+ 町野 灯里
<基本データ>

PC名:町野 灯里
PL名:fuuri
コード名:マッチ売りの少女
スタイルクラス:サポーター
レイヤークラス:アームズ
ワークス:ガーディアン

<ライフパス>
出自:貧困
経験:平凡
動機:正義
邂逅:友人/友情
コードフォルダの形態:アクセサリ
コードへの感情:親しみ

<自由記述欄>
貧民街の生まれ。早くから稼ぎに出かけ、5人家族の食い扶持を繋いでいた。ある日訪れた医師団から適合性があると言われ、自身には適性がなかった弟から夢を託されて、レイヤードになる。
彼女のレイヤータイプはアームズ、銃を具現化させることができるが彼女自身は銃の扱いはそこまで得意ではなく、基本的には味方の支援に回る。しかし、いざという時には危機的な状況を打開し、仲間に勝利をもたらす一撃を放つ。コードの力で倒れることに関して、コードから感じるぬくもりがある限り彼女が気にすることはない。
立ち絵:Picrewの「右向きシークレット」でつくったよ! https://picrew.me/share?cd=UinmzAyiWx

+ 過去の話1
生まれはとあるヘイヴン(orシェルター)の片隅にある貧しい家。3世代が寄り添って暮らす中で、彼女自身も早くから家の手伝いをしており、自分でも稼ぎたいとの思いから花売りのような仕事をするようになった。それでも祖母、両親、自分、そして弟の5人が日々満足に食べられるので精一杯ではあったが、彼女自身は優しい家族に囲まれて過ごすだけで十分だった。
しばらくして、彼女の住む居住区に医師団が訪れた。どうやら、レイヤードの適性があるものを探しているらしい。彼女自身は興味がなかったが、弟は正義のヒーローに憧れており、彼女を引っ張って適性検査を受けることになった。先に受けた弟にはどうやら適性がなかったようで、がっかりする弟を宥めながらも、内心では弟が危険な目にレイヤードになれないことに少し安堵していた。そして、気が乗らないまま適性検査を受けることになり、―自分に適性があることを知った。君が望めば中央でレイヤードとして働けると言われ、家族と話し合うようにとその日は帰路へ着いた。その道中、いつもはおしゃべりな弟が一言も発さなかった。
帰宅して家族と今後について話し合う中、弟はその場にいなかった。結局、自分がしたいようにと言われ、ずっとそのことに悩みながら床に就こうとしたとき、弟が自分の前に現れた。彼は、自分がレイヤードになるのを悩んでいることを聞くと、お姉ちゃんはレイヤードになって僕の代わりにヒーローになってほしいと言った。その時の、涙を目に溜め、笑顔を作ろうとしながらもどこか陰のある、そんな彼の表情を今でも覚えている。そのあと、弟といろんな話をした。これまでのこと、これからのこと、中央について、レイヤードについて、そしてヒーローについて。そのまま二人して疲れたように眠り、次の日彼女が起きると彼は先に目覚めていたようで、居間には家族全員集まっていた。レイヤードになることを告げても特に驚いた様子はなく、微笑みながら受け止めてくれた。そして、弟からプレゼントと言われお守りを手渡された。そこには、隅の方に小さく家族全員の名前と、中央に少し崩れた形でヒーローの文字が大きく刺繍されていた。渡してくれた弟の手の指には絆創膏が貼られていた。そうして、一年の終わりを告げる音に見送られ、彼女は新たな生活を送ることになる。

+ 過去の話2
彼女に適性の高いコードはマッチ売りの少女だった。調律の際、彼女は夢の中でマッチ売りの少女を目撃する。自身は霊体となって関与することができないまま物語が進んでいき、少女の意識が消えるとともに彼女は目を覚ました。その時抱いたのは、少女への憐憫や同情。ただ、それ以上にマッチに灯がともったときの全身を覆うようなぬくもりの感覚が忘れられなかった。目を覚ました時、彼女の手には拳銃が握られていた。それから感じるぬくもりですぐにコードによるものだと理解したが、なぜ拳銃なのか、頭には疑問が積もるばかりであった。
すぐに銃を扱う訓練を始めたが、銃に触れたことなどない、センスのない一般人女性には当てるようになるので精一杯だった。結局、銃を使わずサポートに徹するようになり、銃についての疑問も薄れていった頃、ガーディアンとして護衛任務に就いていた彼女は巨大ベクターと遭遇する。すぐさま仲間と協力して撃退を試みるも少しづつ圧されていき、彼女の支援も間に合わず仲間の多くは満身創痍、あたりに絶望的な雰囲気が漂う中で彼女の頭に響く声が聞こえた。「銃を握って。あなたが自分の手で未来を変えるの」。言われるがまま握った銃はいつもより暖かかった。その日、彼女が最後に見たのは崩れ落ちるベクターの姿、次に彼女の視界に映ったのはガーディアン支部の医務室だった。そこで聞いたのは、自分が撃った銃弾によってベクターが機能を停止したこと、自身はコードの力を使ったことによって気を失って倒れた。その後、支部に戻ってくるまでの数日の間目を覚まさなかったこと、―銃を握りしめたまま。彼女を運ぶ際に、その銃からぬくもりを感じたと仲間から聞いた。それは、意識を失っている間の彼女も同じだった。その時、なぜ自分のコードが銃という形で現れたのか、なんとなく理解した。
このコードには少女が見た一筋の希望を実現させようと願う思いが込められている。そして、少女と同じくひ弱な女性である自分が自らの手で希望を実現させる手段として、この銃は生み出された。たとえその希望が一瞬で消えるような儚いものだったとしても、消えるより先に銃弾が可能性を紡いでくれる。それは自らを蝕む最後の灯かもしれないが、それでもなお彼女はその力を振るう。だって、その銃のぬくもりを感じている間は最期にはならないはずだから。

