15年戦争資料 @wiki内検索 / 「共同:教科書検定審が透明化策を了承 議事概要の公表柱に」で検索した結果

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  • 共同:教科書検定審が透明化策を了承 議事概要の公表柱に
    http //www.47news.jp/CN/200812/CN2008121101000716.html 教科書検定審が透明化策を了承 議事概要の公表柱に  教科書検定審議会のワーキンググループの会合が11日開かれ、検定過程で教科書調査官が作成する調査意見書や部会の議事概要の事後公表を柱とする検定作業の透明化策を盛り込んだ報告案を審議、大筋で了承した。年内にまとめ、塩谷立文部科学相に提出する。  また、授業時間数が増える新学習指導要領に対応するため、これまでの“スリム化”から転換。「発展的な学習内容」の記述分量制限を撤廃し、反復学習しやすいように、記述内容の重複も認めるとした。  検定審は、沖縄戦の集団自決の記述をめぐる問題で、審議過程の不透明さが指摘されたため、改善策を検討。しかし、部会自体の公開や詳細な議事録の作成は「静かな審議環境を確保する」として見...
  • 琉球新報:検定後に議事録公開 教科書審透明化策
    琉球新報12月4日夕刊 http //ryukyushimpo.jp/news/storyid-138699-storytopic-1.html 検定後に議事録公開 教科書審透明化策 2008年12月4日 【東京】教科書検定手続きの透明化を検討している教科用図書検定調査審議会(検定審)作業部会の第9回会合が4日午前、霞が関ビルであり、教科別の各部会などの議事録を検定結果後に公開することや、教科書調査官作成の検定意見書の原案「調査意見書」など、検定に関係するほぼすべての資料を新たに公開対象とすることを盛り込んだ改善策を了承した。市民団体などが求めていた各部会自体の公開は盛り込まなかった。検定審の審議内容はこれまで原則非公開で、議事内容の公開は初めて。  事務局が教科書改善に関する作業班のまとめた改善策と併せて報告書をまとめ、11日に開く両作業班の合同会議で審議、正式決...
  • 沖縄戦ニュース
    ...了承/教科書検定 共同:教科書検定審が透明化策を了承 議事概要の公表柱に 毎日:教科書検定:制度改定案了承 一学説の断定認めず--教科書審の合同部会 日経:指導要領外の記述量、教科書の規制撤廃 最終案了承 読売:教科書の質・量、充実を要求…文科相審議会の報告書案 検定透明化問題(1) 北海道新聞社説:教科書検定 一層の透明化が必要だ 2008.12.11 New 沖縄タイムス社説:審議公開の原則を作れ 沖縄タイムス:4社、再訂正申請せず 「集団自決」記述/執筆者ら「遺憾」表明へ 沖縄タイムス:出版社「もめたくない」/「集団自決」記述 沖縄タイムス:検定透明化 程遠く/教科書審査改善案/途中の情報規制は強化 沖縄タイムス:「沖縄の声 再び裏切った」/県内関係者が批判 沖縄タイムス:教科書検定改善案 文科相「信頼高まる」 琉球新報:「集団自決」記述修正...
  • 沖縄タイムス社説:[検定審報告]透明化が進むか疑問だ
    http //www.okinawatimes.co.jp/news/2008-12-27-M_1-005-1_001.html [検定審報告]透明化が進むか疑問だ  透明性の向上を掲げつつ、その一方で、透明化の妨げになるような規制も打ち出す。  たとえて言えば、「前に進め」という指示と、「後ろに下がれ」という指示を同時に出しているようなものだ。  文部科学相の諮問機関である教科用図書検定調査審議会(検定審)は二十五日、総括部会を開き、「教科書の改善について」と題する報告をまとめ、塩谷立文科相に提出した。  報告は二つの事項から成っている。一つは「教科書検定手続きの透明化」。もう一つは、新しい学習指導要領に対応した「教科書の改善方策」。このうち検定透明化は、沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」に関する検定が大きな政治問題に発展したことを踏まえ、沖縄側の要求に...
  • 琉球新報:教科書検定審、透明化は限定的 部会非公開で事後公表
    http //ryukyushimpo.jp/news/storyid-139349-storytopic-7.html 教科書検定審、透明化は限定的 部会非公開で事後公表 2008年12月25日  【東京】沖縄戦の「集団自決」(強制集団死)をめぐる教科書検定問題を受け、検定手続きなどを見直してきた教科用図書検定調査審議会(検定審)は25日午前、港区の虎ノ門パストラルホテルで総括部会を開いた。教科別各部会の議事概要や教科書調査官が作成する調査意見書などの資料を検定終了後に公開することなどの「改善策」を盛り込んだ報告書を決定し、同席した塩谷立文部科学相に提出した。  報告書は教科書執筆者らに対し、これまで以上に厳しく情報管理を強化し、会議も非公開とするなど、透明化は限定的なものにとどまった。  教科書出版社の申請本を調査し、検定審に諮問する教科書調査官の役割に、...
  • 読売:教科書検定の議事概要公開…来年度から
    http //www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20081204-OYT8T00475.htm 教科書検定の議事概要公開…来年度から  教科書検定制度の見直しを検討してきた「教科用図書検定調査審議会」(文部科学相の諮問機関)は4日午前の会合で、これまで非公開だった教科ごとの審議を行う部会や小委員会の議事概要を、検定終了後に公表することを柱とする見直し案をまとめた。2009年度の検定から実施される見通しだ。  同審議会では従来、自由な意見交換を妨げないことを理由に、部会や小委員会の開催日程や出席委員も明らかにしていなかった。しかし、沖縄戦の集団自決に関する検定をめぐり、沖縄戦の専門家がいなかった点や審議の不透明さに批判が相次ぎ、制度改善の必要性が指摘されていた。  見直し案では、審議の非公開は続けるが、終了後に、開催日、議事概要、出席委員の氏...
