複線をS字でつないだとき、どのように収拾をつけるか?
点対称に反対側にもうひとつS字をつくれば話は簡単である。

ところで、複線S字は、図の通り長さを文字でおくと、

縦方向に、2a+√2/2×C、横方向に2b+(1-√2/2)×Cだけずれる。
90度にクロスする方向で複線S字を重ね合わせると、
結局 2・(a+b)+C だけずれることになる。a+bは直線一本分の長さなので、C つまり複線幅を調整すればよいことになる。

見方を変えると、複線曲線を加えることにより、S字の組み合わせではなく、90度ペアの組み合わせになるように調整したとみることもできる。

複線幅60㎜の調整の方法であるが、それほど厳密さを要求しないのであれば、1/4直線(54mm)を使用するのが一番簡単である。
平面でおいている限りでは、6㎜の開きはほとんど関係してこない。

60㎜の調整は、複線曲線の組み合わせによっても可能である。よく見ると、もとのS字と同じ形でつなげていることがわかるだろう。

その他の60mmの調整法としては、Uターンレールを使うことが考えられる。Uターンレールを使うためにかなりのスペースが必要になってくる。

さらに、単線複線ポイントを組み合わせた場合、さらに大がかりなものとなる。

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最終更新:2012年11月02日 18:23