の家の長男。
俗に言う金持ちのボンボンで、性格は尊大かつ我侭、無駄にリアリストで割り切りが早すぎる傾向あり。おまけに滅茶苦茶気分屋かつ快楽主義という困った人。ただ、筋は通す性質な為、周囲からの人望は厚い。
割と子供好きで、休日には近所の子供達を集めて庭で遊ばせている事が多い。
収集癖あり。各地から宝物を手に入れて来ては、自身の宝物庫に収めている。
刀剣に関しては、同じ収集癖を持つアシェル・ネイヴス・アストレーテには及ばないものの、その他の魔具や宝物に関しては、アシェルよりバリエーションがある。宝石類に関しては、『黄金を産む鶏』『宝石を産む鵞鳥』等を飼っている為、既に宝物庫で敷石状態になっている。

金運は無駄に良い。(ランクに表すならばA+++)
宝籤を買えば一等は当たり前。競馬は外れが殆ど無し。株を買えば無駄にその価値が増大する。
金に絡む事ならば、彼が貧乏を味わうという事は有り得ない。

何かと女性にはモテるものの、振ってきた女性は数知れず。
曰く、「その気が無いのに付き合ってどうする」という割り切りの早さゆえ。
女は基本好きだが、「蛇のような性根の女」だけは受け付けないらしい。言い寄ってきた女性を冷徹に振る為、恨みを買うこともしばしば。また、明け透けに好意を示す相手には興味が持てない性質。
十夜付きのメイド、刃霧とは肉体関係あり。

彼女の妹である鈴翔水穂を気に掛けるのは、雪音との、ある約束を守り通している為。
また、水穂が始原魔第一位グランステイトである事に気付いており、そういった突出した特性ゆえに条理の外にあるモノを『引っ掛けてしまう』であろう水穂を守る為、守護役を買って出ている。

尚、レイス・マリオンドールとは仲が悪い…というか寧ろいい。喧嘩するほど仲が良いというアレである。
十夜は何だかんだでレイスの事を気に入っているのだが、双方とも我が強い為に衝突する事も多い。
レイス曰く、「生前からの怨敵なんじゃねーのか? アイツ」だそうで。

尚、裏では『黄金の魔鎧』を纏って正体を隠し、各地に赴いてはトラブルを解決している事が多い。
彼の戦闘スタイルは基本的に『トゥルーピアサー』という光の魔槍による近接戦闘だが、『黄金の魔鎧』に付属されている機能で魔具を呼び出し、バリエーションの広い戦い方が出来る。
概念適応体級の存在に対抗出来る物もあるらしいが、詳細は不明。
最近、レヴィルト・アストラージュに才を見込まれ、彼の弟子となる。
一時期、黒川浅葱の周りに何かと出没する事が多かったが、実の所は彼女への興味2割、『ある事象への対策』8割といった理由で、関わる事が多かっただけ。
朱煉による歯止めと(実の所、十夜としてはこんなのどうでも良い)、柚佳による執行起源者出現予測の目処が立った為、最近はあまり浅葱と関わらなくなった。……実の所、興味が失せただけなのかもしれない。
朱煉から送られてきた監視役であるフェンブレンとは、最近は相棒的間柄となってきている。

十夜の正体。

まだ胎児であった柚月十架に憑依した、執行起源者の甲種。執行起源者を総括していた『黄金の主』がその正体。
かつて、宿敵であるアルテナ・ラグナティスによって瀕死の重傷を負わされ、消滅しかけていた所を彼女に憑依した。
だが、自分の実の妹である『黒の司書』ルジェニとの接触で、憑依していた十架とは分離、『黄金の主』としての力を取り戻すに至る。
極天回帰す黄昏の詩のオリジナルである極滅を謳う終焉の魔槍(イルリスティート)がある為、『執行起源抹殺権限保持者』としての能力を使用可能。
BEモード開放時は、十架とカラーリング違いの騎士の姿を取る。その時の名は『グランツリッター・アイン』。

尚、十架の父親である柚月宗矢、母であるディーネ、姉の十架に妹の柚月希沙は、彼の存在を受け入れている。

深層の本質

現在では詳細不明。永劫識者と呼ばれる存在の一人。
散華には『自らの主人』『黄金の主』とはまた違った意味で、『主』と呼ばれている。
どうやら『』のもう一つの呼び名であるOverd Systemを知っている様子。

