エンデ・フィルスティート

種族:還者完全体
年齢:???(外見年齢17~8)
性別:切り替え可能(普段は男、でもどちらかと言うと女性としての方が素に近い)
身長:169cm
体重:55kg
クラス:『全てを滅ぼした者』、破世同盟メンバー
属性:???  属性均衡:???
戦闘スタイル:完全オールラウンダー
イメージCV:草尾 毅(男性体)、下屋 則子(女性体)

装備:双剣【エタニティーズ・ブルー

「本当の意味で『世界を破壊する』という意味を、どうやら奴等は理解出来ていないらしいな」

設定

本来辿るはずだった未来のレイス・マリオンドールの成れの果て……にして宿敵。
青かった髪は完全に銀のそれに染まっており、全体的には大人のそれへと成長している。
その銀の髪と金の瞳はあまりに冷たい印象を周りに与えつつも、他者に理由の分からぬ悲哀を感じさせる。
普段は白のジャケットに黒のズボン、そして目を覆うバイザーを装着した姿である事が多い。
尚、女性体の姿になると髪を解いたアイディーリア・エル・アトゥリアスのそれに近い姿となる。ただ、自身の動きを制限させない為、ある程度身体の一部(主に胸や身長等)を意図的に押さえ気味にしてある。また、言葉遣いも女性のそれになる。
自分が辿った全てを滅ぼした事と、自身が持つ『大切な者さえも必要とあらば手に掛ける』という歪みの自覚から、ありとあらゆる面で酷く達観(諦観)しており、レイスと比べて酷く冷淡かつ褪めた見方をしがち。ただ、本質はレイスである事に変わりは無い為か、何だかんだでお人よしで熱血タイプ。
保有する戦闘力はデフォルトで技量、身体能力、その他全ての面でレイスを上回っており、本気を出しさえすればかのメルキア・レーテ・グランツにさえ匹敵する。ただし、現在はとある事情から力を封印している。
好きな食べ物は甘い物全般。(洋菓子の類が大好き)嫌いな物は特に無し。テレサネルアラアシェル・ネイヴス・アストレーテの三名が天敵。
直接戦闘能力や結界形成能力は最高ランクを叩き出す癖に、こと『作る』事に関しては平凡格。アトリア・ラースティン曰く「作る事に関しては致命的に向いていない」らしい。
現在の関係者は彼の過ごした世界でのアシェルの成れの果てたる妻のマリーツィア・グランシャリオ、娘のローゼリア・フィルスティート、友人にクロニクル、そして極天魔王軍の面々。
自分の辿った未来で最後に立ち塞がったのが御堂衛太郎のIFであるシュヴァルツである為、彼らに対しては酷く複雑な心中を窺わせる。

本来はある未来にて全てを滅ぼした後、『全ての終焉』の果てで眠り続けていた者。しかし、リア・アトラウィルの手で召喚されてしまい、この世界に降り立ってしまった。
当初は自分が存在する理由、意義を見出せず、ただ世界のあちこちをさ迷うだけだったが、ある件が切っ掛けで自身の過去であるレイスと遭遇する。その時点ではレイスにさして興味は見出していなかった。だが、自分とは違う未来を歩み始めたレイスに、次第に可能性を見出すようになる。
このままでいけば全ては滅びる。しかし、かつて『全ての敵』のとしての側面に乗っ取られ暴走し、全てを滅ぼした自分と違い、レイスはレイスのまま『全ての敵』を制しようとしている……。
――『全ての敵』が在る限り全ての滅びは変えられない。レイスは何時か、どう足掻いても終焉に辿り着いてしまうだろう。しかし、そこに至るまでの道が大きく変われば、そしてレイスが自身を討ち果たせるのならば、或いは自分が辿り付いた結末と違って救いはあるのではないか?
そう考えたエンデはありとあらゆる状況を利用し、レイスとの戦いの為のお膳立てとする。
滅びを求めたネルアラ達『闇』の勢力、火天の韻律、それに対する柚月十夜達をはじめとする七輝衆イレイザン、そして優坐をはじめとする黄昏の十三騎士団
それら全ての状況を利用し、そして彼らの巨大な戦いを終局に向かわせるように布石を打ち、そしてエンデはレイス達が長く続いた悲劇を終わらせるのを待ち続けた。

そして時は訪れる。
ネルアラを長く続いた悲劇より救い出し、自身の半身たるアリア・ツェアシュテーラーとの決着をつけてLast One Standingの全てを取り戻したレイス。
愛するものを救わんと足掻き、その実絶望と誰よりも闇に飲み込まれていた朱煉を、闇より引きずり出して決着を付けた柚月十夜……アトリア・ラースティン
その決着で全ての機は熟した。戦いが終わり帰還する者達。
その中で最後まで見守ると決めた何名かがレイス達を見守る中、始まるレイスとエンデの戦い。死力を尽くし、ぶつかり合う二人。
……決着は、レイスの勝利で終わる。ありとあらゆる面でエンデはレイスを上回っていた。だが、最後の最後まで譲れぬもののあったレイスは自身の全ての力を引きずり出す事に成功し、最後の最後でエンデを圧倒する事となる。

そして現在、エンデ極天魔王軍でマリーツィアやローゼリアと共に暮らしている。まだまだ自身の歪みに悩む事もあるが、何だかんだでうまくやっていけている様子。魔王軍の面々曰く『エンデとマリーツィアを一緒にすると周囲が際限無くダダ甘ストロベリー空間と化す』、娘曰く『嫉妬のあまり殺したい程仲が良い』との事。

現在、色々と思う所があってか、破世同盟に表向き協力している。前述の力の封印の為、現時点でのエンデの戦闘力はそれぞれのメンバーと同格位である。
レイスとの再戦を望んでいるというのもあるようだが、かつて自身がレイスだった頃の友人だったヴィクトル・ブローネルの在り様を何処か心配している節がある。
女性体になると破世同盟の仲間であるラビに無駄に懐かれる為、あまりそちらの姿は取りたがらない。

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最終更新:2009年03月29日 22:22