酒呑童子 輝朱(キアカ)
種族:
鬼族
年齢:不明(外見年齢は10~11位だが、既に実年齢は千歳を超えている。鬼神化状態では外見年齢16~7位)
性別:女
身長:121cm/鬼神化時:168cm
体重:25kg/鬼神化時:58kg
クラス:
属性:光、闇、炎、水 属性均衡:『刹』特化
戦闘スタイル:怪力と身体能力を駆使した格闘戦+鬼道による術戦闘
イメージCV:豊崎 愛生
「いやぁ、ま。アンタにも色々あるとは思うけどねぇ……まぁそれはそうと、再戦は酒を飲んでからにしよっか♪」
設定
かの大江山に住んでいたとされる伝説の鬼。外見は金色の長い髪に赤い瞳、そして赤い着物姿の、頭から日本2本の角が生えている以外は一見して年端も行かぬ少女。
草薙剣(
草薙)とは同じ八岐大蛇を親とする兄妹。
性格は基本的に細かい事を気にせず、兎に角ざっくばらん。酒が入るとひたすらハイテンションだが、性根は何処か褪めた面も。
基本的に快楽主義者ではあるが、とかく自分の命を軽視しがちな所がある。
精神年齢は見た目通り、と思わせておいてその実、仙人の如く老成している。(というか、快楽主義に生きる以外は兎に角在り方が仙人に近い。よって鬼でありながら、存在としては極めて
神族に近い)
子供と女性が大好き。暇さえあればセクハラ染みたちょっかいを掛けている。
ストロベリークレープとアイスクリーム、練乳を掛けた苺、酒が大好物。基本的に乳製品と酒、イチゴ類が好きらしい。
かつて散々斬り裂かれたトラウマか、
童子切安綱が天敵。もう一人の兄たる
グレイヴォルト・フェザーフォウルが極めて苦手な相手。そして最近関わるようになった
エンデ・フィルスティートはグレイ程ではないが苦手な相手。
LLLのメンバーの
ティルや
ヴァーミン、よく顔を出す
萩姫とは仲が良い。
夜剣櫻に対しては一方的に懐いているが、櫻からは苦手意識を持たれている。
アム・アルグリッドとは親友の間柄。
萩姫の父親である
橘道貫の事は、その過去の所業もあってか大嫌い。
昔は都に出ては悪さを繰り返し、時には人を喰らっていた。しかし、最終的には源頼光によって討たれ、肉体は要石に封印され、魂は異世界に追放される。
その後、魂のままその世界を彷徨い続けていた所をひょんな事から、後に
ヴィクトル・ブローネルの恋人となる、赤子時代の
エミリア・フェザーフォウルに取り込まれてしまう。
希朱の魂を取り込んだエミリア、取り込まれた希朱。互いは互いを認識し、姉妹のような仲……否、事実、姉妹となった。その後、二人は時々意識を入れ替わりさせ、体を共有する形で生活をしていた。
希朱とエミリアは一つの体を共有するが故に互いに衝突する事も多かったが、何だかんだで仲は良く、しばし平穏な日々は続いた。
そしてある日、彼女達は一人の男……ヴィクトルと出会う。
仲間達と旅をし、あちこちで絵描きをしていた彼。彼の誠実な人柄に惚れ、姉妹は恋に落ちる。しかし希朱はエミリアの気持ち、そしてエミリア自身の体を間借りさせてもらっている立場から、ヴィクトルへの恋心を諦めてエミリアを応援する立場となる。
その後の日々は、希朱がヴィクトルへの想いに苦しむ以外は、とりあえずは平穏だった。しかしそんな日々は脆くも崩れ去る。
突如起こった戦争。人と人が争い、醜く略奪するその地獄の中、姉妹は敵国の兵の銃弾からヴィクトルを庇い、命を落としてしまう。
だが、それと同時期に希朱の本体の封印が元の世界で解けていた為、希朱自身は元の体に引き戻される形で戻る事となり、エミリアはそれに巻き込まれる形で希朱の体に取り込まれる。
結果として生き延びた二人。だが、その衝撃が原因かエミリアは希朱の体に眠ったまま全く起きなくなってしまう。
希朱は遠い世界にいるだろうヴィクトルを想い続ける事、そしてエミリアが目覚めない事実に次第に疲れてしまい、自ら鬼道で二人に関する記憶を封じ、日々を怠惰に過ごす事となる。
その後、萩姫や
LLLの者達との出会いで友人が出来、幸せな日々を過ごしていた希朱は、ある件で
ガイゼールと遭遇。
ヴィクトルの成れの果てだった彼との再会は、自身の記憶の封印が完全に解けてしまう切っ掛けとなってしまう。
尚、ヴィクトルとの再会がきっかけでエミリアの意識が目覚めており、現在はエミリアとの同意で意識を切り替える事が可能。
現在はガイゼールから分離したヴィクトル、そしてある一件にて拾った
蒼凪空と共に行動中。
保有能力・スキル
『鬼神化』
- 鬼としての力を解放し、本来の姿である大人の姿へと姿を変化させる。
鬼としての力を全開放する為、身体能力や術全般の能力が大幅に強化される。
尚、自身の封印の解除時に不具合があった為か、以前は鬼神化する度にエミリアの意識が表層に現れたが、現在は通常時と鬼神化時の関係無く、二人の意識を切り替える事が可能。
『鬼道・閻魔審』
- 希朱が持つ鬼道と呼ばれる術の中でも、切り札の一つに位置する術式。
発動時、両腕に不可視のオーラを纏わせ、そのオーラを纏った腕で触れた対象を跡形も無く粉砕し、その魂を冥府ないし霊界に強制葬送する、鬼道の奥義の一つ。
より厳密には、一秒でも『歴史』を刻んだモノに対して強制的に幕を引く属性を持つ。
この世に存在する存在や事象ならばほぼ確実に作用し、殆どの相手に対して一撃必殺となり得るが、コンマ一秒でも『歴史の存在しないもの』に対しては効力が無く、接触しなければ意味が無いという弱点を持つ。また、使用後の消耗が激しく、ほぼ確実に隙が出来るのも難点。
『鬼道・閻魔裁定』
- 希朱の攻撃の切り札『閻魔審』に対し、防御の切り札となりうる鬼道。世界卵を捲り返す最高位結界術式。
この結界が展開されている間、希朱を中心とした半径数百メートル以内に於ける特殊能力や魔術等が作用する際に発生するエネルギーを強制剥奪する。早い話が特殊能力や魔術等を起動する際のエネルギーを結界を介して奪う事で、一切の能力発動、行使を無効化するというもの。
その為、魔術や特殊能力(超能力)の『歪み』を伴う類は一切使えなくなる、という事。ちなみにその対象は希朱自身も含まれ、一切の鬼道が使えなくなる。
魔力等のエネルギーを伴わぬ特殊能力(種族や体の機能として付随された生物としての機構)は無力化されず、単純な物理エネルギーに関しては干渉出来ないため、この結界内では必然、武器や純粋な身体能力による戦闘力が物を言う、という事になる。
かつて酒呑童子退治の面子に、鬼に対して有効な攻撃手段を持つ筈の陰陽師が遣わされなかった最大の理由だったりする。
最終更新:2011年12月24日 04:21