祭り企画

 祭り企画とは、ライトノベル作法研究所内で行われる、利用者による小説投稿を競う企画のことである。
 現在は、GWに行われるGW祭り、夏休みに行われる夏祭り企画、冬休みに行われる冬休み企画があり、この三つを合わせて、ラ研三大祭りと称する。
 また、その他にもこの祭りの時期以外、または次の祭りの合間を利用して行われる個別的な祭りも現れている。
 2008年のロボット短編祭り?を発端として、それは2009年7月現在でも続いている。

 また、チャットで突発的に行われる掌編お題祭りなどもミニ企画として進行している場合もある。

祭りの特徴


 特徴的に、2005年~2006年の創生期、2006年~2007年の安定期、2008年~現在までの乱立期に分類することができる。
 創生期には三大祭りの基礎が作られ、安定期には常識的な発起人によって、三大祭りが確立した。しかし、その発起人が引退したことにより、「今までの祭りは安定していた。これなら、俺にもできるのでは?」という利用者が増え始め、次第に祭りの音頭を積極的に取る者が現れる。

 その結果、2008年頃から企画が乱立する事態に発展。2009年にはバレンタイン企画人外&人でなし企画?が祭りの合間に開催された。
 ※注釈:2009年のバレンタイン企画は、その前の三大祭りの一つの2008年冬祭り企画?が荒らしのせいで急遽中止になったため、実質的な冬祭り企画?の作品を受け付ける形で開催された。

 現在はまだ企画段階なものの、2009年の夏祭りと並行して行われる「自分の、または他人の小説に迷い込む企画」というものが進められようとしている。もし、実現されるのであれば、新参者としては初めての音頭になる。
 ※注釈:結局、経験不足という理由から廃止となった。しかし、今後の動向によっては復活する可能性はある。

 2009年冬祭り企画のお題が発表されてからは、2009冬祭り企画騒動?が起こった。詳細はリンク先をクリックして頂きたい。
 それにより、とある変化が利用者の間で起き始める。
 それは、企画の乱発により鍛錬投稿室の感想がつかなくなった、祭りはもう三大祭りで充分だ、という考え方である。
 その結果、maya?が主導した読書の秋!短編の間感想活性化運動?なども起き、活発化の兆しを見せている。

 今後、この考え方が継続していくのであれば、2008年の巨大ロボット短編祭り?から始まった祭りの乱立期は2009年冬祭り企画を最後に終息を迎え、2010年からは再び三大祭りのみを開催する安定期に入るものと思われる。

 以下、三大祭り及び乱立した祭りを創生期、安定期、乱立期に分け、簡単に解説していくことにする。
 詳細は、各祭りをクリックして参照されたし。

創生期



※GW企画が生まれた経緯
 2005年2月頃、管理人のうっぴーは、当時、現在の旧雑談用チャット?に入り、最古参のユーザーとチャットを楽しんでいた。
 ある日、創設されたばかりのお気軽投稿室?(創設は2004年10月)を活性化させるために、何かアイディアはないか尋ねたところ、短編の企画のようなものをやればいいのではないかとなった。
 とある投稿サイトでは、お題を決め、そのお題に沿った短編を書く(三題噺などが有名)という企画があった(恐らく、TOTAL CREATERS!)そのようなことをやってみようという意見が出て、うっぴーもそれに同意した。
 時期的にそのアイディアが出たのが、2005年3月だったため、休みが多いGWにやろうという結果になった。

 こうして、ラ研最初の企画として、GW企画は始まったのであった。(初代ラケペより)


※夏祭り企画が生まれた経緯
 前回のGW企画が好評(優勝は、現在はプロとして活躍中の時田唯ことクッパ作の「ノンフロン六型冷蔵庫と私」)だったため、チャットでは、長い休みごとに企画をやろうということになった。
 しかし、うっぴーのほうはリレー小説のほうをやりたかったようだが、利用者からは企画がいいという意見が多かったため、うっぴーはしぶしぶながらも了承した。

 時期的にお盆の時期にやることから、お題は「夏祭り」となった。
 なお、この企画のことを夏休み企画ではなく、夏祭り企画というのは、お題が「夏祭り」だったことに由来する。
 また、後述するkuro?は、この企画に初参加したことにより、そこからインスピレーションを得て、「祭りがしたい!」というコンセプトを初めて提唱し、祭り企画というものが生まれる基にもなった。(初代ラケペを一部引用)




安定期



※短編祭り企画が生まれた経緯

 2005年が祭りを三回やったことが利用者の記憶に刻まれることになった。しかし、2005年の冬祭り以降、短編企画が行われることはなかった。
 うっぴーは他の人に企画の運営を任せ、2005年冬祭り企画?の主催者のかざと?も自分の読みたかった短編を読めたことに満足し、普通の不良主婦連合の初代総長へと戻っていった。
 つまり、誰も企画する人がいなくなったのである。