<参加回>
+ 抹葉 牡丹
<基本データ>
PC名:抹葉 牡丹
PL名:ぴるかす
コード名:小野小町(鳥山石燕)
スタイルクラス:ブレイカー
レイヤークラス:ミスト
ワークス:フリーランス

<ライフパス>
出自:戦場生まれ
経験:放浪生活
動機:探究心
邂逅:リンダ・チェン
コードフォルダの形態:武器(番傘)
コードへの感情:割り切り

<自由記述欄>
生まれた時から人の死を目の当たりにしていた。それが当たり前だと思っていた。性別と年齢のお陰で戦場に出されることは無かったが、戦場に出た父は生死不明、父を愛していた母親は自殺。そんな環境で親戚など探せるはずもなく、彼女は放浪生活を始めた。そして世界を見て回って彼女は自分の生活が異常だったのだと気付いた。人の死を目の当たりにする機会は決して多くはなく、限られた場所の中だけと言えど人々は幸せを謳歌していた。そして、その幸せを守るためにレイヤード達は奔走している。彼女はそんな世界に、そんなレイヤード達に、そんなレイヤード達に力を与えるコードフォルダに興味を抱いた。その探究心を満たすために彼女はコードフォルダを18歳で手に入れ、レイヤードとなった。成長も老いもしない身体、宛も目的もない旅ながらも、彼女は今の自分と生活を気に入っていた。
言葉遣いは元来のものではなく、身分を隠すためかつての友人の口調を真似したもの。探究心や好奇心が強く、面倒事には積極的に首を突っ込み引っ掻き回して楽しんでいる。感情豊かな人をからかうのが好き。

【サンプルボイス】
一人称:うち
二人称:あんさん、○○はん

「お初にお目にかかります。うち抹葉 牡丹言いますねん。よろしゅう」
「えらい可愛らしいお人やねぇ…私が綺麗やなんて。そないな分かりきったこと言ってどないしはるん?…なんて。ふふ、おおきに」
「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに。…さぁ、美しく謳いましょうか」
「人の心はいつも苛烈で美しい。もっと熱く、もっと激しく。命の使い方としては真っ当な方でしょう?」

<参加回>
+ 三笠山 せせり
<基本データ>
PC名:三笠山 せせり
PL名:まち
コード名:首なし鶏マイク
スタイルクラス:チェッカー
レイヤークラス:ヴェール
ワークス:フリーランス

+ コード:首なし鶏マイク
コード名:首なし鶏マイク
種別:魔獣

能力値:
体力4 敏捷3 感覚3 知力1 意志4 幸運3
技能ボーナス:運動1、生命運1

コード特技:フルイタの奇跡
最大レベル:1
タイミング:戦闘不能、判定:自動成功、対象:自身
射程:なし 代償:2ACN 使用条件:なし
効果:あなたが戦闘不能になった直後に使用する。戦闘不能を打ち消し、【HP】を【体力】点まで回復する。


<ライフパス>
出自:学者の子
経験:捜索
動機:憧れ
邂逅:
コードフォルダの形態:アクセサリ
コードへの感情:親しみ

<自由記述欄>
18歳 女性
性格は天真爛漫でポジティブ。好奇心旺盛で困っている人は助けたいと思える善性は持っているが、物事への執着が極端に薄い。普通なら理不尽だと思われるようなことも、「でも実際そうなっちゃったんだからしょうがないよね!」と異常なほどあっさり受け入れてしまう。発動したコードは鶏のキグルミの形になるが、普段はその姿でフライドチキン(のようなもの)の販売をやっている。コードをそんなことに使うな。

+ 出自と過去
とある小さなシェルターの母子家庭育ち。幼少期、遊び場にしていたシェルター内の廃墟で見覚えない装飾品を拾いずっと持ち歩いていた。13の時にシェルターが襲撃され、母に見捨てられた彼女はベクターの一撃で首を撥ね飛ばされて死んだ。

はずだった。

幸運にも生きていた(・・・・・・・・・)彼女は襲撃に遭った土地で遺品を集め商売する「拾い屋」の男に保護され、以降その男を「店長」と呼び慕い彼の「仕事」を手伝いながら各地を転々としている。「店長」はレイヤード組織と古いコネがあり、せせりはコードをメンテしてもらう代わりに要請があると派遣として出動することもある。

+ 『奇跡』の真相
出処不明のコードの力は、護りの力でも再生の力でもない。死の間際、ホルダーの意識に「自分は死んでなんかいない」という強烈な誤認を生じさせることで現実を上書きしてしまう改変の力だった。
故に、コード特技『フルイタの奇跡』を使ったせせりは、「13歳の時コードの力を暴走させた瞬間の姿」に戻る。

首のない少女。白い羽根が肌を埋めるように歪に生え、首の断面から絶えず溢れる血がその羽根を染めるせいで、赤い羽衣を纏っているように見える。ごぼごぼ、時折何かを訴えるように断面から空気が漏れ赤い泡が弾ける。

死の危機に瀕し、普段外観の維持に割いているアルケオンが「せせりの認識を騙す」のに回されると、ヴェールが剥がれる。
ヴェールの力で『そう見せている』『そう在らせている』だけで、本当はあの時からずっとこの姿だった。本人が今もなお気づいていないだけで、5年前すでにせせりの肉体は死んでいる。コードの力が尽きる時、あるいは、彼女の意識が自身の死を自覚した時。首無し鶏は死なないことを止めるだろう。