  • 東京:検定透明化事後に限定 教科書問題 記述量制限は撤廃
    http //www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008122502000218.html 検定透明化事後に限定 教科書問題 記述量制限は撤廃 2008年12月25日 夕刊  教科書検定手続きの見直しを議論してきた教科書検定審議会(検定審)は二十五日、教科ごとに記述内容を審議する部会や小委員会の議事概要などを検定終了後に公開するなどとした報告書をまとめ、塩谷立文部科学相に提出した。審議自体は非公開のままで、検定手続きの透明化が足りないとの声も出そうだ。   また、小中高校の新学習指導要領で学習内容が増えることに対応し、教科書の記述分量について現行の制限を撤廃した。文科省は二〇〇九年度の検定から適用する。  昨年の沖縄戦の集団自決記述問題で、日本軍の関与の記述を削った過程が不透明だと指摘されたことを受け、検定審...
  • しんぶん赤旗:「透明化図るため」文書を公表 実は…すでに公開されていた
    http //www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-12-10/2008121014_01_0.html 2008年12月10日(水)「しんぶん赤旗」 「透明化図るため」文書を公表 実は…すでに公開されていた 「密室化進む」批判の声 教科書検定 文科省改定案  文部科学省が教科書検定制度の「透明化」を図るとして出した「改善」案で公表するとした文書や情報は、すでにほとんどが情報公開法に基づく請求などで公開されていることが九日、明らかになりました。同案は検定審査中の情報を現在より厳格に管理する内容を含んでおり、検定公開を求めてきた人たちからは「透明化どころかいっそうの密室化だ」との声が出ています。  文科省が四日に出した「改善」案では、検定審査終了後に、教科書調査官が検定審議会に提出する「調査意見書」や「判定案」を公開。教科...
  • 琉球新報社説:検定審報告書 透明化どころか秘匿強化だ
    http //ryukyushimpo.jp/news/storyid-139366-storytopic-11.html 社説 検定審報告書 透明化どころか秘匿強化だ 2008年12月26日   教科用図書検定調査審議会(検定審)はこの間、何を議論してきたのか。検定手続きの透明化の具体策を打ち出すものと思っていたら、審議中に申請内容などが漏れないよう情報管理を徹底することを報告書に盛り込んだ。透明化どころか秘匿強化だ。  検定審委員の所属部会や文部科学省教科書調査官の意見書、部会の議事概要は公表するというが、いずれも事後だ。部会自体は依然として公開されず、密室審議は変わらない。  これでは、たとえ不適切な判断が下されても、検定の過程でチェックすることができない。高校日本史教科書検定で沖縄戦「集団自決」(強制集団死)の日本軍の強制を削除・修正した時...
  • 朝日:教科書検定調査官の氏名・意見内容公開へ 文科省が案
    http //www.asahi.com/national/update/1204/TKY200812040131.html 教科書検定調査官の氏名・意見内容公開へ 文科省が案 2008年12月4日15時5分  「密室審議」の批判が強い教科書検定をめぐり、文部科学省は4日、透明性をもたせる改善案をまとめた。検定を左右する立場にありながら、これまで表に出なかった同省の教科書調査官について、示した意見(調査意見書)を検定終了後に公表するほか、氏名や職歴、担当教科も公開。文科相の諮問機関・教科用図書検定調査審議会(検定審)も審査終了後に委員の担当教科や議事概要を公表し、教科書づくりに不当な介入がなかったか事後的に検証できるようにする考えだ。  教科書検定をめぐっては、沖縄戦の集団自決をめぐり、06年度の高校日本史の検定で「日本軍の強制」の記述を軒並み削らせたことが問題化...
  • 毎日:教科書検定:概要公表へ 議事録は作らず 文科省
    http //mainichi.jp/select/wadai/news/20081204k0000e040057000c.html 教科書検定:概要公表へ 議事録は作らず 文科省  文部科学省は4日、非公開としてきた教科書検定の審議内容について、検定終了後に概要を公表することを盛り込んだ検定制度の改定案をまとめ、教科用図書検定調査審議会の作業部会で了承された。来年度の検定から適用される見通し。昨年、沖縄戦の集団自決を巡る高校教科書検定で審議の密室性に批判が集まったことなどを受けた措置だが、議事録は作成せず詳細は公開しないため、さらなる公開を求める声も出そうだ。  現行制度では、教科書会社からの申請に対し、文科省の教科書調査官が「調査意見書」と合否判定案を作成。それを基に、同審議会の日本史など分野別の小委員会と、教科別の部会で議論して検定意見書をまとめる。公表していたのは(...
  • 沖縄タイムス:事後公表盛り決定 教科書検定見直し/審議会報告書 文科相に提出
    http //www.okinawatimes.co.jp/news/2008-12-25-E_1-001-2_004.html?PSID=231c446f7ce9cf1c6416718de28af353 2008年12月25日【夕刊】 政治 事後公表盛り決定 教科書検定見直し/審議会報告書 文科相に提出  【東京】沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」をめぐる教科書検定問題を契機にした検定手続き見直しについて、教科書検定審議会総括部会は二十五日午前、議事概要を事後公表するなどの改定策をまとめた報告書を正式決定し、塩谷立文部科学相に提出した。報告書を受けて、文部科学省は検定基準や検定規則の改正案を部会に提示。二十六日から来月二十四日までのパブリックコメント(意見公募)を経て、来年二月に告示、四月から施行する方針。 パブリックコメントhttp //www.mext.go.j...
