《宇佐見 菫子》

PR.214 Character <PRカード
GRAZE(5)/NODE(5)/COST(5) 種族:人間


(自動β):
 あなたの場に「宇佐見 菫子」が1枚もいない場合、〔あなたの場の必要ノードが5のキャラクター2枚〕をゲームから除外しても良い。除外した場合、〔サイドボードにあるこのカード〕をあなたの場にアクティブ状態で出し、〔ゲームから除外されているカード2枚〕を裏向きにしてセットする。この効果はスペルカードのタイミングでしか使用できない。

(常時)0:
 〔このキャラクターにセットされている裏向きのカード1枚〕を破棄する。その後、以下の効果から1つを選んで解決する。
 1.〔ゲームから除外されているカード2枚まで〕を本来のプレイヤーの冥界、または地獄に戻す。
 2.目標の〔耐久力が攻撃力より高いキャラクター1枚〕を決死状態にする。

攻撃力(5)/耐久力(5)

「時代遅れの古典的な妖怪が集合知を手に入れた現代の人間に敵うと思って?」

Illustration:鳥居すみ

コメント

秘封倶楽部初代会長が一足早くプロモーションカードで登場……と思いきや、第二十弾宇佐見 菫子/20弾が収録されたため最初の「宇佐見 菫子」ではなくなった。

5ノード5コストという馬鹿げた重さな上、手出しでは(常時)が機能しないため、運用するなら(自動β)サイドボードから踏み倒すことになる。
必要ノード5のキャラクターを2枚揃えるのは骨が折れるため、上手く踏み倒しながら場に揃えていきたい。レティ・ホワイトロック/16弾のように無料で場に出てくれるキャラクター九十九 八橋/19弾九十九 弁々/19弾のように場に揃えやすいキャラクターを使うと意外と簡単に場に呼ぶことができる。
特にユキ/13弾マイ/13弾のセットは非常に相性が良く、1枚プレイするだけでこのカードの素材が揃う。実質マイ/13弾を「5ノード2コスト速攻マナチャージ(2)、色々とおまけつき」として運用しているようなものなのでその強力さは推して知るべきだろう。
また、地獄デッキならキクリ/12弾金伽羅/15弾がどちらも5ノード、かつ踏み倒し条件が緩いためこれらを使うのも有効である。

一度場に出てしまえばその効果は強力無比であり、実質速攻マナチャージ(2)のキャラクターを出している上にひとり杞憂2発を無料で打てると、アドバンテージの塊のようなカードである。
1番目の(常時)スペース発電機のような除外カードのケアをしたり、逆にマエリベリー・ハーン/7弾のような除外ギミックの活用を対策できるため、上手く状況が合えば非常に強力。無縁塚を使い回したり「スカーレットディスティニー」を自分から冥界に戻して伊吹瓢で再利用するなどアグレッシブな使い方をしてもいいだろう。
地味に攻撃力も5あるため、詰めのタイミングになったらアタッカーとして運用することもできる。

特にこのカードを強力足らしめているのが除去耐性の高さである。攻撃力耐久力が等しいため木枯らしごっこひとり杞憂目標にならず、グレイズが高いため緑眼のジェラシーを打ちにくく、耐久力が高いため西行寺 幽々子/14弾インドラの雷を加えてもまだ処理されないと、マナチャージとしては圧倒的な場持ちを誇る。
特にメジャーなコマンドカードでの除去に軒並み耐性を持っているのは(常時)との相性も良く、様々な点でシナジーを持ったパワーカードである。

天敵としては小兎姫/17弾が挙げられる。対小兎姫/17弾としてかなり無難な選択肢であるひとり杞憂がこのカードと除去範囲を完全に同じくするため、どうにも採用しにくい故である。このカードを主軸に据えるなら疑惑の五芒星などの対策カードをセットで採用してもいいだろう。
サイドボードの枠が減るデメリットにも注意。加えて弐符カードやインドラの雷を積むと対策カードが殆ど取れないといったこともザラである。
また、意外な弱点ではあるが(自動β)でプレイしないと単にどうしようもないほど重いマナチャージでしかないためバウンスには要注意。多々良 小傘/12弾のような軽い時間稼ぎでもこのカードにとっては致命傷になり得る。

  • このカードは「Phantom Magic Vision All Japan Championship 2016」の優勝者がデザインしたカードである。優勝者カードのご多分に漏れず、このカードも環境でよく見受けられるカードとなっている。

  • 「同じステータスを持ったカード2枚をコストに」「デッキではない場所からプレイされ」「コストのカードはキャラクターではない何かとしてこのカードにセットされ、そのカードをコストに強力な効果を使用できる」という類似点から、元ネタは「遊戯王」の「エクシーズ召喚」だろう。エクシーズ召喚は(遊戯王の長い歴史と比較すれば)比較的近年になって登場したシステムであり、「外界」の「現代っ子」である菫子の特徴を「別のゲーム」の「最近のシステム」で再現するという面白い試みになっている。


収録

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最終更新:2016年11月08日 02:06