QuizKnock STADIUM(クイズノックスタジアム)とは、コナミがサービス提供しているアーケードクイズゲームである。稼働開始日は2022年3月10日。公式略称は「
ノクスタ」。
WebやYouTubeで活躍する知的メディア集団「
QuizKnock」が制作に協力している。
概要
筐体は2枚のディスプレイと中央にある1つのボタンで構成される。ボタンを押して早押しクイズの解答権を得て、タッチディスプレイで解答する。
本ゲームの大きな特色として、全ての問題文が、伊沢拓司の音声をサンプリングした合成音声(通称「
伊沢ロイド」)によって再生されるという点が挙げられる。
問題作成はQuizKnockの他、「
クイズマジックアカデミー」シリーズ同様に株式会社セブンデイズウォーが担当している。また、
abc/
EQIDENの問題も一部提供されている。
ゲームモード
QuizKnock STADIUM リーグ
全国からマッチングされたプレイヤーと4人で対戦する。勝ち残り方式ではない1ラウンド制である。
ゲーム開始前に各プレイヤーは出題形式(後述)と難易度(EASY・NORMAL・HARD・ALL)を選択する。選択された出題形式が各4問、合計16問出題される。
早押しクイズの解答権は先着3名まで。正誤により以下のルールで「オック」が精算される。
- 解答権を得た着順
- 1着で正解/誤答すると200点加算/減算。
- 2着以降で正解/誤答すると100点加算/減算。2着以降で正解した場合の加点は、より早く押したプレイヤーが誤答していても200点とならず、クイズセレクターボーナス(後述)も適用されない。
- 各セット4問目はこのオックの増減が2倍になる。
- タイムボーナス
- 1問の制限時間を4つに分けたときの各区間(区間ごとの時間配分は出題形式により異なる)に対し0〜30点のボーナスが定められている。正解した場合は、押したタイミングの区間によってボーナスが追加される。
- フラッシュ、倍速、ダッシュ画像では1回目の出題で正解すると+30点、2回目の出題で正解すると+20点、3回目の出題で正解すると+10点。その他の形式では4つの区間の長さが全て同じとなっている。
- クイズセレクター
- 出題形式を選択したプレイヤーは「クイズセレクター」と呼ばれ、各セットのクイズセレクターのみに対し「1着正解で(上記の得点に加えて)さらに150点加算」「誤答で(上記の減点に加えて)他の各プレイヤーに50点ずつ(合計150点)支払う」といったルールが追加で適用される。
全4セット16問を終え、合計獲得オックの多さで順位を決定する。同数の場合は早押し平均タイムを比較する。
ドリームチャレンジ
1日2回、17:00~17:05・19:30~19:35の5分間のみ選択可能である最大99人参加可能なモード。
10問出題され、不正解、無回答もしくは正解者のうち早押しタイムが一番遅かった場合にライフが減少する。
ライフが0になると「脱落」となるが、解答自体は10問全て可能。
最後までライフが残っていたプレーヤー達で10万オックを山分けする。
サバイバルLIVE
特定の期間(基本的に2週間)中のランキングに参加し、獲得オックランキングで上位99名に入ったプレイヤーに優先出場権が与えられる(それ以外のプレイヤーも「サバイバルLIVE優先権」を持っている場合、開催時間にログインすればプレー可能)。
- 「サバイバルLIVE優先権」は「今週のミッション」で「25回プレーしよう」をクリアすると手に入る。
本戦は基本的に土曜日に開催され、MCとしてQuizKnockメンバーやゲストが参加。
- 9問目まではドリームチャレンジと同様のルールだが、10問目(最終問題)ではMCも問題に参加し、MCより早く正解したプレーヤーだけが「サバイバル成功」、後日入手できるタイトルは「〇〇に勝利した」、クイズカードでは「サバイバル成功」となる。
- 他のクイズゲームと異なり「サバイバル失敗」となったら何もないわけではなく、後日入手できるタイトルは「〇〇に挑戦した」、クイズカードでは「サバイバル挑戦!」となる。
最終問題でMCが誤答した場合はドリームチャレンジと同様のライフ精算となり、誤答などでライフにダメージを受けても最終的にライフが残っていればサバイバル成功となる。
- 途中で回線落ちになってもモードが継続するため、1人状態になった状態でサバイバルとなると「サバイバル成功」扱いとなり、クイズカードでは「サバイバル成功」となる。ただしタイトルは「〇〇に挑戦した」となる。
店内対戦
同店舗内でマッチングしたプレイヤーと最大4人で対戦する。4人に足りない分はCPUが補完される。
基本的にはQuizKnock STADIUM リーグと同じだが、ここで獲得したオックはランキング及び生涯獲得オックに加算されない。