  • 沖縄タイムス:意見原案を審査後公開/教科書検定で改善策/作業部会に文科省示す
    http //www.okinawatimes.co.jp/news/2008-12-04-E_1-001-2_002.html?PSID=f7742a388929e016a9a4347fb0ecefaa 2008年12月04日【夕刊】 政治 意見原案を審査後公開/教科書検定で改善策/作業部会に文科省示す 審議会は非公開  【東京】沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」をめぐる教科書検定問題を受けて、検定手続き見直しを検討している教科書検定審議会の作業部会が四日午前、都内で開かれ、文部科学省から改善策素案が示された。審査過程の透明性向上に向けては、検定意見の原案として教科書調査官が作成する「調査意見書」や判定案を審査後に公開することを盛り込んだ。こうした資料公開は初めてとなる。  検定審議会の各部会や小委員会についても開催日、出席委員、付議事項、決定事項、審議内容を...
  • 沖縄タイムス:教科書検定改善案 文科相「信頼高まる」
    http //www.okinawatimes.co.jp/news/2008-12-05-E_1-007-2_003.html 2008年12月05日【夕刊】 政治 教科書検定改善案 文科相「信頼高まる」  【東京】塩谷立文部科学相は五日午前の閣議後会見で、教科書検定審議会作業部会が四日に了承した検定手続き改善案について「事後ではあるが、(審議の)内容が公開されることは透明性が確保され、信頼を高めると思う」との考えを示した。  議事録ではなく議事概要が公表される点については「静かな環境で議論して、審議委員や調査官の意見がストレートに出てくることは必要だと思うので、(今回の改善案は)バランスが取れていると思う」と述べた。 沖縄戦ニュース
  • 産経:検定過程の透明化など報告 教科書検定審
    http //sankei.jp.msn.com/life/education/081225/edc0812251221001-n1.htm 検定過程の透明化など報告 教科書検定審 2008.12.25 12 20  小中高校で使う教科書発行の手続きである検定作業の見直しを検討していた文部科学相の諮問機関「教科用図書検定調査審議会」は25日、検定過程の透明化策などをまとめた報告書を塩谷立文科相に提出した。教科書の質・量の充実についても、記述量の制限撤廃などを盛り込んだ。来年度の検定から適用される。  報告書では、検定終了後に審議内容や決定事項の概要などを公表することや、検定委員の所属部会、教科書調査官の職歴などを明らかにすることを盛り込んだ。審議の公開自体は見送った。  教科書では、学習指導要領の枠を超えた「発展的学習」の記述について、小中学校で全体の1割程...
  • 沖縄タイムス:検定透明化 程遠く/教科書審査改善案/途中の情報規制は強化
    http //www.okinawatimes.co.jp/news/2008-12-05-M_1-031-1_001.html 2008年12月05日【朝刊】 社会 検定透明化 程遠く/教科書審査改善案/途中の情報規制は強化 文科省「全公開は無理」 執筆者「密室変わらず」 /[ニュース近景遠景]  沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」の教科書記述をめぐる検定手続きが問題化したことを受け、文部科学省が四日に示した改善案は、教科書検定審議会作業部会で了承された。ただ、「ブラックボックス」と言われた審査の透明性向上を目指し出発した議論は「議事概要を事後公開」にとどまった。見直し策の限界を示唆し、幕引きを強調する文科省。一方、教科書執筆者からは、検定の密室性が温存されたことに「(密室検定の)本質は変わらない」と批判している。  「静かな審議環境と透明性向上という相反する二つ...
  • 琉球新報社説:検定透明化 審議の全面公開が必要だ
    http //ryukyushimpo.jp/news/storyid-138707-storytopic-11.html 社説 検定透明化 審議の全面公開が必要だ 2008年12月5日  教科書検定手続きの透明化に向けた具体的な改善策を、教科用図書検定調査審議会(検定審)の作業部会が了承した。  文部科学省の教科書調査官が作成した「調査意見書」の原案を公開の対象に加えるなど一定の前進は見られるが、会議自体は非公開のままだ。教科書検定の在り方が大きく改善されるわけではなく、根本的な解決策には程遠い。  教科ごとの中身を審議する部会や小委員会は、開催日、出席委員、付議事項、決定事項、審議概略を検定審査終了後に公表するが、個々の委員の意見ややりとりは伏せる方針だという。  これでは形式的に公表の体裁を整えただけだ。文科省などにとって都合の悪い意...
  • 宮崎日日社説:沖縄戦教科書記述
    http //www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=4389 blogid=5 catid=15 沖縄戦教科書記述 2007年12月28日 メンツ執着の検定審に不信感  太平洋戦争末期、住民を巻き込んだ唯一の地上戦となった沖縄戦での集団自決で、日本軍の強制があったとの記述を削除させた教科書検定問題は事実上の記述復活で一応の決着を見た。  教科書検定審議会が「日本軍により集団自決に追い込まれた」などとする教科書会社各社の訂正申請を承認、実質的に軍の強制記述を了承した形だ。  しかし、あくまで検定意見は撤回せず、実質的な記述復活でことを収めようとする検定審は教科書各社との“密室交渉”を行い、検定経過の明確な説明はしていない。  教科書検定制度に対する不信感と課題は残されたままだ。 ■「強制」を事実上容認■...
  • 沖縄タイムス:「沖縄の声 再び裏切った」/県内関係者が批判
    http //www.okinawatimes.co.jp/news/2008-12-05-M_1-031-1_002.html 2008年12月05日【朝刊】 社会 「沖縄の声 再び裏切った」/県内関係者が批判  「沖縄の声がまた無視された」。教科書検定手続きの見直しを検討している教科書検定審議会の作業部会で、文部科学省が四日に「議事録は公開しない」などとした改善案の素案を示したことに、県内では疑問や怒りの声が上がった。  山口剛史・琉球大学准教授は素案について「透明性をうたっている割に、内容は不透明な部分が多い」と警戒する。特に、公開の対象が「議事録」ではなく「議事概要」とされている点を問題視し、「概要とはどの程度の内容なのかよくわからず、一方で情報管理を強化するような記述もある。外部からチェックできる制度に変える、という本質的な目的に近づいたとは思えない」と批判...