<参加回>
+ 三日月 金糸雀
<基本データ>

PC名:三日月 金糸雀
PL名:れみす
コード名:クー・フーリン
スタイルクラス:ブレイカー
レイヤークラス:ミスト
ワークス:HLC

<ライフパス>
出自:戦場生まれ
経験:死
動機:死地
邂逅:ファン(織川仁那)
コードフォルダの形態:生体端末
コードへの感情:割り切り

<自由記述欄>
「私のことなんて、覚えておかなくていいよ」
戦場で生まれ育った少女。
覚醒以前の記憶がなく、理由なき人生に耐えられず、「誰かのための死」という形の救いを求めている。
理由なき人生を終わらせてくれる死は救済であるが、同時に理由なくこの命を終えることに恐怖を感じている。

+ 過去設定
両親は流れの傭兵。風邪で寝込んでいたときに誘拐にあった。その後、解放され荒野を彷徨っている中を旅団に拾われる。危険な旅であることから旅団長の友人の住む村に預けられる。しばらくはその村で暮らしていたが、普通の人攫いにあい、好事家に買われる。元々感情豊かだったというわけではないが、現在のように感情をうまく表現できないようになったのはこの際の経験によって心を閉ざしたため。現在はその頃の記憶も失っているが、感情を表現していた経験があまりないため、うまく表現できないでいる。通りがかりのリベレーターの女性に偶然助けられ、しばらくは彼女についていく。ある程度自活できるようになった頃に独立し、傭兵として働きつつ故郷の村を目指していたがレイヤード同士の戦闘に巻き込まれ死亡。それまでの記憶のほとんどを失ったが、レイヤードとして覚醒し、生き返った。その後は残ったわずかな記憶を頼りに傭兵として生きていくことにし、そのためにHLCに所属した。

+ 記憶喪失の原因
なんらかの組織(ブリゲイド?)の違法研究の素体として誘拐された。研究名は「後天的レイヤードの覚醒とそれに伴う記憶処理」。内容としては死ぬ際の意識が混濁とした状況でコードフォルダを利用して記憶を制御することでその人物に別の記憶を埋め込み、忠実な駒を作り出すというもので、その内記憶を奪う過程の臨床的実験素体として誘拐、解放された。コードフォルダにGPS機能がついており、埋め込んでからの記憶がある程度蓄積された段階で殺害し記憶消去の精度を確認するという実験であったが、資産家に飼われていたり、リベレーターに保護されていたりしたため予定より殺害が遅れた。また、ミストに覚醒したためコアのGPS機能は現在は失われている。また記憶はあくまでコードフォルダに制御されている状況なのでコードフォルダを破壊もしくは機能停止させることで記憶制御を解除できるはずである。

+ 裏設定
現在の三日月金糸雀は、記憶を蓄積させた、コードフォルダをクローンに移植した存在。そのため個体識別ナンバーが左胸の辺りに書かれている。三日月金糸雀本人同じ記憶を持ち、三日月金糸雀と全く同じ肉体を持った彼女は果たして三日月金糸雀本人であると言えるのだろうか。ちなみに個体識別ナンバーは「M114-047」

<参加回>
+ 水原 京輔
<基本データ>
<基本データ>
PC名:水原 京輔
PL名:グッピー
コード名:オルフェウス
スタイルクラス:サポーター
レイヤークラス:センチネル
ワークス:天秤機関

<ライフパス>
出自:学者の子
経験:放浪生活
動機:スカウト
邂逅:幼子
コードフォルダの形態:ファッション(ステッキ)
コードへの感情:親しみ

<自由記述欄>

  • にこやかで落ち着いた雰囲気の初老の男性
  • 大侵攻前の若き頃から探偵事務所で働いていたベテランで、バベル勢力で侵攻で壊滅した天秤機関モトヤマ支部の復興のため、支部長として派遣された
  • 人を使うことも、自分で推理することも両方できるタイプの探偵 
  • 探偵として起きた事件を解決するのは最低条件であり、事件が起きる前に解決する事が最善であるという信条を持つ
  • それゆえに被害の発生そのものを打ち消す力を持つオルフェウスのコードに適合した
  • かつて追い続け、何度も対決したレイヤード犯罪者がいる 事件は阻止したが、そのレイヤード犯罪者には逃げられるということを各地で繰り返した後、2年前遂に捕らえた 
  • 妻もレイヤードであり、他ヘイヴンで医療者として働いている 結婚してもう随分長いが、今でもほぼ毎晩通話を行うくらい仲が良い

<参加回>

+ 三成
<基本データ>
PC名 三成 
PL名 Shin
コード名:石田三成
スタイルクラス:ブレイカー
レイヤークラス:レガリア
ワークス:HLC
<ライフパス>
出自:防衛者
経験:長き眠り
動機:覚醒
邂逅:恩人 ボーン・レンチ
アイソレイトコアの位置:本体(マシンホース)
コードへの感情:誇り
制作年:2090
性自認:男性
話し方の特徴 一人称:拙者 基本的に敬語
<自由記述欄>
http://role.sakura.ne.jp/TRPG/codelayered/charactersheet/?id=1572a85b84bdc56d1b081a735090ebd522114652

拙者の元人格は戦国最大の敗将、石田三成のものでございます。
拙者のことを嫌い東軍に付いた者も多く御座いました。不吉と感じるのならお別れするのがよいでしょう。
しかしそれでも拙者を受け入れるのであるなら…義を見てせざるは勇無きなり、貴方を乗せ、我が身を賭して戦いましょう。


大侵攻初期に制作されたレガリアの生き残り。大侵攻中期には負傷により機能停止し、休眠状態となった。
2115年、12番シェルターの1人の少年が休眠状態の彼を見つけ、シェルターに持ち帰る。その後のメンテナンスにより意識が戻るがその時にはバベルの命令は消えていた。その後は彼を主として働くようになる。
2117年、シェルターは「マザー・テレサの子供たち」によって破壊され、その際少年は死亡する。「僕が死んだら友である四方木を守ってほしい」という約束のもと、這々の体で四方木の住居へ向かい、のちの主となる「四方木絡斗」と共に脱出する。

