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ファイヤー

サンダー

英名 Moltres 学名 phoenix ignisia
標準体高 2.0m 標準重量 60.0kg  特性:プレッシャー
進化過程: 進化しない
主な生息地:不明。火山や、その中にある洞窟での目撃談が多い

エジプトを中心に、世界各地で目撃情報のある希少な有翼二足歩行鳥類型ポケモン。
「かえんポケモン」に分類され、フリーザーサンダーとともに、伝説の鳥ポケモンの1匹とされる。

体色は橙のかかった黄色で、美しく燃え上がる鬣・翼・尾羽、赤く鋭い嘴を持つ。
古くから人間と関わりが深く、最も古い目撃情報は32年、エジプトで目撃されたものまで遡る。
西欧の「不死鳥伝説」のルーツであるほか、インドや中国でも崇められてきたという記録がある。
(ただし、中国の伝説はUMPの1つ「虹色の鳥」ことホウオウと混同されていると考える研究者もいる)

この不死鳥伝説はいろいろな形で各地に残っているが、そのどれもに共通するのが
"ファイヤーは死期が近づくと自らの炎でその身を焼き、灰の中から再び蘇る"というものである。
確かに、弱ったファイヤーが火山に移動し、火口のマグマに身を浸すという行動は実際に確認されている。
これは自身の代謝を活性化させることにより、傷の治りを早めるためだという説が有力である。
このほかにも、山で遭難して死を覚悟したときにファイヤーを目撃し、どうにか下山できたという話も昔から多く、
命を司るというイメージが人々の間に定着し、不死鳥伝説が生まれたのだろうと思われる。

ファイヤーの最たる特徴は、人々を魅了して止まない燃え上がる翼だろう。
ファイヤーの羽毛1枚1枚には小さな火炎嚢があり、それらが集まる事で炎の翼を形成している。
この炎は、ファイヤーと深い信頼関係にある者には熱さを感じさせない。
(この性質はポニータギャロップの鬣や尾にも共通している。詳しくは彼等の項を参照)
大量の火炎嚢を維持するため、ファイヤーは大変食欲が旺盛である。
飼育下のファイヤーはフーズのほか、小動物や木の実、昆虫に至るまでさまざまなものを食べるが、
特に香木、とりわけ乳香を好むことがわかっている。

また、羽毛には耐火性があるが、これは抜け落ちる時に耐火性を失い、殆どが体の炎で焼かれてしまう。
焼かれた羽毛は灰になってしまうが、尾の先端にある羽は例外的に、しばしば焼かれずに残る事がある。
ファイヤーの尾羽から作られた薬には強心作用があり、これは大変な高値で取引される。

目撃情報は他の伝説の鳥ポケモンに比べ、比較的多いファイヤーだが、その生息地は特定されていない。
これに関して人里遠く離れた秘境の1つ「炎の山」において、非常に信憑性の高い目撃情報がある。
そのとき炎の山に写真撮影のため入っていたカメラマンのT氏によれば、

「その日は数ヶ月ぶりに炎の山に入ったんだけど、いつもの撮影コースを歩いていると
 前に撮影しに来たときにはなかった黄色い大きな丸い岩が道を塞いでいたんだ。
 邪魔だったんで脇を流れる溶岩の川に岩を落としたら、溶岩が光って中からファイヤーが飛び出してきたんだ。
 そのときは無我夢中でシャッターを切ったよ。思えばあの岩はファイヤーのタマゴだったんだろうね。」

この時、T氏によって撮影された写真には、羽を伸ばして火の粉を振りまくファイヤーの姿が鮮明に移っている。
参照.ttp://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_npfj/tokuten/p3_3.jpg
 (インタビュー・写真はポケモンジャーナル1999年4月号の記事より抜粋)

T氏の言う丸い岩が本当にファイヤーのタマゴであったかは不明であるが
(サンダーの項でも述べたとおり、ファイヤーがタマゴを作ったという記録はない)、
このことから炎の山が、今のところファイヤーの生息地の最有力候補とみなされている。
その後、炎の山には我がタマムシ大学をはじめ、多数の調査チームが足を運んだものの、
結局ファイヤーの姿を見つけることは叶わなかった。
さらに近年、炎の山を含む火山地帯の活動が活発になり、近づく事もままならない状況である。
これに代わり、2004年以降、ファイヤーの目撃情報が増加する傾向にある
カントー地方南方のナナシマ諸島が、研究者達の注目を集めている。

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最終更新:2006年12月01日 16:32