  • 北海道新聞社説:教科書検定 一層の透明化が必要だ
    http //www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/134467.html 社説 教科書検定 一層の透明化が必要だ(12月11日)  「密室審議」との批判が出ていた教科書検定について、文部科学省は検定作業の一部を透明化する改革案をまとめた。  文科相の諮問機関である「教科用図書検定調査審議会」(検定審)の大まかな審議内容などを公表するというのが主な内容だ。  一歩前進とはいえる。しかし、公表はあくまで検定終了後で、詳しい議事録の作成、公開も見送られる方針だ。これでは十分とはいえない。  文科省には検定審議の傍聴実現など、一層の透明化を求めたい。  教科書検定をめぐっては、安倍内閣時代の高校日本史教科書検定で、沖縄戦の住民集団自決への旧日本軍の関与について、自決を強制したとの記述が改められ問題となった。 ...
  • 信濃毎日社説:集団自決検定 密室の協議はおかしい
    http //www.shinmai.co.jp/news/20071228/KT071227ETI090004000022.htm 社説 集団自決検定 密室の協議はおかしい 12月28日(金)  沖縄戦の集団自決をめぐる教科書検定で、日本軍の関与を示す記述が復活することになった。高校日本史の教科書で「軍によって自決に追い込まれた」などの表現を文部科学省が認めた。直接的な「軍の強制」の表記を避ける形での決着だ。  一連の混乱により、密室で進められる検定の問題が明らかになった。政権の意向に配慮し、当初の検定で軍の強制の表記を消すよう求めた文科省と教科書検定審議会の責任は重い。歴史教育や教科書検定のあり方を、見直す契機にしたい。  検定をやり直したと言ってもいいくらい、異例ずくめだった。  今春の教科書検定の結果に、沖縄の人たちが猛反発。驚いた政府が...
  • 教科書検定審 聖域化は歪曲可能にする
    http //ryukyushimpo.jp/news/storyid-141247-storytopic-11.html 教科書検定審 聖域化は歪曲可能にする 2009年3月2日  教科用図書検定調査審議会(検定審)が、申請図書や訂正申請などの情報が流出した場合に審議を一時停止する規定などを盛り込んだ「審議会決定」案を総括部会で了承した。  審議の透明化に逆行し情報統制を強める動きであり、断じて容認できるものではない。  検定審は2008年度から使用される高校日本史教科書検定の際、沖縄戦「集団自決」(強制集団死)の日本軍の強制に関する記述を、ろくな審議もせずに削除・修正した。  文部科学省・教科書調査官の意見を丸のみして受け入れたからだ。その結果、県民から「歴史の歪曲(わいきょく)」と厳しい批判を浴びた。  結論を出すまで審議内容を秘匿したの...
  • 教科書検定審 情報流出で停止規定
    http //ryukyushimpo.jp/news/storyid-141153-storytopic-1.html 教科書検定審 情報流出で停止規定 2009年2月27日  【東京】沖縄戦の「集団自決」(強制集団死)をめぐる教科書検定問題を受け、2008年12月に検定手続きなどの「改善策」を盛り込んだ報告書を文部科学省に提出した教科用図書検定調査審議会(検定審)は26日午前、東京で総括部会を開いた。申請図書や訂正申請などの情報が流出し、調査審議に支障があると部会などが判断した場合、審議一時停止などの措置を取る規定を盛り込んだ「審議会決定」案を、文科省が初めて提案し、検定審が了承した。「審議会決定」案は3月下旬から4月上旬開催の検定審総会で正式決定し、適用される。  文科省は各種資料の検定終了後公開などを盛り込んだ「教科書検定規則の一部を改正する省令」案などについ...
  • 北海道新聞:社説=教科書検定 「軍関与」は復活したが
    http //www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/67994.html 社説 教科書検定 「軍関与」は復活したが(12月27日)  太平洋戦争末期の沖縄戦で起きた「集団自決」を、教科書にどのように記述するべきなのか。  高校日本史教科書の記述訂正申請を受けて、文部科学省が集団自決の背景に「軍の関与」があったことを認めた。  住民に手りゅう弾を配ったことや、米軍の捕虜になることを許さなかった日本軍の指導、住民への教育などの記述も認めた。  「軍の関与」が復活したことは、これを全面削除した今春の検定に比べ、文科省が譲歩したように見える。  しかし、文科省が認めたのは「軍の関与」までだ。「軍の強制や命令」の記述については一切認めなかった。  沖縄には、数多くの生存者の証言が残っている。そこから伝わ...
  • 時事通信12・27一連記事
    ●訂正申請、教科書会社の判断=渡海文科相 ●不合格では売れない=教科書会社苦しい選択 ●教科書訂正承認に安堵と不満=沖縄議長ら ●集団自決、文科省の結論に一定の評価=沖縄 ●「恣意的」―執筆者が批判=文科省は公正強調 ●表現譲歩で両立図る=教科書検定 ●集団自決で教科書6社の訂正申請承認=文科省 ●教科書検定審見解の要旨 http //book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20071226-8 2007年12月26日20時39分 ●訂正申請、教科書会社の判断=渡海文科相  沖縄戦の集団自決をめぐる教科書検定問題で、教科書会社からの訂正申請の承認を決めた渡海紀三朗文部科学相は26日、記者会見し「申請はあくまで教科書会社が出されたということ」と述べ、実質的に文科省が申請を誘導したとの見方を否定した。  渡海文科相は「誘導したとの指...