現在は絡斗のツテでHLCに所属している。絡斗のことは主人から託された子供のように思っていたが、民を救おうとする四方木に主としての器を感じ、現在は敬服の感情を抱いている。
主に絡斗と共に行動しているが、彼が「天下に泰平をもたらす人物」であると認めた人物なら一時的にバディを組むこともある。
+ おまけ
戦いの際「大一大万大吉」の旗を掲げようと絡斗に提案したが「恥ずかしいからやめろ」と言われたため手の平サイズの旗を鞍に付けている。
+ 以前の持ち主の少年

(https://picrew.me/share?cd=m8z7n14fvH「自己満めーかー」様より)
双葉 一冴(ふたばかずさ)
機能停止していた三成を発見した少年でブラックドッグのコードを所持するレイヤード。レイヤークラスはセンチネル。理知的で冴えた頭脳を持ち、冷静で落ち着いた性格。中性的な外見で絹糸の様な黒髪が特徴。一人称は僕、二人称は君、または○○君。故人、享年16歳。
<参加回>
+ 魅夜・レイジングムーン
<基本データ>
(Illustration by つちの)

PC名:魅夜・レイジングムーン(銀百谷燐)
PL名:にーてん

コード名:マッチ売りの少女
スタイルクラス:ブレイカー
レイヤークラス:シャドウ

ワークス:フリーランス(本編1章まで)
ワークス:レギオン(本編2章以降)

<ライフパス>
出自:高貴な血筋
経験:放浪生活
動機:正義
邂逅:くされ縁
コードフォルダの形態:薬品瓶
コードへの感情:否定

+ ライフパスの詳細
◆「出自:高貴な血筋」について
Error: この記録は抹消されています

◆「経験:放浪生活」について
ムサシ・クレイドル周辺のヘイヴンやシェルターを渡り歩いていたという目撃情報が寄せられている。
フリーランスのレイヤードとして、レギオンなどに属するレイヤードと一時的に共闘関係を結ぶことも多くある。
基本的に協力する相手は選ばないが、その自由さゆえ、協力関係を結びやすい組織、結びづらい組織があるのは致し方ない。
生来、好奇心が強い性格であることから、ストレンジ・ラボなどは特に彼女自身好意的に見ているようだ。

一方で、レギオンやストレンジ・ラボからの正式な勧誘は断り続け、「私は自由な方が向いてるからさ。」と語っている。
それは真実ではあるだろう。だが、それだけだろうか…?

◆「動機:正義」について
基本的には、行動原理は正義のため、人助けのためであり、たとえお金にならないような案件でも請けている。それはそれとして対価は要求する、当然だね。
目立つ外見も相まって、それなりに噂にはなっているようで、どうしても困った者が直接相談に訪れることもあるという。
(まあ、魅夜にわざわざ頼み事をしてくるのは、たいがいレギオンなどを大っぴらに頼るわけにはいかない何らかの事情持ちなのだが。)

また、金銭で報酬を払えない依頼者には、一風変わった対価を要求することがあるという。
それは時に、依頼者の持ちうる技能を活かした協力であったり、一見役に立ちそうにない素材であったり。
いわく、「次の人助けのための下準備だよ」と。

◆「コードフォルダの形態:薬品瓶」について
魅夜の持つコードフォルダは薬品瓶の形状を取っている。ベルトに提げた多数の薬品瓶のいずれかに紛れていることが多い。ちょくちょく気まぐれに位置を入れ替えているようで、傍目にはどれがコードフォルダなのかは分かりづらい。
かと思うと、場合によってはベルトに提げずに普通に鞄の中から出てきたりする。ある意味、弱点を晒さないための工夫なのかもしれないが。

◆「コードへの感情:否定」について
しょせんコードは幻覚使いの要素を上手く使っているだけであって、その原典となった少女に共感しているかと言われると否。


<自由記述欄>

年齢不詳の女性。
目を完全に覆うほどの長い前髪。「パステルカラーの絵の具を1箱全部ぶちまけたようだ」と表現される派手な髪色。軍服風の服装。大量の薬剤をベルトから提げている。
怪しい。すごく怪しい。大事なことなので2回言った。

「人助けのために世界を旅する流れの医者」と名乗り、実際に各所を渡り歩いては、勢力問わずに助力をしているようだ。
もちろん、1人でこの世界を渡り歩いている以上、いっぱしのレイヤードであり、クラフトを使いこなす。
時には、反社会的勢力やエンフォーサーとも行動を共にしていたという噂すらあるが、真偽は不明。
本人に聞いてみても、「そんなこともあったかもね?」「まぁ、相手が誰であれ、私は人のためになると思ったことだけを助けている。」と言われるだけであり、肯定も否定もしない。

彼女特有の技法として、炎を灯してその煙を吸引することで使用する薬剤、通称「燐寸」を用いることが挙げられる。
その使い方をする薬剤を「燐寸」とまとめて呼ぶが、どうやらその場その場で調合しているらしく、効能はさまざまである。
最も得意とするのは、幻覚作用を引き起こす類のものであり、対象に幸せな幻覚を見せるそれを、彼女は戦闘にも応用している。
また、助からない患者を安らかに見送る時にも使用するようだ。
どう見てもヤバいヤクでは…?

