CF Backup&Restore機能

ANS-9010/B には、CF(コンパクトフラッシュ)カードへの自動バックアップ&リストア機能がある。
詳細、使用方法はクイックガイドを参照。

  • バックアップ用CF Cardの容量に注意。
 CFカードの容量換算は、HDD等と同じく 1,000,000,000Byte=1GB で表記されている。
しかし、DRAM は2進数をベースとした2の30乗である 1,073,741,824Byte=1GBとなる。
 前者はSI接頭辞にて、1GB(ギガバイト)と表記し、
 後者は2進接頭辞にて、1GiB(ギビバイト)と表記するのが正しい。
 市販されているDRAMはGB(ギガバイト)の表記だが実際の容量は2GBメモリで2^30*2の2,147,483,648Byte つまり、2GiBである。

 ANS-9010に non-ECC 2GiBメモリを8枚搭載した場合のメモリ容量は、2^30*2*8*(8/9)=15,270,994,830Byteとなる。(8/9を掛けているのはECCエミュによる減少分)
 この場合、16GB CF Card にバックアップ可能となる。
 しかし、ECCエミュレーションをジャンパで無効にした場合のメモリ容量は、2^30*2*8=17,179,869,184Byteとなり、16GB CFにバックアップ不可となる。
 ECCメモリを使う場合は、ECCエミュレーションは自動で無効化されるので、同容量表記のCFにはバックアップ不可となる点に注意。


CF Backup & Restoreネタ

 - バックアップは、Backup to CF LED点灯中ならいつでもBackup to CFボタン3秒以上長押しで可能。
  但しOSシャットダウン後を推奨。
 - リストアは、Restore from CF LED点灯中に Restore from CFボタンを3秒以上長押しでリストア開始。
  但しOS起動中は正常にリストアできない(OpenFile状態?ではリストア不可)。BIOS画面等で行うと良い。
 - 起動ドライブでリストア中にOS起動すると、NTLDR is missing となり起動不可の事がある。(ファーム312C_015) [35枚目773]
 - バッテリー&CFがセットされていれば、SATA電源が切れて30秒後に自動でバックアップ開始。
 - SATA電源切断後の自動CFバックアップ後、バッテリーからの給電は停止しメモリ内容は消える。
  CF未挿入でCFバックアップが行われない場合は、バッテリーが無くなるまで給電し続けデータを保持しようとする。
 - SATA電源が復帰した時メモリ内容が消えていてBackupデータが入ったCFがセットされていれば自動でリストア開始。
  BIOSのPOST時間が極端に短い場合、CFからのバックアップが開始される前にOS起動に移るとファイルが無い等のにエラーになる場合がある。
  この場合はBIOSのPOST時間を長めに取り、CFからのバックアップ処理が開始されるまでOSを読みに行かないようにすると解決するかも。
 - ANS-9010(無印)はCFが全部ケース内に収まるが、ANS-9010BはCFが出っ張る。
 - バックアップ・リストア時間はドライブ使用容量ではなく、搭載メモリ総容量に依存(ECCエミュON時は減少後容量に) またCF性能に依存。
  firmware v2.0にて、リストア時間が2割ほど高速化された。[40枚目571]
 - CFバックアップ後にメモリを増設してもリストアは可能。但し増設前容量のパーティションと増設分の未フォーマット領域となる。
 - ECCメモリ16GiBに16GB CFでも、先頭から16GB以下に入るパーティションならば、そのパーティションはバックアップ&リストア可能。[37枚目890]


CF Backup & Restore Time (ACARD公式Webサイトより)
http://www.acard.com/japanese/newstabpop.jsp?idno=76

  • Firmware2.0にて、リストアが高速化された。
CFリストア時間比較
ANS-9010 (4GiB*8 ECCエミュON)
CF:トランセンド TS32GCF133 (32GB)
Firmware 1.01 :約800秒
Firmware 2.00 :約630秒

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年07月05日 11:30
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。