  • 12・26産経
    「集団自決」首かしげる記述が次々パスに 異例の“再検定”で軍強制復活 集団自決訂正申請 沖縄知事「まずますの結果」 集団自決訂正申請 http //www.iza.ne.jp/news/newsarticle/112072/ 「集団自決」首かしげる記述が次々パスに 16 15更新 トラックバックURL:http //www.iza.ne.jp/news/newsarticle/112072/TrackBack/  「強制集団死」「沖縄県民大会開催」「意見書可決」「検定制度批判」…。26日に公表された沖縄戦集団自決をめぐる高校日本史教科書の訂正申請記述では、検定の申請段階にはなかった記述が大幅に書き込まれた。断定的な記述や信憑(しんぴよう)性が疑われる記述、事実ではあっても教科書記述として首をかしげたくなる記述が次々とパスした。  18年度検定では「日本軍に...
  • 沖縄タイムス社説:審議公開の原則を作れ
    http //www.okinawatimes.co.jp/news/2008-12-06-M_1-005-1_001.html 2008年12月06日 社説 [教科書検定]審議公開の原則を作れ  文部科学省自ら「改善」と呼ぶ方策も、中身をみると「密室審議」という批判をかわすための小手先の修正、とのそしりを免れないのではないか。沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」の教科書記述をめぐる検定手続きが問題化したことを受け、文科省が示した「教科書検定手続きの具体的改善方策」のことだ。  検定の実質的な権限を握るといわれる文科省の教科書調査官は氏名や職歴、担当教科などを公表し、調査官が示した意見は検定終了後に公開するとしている。  教科書検定審議会はこれまで通り非公開とし、検定終了後に議事のおおまかな概要を公開する。詳しい議事録は作成しないという。  二〇〇六年度...
  • 12・26時事
    日本軍「強制」、復活せず=沖縄戦集団自決で教科書6社の訂正申請承認-文科省 ●教科書検定審見解の要旨 ●「恣意的」―執筆者が批判=文科省は公正強調 http //www.jiji.com/jc/c?g=soc k=2007122600466 2007/12/26-17 33 日本軍「強制」、復活せず=沖縄戦集団自決で教科書6社の訂正申請承認-文科省  太平洋戦争末期の沖縄戦をめぐる高校日本史の教科書検定問題で、文部科学省は26日、住民が日本軍によって集団自決に「追い込まれた」などとする表現で、教科書会社6社8点の訂正申請をすべて承認した。3月に公表した検定意見を踏まえ、軍による「強制」や「強要」などの表現は認めなかったが、軍の関与が自決の主な要因とした。  教科用図書検定調査審議会(杉山武彦会長)の意見を基に決定し、各社に通知した。沖縄県側が求めていた検定意見の...
  • 沖縄タイムス:審議会、文科省案了承/教科書検定
    http //www.okinawatimes.co.jp/news/2008-12-12-M_1-028-1_003.html?PSID=dfd46d4a697989ed13f9b52af2883bf7 2008年12月12日【朝刊】 社会 審議会、文科省案了承/教科書検定  【東京】沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」をめぐる教科書検定問題を受け、検定手続き見直しを検討している教科書検定審議会作業部会は十一日、文部科学省が示していた改善策を盛り込んだ報告書案を大筋で了承した。二十五日の検定審の総括部会で正式決定し、塩谷立文科相に提出する方針。  改善策をまとめた教科書検定基準や検定規則は、来年四月以降の検定に間に合わすため、約一カ月のパブリックコメント(意見公募)を経て、来年二月上旬に官報で告示したい考え。  改善の在り方について「外部からの圧力がなく...
  • しんぶん赤旗:改悪教基法と一致要求 検定審 制度改定の報告案
    http //www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-12-12/2008121214_01_0.html 2008年12月12日(金)「しんぶん赤旗」 教科書の内容 改悪教基法と一致要求 検定審 制度改定の報告案  教科書検定審議会(文部科学相の諮問機関)は十一日、検定手続き改善作業部会と教科書改善作業部会の合同会議を開き、検定制度改定についての報告案を審議しました。  報告案は、教科書が、教育基本法に示す「教育の目標」を達成するための主たる教材であることを検定基準の総則に明記し、教科書の内容が同法と一致していることを明確化するとしています。  教科書会社に対して、教科書の内容と教基法の目的・目標との対照を示す書類の提出を求め、「愛国心」育成を目標とした同法にそう教科書づくりを要求しています。  検定手続きの「透明性...
  • 愛媛新聞:沖縄教科書問題 課題残した「灰色」の幕引きだ
    http //www.ehime-np.co.jp/rensai/shasetsu/ren017200712283242.html コラム社説2007年12月28日(金)付 愛媛新聞 沖縄教科書問題 課題残した「灰色」の幕引きだ  沖縄戦の集団自決の記述をめぐる高校日本史教科書の検定問題は、軍の「強制」は許さないが「関与」や「心理的強制」は容認するというあいまいな形で一応の決着をみた。  「集団自決は日本軍の強制」とする記述に修正を求めた今年三月公表の検定意見に端を発した問題は、沖縄県民らの抗議行動を受けた政府が教科書会社の自主的な訂正申請を促す異例の展開となった。その結果、教科書検定審議会は「日本軍により集団自決に追い込まれた」などの訂正申請を「承認することが適当」とする意見を決定した。  このため、軍の関与や強制性が教科書に事実上復活することになった。軍の指導...
  • 日経:指導要領外の記述量、教科書の規制撤廃 最終案了承
    http //www.nikkei.co.jp/news/shakai/20081212AT1G1102R11122008.html 指導要領外の記述量、教科書の規制撤廃 最終案了承  検定制度を含めた教科書のあり方の改善策を議論してきた教科用図書検定調査審議会(文部科学相の諮問機関)は11日の会合で、学習指導要領の範囲を超えた「発展的内容」の記述量の規制を撤廃することや、検定過程の議事概要を作成して事後公開することなどを盛り込んだ最終報告案を大筋で了承した。  次期指導要領で学習項目が大幅に増えることにあわせ、小中学校で1割、高校で2割までと制限されていた発展的内容の量的規制を外す。科学への関心を高める工夫や反復学習に使える練習問題の増量なども求めた。  検定制度では、検定意見の原案である「調査意見書」を新たに公開対象とするほか、学説が割れている案件を審議する...