「これでも医者なんでね。助かるものは助けるし、世界の病は取り除く。」
「死なない程度に薄めたのもあるぞ。キメるか?」
「私の「燐寸」は、荼毘の炎と同じさ。世界に見放されたものを、居るべきところに送り届けるためにある。」

<ここまでの経歴>

第9話 
  • マカーオーンからの「神薬」に関する情報収集の依頼を受ける。
  • その過程でパナケイアの存在を確認、巡千歳らと共にこれを奪還。
  • 以降、マカーオーンとの関わりを強め、「神薬」をめぐる一連の事件へと関わっていく。

第10話
  • 橋喰大輔、サラ・ウィンチェスターらと共に、ミロワールの持つ拠点の1つを破壊。
  • エンディングにて、サラ・ウィンチェスターの自己認識を取り戻すための燐寸「決意の灯火」を渡す。

第11話
  • マッチ売りのコードを持つ結月終夜の存在を知る。
  • 彼と同行できる機会を設けられるよう、マカーオーンに依頼。

第12話
  • サラ・ウィンチェスターが「決意の灯火」を用いることで、ミロワールの掛けた術を打ち破る。
  • その経緯がミロワールに伝わった結果、ミロワールからの警戒を強められる。
  • エンディングにて、マカーオーンに、サラへ渡した燐寸は実験であったことを明かす。
  • それを自身のために応用した「秘色の灯火」を作成、自身もまた、ある時期以前の記憶を失っていると明かす。

第13話
  • カマクラ第10シェルターにて、超巨大ベクターを討伐。
  • その際に、ヒポクラテスと遭遇。
  • クレイドル帰還後、自身がミロワールに警戒されていることを鑑み、あえて姿を消すことで撹乱する戦略を立案。
  • その内容をマカーオーンに伝える。

第14話
  • ユグドラシル、結月終夜らと共に、「母の遺志を継ぐ者」を名乗る組織の1人を撃破。
  • 前話にて立案した作戦を実行に移す。「秘色の灯火」を使用して、自身の魅夜・レイジングムーンという人格を消失させる。
  • 復帰のための手段として、自身の捜索を、人並外れた観察眼を持つユグドラシルに依頼。
  • 復帰のための手段として、魅夜・レイジングムーンという人格を再び呼び起こすための燐寸を結月終夜に託す。

以上により、魅夜・レイジングムーンという人格は、いったんこの世界のどこからも消失した。
ミロワールを持ってしても追えない程に完璧に姿を消す。そのための手段である。
彼女が、今、どういう状況にあるのか。
それは、誰にも分からない。

最も警戒すべき相手が消失したミロワールには、僅かであれ隙が出来るはずだ。
そのための壮大な計画。いや、この僅かな隙を作るためですら、これほどの計画が必要だったのだ。

いずれまた、私はこの戦いに舞い戻るだろう。
類稀なる眼を持った語り手と、奇しくも同じコードを使いこなす燐寸の少年の手によって。

その時まで、さよならだ。世界よ。

<登場回より前のちょっとした小話>

Fragment #00 : 幻覚の炎が灯る時
+ ...

魅夜・レイジングムーンと名乗る、謎の多いレイヤードがいる。

性別は、まあ恐らく女性だろう。
年齢は不詳。身長はそれなりに高いゆえ、幼子・少女ではないだろうが、顔を覆う前髪のせいもあって、外見からは判断しかねる。
所属組織は無し。過去には多くの組織と一時的に共闘していた記録はあるものの、結局はフリーランスを貫いている。

さて、どれほど謎に覆われた存在であっても、彼女には、過去も真実も、きちんと存在する。
少しばかり、ここで、彼女の過去を語ろうか。

◆ ◆ ◆ ◆

彼女の本来の名は、銀百谷燐。
ムサシ・クレイドルの中でもそれなりに名の知れた名家、銀百谷家の令嬢である。

幼くして知的好奇心が旺盛で。父親の書庫に入り浸っては分野問わず本を読み漁る、いわゆる文学少女という風だった。
ある日、ひょんなことから彼女は自身にコード適性があることを知った。
適合したコードは「マッチ売りの少女」。ハンス・クリスチャン・アンデルセンの著した童話を元にしたコードだ。

コードを手にした燐は、そのコードの力である幻覚の炎に、元となった童話のように「望む光景を見せる」効果があることに気が付いた。
それ自体は、それほど強力でもない力だが、好奇心の強い燐にとっては、面白いおもちゃに違い無かった。
そこで、試しに身近な人物で試してみることにした。彼女は「父親の秘密を教えてくれ」と望み、燐寸を擦った。

ちょっとした笑い話の種にでもなればいい。その程度の考えだったその行動は、予想を大きく超える事実を映し出した。
燐の父親にあたる、銀百谷辰政(ぎんももがや・たつまさ)は、クレイドル屈指の名家の当主として、富も名声もある男であったが、それは多くの不正と悪行によって積み上げられた物であったのだ。
しかも、狡猾にすべての痕跡を隠し、とても一筋縄にはその悪行を暴けそうにはない。

燐は考えた。
間違いなく、父親の悪行を止められる位置にいるのは自分だけだ。
父親を放置すれば、多くの人々が不幸になる。

狡猾な父親を追い詰めるだけの証拠を集めるのには、時間はかかる。だが、急いて気取られては、二度とその機会は失われる。
2年間かけて、燐は父親の悪行の証拠を集めた。いかに狡猾なる父親であっても、法の下の裁きに引き出せるだけの証拠を。

しかし、最後の最後で燐は不覚を取った。全ての証拠をそろえ、告発の準備を整えた所で、父親に計画が漏れたのだ。
屋敷の窓から抜け出した燐は、決断を迫られた。
父親を取り逃がすか、それとも証拠もろとも父親を無理やりにでも止めるか。すなわち、殺すか。

◆ ◆ ◆ ◆

翌日、ムサシ・クレイドルに1つのニュースが流れた。

クレイドルの名家、銀百谷家の屋敷が火災によって全焼。当主、銀百谷辰政とその妻は跡地から遺体で発見された。
娘の燐は行方が分からなくなっており、当局は重要参考人として行方を追っている。

◆ ◆ ◆ ◆

はぁ…はぁ…

…やってしまった…わたしは、お父様を。
もう、私は令嬢じゃいられない、だったら何?
私は何者?

