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ハリー・ポッターと謎のプリンス

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ハリー・ポッターと謎のプリンス

Harry Potter And The Harlf-Blood Prince


著者:J.K.ローリング J.K.Rowling
翻訳:松岡佑子
発行:静山社

毎回お祭り騒ぎで刊行され、個人的にも楽しみにしているハリー・ポッター・シリーズ第6弾です。
これがなかなか楽しく読めました。実は僕の中であるジンクスがあり、というかこのシリーズ奇数巻はすごく好きなんだけど偶数巻は面白くないと思っていたので今回はどうなんだろうと心配していた訳です。余計なお世話ですね。

物語は例によりホグワーツの新学期から始まります。ハリー達も6年生、16才になりました。大人ですね。
新学期前のお話は今回は少し長めです。魔法界にも人間界にも混沌の影が色濃くなっているのですからさもありなん、です。
続けて読んでいる方には毎度お楽しみのお約束事もちゃんとあります。(「闇の魔術に対する防衛術」の先生は誰?なんかは気になる所ですよね)
今回もハリー達は様々な謎や危機に出会います。まさに物語は終盤に差し掛かっている訳で、今まで以上に物語の根本に迫る謎や事件に出会う事になり、過去の事件や謎が繋がっていきます。あまり詳しく書くとあれなので控えておきますが、ヴォルデモート卿の謎に迫る話であるとのみ記しておきます。
そして最後には「えっ!」とうならせる大事件へと展開していきます。

無理矢理の感はありますが(今日日さすがに・・・と思いつつ)起承転結で言うなら、1〜3巻で「起」と「承」、4巻以降が「転」となります。「結」は言うまでもなく最終巻の7巻であるのですが、「謎のプリンス」は様々な転句を結句に結ぶ重要な章となります。
面白くならない訳が無い。
4巻以降暗い影がストーリーを覆っています。色濃くなる影を最終巻ではどう払拭してくれるのでしょう?そして、今巻の最後に誓うハリーの決心は?そもそもこの物語の一番最初に書き記された(未だ金庫に眠っている)最終章とはどのような話なのでしょうか?

早く読みたい!本当に楽しみ!


個人的にローリング女史は物語の語りや構成は決して上手な人ではないと思います。実際、どんなに面白い巻でも(此の巻も含めて)ストーリーの中だるみはあるし、無駄に膨らませた登場人物や伏線が鼻につきます(一年間という括りが原因なのか、とは思うのですが)。ぶっちゃけ、全編に突っ込みどころ満載です。
にもかかわらず毎回新刊が出るたびに慌てて手にしてしまうのは、物語の基本的な設定と主要登場人物の魅力が大きいのでしょう。
読者それぞれに登場人物に対する思い入れもかなりのものでしょう。しかし作者自身が言う様に、5・6巻では重要な登場人物が死を迎えています。僕にとっても衝撃的な死別です。そして次巻でも・・・本当に殺るのか!ローリング!

「謎のプリンス」の原題は「Harlf-Blood Prince」で、当初発表されていたタイトルも「混血のプリンス」でした。「混血」ってのが引っかかったんでしょうね(社内自主規制?)。

2006.06.09

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