出題形式
解答方式の基本としては、各問題の解答権を得た上で4つの文字ボタンが横一列に表示される。答えとなるものを押して1文字ずつ順に入力する。(例:[ク][イ][ズ][じ])
文字ボタンに表示されるのは主にひらがな・カタカナ・数字・英字であり、濁点(゛)・半濁点(゜)に関わる誤答も存在。
正しい文字の場合は電子音の音階が1つ上り次の文字を選択できるが、不正解や入力時間切れの場合は即誤答となる。
1問の制限時間は問題が流れる時間+5秒。フラッシュ、モザイク画像、虫食い以外の形式は問題文の長さにより早押し受付時間が変わることになる。
早押しKnock
オーソドックスな早押しクイズ。問題文、問い読み共に普通の速さで流れる。
フラッシュKnock
問題文全文が一瞬だけ表示され、問読みは無い。制限時間内に3回フラッシュ表示され、表示される長さはどんどん長くなる。4回目の表示は制限時間いっぱいまで常に表示される。
1問の制限時間は20.5秒。3回目までの各区間の長さはカウントダウン1.5秒→問題文が見える時間→空白2秒。
モザイク画像Knock
最初に問題文(例:「この○○は何でしょう?」)が読まれたあと、モザイク加工された画像(写真、白地図、漢字など)が表示され、徐々に解像度が高く鮮明に表示される。
1問の制限時間は12秒。
倍速Knock
問題の出題が倍速になる。画面上には文字が1文字のみ超高速で変わり、問読みの速度も同様に高速で読まれる。制限時間内に3回高速表示され、読まれる速さはどんどん遅くなる。4回目は問題文が全て表示され、問読みはされない。
ダッシュ画像Knock
最初に問題文(例:「この○○は何でしょう?」)が読まれたあと、四角と四角の間、狭い隙間(例:□?□)を高速で移動する画像が表示される。制限時間内に3回表示され、画像が見える隙間が広くなる。4回目の表示は四角が完全に開き、制限時間まですべて表示される。
各区間の長さは4.5秒+α→4.5秒→4.5秒→5秒の合計18.5秒+α(+αは最初の問題文の読み上げ時間)。
NOひらがなKnock
表示速度は普通で前述の早押しKnockと似ているが、問題文のひらがなだけが「_」(アンダーバー)で伏せられ、問読み無しで出題される。残りのカタカナ、記号、漢字、数字、英字はそのまま表示される。
この形式だけは問題文の表示が終わってもひらがなはそのまま「_」のままであり、キーワードが全てひらがなだとヒントは文字数のみで、答えの確定が不可能になる場合もある。
虫食いKnock
問題文とその全長が全く見えない状態から、文字が不規則かつ徐々に表示される。1問の制限時間は14秒。
逆再生Knock
問題文が末尾から表示され、問読みも同様に逆再生になる。しかも出題音声は1文字ずつ逆から読むのではなく、普通の問題文をそのまま逆再生した形で流れるため、通常では正しく聞き取れない。
4択Knock
期間限定でトレンドKnockの代わりに選べるようになる形式の1つ。
早押しKnockのように問題文が(「伊沢ロイド」付きで)読み上げられる間に4つの選択肢が虫食いKnockに似た形でオープンしていく。こちらは幸いにも4つの選択肢のうちまだ見えていない部分は「_」(アンダーバー)で伏せられているので、文字数から選択肢を推理することは可能。
文字通り正解は4つの選択肢のうちいずれか1つとなるが、その分「〇〇なのは次のうちどれでしょう?」など、選択肢が出ないと答えを確定できない問題や、「××といえば ~~ですが、」で間を空けてくるパラレル問題など、従来のHARDで出題されるものよりも高難易度の問題が多い傾向にある。
パネルKnock
期間限定でトレンドKnockの代わりに選べるようになる形式の1つ。
早押しとQMAシリーズの「文字パネルクイズ」を合わせたような形式で、問題ごとにあらかじめ用意された8枚のパネルの中から解答を順番に入力していく(正解文字数はもちろんランダム)。他形式と異なり、漢字が選択肢に並ぶこともある。
4ヒントKnock
期間限定でトレンドKnockの代わりに選べるようになる形式の1つ。
早押しとQMAシリーズの「連想クイズ」を合わせたような形式。「4ヒント」の形式名の通り、4つのヒントが順番に出てくるので、これらのヒント(&出題時のジャンル発表)から連想される解答を入力する。
なお、前述の「4択Knock」と同様に4つの選択肢が徐々にオープンしていき、正解はその中のいずれかとなる。
クイズジャンル
- ことば
- 文学
- サイエンス
- 社会教養
- 芸能
- 歴史
- 地理
- 趣味と生活
- スポーツ
- サブカルチャー
関連項目
外部リンク
最終更新:2023年01月19日 11:07