  • 西日本:教科書検定審議会
    http //www.nishinippon.co.jp/news/wordbox/display/5386/ Word Box 教科書検定審議会  正式には教科用図書検定調査審議会。出版社が申請した教科書について、学習指導要領に沿った客観的で中立公正な記述かを学術的見地から審査する専門機関。文科相が検定審の答申を基に合否を決定する。文科省の教科書調査官が提出する調査意見書などを基に審議。修正が必要と判断した場合、文書で「検定意見」を通知し、教科書会社の修正後に再審査するのが通例。メンバーは大学教授など約120人(今年8月現在)で、教科ごとに部会を置く。自由な議論を保障するため審議は非公開とし、議事録も作成されない。 教科書検定審専門家の意見聴取要旨 (2007年12月27日掲載)  教科書検定審議会日本史小委員会が聴取した専門家の意見の要旨は次の通り。 ...
  • 沖縄タイムス:「軍が強制」認めず/関与記述復活
    http //www.okinawatimes.co.jp/day/200712271300_01.html 2007年12月27日(木) 朝刊 1・2・3面 「軍が強制」認めず/関与記述復活 「軍が強制」認めず/関与記述復活検定審の結論承認/文科省「意見は有効」 重く受け止める/福田首相 密室審議で灰色決着/文科省、体面に固執 「強制」に照準 「自主的」強調 制度改善遠く 知事は関与記述評価 「主張認められた」 県民への配慮必要性を強調 「関与」回復と県教育長評価 渡海文科相 一問一答 専門家9人から意見聴取 審議会の日本史小委員会委員は次の通り。(一人は本人意向で非公表) 検定審の結論承認/文科省「意見は有効」  【東京】高校歴史教科書の沖縄戦「集団自決(強制集団死)」に関する検定問題で、教科書会社六社から提出された八冊の訂正申請を審議していた教科用図書検定調...
  • 沖縄タイムス:ぼけた核心 落胆/歪曲懸念 消えず
    http //www.okinawatimes.co.jp/day/200712271300_02.html 2007年12月27日(木) 朝刊 26・27面 ぼけた核心 落胆/歪曲懸念 消えず ぼけた核心 落胆/歪曲懸念 消えず文科相 謝罪・反省踏み込まず 実行委 不満残すも「80点」 執筆者 文科省姿勢を批判 学校現場も懸念 撤回触れず 後退危険も/解説 渡嘉敷・座間味村に号外 「県民大会」新たに追加 きょう緊急県民集会 退職教員らが軍命削除抗議 つくる会が抗議  高校歴史教科書検定問題で教科用図書検定調査審議会(検定審)は二十六日、沖縄戦「集団自決(強制集団死)」への「日本軍の強制」「軍命」などの記述を認めなかった。「軍関与」の表現にとどめ、九月二十九日の県民大会で決議された検定意見の撤回にも触れなかった。「日本軍の黒い行為をぼかす」「自分たちがうそをついていると...
  • 沖縄タイムス:『教科書検定実相は遠く』(中)密室のやりとり
    http //www.okinawatimes.co.jp/spe/syudanjiketsu/jisso_wa02.html 教科書検定実相は遠く(中) 密室のやりとり (12月28日朝刊総合1面) 静謐たてに核心覆う/透明化へ課題再び  「また、密室のやりとりで決められた」。ある教科書編集関係者は、沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」についての教科書記述の訂正申請をめぐる文部科学省の対応を、こう表現した。  十一月初旬に各教科書会社が文科省に提出した、最初の訂正申請では「日本軍に手榴弾を手渡されて自決を強要された人びと(『集団自決』)や…」との記述や、「軍から命令が出たとの知らせがあり、いよいよ手榴弾による自決が始まりました。操作ミスが原因で…」という体験者の著書から引用した記述が申請されていた。  しかし、文科省は今月二十六日に訂正申請への対応を発...
  • 「軍の強制」明記/執筆者坂本氏申請へ
    沖縄タイムズ 2007年10月28日(日) 朝刊 1・22・23面 「軍の強制」明記/執筆者坂本氏 申請へ 「軍の強制」明記/執筆者坂本氏 申請へ怒り 本土に伝わる/大会関係者、評価 執筆者の坂本さん 自責「辞任も覚悟」 「透明性」確保に先手  【東京】沖縄戦「集団自決(強制集団死)」への日本軍の強制を削除した教科書検定問題で、検定意見の対象になった五社のうち一社の執筆者を務める高校教諭の坂本昇さん(51)が二十七日、東京都内で記者会見し、自分が執筆する教科書に「日本軍によって『集団自決』を強いられた」との記述を明記して文部科学省に訂正申請する方向で準備していることを明らかにした。また、「集団自決」体験者による「軍から命令が出たとの知らせがあった」との証言を史料として掲載し、伝聞形式で「日本軍の命令」を明記することも検討している。  このほか、二〇〇七年に国内で...
  • 中日=共同:沖縄戦教科書問題で提訴へ 愛媛の団体、検定無効求め
    http //www.chunichi.co.jp/s/article/2008020601000543.html 沖縄戦教科書問題で提訴へ 愛媛の団体、検定無効求め 2008年2月6日 18時32分  沖縄戦の「集団自決」をめぐる教科書検定問題で、日本軍による強制などの記述を削除、修正させた文部科学省の検定意見は違法として、愛媛県の市民らが国を相手に無効確認と取り消しを求め、近く松山地裁に提訴する。  原告となる愛媛県西条市の奥村悦夫さん(55)らが6日、沖縄県庁で記者会見し明らかにした。奥村さんらは、「新しい歴史教科書をつくる会」主導の教科書を採択した愛媛県教育委員会を訴え係争中の原告団メンバー。「採択も検定も同じ流れの中にある。沖縄の方々と連携し取り組んでいきたい」という。  訴訟では、昨年3月公表された検定意見について「文科省の教科書調査官が作成した調...
