ゲーム導入&チュートリアルシナリオ
執筆者:ロラン

導入文

時は大正、都市大衆文化が花開く浪漫の時代。しかし「モダン」に浮かれる人々の華やかな営みの裏に、人に取り憑き悪をなす怪しき影がそこにはあった…
額に浮かぶ二本の突起、その特徴的な姿を以って彼奴らは「隠児(おに)」と呼ばれるようになった。そして彼奴らを討つことを生業とする者達もまた現れたのも自明の理。國に特別な武器の所有を認められた闇を払う仕事人、人は彼らを「隠児斬り(おにぎり)」と呼んだ…ッ!

ところ変わって此処は陽気なとある港町。
一見隠児などいないように見えるこの町に、ひとりの隠児斬り見習いがやってきた。
そう、キミだ。
キミがまずすべきこと、それは一人前として認められることだ。そのための試験として町人から依頼が届いている。
これを達成すればキミは晴れて立派な隠児斬りの仲間入り、キミだけの特別な武器を渡される。

さぁ、大正浪漫の町へ踏み出そう!



■三つのうちから一つ選んでもらう。ルールや成敗カードの使い方を知ってもらうことを重点に。
共通部分
受付「これから貴方達には正式な隠児斬りとなるための最終試験を受けていただきます。三つの依頼の中から一つお好きなものをお選びください。また、今回の試験ではこちらの武器を使っていただきます」


①警察官からの依頼
【難易度】 T-1
〇登場 NPC 警察官 洋食屋 宣教師
○隠児:宣教師
〇使用カード 『警察官の証言』『洋食屋の証言』『支給用成敗カード』
〇ハンドアウト 依頼人:警察官
『新しい隠児斬さんに是非依頼したいことがあるのであります!』
==内容==
警察官「実は先月あたりから違法な薬が裏で出回るようになったのであります。何人か売り手を捉えたのですが、彼らからは隠児と接触した痕跡が見つかりました。聴取の結果、彼らに指示を出していたのは商人であり、彼が隠児である可能性が非常に高いと我々は結論付けたのであります。しかしこの街はしばらく隠児斬りが不在で行動に移ることができず歯噛みしていたのでありますが、貴方が来てくれたおかげで実行できるのであります」
『キー証言カード』を渡す
商人にキー証言カードを見せない場合
商人「怪しい薬?なんのことだい、ウチにはそんなものはないよ」
見せた場合
負けロール、『クリア証』を渡す
継続してプレイする場合、出口で正式な成敗カードを渡す  

②医者からの依頼
【難易度】 T-2
〇登場 NPC
医者 書生 商人
○隠児:商人
〇使用カード
『医者の証言』『書生の証言』
『支給用成敗カード』
〇ハンドアウト 依頼人:医者
『君が件の新しい隠児斬かね。君に頼みたいことがある』
==内容==
医者「先日から学校で突然倒れて運ばれてくる学生が多い。それに喧嘩や嫌がらせなども異常に増えていると聞く。間違いなく隠児が潜んでいる。警察に協力してもらいもう犯人の目星はついている、後はようやく来てくれた新しい隠児斬りである君がそれを討つだけだ。よろしく頼む」
『キー証言カード』を渡す
書生にキー証言カードを見せない場合
書生「そうですね、最近は学校の雰囲気が悪くて居心地が…」
見せる場合
負けロール、『クリア証』を渡す
〇継続してプレイする場合出口で正式な成敗カードを渡す


③記者からの依頼
【難易度】 T-3
〇登場 NPC
記者 警察官 医者 隠児:医者
〇使用カード
『記者の証言』『処方された薬』『支給用成敗カード』
〇ハンドアウト 依頼人:記者
『あなたが新しい隠児斬ですか、私の記事のために協力してくださいよ』
==内容==
記者「前飲みに行った帰り、夜中に宣教師さんが怖い顔で徘徊してるのを見かけたんだ。なんか変だと思って聞いて回ったら同じような目撃情報がたくさん出てきた。どうにも怪しいと思って警察にも調べて貰ったら隠児が獲物を探す行動に一致するらしい。やっとこの街に隠児斬りが来てくれたんだ、解決してくれれば記事にして宣伝させてもらうよ」
『キー証言カード』を渡す
宣教師にキー証言カードを見せない場合
宣教師「身に覚えがありませんね…」
見せた場合
負けロール、『クリア証』を渡す
〇継続してプレイする場合出口で正式な成敗カードを渡す
最終更新:2018年03月15日 00:08