【side:Ash】
事情説明もなしにいきなり連行なんて、ふざけすぎだっての。
あれよあれよと言う間に城の一室に連れてこられて暫く経つ。
あれよあれよと言う間に城の一室に連れてこられて暫く経つ。
拘束はされていないが剣とか刃物は取り上げられた。
どうもいつも持ち歩いているものだから、無いとなると違和感を感じる。
名のある剣ではなくとも大事な剣だし、ついてるコアは貴重だ。
質がどうのじゃなくて母さんが俺のために魔力を籠めたものだから。
…頼むからぞんざいな扱いだけはしないでくれよ…。
どうもいつも持ち歩いているものだから、無いとなると違和感を感じる。
名のある剣ではなくとも大事な剣だし、ついてるコアは貴重だ。
質がどうのじゃなくて母さんが俺のために魔力を籠めたものだから。
…頼むからぞんざいな扱いだけはしないでくれよ…。
フィリディアに入国したのは今日の昼。
その後すぐにあの教会に行ったのだから自分が何かしたとは思えない。
…それに、同じく連行されたこの青年と会ったのはつい今しがただ。
会話だってろくにしていない。
一緒に連行される理由なんてあるわけないし、俺の頭じゃ到底考え付かない。
その後すぐにあの教会に行ったのだから自分が何かしたとは思えない。
…それに、同じく連行されたこの青年と会ったのはつい今しがただ。
会話だってろくにしていない。
一緒に連行される理由なんてあるわけないし、俺の頭じゃ到底考え付かない。
その上取り囲んでた兵は…大体30人ほど居た。
たった2人を捕まえるためにわざわざあれだけの兵士なんて普通は用意しない。
しかも俺達が教会に居たことは分かっていたみたいだったし。
たった2人を捕まえるためにわざわざあれだけの兵士なんて普通は用意しない。
しかも俺達が教会に居たことは分かっていたみたいだったし。
……可能性として一番高いものは思い浮かんでる。
皮手袋の上からさりげなく手の甲を触れる。
この不可思議な石とそれに連なる出来事。
それが俺が考え付く唯一の理由だ。
むしろ他に探せって方が難しい。
皮手袋の上からさりげなく手の甲を触れる。
この不可思議な石とそれに連なる出来事。
それが俺が考え付く唯一の理由だ。
むしろ他に探せって方が難しい。
「なぁ、王様ってのはまだなわけ?」
さっさと説明してもらいたいんだけど。
でもって解放してくれると尚ありがたい。
でもって解放してくれると尚ありがたい。
「王はお忙しいのだ。大人しくしていろ」
「…ハイハイ」
「…ハイハイ」
一言で切り捨てデスカ。
…ちゃんと大人しくしてるじゃんか、してなかったら暴れてるっての。
…ちゃんと大人しくしてるじゃんか、してなかったら暴れてるっての。
連れてこられた部屋の見張りは扉の前に2人、窓の傍に1人、俺たちの傍に2人。
部屋の外にまだ居るかもしれないけど、中には合計5人。
これなら逃げ出そうと思えば逃げ出せる。
それをしないんだから充分大人しいと思う。
部屋の外にまだ居るかもしれないけど、中には合計5人。
これなら逃げ出そうと思えば逃げ出せる。
それをしないんだから充分大人しいと思う。
わざわざ捕まえた理由が知りたいし、もしかしたらこの石のことが分かるかもしれない。
そう思って留まってるに過ぎない。
そう思って留まってるに過ぎない。
けど一般兵達には理由を尋ねても答える権限が無いの一点張り。
王様が来るって言うならそれまで待ってるしかない。
少なくとも何らかの説明くらいはしてくれるだろ?
王様が来るって言うならそれまで待ってるしかない。
少なくとも何らかの説明くらいはしてくれるだろ?
これからの算段を練っていると、漸く扉が開いた。