七海
種族:
人間
性別:女
年齢:不詳(17~22歳前後)
身長:163cm
職業:ハウスキーパー
「主の不逞を正すことも、従者の務めですから」
設定
ヘルツォーク公
バージルに仕える従者。仕事は主に
バージルの公務補佐、身の回りの世話、給仕等々。
歴代メイドの中では異例の若いメイド長であり、メイドの管理や人事権も任される。
クールビューティーと評するに相応しい容姿の持ち主であるが、優しい笑顔も持っている。
役割は主にツッコミ。
バージルの変態行為や理不尽ボケに対しての苛烈なツッコミ。
どこからともなくナイフフォークを取り出して、頬すれすれに投げつけるのが常套手段。
屋敷では、無表情の彼女がトランクスを頭に被った主を引き摺っている姿が度々目撃されている。
およそ従者らしい言動ではないが、家風か七海の人徳か、ギャグパートだからか、咎められることはない。
以外にも戦闘には長けており(後述)、度々
バージルと中庭で剣を交えている。
バージルには爪の先から髪の毛の一本に至るまで全てを捧げる覚悟で仕えている一方、異性としての愛情も抱いている。
しかし
バージルの過去や心情を理解している為、結ばれようとは考えていない。
バージル自身も七海の想いに気付いてはおり、それを踏まえた上で大事に思っているようである。
他の使用人が評するに、『最良の主従』。
以前は彼の弟である
フレイオニールに好かれていた。
現在は
ダジや
クオ・ヴァディスからアプローチを受けているが、本人にその気は全く無い。
同じ側近の
涼荊の、バージルへの想いを理解して温かく見守っている。また、
翠蓮とは同性である故か友人のような間柄である。
次期領主である
桃李の拾い親で、本業の他にナースメイドも兼ねている。
過去
本名は七海 梓乃(ななみ しの)。
幼い頃、黒い大きな悪魔に住んでいた村を襲われ、家族や友人を全て殺された。
それがきっかけで、黒い悪魔の正体を探し復讐するため国教会外注の悪魔狩りとなる。
ある時教会より『ヘルツォーク公が悪魔の可能性がある。屋敷に潜入し、悪魔だった場合は殺せ』と依頼を受ける。
そしてメイドとして屋敷に入り込み、
バージルを調査していた。
が、
バージルや他の使用人の人柄に触れるうち、復讐に生きる自分に疑問を感じるようになる。
それでも仕事のため
バージルに剣を向けるが、最後の最後で剣を落とし、その場で
バージルに真の忠誠を誓った。
その際、『悪魔狩りとしての自分と決別するため』という理由で、名前である梓乃を捨てた。
姓を捨てなかったのは亡くなった家族のくれたものであるから。
最終更新:2023年08月22日 14:39