頼るものはまだある。この燐寸だ。この力だ…

…駄目だ。このままでは、私は壊れてしまう。
何か、手を打たないと、そう、こんなことがあったなんて、無くしてしまえばいい!
燐寸よ、私から、銀百谷燐を消して。全く違う誰かにして!

燐寸を擦る。
その燐寸は強力な幻覚、認識阻害の作用を持つ。

わたしは銀百谷燐…であった
わたしは銀百谷燐…ではない
わたしは…魅夜・レイジングムーンとでも名乗ろうか。


Fragment #01 : 覚悟の価値
+ ...
魅夜・レイジングムーンと名乗る、謎の多いレイヤードがいる。

性別は、まあ恐らく女性だろう。
年齢は不詳。身長はそれなりに高いゆえ、幼子・少女ではないだろうが、顔を覆う前髪のせいもあって、外見からは判断しかねる。
所属組織は無し。過去には多くの組織と一時的に共闘していた記録はあるものの、結局はフリーランスを貫いている。

して、謎が多い存在を前にすれば、人は想像と噂で、その幻像を補おうとするものだ。
どこまでが真実か、どこまでが事実か、どこからが虚像か、どこからが物語か、分からぬままに、噂話は揺蕩う。

なにものにも縛られぬ、幻影のレイヤード。
他に頼る者の無くなった者の、最後の希望の藁、と。

さて、それは果たして実像なのだろうか…?

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

「あ、あのっ! お姉さん!」

少年の声を掛けられ、振り返らずに足を留める。
はて、私に少年の知り合いなど居ただろうか…?

…いや、居ないな。先を急ごう。

「あのっ! 助けて欲しいんですっ! その髪色、噂で聞きましたっ! <パステルの幻>ですよねっ!」

…あぁ、どうやら私に話しかけているようだ。にしても、どうしてこう、変な異名ばかりが増えていくんだ?
把握しているだけで軽く十はある。

それはそれとして、また面倒ごとか、と肩をすくめる。私に話しかけてくる者の用件など様々だが、共通しているのは面倒ごとだと云うだけだ。
レイヤードへのマトモな頼み事など、レギオンが幾らでも引き受けてくれるのだから、こんな得体のしれない流浪者を頼る時点で程度が知れる。

で、何が望みだ?
その対価に何を差し出せる?

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

まあ、よくある話だな。条件次第では助けてやってもいい。

「そのっ、お金なら、頑張って貯めて払います。一生かかっても。」

ほう…、残念だが、後払いなんてものは、回収可能性があって初めて成立するのだよ。
君のような力ない者では、返しきる前に何処で野垂れ死ぬか分かったものではない。
最低限、報酬は今すぐにでも払える物にするべきだ。

「でも、今は、僕、何も持ってないし…」

君の目は節穴かな。君は十分な価値のある物を持っているじゃないか。
何を不思議そうな顔をしているんだい?

×××××でどうかな?

悪い取引ではないと思うぞ。

おや、随分と失望したような顔をしているじゃないか?
いったい私のことを何だと思っていたのかね。まあ、イメージが<パステルの幻>なんて頭の緩そうな異名ではたかが知れる。

「そ、その、僕は…」

さぁ、悩めよ少年。君の持つ、価値あるものを見せてくれ。


Fragment #02 : 夢を見る方法
+ ...
こんな世の中でも、こんな世の中だからこそ、生きていくには金が要る。
当たり前だな。

生きていくために必要な額というのは、浮浪児だろうが金持ちだろうがそうそう変わらない。
人の百倍稼ぐ奴はざらに居るが、、人の百倍食べるやつはそうそういないからな。
つまり、金が財布から減っていく、というのは引き算だ。

一方で、金を稼ぐというのは掛け算だ。
例えば商売をするなら、商品を仕入れてそれを売り、また仕入れる。
そのサイクルの何割かが、儲けとして手元に入ってくるわけだ。

つまり、我々の財布の中身というのは掛け算と引き算を繰り返して、推移していくわけだ。
そこまでは良いな?

◆ ◆ ◆ ◆

「…えっと、分かりますけど、それが何の関係が…?」

目の前の少女はきょとんとして、こちらを見つめる。
どうやらもう少しヒントが必要なようだ。

掛け算と引き算を繰り返していくなら重要なことは何だ。
引き算の額を減らすこと、掛け算の倍率、そんなことより必要なものがあるだろう。

「元手、ですか?」

そう、ある程度の元手が無いと、財布の中身は増えていかない。
勝負の土俵に立つための大前提、という訳だ。
だが、このご時世、そこにたどり着いている奴は、そんなに多くない。

そこでだ。
ここに夢の種とでも言うべきものがある。

「…マネーカード?」

そう、プリペイド式のマネーカード。
安っぽいプラスチックのカードだが、馬鹿にならない額が入っている。

これを君に融資することは、まともな金融屋は一笑に付すだろう。
だが、私は医者だ。それも、闇医者だ。
君から相応の担保を取った上で、正当な取引として、これを託すことができる。

「相応の…担保?」
「それって…   …ヒッ!」

少し考えた後、意味を理解したらしき彼女は、短く悲鳴を上げた。
まあ、意味も分からぬようでは、どうせ夢の種に手を伸ばしたところで結果は見えているからな。
そういう意味で、この少女はひとまず合格だ。

◆ ◆ ◆ ◆ 

このやり口は、案外悪くないと私は思っている。
それでもなお、夢の種に手を伸ばせる奴は、大概その後も上手くやるからな。

おかげさまで、私も取った担保を回収するような手間は、それほど掛けられずに済んでいるわけだ。


Fragment #03 : Coming Soon…
+ ...