  • 読売:迷走する教科書検定、「密室」制度に批判の声も
    http //kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_07122703.htm 迷走する教科書検定、「密室」制度に批判の声も 訂正申請の審議結果の報告を杉山武彦・審議会会長(左)から受け取る渡海文科相(26日午後1時30分、文部科学省で)=多田貫司撮影 来春から使用される高校日本史の教科書検定で、沖縄戦の集団自決に「日本軍の強制があった」とする記述が削除された問題は26日、「強制」を「関与」に言い換えることで決着した。今年3月に検定結果が公表されてから、なぜここまで問題が長引いたのか。有識者からは、“密室”の中で進められる現在の教科書検定制度に対し、「透明性を高めるべきだ」との指摘が出ている。  今年10月2日、渡海文部科学相は、「軍の強制」の記述を削除させた検定結果に沖縄で反発が起きていることを受け、「訂正申請があった場合、真摯(しんし)に対応したい」...
  • 沖縄タイムス:史実をぼかす政治決着
    http //www.okinawatimes.co.jp/edi/20071227.html 社説(2007年12月27日朝刊) [教科書検定審報告(上)] 史実をぼかす政治決着 史実をぼかす政治決着「強制」認めず「関与」へ 沖縄戦の特徴とは何か 検定制度改革が必要だ 「強制」認めず「関与」へ  高校日本史教科書の検定問題で教科用図書検定調査審議会は、教科書会社六社から訂正申請のあった沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」に関する記述について、渡海紀三朗文科相に審議結果を報告した。  そこで県内のすべての高校生に質問したい。  以下の三つの文章は(1)が原文である。その後、文部科学省や審議会の意思が働いて(2)に書き改められ、多くの県民の強い抗議を受けて教科書会社が訂正申請をした結果、(3)の記述に変わった。さて、この三つの文章は、どこがどのように変わっ...
  • 世界日報:検定意見、事実上の撤回-文科省
    検定意見、事実上の撤回-文科省日本軍「強制」、復活せず 関与は認め、集団自決の主因 教科書6社の訂正申請承認 藤岡信勝 「反軍イデオロギー」全面容認の愚、「パンドラの箱」開けた文科省 http //www.worldtimes.co.jp/special2/oki_kentei/071227.html 検定意見、事実上の撤回-文科省 日本軍「強制」、復活せず 関与は認め、集団自決の主因  太平洋戦争末期の沖縄戦をめぐる高校日本史の教科書検定問題で、文部科学省は二十六日、住民が日本軍によって集団自決に「追い込まれた」などとする表現で、教科書会社六社八点の訂正申請をすべて承認した。三月に公表した検定意見を踏まえ、軍による「強制」や「強要」などの表現は認めなかったが、軍の関与が自決の主な要因と認めたことで、検定意見を事実上、修正するものとなった。 教科書6社の訂正申請承...
  • 12・26沖縄タイムス電子号外
    http //www.okinawatimes.co.jp/ 12 月26 日水曜日 一面:http //www.okinawatimes.co.jp/pdf/2007122601G.pdf 「軍が強制」認めず 検定意見「今後も有効」 「集団自決」表記 検定審が結論   【東京】高校歴史教科書の沖縄戦「集団自決(強制集団死)」に関する検定問題で、教科書会社六社からの訂正申請を審議していた教科用図書検定調査審議会(検定審)の杉山武彦会長は二十六日午後、都内の文部科学省で渡海紀三朗文部科学相と会談し、審議結果を報告した。渡海文科相は全社の記述を承認する手続きに入った。同日中に教科書会社全社に伝達される見通し。検定審の結論は、「集団自決」について「日本軍によって追い込まれた」など軍の「関与」を示す記述は認められたが、「日本軍が強制した」など主語の「日本軍」と述語の「強制」を直接つ...
  • 毎日:クローズアップ2007:沖縄戦・教科書検定審 関与は認め、強制は削除…玉虫色決着
    http //mainichi.jp/select/wadai/news/20071227ddm003040102000c.html クローズアップ2007: 沖縄戦・教科書検定審 関与は認め、強制は削除…玉虫色決着 沖縄戦・教科書検定審 関与は認め、強制は削除…玉虫色決着◇県民感情に「限定譲歩」 ◇二転三転、制度に不信感も ◇「基本的とらえ方」の要旨 ◇県民感情に「限定譲歩」  沖縄戦の集団自決を巡る日本史教科書の記述で日本軍の断定的な「強制」の復活を認めず、「関与」とした26日の文部科学省の教科用図書検定調査審議会の決定。沖縄の県民感情に譲歩する姿勢を示しつつも、「軍命令の存在を含む強制は認めない」との当初の検定意見を両立させた形となった。歴史認識に論議のある問題をどう教科書に取り入れるか。「玉虫色」とも言える決着は、その難しさを改めて浮き彫りにした。【高山純二、山...
  • ◎資料
    ◎資料 『平成18年度検定決定高等学校日本史教科書の訂正申請に関する意見に係る調査審議について(報告)』 平成19年12月25日 教科用図書検定調査審議会第2部会日本史小委員会 http //www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/08011106/001.pdf http //www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/1018.html ◎資料資料1 専門家からの意見聴取結果・・・資料(1)大城将保沖縄県史編集委員 リンク 我部政男山梨学院大学教授 リンク 高良倉吉琉球大学教授 リンク 秦郁彦現代史家 リンク 林博史関東学院大学教授 リンク 原剛防衛研究所戦史部客員研究員 リンク 外間守善沖縄学研究所所長 リンク 山室建德帝京大学講師リンク 資料2 平成18年度検定決定高等学校日本史教科書の訂正...