 そして、半年程経った2006年4月頃、交流用掲示板kuro?が祭りを開催しましょうというスレを立てる。
 kuro?も去年の三回行われた祭りの影響を強く受けたユーザーであった。そのため、今年は祭りがないのは納得いかないと思ったのであろう。
 このスレに、賛同者が続々と集まり、うっぴーも了承する形となった。
 kuro?は自ら主催者をかって出、また祭り用企画ページが作られることとなった。

 なお、kuro?がスレを立てたのは、2006年4月と時期的にGW企画に間に合わなかったため、6月の後半に行われることになった。
 そのため、お題を決めてから祭り開催まで執筆期間が二ヶ月という、祭り史上最大の執筆期間となった。

 その他、kuro?の提案により、以下のことが決められ、それは現在の祭りにも活かされる形となった。

 ・祭り用投稿室に投稿
 ・執筆期間の通知
 ・投稿期間及び感想期間の通知
 ・名前は競作企画で統一
 ・得点の優勝者の他に感想が多くついた作品、平均点、感想をたくさん書いた感想人の部門も新設。
  それぞれ上位5位を発表。次点も発表していたかどうかは不明。

 なお、祭りの風物詩として有名な競作企画もこの名前から生まれた(もっとも、名付けたのは初代ラケペで、競作企画の項目を編集していたユーザーが勝手にそう名付けた。それがヲチ板で話題となり、初代ラケペを編集していたmaya?を通じて、ラ研住民にも波及。結果、有名となったのが定説であろう)

 また、この祭りを最後に、感想三柱神?の一人であったオジン?が、「ちょっと、中東に行ってくる」という謎の言葉を残し、旅立っていった。
 一度、2006年10月頃に、長編の間に投稿されていたじゅんのすけ?の「うたたね♪」に感想を入れている姿が目撃されているものの、それ以後は姿を見せていない。
 さらに、巴々佐奈?は、この祭り作品に全部感想を書いたことで、ヲチャーから、感想三柱神?として認定された。









乱立期


 別名『大惨事スーパーロボット大戦祭り』。





 2009年になって初めて行われた祭り。
 当初は、2008年冬祭り企画として予定されていたのだが、荒らしにより投稿室が閉鎖。祭り史上で唯一の企画中止という事態に陥った。
 そこで、この冬祭り企画の投稿者を救う形で、この企画が行われることになった。しかし、カスタネットでお馴染みの新CGIの投稿室が落ちてしまい、主催者が手作業で作品を別掲示板へ移動させるという前代未聞のトラブルが発生する。

 この祭りで特筆すべきことは雨杜 潤がブレイクしたことであろう。この企画以降、2009年夏祭り企画?秋の夜長の小説企画?で三連続高得点入りを果たしている。
 また、この企画から祭りの風物詩として知られる競作企画が現れなくなった。人外&人でなし祭り企画?2009年夏祭り企画?秋の夜長の小説企画?にも投稿された形跡はない。
 彼はラ研から去ってしまったのだろうか。そうだとしたら残念なことである。





祭りの黒歴史


 上記で記したような短編祭りの中には、様々な黒歴史が存在する。

1、高得点入りが出ない祭りがあった。
 上記の祭りには、必ずと言っていい程、高得点入りする作品が一作または二作以上あるのが普通である。
 これは、感想人が祭りだからという理由で、点数を甘くしているというのが一般的であろう。
 しかし、何らかの理由で、高得点入りが存在しなかった祭りがあるのも事実である。

 祭り史上、初めて高得点入りが出なかった。主催は遊弟?
 このときのルールは、テンプレートに乗っ取ってという独自のルールが課せられた。
 例えば、最後まで読めなかったら-30点、最後まで何とか読めたら0点、以降キャラやオリジナリティーなどで加点する形式である。
 そのため、別名赤点祭り?血祭り?などと呼ばれ、点数表示後は、マイナス点が多くつく事態となった。
 その恐怖は、今日に至るまで語り継がれている。

 なお、高得点入りは出なかったものの210点を獲得して、鈴忌?が優勝を獲得した。

 2008年の最初の祭りで、企画が乱立するきっかけにもなった短編祭り企画。
 高得点入りが出なかったのは、投稿作品が30作と少なかったことと、巨大ロボットを登場させるというお題が難しかったせいとも言われている。
 なお、高得点入りは逃したものの競作企画の作品が総得点260点で平均点30点というもう少しで高得点入りという検討をした。(当時は富野由悠季と名乗り、「おまえのくさいマンコを入れてやるぜ!」という下ネタ全快の内容だった)

 祭り史上、巨大ロボット短編祭り?に続いて、高得点入りが出なかった祭りである。
 理由は諸説あるものの、有力なのは、主催者のSのひとの好みに合わせた18禁になる作品が多かったことが挙げられる。
 そのため、規約違反で高得点をつけるものが減り、王道の極めてオーソドックスな作品が好評を博した。

