14年度 後期卓 エリュシオン

GM:助動詞にいてんろく


第9話


before

ウィルの本拠地である、廃墟の研究所を突き止め、ドアを守る番兵機械を蹴散らした撃退士達は、
この奥にいるであろうウィルを探し、建物の探索を始める…

研究所探索1 ~何でルノ呼んだし!?~

研究所に入ると、左手側に物置が。
ここには何かあるのではないかと読んで、アプリコットが物置に向かい、
ここから先、そのまま物置に引きこもって情報収集と連絡という、撃退士というよりはオペレーターのような
仕事をこなし、活躍するのだが…
物置に去っていくアプリコットは「アリカが三股かけて廃墟でデートしてるという内容をルノに送る」という
とんでもない置き土産を残していく。

駆けつけたルノに何とか事情を説明して、誤解を解いたかに見えたアリカだったが…
ルノが言うことには、
「アリカ先輩が、本当に三股かけてないか見張るために一緒に行きます!
 これでもちょっとは戦えますし。」

本当に誤解は解けたのだろうか…

なお、動揺ゆえか、その後アリカは右手側の部屋にろくに調べもせずに入っていった挙句、警備の機械に絡まれ、
ルノに助けられるということとなる。

研究所探索2 ~黒幕現る?~

一方、アイ、渚、燕、彩羽の4人は正面の部屋に進むことに。

進んだ先は休憩室。他メンバーがここに待機して、ここからの作戦の立案や情報収集に勤しむ中、
燕は1人先行して、探索を続ける。

燕が向かった奥に続く通路にはウィルお手製の罠が仕掛けてあったのだが、
燕は戦闘経験で培った身体能力ですいすいと罠を抜けていく。
そんな中、通路に設置されたスピーカーから、燕の耳に聞いたことのない男の声が聞こえる。
言っていることからして、この男がウィルなのだろう。

「ほう、見事なものだね。
 せっかくの久しぶりの来客のために用意したのに。」

燕がひかり寮の床下で見つけた封印の石を、お前の落とし物か?と言って聞くと、ウィルは
「成程、私のではないが、面白いものを持ってきたね。
 でも、そうやすやすと使わせはしないよ思うよ、あの天使どもも。」
と返す。

この会話でウィルがこの奥で待っていることを確信した撃退士達は引き続き探索し、奥に進む…

研究所探索3 ~どうしてこうなった~

つい先ほどルノと一悶着あったアリカだが、他にもアリカに好意を持っている者がいた。
アイである。
アイはここで心を込めた手作りチョコレートを(2か月ほど早い気はするが…)アリカに渡す。

なお、ルノの目の前である。

そんな微妙な空気の中で入口の方から新たに登場してくる人影が…

「遅れましたが、皆さんが戦ってると聞いて応援に駆けつけました。
 微力ながらお手伝いさせていただきます。」

現れたアリスは、アリカの胸元に目をむけ、先日ゲーセンで取ってもらったアクセサリーを見つけると、
「あ、アリカ先輩、それ、ちゃんと着けてくれてるんですね。
 似合ってますよ。」と。

ルノの何とも言えない視線はさらに強くなり、それにアイも加わり、割と収拾がつかなくなっていた…

研究所探索4 ~最後の番人~

ようやく施設の奥の方まで探索を進めた撃退士達、研究室を見つけてアイがはしゃいだり、地下室で渚がウィルの手記を見つけたり、占い師がウィル討伐の最後のメンバーとして合流したり。

そういった探索をしつつ、最奥部に位置する実験室に足を踏み入れた撃退士達の前に立ちふさがるのは。

ひかり寮の501号室で襲撃してきた天使が、同様の手段で作られたのだろう、自身とそっくりな天使、
ただし感情のない瞳を持った天使の集団を率いて現れる、

圧倒的な物量での彼女らに対し、手助けのためにここまでついてきた緋沙、ルノ、アリス、月鏡・花鏡、
彩羽、博人、占い師が天使軍の大半を引き受け、撃退士達にリーダーの天使、さらにはその奥の部屋に続く道を開ける。

アイ、アリカ、アプリコット、渚、燕の5人は、激戦の末、見事ひかり寮を襲った天使を撃退し、
燕が封印の石を使って彼女を再度封印。
奥へと続く通路を抜けて、いよいよウィルのもとへと向かうのであった。



GMコメント

第9話はエリュシオンらしからぬダンジョン探索です。
このためにエリアカードというものを使って、エリュシオンの手がかりカードというシステムを
無理矢理ダンジョン探索に落とし込んでみたのですが、どうだったでしょうか。

さて、いよいよ次回は最終回、ウィルとの決着です。

第1話でアリカが記憶を失ったルノと出会ったところから始まった一連の事件の黒幕に、
撃退士達は勝利を収めることが出来るのでしょうか?

最終話も彼らの活躍に期待です。

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最終更新:2014年12月07日 16:09