  • 文部科学省:高等学校日本史教科書に関する訂正申請について(沖縄戦関係)[文部科学大臣談話]
    http //www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/12/07122610.htm 高等学校日本史教科書に関する訂正申請について(沖縄戦関係)[文部科学大臣談話] 平成18年度に検定決定した高等学校日本史教科書の沖縄における集団自決に関する記述の訂正申請について、本日、教科用図書検定調査審議会から、訂正を承認することが適当との意見をいただいた。 今回の対応に当たっては、申請された訂正文等の承認に際し、専門的・学術的な見地からの検討が必要と考え、同審議会の意見を聞くこととした。これは、検定済教科書にかかる訂正申請の承認を行うに際して、必要に応じ教科用図書検定調査審議会が専門的な事項等について調査審議するという教科書検定制度に基づき、対応したものである。 教科用図書検定調査審議会においては、次のような審議が行われたとの報告を受けている。 審議会における審議で...
  • 沖縄タイムス:4社、再訂正申請せず 「集団自決」記述/執筆者ら「遺憾」表明へ
    http //www.okinawatimes.co.jp/news/2008-12-06-M_1-001-1_002.html?PSID=03b1996c62d248bc85e953c39675e1b2 2008年12月06日【朝刊】 社会 4社、再訂正申請せず 「集団自決」記述/執筆者ら「遺憾」表明へ  【東京】教科書執筆者らでつくる社会科教科書懇談会は五日、都内で会合を持ち、沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」の教科書記述をめぐる再訂正申請について、二〇〇六年度に検定意見が付いた五社のうち四社は、会社側が申請しない方針を決めていることが報告された。  残る一社は執筆者と会社間で協議中だが、見通しは厳しいという。  懇談会は、年内に最後の一社の結論が出た時点で声明を出すことを確認。  会合では声明の骨子案が示され、大筋で了承された。  骨子案...
  • 12・26朝日
    http //www.asahi.com/national/update/1226/TKY200712260209.html 沖縄戦の集団自決、検定意見を事実上修正 渡海文科相 2007年12月26日15時06分  沖縄戦の「集団自決」をめぐり、高校日本史の教科書検定で「日本軍の強制」が削除された問題で、渡海文部科学相は26日、教科書会社6社から出されていた訂正申請を承認することを明らかにした。日本軍の命令が直接の原因だったという記述は避けつつ、「日本軍の関与」や「戦中の軍の教育」などによって住民が自決に追い込まれたと記しており、「集団自決が起きたのは、日本軍の行為が主たる原因」と読める内容になった。  今回の訂正申請は、今春公表された検定意見に沖縄側が激しく反発したこともあり、渡海氏が「申請があれば真摯(しんし)に対応する」と表明していた。「日本軍の強制性」を認め...
  • つくる会教科書 慶良間触れず合格
    http //ryukyushimpo.jp/news/storyid-142900-storytopic-1.html つくる会教科書 慶良間触れず合格2009年4月10日 【東京】文部科学省は9日、2008年度教科書検定の結果を公表した。「新しい歴史教科書をつくる会」(藤岡信勝会長)が主導し、自由社(東京)が発行する中学歴史教科書など2社2点が合格した。自由社の教科書は516カ所に検定意見が付き、再申請を経て合格したが、ほかの教科書が記述している沖縄戦の「集団自決」(強制集団死)が起きた慶良間諸島への米軍上陸の事実に触れていないなど、太平洋戦争に関する記述をめぐる問題点が指摘されている。  「集団自決」における軍強制の記述を削除した2006年度の教科書検定に対し、沖縄では「沖縄戦の実相を歪(ゆが)めるもの」と厳しい抗議の声が上がった。  「つくる会」の教科書が「...
  • 愛媛新聞社説2008年3月29日
    愛媛新聞社説2008年3月29日 http //www.ehime-np.co.jp/rensai/shasetsu/ren017200803294465.html 集団自決訴訟 軍の深い関与認めた妥当な判決  沖縄県民はこぞって六十三年前の悲しい出来事を思い起こしているだろう。  太平洋戦争末期の沖縄戦で軍指揮官が「集団自決」を命じたとする本の記述をめぐり、当時の守備隊長らが岩波書店とノーベル賞作家大江健三郎さんに出版差し止めなどを求めた訴訟の判決が、きのう大阪地裁で言い渡された。  文部科学省の教科書検定とも絡んで論争に発展した集団自決問題に、司法がどんな判断を下すか注目された。判決は「集団自決に軍が深く関与したのは認められる」と指摘した上で、元守備隊長らの請求を棄却した。史実論争に踏み込んだ判断は妥当であり、評価できる。  原告は沖縄・座間味島の...
  • 文科省最終承認~検定審第2部会日本史小委員会の報告(平成19年12月25日)
    高校日本史教科書文科省最終承認(平成19年12月25日) 検定審第2部会日本史小委員会の報告 『平成18年度検定決定高等学校日本史教科書の訂正申請に関する意見に係る調査審議について(報告)』 平成19年12月25日 教科用図書検定調査審議会第2部会日本史小委員会 http //www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/08011106/001.pdf 目次 検定審第2部会日本史小委員会の報告はじめに・・・1 1 今回の訂正申請に関する調査審議の経緯・・・2(1)訂正申請書の提出・・・2① 各発行者からの申請の経緯・・・2 ② 文部科学大臣から審議会への意見聴取依頼・・・3 (2)今回の訂正申請に関する調査審議の進め方・・・4① 平成18年度検定経緯の確認・・・4(ア)調査審議の状況・・・4 (イ)沖縄における集団自決に関する記...
  • @wiki全体から「共同:教科書検定審が透明化策を了承 議事概要の公表柱に」で調べる

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