2、企画対象外の烙印?を主催者から押された祭りがある。
 2008年の巨大ロボット短編祭り?で前代未聞のことが起きた。主催者の日原武仁?が、お題に沿っていないものを企画対象外の烙印?を押し、祭りの集計から除外してしまったのである。
 そのため、ヲチャーから批判が起こる形となった。
 以下、祭りで烙印を押された作品である。

 企画の中では、580点という最高得点を誇っていたが、主催者から「巨大ロボットが出ていない」という理由で、祭りの集計から外された。
 そのため、優勝は総得点210点のsquall?となったものの、未だにヲチャーからは優勝は「リリィに首ったけ」だと信じて疑わないものが跡を絶たない。

 企画の中では、3番目に烙印を押された作品。理由は「下ネタだから」、「富野由悠季という偽名を使っているから」だった。
 そのため、総得点260点だった競作企画も祭りの集計から外され、結果、squall?に順位が回ってくる結果となった。

  • 「不明」作者「不明」

3、主催者が逃亡した祭りがあった。
 こういうことはあってはならないことだが、実際に存在する。
 いわゆる、企画を主催したまではよかったものの、そこから主催の難しさや、利用者からの批判に耐えきれずに逃亡する主催者が増えた。
 主に、乱立期に存在することが多い。

 祭り史上、最低最悪の黒歴史企画と言われている。
 元々は交流用掲示板において発生した『SF派の集い?』なるSquall?が立てたスレッドが発端。
 ライトノベルにSF?が少ない事を嘆く数名の同志たちがSF?について語らう場であったが、盛り上がりが最高潮に達したときに、誰かの発案からSquall?を主催としてSF限定の企画として始まった。
 が、死ね妖精さん死ねの項目に書かれているような事態が発生、祭り開催前にSquall?が祭りの主催を降りると宣言。しかし、開催日時は決っていたため、利用者は大いに慌てる結果になった。
 結局、次の夏祭り主催の朝水彼方?と副主催の雪野新月?によって、SF企画は開催されることになった。

 その後、Squall?ジョン・ドー?(その意味は「身元不明」。米国において引き取り手のいない名前不明の遺体を示す名である。つまり、「名無し」)と名を変えて、SF企画に投稿。しかしSquallは、感想人に返信もせず、謝罪もなかった。
 結局、Squall?は「自分が一番SFを上手く書けるんだ!」というのを言いたいがためにルールを自分の都合のいいよう整えて、SF企画を開催したのではないか、という非難が殺到した。
 そして、それ以降の祭りにも顔を出しているが、感想人への返信は全くないという有様は変わっていない。

 SF短編祭り?と並んで黒歴史と言われている。
 Sのひと?は途中で逃亡することはなかったものの、突然のルール変更(詳細はお願いしたい)に利用者からは不安の声が紛糾した。
 そして、祭り終了から一週間後に結果発表を行う予定のはずが、Sのひと?は姿を見せず、それ以後は行方不明となった。
 一部からは、逃亡したと言われている。
 しかし、パソコントラブルが起きた可能性も否定できないので、逃亡したというのは、いささか早急であろう。
 そのため、結果発表は171041たちばな?藤原ライラ高橋アキラ?による祭り参加者有志によって、行われることになった。

4、その他
 2006年の短編祭り企画において、作者レスが許されたことである事件が起きた。
 脂?という感想人が酷評をしたことによって、作者が噛み付いたのだ。その後、主催者の仲裁もあって沈静化したが、作者は責任を取って作品を消去する事態となった。
 なお、名前は競作企画だったので、作者は不明。
 以後、このような問題が起きないために、祭り終了まで作者レスは控えるというルール付けが加わることになった。

 同じく、2006年の短編祭り企画において、akkの「ココロココロココロ」に巴々佐奈?が噛み付くという事件が起こる。
 理由は、主人公がだんだんと狂い始め、最後は一家惨殺というバッドエンドで終わる内容だったため、このような読後感が悪い作品を投稿しないでくれというものであった。
 後に主催者も仲裁に入り、「祭りはどんな形であれ、楽しむもの」というコメントが出され、akkの作品は認められる形になった。

 しかし、その後、同情点が入り、高得点入りを果たした。
 その中には、うっぴーは30点を入れ、maya?は40点を入れ、オジン?は50点を入れ「あなたにはプロになってほしいです。以上!」というコメントを残した。
 この大物の同情点は、当然ヲチャーによって「やりすぎだ!」という批判が起こったことは言うまでもない。
 akkもこの同情点を認め、高得点入りを辞退している。

 また、maya?の「恋はいつでもゴッドパンチ!!」は平均点30点で、平均点部門で1位を記録した。その後、電撃hp短編部門で最終選考まで残り、編集がつくことになった。
 そのため、kuro?が主催する企画には、メイクドラマが起こるという伝説が語り継がれているとかいないとか。

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最終更新:2011年12月09日 14:43
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