<物語中に登場したキーアイテム>

Key Item #01 : 決意の灯火
+ ...
第10話エンディングにて、サラ・ウィンチェスターに処方するために調合した燐寸。淡いピンク色の炎と煙を上げて燃焼する。

効能は、「戦闘時と誤認するような明瞭な幻覚を見せる」こと。そうすることで、サラを妄想の世界から引き戻し、なおかつコードは騙さないことで、シャルロット・コルデーを目覚めさせないことを意図して作られている。
ごく一時的にサラを現実世界に引き戻す荒療治であるが、その後再び妄想の世界へと戻ってしまうのか、何らかの変化が訪れるのか、それについては処方した魅夜であっても分からない。

ただ、どちらにせよ、「サラがこれを使うと判断した時点で彼女は何らかの変化を必要としているのだろう。妄想の世界に浸ったままで良いと心から思っているならば、そもそも彼女はこれを使わないだろう。」との判断から渡している。

第12話において、ミロワールの術中に追い詰められたサラ・ウィンチェスターが、状況打破の手がかりをつかむために使用。結果として、サラ・ウィンチェスターの自己認識をアルヴィナ・イグナチェヴァに書き換えることにより、ミロワールの「世界の人々がサラを忘れる」という術に綻びを生じさせることに成功する。

Key Item #02 : 秘色の灯火
+ ...
第12話エンディングにて、サラ・ウィンチェスターに処方した「決意の灯火」を参考に、魅夜自身に用いるために調合した燐寸。極彩色の炎と煙を上げて燃焼する。

効能は、「特定の条件を持つ記憶を追体験」こと。これによって、自身の失われている記憶を取り戻すことを意図している。
魅夜自身、魅夜・レイジングムーンとして生きてきた記憶は、ある時点以前はなく、この名前と人格は、本来の自分ではないのではないかと疑っている。そのため、サラに対する「決意の灯火」の成功を見届け、確信をもってこの燐寸を作り上げた。

第14話エンディングにて、ミロワールの狙いが自身に向いていることを察した魅夜は、彼の追跡から完全に逃れるため、この燐寸を使用し、「魅夜・レイジングムーン」という人格自体を消滅させる。

Key Item #03 : 再起の灯火
+ ...
「秘色の灯火」を用いて自身の人格を消滅させる奇策に出た魅夜が、その後帰還のために、結月終夜に渡した燐寸。

本質的な効能は前二者と同様であり、必要な光景を映し出すことで、記憶の復活の手がかりを与えるもの。本来はそれを使用された時に銀百谷燐の人格は不要として切り捨てることも可能であった。が、彼女自身は燐と共存することを選び、現在の彼女は燐の要素にも影響を受けている

Key Item #04 : 由緒(えにし)の灯火
+ ...
外伝「ReQuest From "JACK"」において、魅夜がソニヤ・トゥーリ・セッテルホルムに渡した燐寸。
その任務限りで一度記憶を失うソニヤに対し渡したもので、いわく「キミは覚えていなくとも、これは縁を繋げてくれる手がかりだ。持っていると良い。」とのことであった。詳細な効果は不明だが、もしかすると、ただ単に炎色の綺麗な燐寸というだけかもしれない。
後に、ソニヤから「お守り」としてフウに手渡される。

<参加回>
<参加回(外伝)>
+ 巡 千歳
<基本データ>

PC名:巡千歳
PL名:グッピー
コード名:ヨハンナ
スタイルクラス:サポーター
レイヤークラス:アームズ
ワークス:レギオン

<ライフパス>
出自:職人
経験:大きな災い
動機:→恩義
邂逅:同志
コードフォルダの形態:カード
コードへの感情:憧れ

<自由記述欄>
16歳のとあるヘイヴン生まれの少女。2年前にある事件をきっかけにレイヤードになることを志願し、レギオンに入った。以降様々な任務を積極的に受けて活動している。
あまり感情が表情に出ない。基本的に誰に対しても丁寧に接する。
「正位置の女教皇」との適合率の低さから来ていた全力を出した時の多大な反動が軽減されたため、包帯を体のどこかに常に巻いた状態ではなくなった

