はじめに
ネタバレのないよう、クリアしたステージを↑の目次から選択して読めるようになっている。
ELVEN LUINS(エルフの遺構)
???「あなた、エルフの遺構に辿り着いたわね! ホルガー、言った通りでしょう、私たちは選ばれし者を見つけたのよ!」
???「どうだか。俺たちのヒーローはただクモの群れをやっつけただけだ。そんなことは赤ん坊にだってできるだろうさ。」
???「あなたの言う『赤ちゃん』は、つまりゴブリンの赤ちゃんってことね。それと同じことができるなら十分すごいわよ。……ああ、自己紹介がまだだったね。私はタラ。反抗したエルフの守護者よ。」
???「そして俺がレディー・マリオン、ヴァッラ公爵夫人だ。」
タラ「ホルガーは傭兵に転向したヒーローなの。でも今は引退してるわ。まさかユーモアのセンスまで引退してるとは思わなかったけど。」
タラ「とにかく、あなたはもう暗黒の森に入れるわ。準備をして。」
ホルガー「そうすべきだ。死ぬ準備をな。」
(つづく)
DARK WOODS(暗黒の森)
タラ「これで分かったでしょ、ホルガー? 私たちのヒーローは暗黒の森を抜け出したわ。ここを生き延びれるのは選ばれし者だけ。そろそろいきさつを教えてあげてもいい頃だと思うんだけど……」
ホルガー「俺が何と答えてもお前は話すんだろう、なぜわざわざ尋ねる……」
タラ「聞いて、傭兵さん。最初はちょっと怖い話になるわ……私たちは敵が何なのかよく分からないの。人々は東から広がってくる暗闇についてうわさしてる。」
タラ「黒い何か、生命を喰らってしまう何かが近づいているのよ。」
ホルガー「俺が思うに村人共は最高に独創的な連中だ。奴らはそれを『カゲ』と呼んでいるのさ。」
タラ「私たちはカゲを止めようとしたけどダメだった。それで、上手くいかないのは私たちが2人ともヴァッラ生まれだからだって気付いてから無駄な悪あがきはやめたの。」
ホルガー「どうもヴァッラ全体が呪われているらしい。ここの生まれでない者だけがカゲを打ち負かしてやれるってことだ。」
タラ「そのヴァッラこそ……あなたが足を踏み入れた土地よ。」
(つづく)
SACRED OAK(聖なる大樫)
???「止まれぃ! 僕は聖なる大樫に住む強いイタチだぞ! お前は僕に従うんだ! 僕はとっても強いんだからな!」
ホルガー「俺は百人力だぞ! そこをどきやがれげっ歯類め、さもなけりゃ捻り潰してやろうか……」
イタチ「僕はイタチだ、この白ヒゲが、無知なおバカめ! イタチはイタチ科だぞ! チュウチュウ鳴くものがみんなげっ歯類だと思うなよ……」
タラ「ごめんなさいね、あなたを怒らせるつもりはないわ、でも私たち急いでるのよ。このヒーローはヴァッラを救う為の手助けをしてくれてるの。」
イタチ「そんなの無理に決まってるだろ、愚か者共め! ここいらの沼地はモンスターがうようよしてるんだぞ! 隅々までグールマンサーがいるんだ。」
イタチ「それにほら、ムーチのことも忘れちゃいないだろうな! ああ嫌だ、卑しい生き物は精神を蝕むんだ……」
ホルガー「俺たちなら奴らをやれる。ムーチのことも心配するな。分かったか?」
イタチ「そりゃ結構なこった。僕はお前たちに付いて行って、モンスターがどうやってお前たちをバラバラに切り裂くのか見てやるさ。どのみち行くあてもなかったんだ。」
(つづく)
CITADEL(砦)
イタチ「驚イタチ! こいつはあのモーホッグを倒したって言うのか? どうやって?!」
ホルガー「不可解なことが一つ……どうしてまだここにいるんだ、イタチよ?」
イタチ「いいニュースだよ、おじいちゃま。僕は君たちの仲間になってやることにしたんだ!」
イタチ「この小さくて可愛らしい哺乳動物を助けたいとは思わないのかい?」
ホルガー「仔犬は可愛いもんだ。だがお前は微妙だな。」
イタチ「ええと、カゲを倒す為に僕は何をしたらいいかな?」
タラ「私はこのイタチちゃんが計画には必要だって分かってたわ! あなたの知ってることを私たちに全部教えてちょうだい!」
イタチ「まずマイアムーン卿──ムーチとも言うけど──を倒してからだ。そうしたら僕も話すよ。」
(つづく)
WASTELANDS(荒野)
イタチ「(カリカリ、カリカリ)」
ホルガー「ムーチは死んだぞ、イタチ。引っ掻くのをやめて話をしたらどうなんだ!」
イタチ「僕だってそうしたいさ、でも毛が痒くて仕方がないんだ! まるで燃えているようだぞ!? 掻く……のをやめられ……ない……」
タラ「イタチちゃんに何が起きてるのかしら? ほら、毛を見て……まるで……」
ホルガー「……変身しているようだ。」
イタチ?「やった! 一種類の毛皮をずっと着ているのにはもう飽き飽きだったんだ。」
(つづく)