人格評価厨(じんかくひょうかちゅう)は
鍛錬投稿室の作品を評価して点数をつける際作品の評価ではなく作者の人格で評価する厨房のことである。
解説
大まかに分けて人格評価プラス厨と人格評価マイナス厨の2種類が確認されている。
人格評価プラス厨
本来投稿室は“作品を評価する場”のはずだが、感想人の中には『
チャットでお世話になっている』『掲示板でいつも感想を貰っている』『自分のファン(いつも同じ人物に感想を貰っている)』などの理由でプラス点を加算する輩がいる。こういう人物を指して人格評価プラス厨と呼ぶ。いわゆる
馴れ合い感想である。
高得点乱発の温床の一つであり、大抵は
点数調整厨による大規模介入を招く。感想人においては
“そういう感情は排除して”感想に望んでもらいたい。
人格評価マイナス厨
『掲示板でレスを返さない』『作者コメントが生意気だ』などの作品とは関係ない理由でマイナス点を投下する人間を人格評価マイナス厨と呼ぶ。プラス厨のところでも述べたがあくまでも感想は“作品の感想”であり、作者の人格などどうでもいいことを留意してもらいたい。
例外
マイナス点の理由が、例えば作品が18禁規定に触れた内容である、反社会的であるなどとした上で、作者を批難するのはボーダーと言える。あくまでそれは作品の内容から作者批判へと飛び火したものであるからだ。この境界を客観的に明確にすることは困難であろう。
だがしかし、「自身の感想として」作品内容を批判することはかまわないが、そこに「投稿者利用規約」を持ち出してマイナス点をつけることはタブーである。ラ研において、利用者が利用者を規約を持ち出して注意することもまた規約違反である。まして、制裁者を気取ってマイナスをつけるのはただの
厨房?である。規約違反者を発見したら、感想など書かずに速やかに
うっぴーへと通報すればよいだけである。
また当然だが、「過去の行状」を持ち出して、同じ作者で何ら問題のない現在の別の作品までマイナスを投下するというのは全く別問題であり、感想人のマナー違反である。
具体例――春厨の項目から転載
こんにちは。いつも時間が空くとマンガ喫茶やケータイからこちらの小説を読んでいる「ひのきのぼう」と申します。
感想を書くのは初めての経験となりますので、かなりひどいことを書いてしまうかもしれませんが、大目に見てくださるようお願いします。
実は、私は「
夢見祥文」さんの作品を「面白い」と思ったことがありませんでした。前二作の掌編も読んでいましたが、他人を評価できるレベルの完成度ではないな、というのが本音でした。それなのに他人の作品には辛口批評の感想を書き、「掌編はなれていない」と書いているので、私としてはえらく不服でした。
長編を書いている、と書いていましたがそれも本当かどうかわからず、本当は何も書いていないけれど、実力を低く見られるのが嫌なんじゃないか、とも思っていました。
ですが、この作品を読んで私の考えは変わりました。本当の良作です。あれだけの辛口批評を書いているだけのことはあると、納得しました。三角関係は使い古されたネタですが、ここまで書ききるとは思っていませんでした。今までの私の中での評価が、そのような感情を出したのかもしれません。
今後は掌編でなく、短編以上の作品を投稿していただきたい。私としてはもっとあなたの作品を読みたいと思いす。
感想を書かない人間(時間がかかるため)だったのですが、この作品は私の心を動かせるくらい、良い作品でした。今後も陰ながら応援して行こうと思います。ぜひ、頑張ってください。
失礼いたします。
すいません。村上やいとです。すいません。すいません。すいません…………。
何故そんな謝るというのか。理由は本当に下らなく、かつ愚かしい。
全て正直に話します。一番最初に批評を貰ってからのこと。
この小説を読んで、途中から涙を流しました。感動ともうひとつ、悔しさで。
僕は、あなたに嫉妬していました。感想で言うことでは無いですが、どうしてもカミングアウトしておきたい。
自分がまだ技術的に足りてないことは、知っています。でも、納得できるのとは違う。あなたに辛口の批評を貰って、文面では見せなかったものの、僕の脳内は煮えくり返る思いでした。
「確かにその批評は的を射ているが、自分は本当に出来ているのか?……いや、指摘出来るから、まぁ書けるんだろ。どこまでかは知らないが」
と、ほとんど疑ってかかってました。
どうせ、頑張れば追い付けるだろう。と、たかをくくってたんです。
しかし、実際に作品を閲覧。初めて感じた、本気の戦慄。
――こんなにも、遠いのか……!
繰り返します。
悔しかったです。
どこまで頑張れば、あなたに追い付けるのか分からない。きっと、あなたは僕の何倍も努力しているでしょう。何倍かなんか想像できません。想像出来たなら、僕はそれ以上努力すればいいと感じるのですから。
でも、それさえ感じなかった。感じられなかった。
奈落の底を覗いたような、そんな感覚。
嫉妬していた自分が、蟻の子一匹より小さく思いました。
僕はいつも以上に努力します。あなたを友達として応援してます。しかし、あなたが努力の足を止めた時、僕はあなたの足をつかみとります。すがりついて噛みつきます。
あなたの作品を読んで、僕は決心した。
僕はさらに野心を燃やし、あなたを目標にします。
批評でも無いのに、こんな長文駄文申し訳ない。
この作品は、今の僕に評価できる代物ではありません。
よってここで感想を終えさせていただきます。
(自分が感じた諺)
巣中の蟻の子、奈落を知らず(自作(←オィ
この二人は作品の感想と関係のない作者の批評態度について言及している。
村上やいとに至っては、作品の感想は「この小説を読んで、途中から涙を流しました。感動ともうひとつ、悔しさで」以外は見当たらないから、批評態度に見合う作品を書けていれば問答無用で50点を置いているとしか思えない感想である。
作品に対する正当な評価として高得点をつけたのであれば、それは否定されるべきことではない。実際にはそうだったのかもしれない。ただ、仮にも物書きが、作品をほとんど褒めずに作者だけを褒めることしかしない、といった書き込みを残していくというのは、いかがなものか。
これらは点数がプラス方面に働いた例ではあるが、他によく見かけるのが、作品以外の何らかの要因で炎上した作品等に寄せられる、「態度が悪いです。だからマイナス」「逆ギレは規約違反です。だからマイナス」「他の作品に感想を書いてないですね。だからマイナス」という内容の書き込み(あえて感想や批評とは呼ばない)である。
それら作者に対する注意が悪いとは言わないが、それで作品の評価を決めるのは、全くもって別の問題である。
最終更新:2011年12月09日 12:36