+ 9話以降の話
9話の一件以降、マカーオーンと協力関係に。命の恩人であるパナケイアを助け恩に報いるために、そしてパラとの約束を果たすために、未知の治療法や、パナケイアの姉妹を探している。
+ マカーオーン関係者への連絡
リベレーター・マカーオーンと縁を持つ皆様へ
初めまして、あるいはお久しぶりです。レギオン所属レイヤードの巡千歳と申します。
今私は皆様へ伝えなければならない事、そしてお願いしたい事があり、この連絡を書いています。
本日、マカーオーンさん、並びに彼の妹のパナケイアさんが、ヒポクラテス達の手に落ちました。
マカーオーンさんは妹のパナケイアさんを衰弱状態から救うために彼の妹と共に、私がリーダーを勤めたアサルトチームに同行しました。
これはヒポクラテス配下のエンフォーサーの討伐であり、この時倒したエンフォーサーが、最後の力でマカーオーンさんに何らかの細工を行いました。
そしてマカーオーンさんのアイソレイトコアは赤くなり、エンフォーサーの拠点で見つかった添付図の装置で起こしたパナケイアさんと共に、何処かに消えてしまいました。
(アイソレイトコアを覆う形の、赤く光る五角形の装置のイラストが添付してある)
これにエンフォーサーの完全沈黙の確認に失敗した私の責任がないとは言えません。でも私は、マカーオーンさんが敵の手に落ちたまま、諦めたくはないです。
だからマカーオーンさんに、かの偉大な軍医のリベレーターに縁のある方にお願いがあります。
どうかマカーオーンさんの捜索及び奪還に力を貸してください。
そしてもし良ければ、この連絡を、私の知らないマカーオーンさんに縁のある人々に伝えてください。
どうか、どうかよろしくお願い致します。
(巡千歳の連絡先が下に書いてある)
+ ある英雄の話
あるヘイヴンに一人のレイヤードがいた。彼はヘイヴンを何度も危機から救い、多くの人を助け、英雄と呼ばれ人々から親しまれていた。
2年前、英雄のいるヘイヴンに強力なエンフォーサーの襲撃があった。そのエンフォーサーは突如ヘイヴンの中に現れ、人々に襲い掛かろうとした。しかしそのエンフォーサーの凶刃は阻まれた。エンフォーサーの出現を察知した英雄が、即座に駆け付け、エンフォーサーを食い止めたのである。そして英雄がエンフォーサーと戦っているうちに、ヘイヴンの人々は避難を始めた。
英雄とエンフォーサーの戦いは英雄が優勢で進み、エンフォーサーはもう少しで敗北するところまで追い込まれた。しかしそんな時エンフォーサーは、あるものを見つけた。運悪くがれきに足を挟まれて逃げ遅れた、一人の少女がいたのである。そしてエンフォーサーは、少女を狙っての攻撃を混ぜ始めた。
逃げることのできない少女をかばいながらの戦いを強いられた英雄は、どんどん劣勢に追い込まれていった。そして、英雄にエンフォーサーの致命的な一撃が直撃してしまった。倒れ伏す英雄を確認したエンフォーサーは、任務であるヘイブンの人間の殺戮に戻り、手始めに目の前の少女を殺そうとした。しかしその時英雄は最後の力を振り絞って立ち上がり、全身全霊の一撃をエンフォーサーに叩き込んだ。その一撃でエンフォーサーは機能を停止し、ヘイヴンの危機は去った。
かくして英雄はヘイヴンの人々すべての命を守り切ったのである。自らの命を犠牲にして。
+ 少女の罪
あの人は死んでしまった。私を守って死んでしまった。ヘイヴンの人々は私が生きていることを喜んでくれた。みんな私を責めたりはしなかった。
でも私は許されてはいけない。あの人は私がいたせいで死んでしまった。戦いをずっと見ていたからわかる。あの人はもし私があそこにいなければ、逃げ遅れていなければ、エンフォーサーに勝って、無事に帰ってこられていた。あの素晴らしい人の命は、何もできない私の命を救うために使われてしまったのだ。これが正しいことなんて思えない。私はあの人の命を不当に奪ったのだ。
私は多くの人を救い、価値のある人間にならなければいけない。あの人が命を捨てたことが正しかったと思える人間にならなければいけない。それが私の罪を償う、唯一の方法だから。
罪の意識に縛られ、償いのためだけに生きる時間はもう終わった。
何度失敗しても立ち上がった戦士からの言葉があったから。自分の道を定めてそれに自分を縛り付ける行為の悲しみを知ってしまったから。そしてこの道のままでは目指すことのできない、目指さなければきっと後悔するであろう望みを持ったから。
+ コードフォルダの形状
一枚の女教皇のタロットカード。これを掲げて念じることで、千歳はコードの力を引き出している。掲げる向きによって、性質が異なる。
逆位置:通常使うときの向き。コードの性能をすべて引き出せないが、肉体への負荷なく力を使うことができる。
正位置:全力を出すとき(コード特技使用中)の向き。コードの能力をすべて使用可能になり、ヨハンナの英知を借りて自分の限界を超えた力を使うことができる。負荷は以前より軽減されたとはいえ依然多大であり、効果時間が切れるとすべての体力を使い果たして倒れてしまう
+ コードへの感情
女性でありながら皆に認められ教皇となった桁外れな能力に、憧れを抱いている。そして自分が求めるものを見つけるための道において、自分を助けてくれるであろうと信じている。

<参加回>
+ モルドレッド
imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
(イラストレーター:灘さん)
<基本データ>
PC名:モルドレッド
PL名:ぎるる
コード名:モードレッド
スタイルクラス:ブレイカー
レイヤークラス:リベレーター
ワークス:フリーランス

<ライフパス>
出自:参謀/高度演算機能
経験:同族殺し/歴史
動機:憎悪/憎しみを晴らす
邂逅:怨敵/殺意/歴史
アイソレイトコア位置:体内
コードへの感情:誇り

<自由記述欄>

コード:モードレッドのリベレーター。口調が荒く、性格が悪く、みみっちい所がある。口を開けば罵詈雑言の嵐だが、味方にはそこまで言わない。ただし、人を名前で呼ぶ事がない。(よっぽどのことがなければ)

種別:将星、策士とアーサー王とマーリン、そして円卓の騎士関係のコードを持つ相手に対して殺意が高いが、それ以外なら割とまともな対応をする。(恐らく)

何故、アーサー王物語関係に殺意が高いのかというと、エンフォーサー時代にアーサー王のエンフォーサーに仕えていたのだが、アーサー王とマーリンにまた叛逆されたら困るからという理由で追い出された為である。
本人からすれば今度こそ真面目に仕えようとしたところでこの扱いをされたのでブチ切れて「お前ら絶対ブッ殺してやるからなァ!」となった為。かなりみみっちい性格である。
因みにこの時あまりの怒りと殺意によりバベルの支配が解けた。なんともアホらしい解け方である。

普段は各地を放浪しており、手持ちの金が尽きたら依頼等を受けて路銀を稼いでいる。いつか自身を追い出したアーサー王達をブッ殺す為に力を貯めている。そのため、八つ当たり諸々を含めて将星、策士、アーサー王物語関連のコード持ちのエンフォーサーや犯罪者レイヤードを倒している。

<参加回>

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最終更新:2022年05月13日 22:11