一時期、『主』としての記憶を失っていた。(七輝衆としての散華の事や、『凄滅なる黄金』の力を忘れていたのはこの為)
『黄金の主』としての力を取り戻す事で、ほぼこちらの記憶も取り戻している。

アトリア・ラースティンがこの世界にて被っていた殻であり、現在、柚月十夜そのものは事実上消滅している。

保有能力・スキル

【虚撃】
如何なる存在相手にも、直撃の際に確実なる決定打を与える宝技。ありとあらゆる攻撃に付加が可能。
詳細は不明だが、如何な不死、不滅の存在であっても、単純な物理攻撃で確実な決定打を与えられる。執行起源者相手でも例外は無い。
かつて散華に取得させられた能力。

【宝物庫】
アシェルの能力の項を参照。
ラインナップは剣類こそ少ないが、その他では互角、もしくは上回る。

【極式炉心】
十夜が保有する永久機関。
無限にエネルギーを生成する概念エンジンとでも言うべきモノ。十夜という存在そのもの。
様々なエネルギーを生成し、それを操る事が可能。
生成できるエネルギーは、現存するモノは愚か、存在しない筈のモノさえ行使する事が可能。
ただし概念適応体を遥かに超越した力を持っていないと、極式炉心そのものが駆動しない。

【永劫なる枷】
付けられた枷。遥か遠き時代より、彼そのものが自身の力を抑制する為に編み続けた膨大なる封印。
既に数える事さえ届かぬ程の枷が掛けられている為に自身で破る事が出来ず、極式炉心駆動状態で死闘を積み重ねる事によってしか枷を破る事が出来ない。
一つの枷が破れるごとに、次元違いの力が解放されていく。
枷が完全に外れた際の彼の戦闘能力は…不明。

【天理創生】
十夜の真なる力の一つ。存在の創造。
創造という面において、『四界の音階』すら凌駕する十夜のみが為し得る力。
時間さえかければ四界の音階災厄之原種すらも遥かに凌駕する存在を創造する事が可能。
ただし、基本的に十夜は、敵対者との戦闘にこの創造能力の行使をする事を好まない。

主にこの能力は、十夜自身より強い者を創造し、修行の為に敵対させる用途として使われる。

【凄滅なる黄金】※パンドラの箱
執行起源者としての力を全解放し、自らを黄金の輝きと為して突撃し、敵対象を殲滅する秘奥の一つ。
余剰エネルギーだけで周囲に物界飽和を引き起こし、それによって巻き起こる周囲への被害は甚大。
四界の音階にすらも致命打を与えられるほどの威力であり、いかなる攻撃も防御も突破出来る程の威力を持つ。
事実上の決戦奥義である。

【塵解(ジンカイ)】


【象滅なる黄金】※パンドラの箱
―――対象の一切の防御、無効化手段、対策を無効化しつつ消滅を確定させる、『凄滅なる黄金』と『繰空の法韻』の果てより派生した絶滅奥義。
光の粒子で両手を覆い、触れた対象を光り輝く黄金の塵へと変え、消滅させるというもの。
通常の絶対消滅系は『一度対象を消し去った時点で効力を失う』という弱点を必ず持っているが、これは『存在の名残がある以上は常に消滅させ続ける』という特性を持つ為、対象が一度でもその効果を受け入れてしまった時点で、如何なる再生、復活、補助やコピー等による代換手段を用いてもそれら全てを永久に消滅させ続け、何時しか対象を不滅足らしめる要因ごと消去してしまう。それだけに留まらず、これによって消滅を刻まれてしまった者は何時しか存在そのものを『無かった事』にされてしまい、最初から居なかった事になってしまう。
また、仮に対象が一度凌ぎ切ったとしても、その時点で『象滅なる黄金』は弱点を検索し、即時対象の防御手段を無力化する為、同防御手段では次撃での消滅は免れなくなる。

己が手で対象を触れなければならないという弱点を持つが、触れた対象が幻影であれ端末であれコピーであれ、何らかの補填、無効化手段を持っている存在だとしても、対象本体及びそれに連なるコピー等ごと抹消しつくす。

十夜がある戦いにて会得した最終秘奥であり、現在はとある理由で封印している。


…RPGに例えるならば即死級ダメージを与えつつ、毎ターン最大HP分100%ダメージを与えて戦闘不能にする状態異常『金砂』を引き起こすというもの。
状態異常による上書きを含めた一切の治療手段が無く、不死、蘇生、無効化系、装備や能力等を無力化する、極悪なものである。

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最終更新:2009年01月12日 06:03