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2013 秋オフ じゆにちページ

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期限までにはレポートを提出しましょう。

なんとか十一月六日に休みを取つた。
前日深夜、名古屋驛から高速深夜バスに乘車、東京驛を目指す。
寢るための體勢を整へようと試行錯誤するも、あまりよく眠れませんでした。
前の席が邪魔して脚を伸ばせないのが敗因だつたので、今度の機會はビジネスシートを頼まうと思ふ。
睡眠の質を考へれば安いはず!
あと車内で充電できることを知らなかつた携帶電話のバッテリーも切れさうだつた。

疲れを溜めて朝の六時、東京驛で下車。かなくろうさんと落合ふことに。
かなくろうさんに電話する……東京驛の改札の向ふにスマートフォン片手のダンディを見つけてじっと見たら向ふもじっと見てきてそのひとがかなくろうさんでした。
容姿も全然知らなかつたのに分つたふしぎ!
さて、二人で目的地の門前仲町驛へ行つた。そこにはいまきたさんが待つてゐるらしいし。物言はぬ姿と化して……。

地下鐡乘つて門前仲町驛着。歩く。目指す場所は昔の名で東京商船大學、今は東京海洋大學の越中島キャンパス近くらしい。
徒歩十分以上かけてキャンパス着。ここは門前仲町よりはもう京葉線の越中島驛の方が近い。
目的はキャンパスの壁沿にあるとのことなので壁沿をずつと歩く歩く歩く……。多分三十分くらゐ。徒勞。
無い。
ネットで豫習したつもりだつたが、ぼくもかなくろうさんも土地鑑が全くないため、朝食もまだでひもじいし睡眠不足だしかなくろうさんはニコフ達へのお土産が重さうだし
疲れた。

それで
ぼくの携帶電話はバッテリー切れ寸前だつたし、かなくろうスマホを驅使してネット檢索したりグーグルマップ見たりした結果、キャンパス自體からちよつと離れたところにあるところが判明した。
しかしちよつとネットサーフィンするだけでどんどん減つていくかなくろうスマホのバッテリー残量……。満タンだつたはずがついには半分に! スマホつて怖い! でもかなくろうさん豫備のバッテリーを持つてゐるとのことだつたしできる男だと思つたよ。

気持ちを奮ひたたせて今度こそ見つけるぞと歩く。しかしかなくろうさんここで道端で猫の亡骸を發見してしまふ。ぼくはよく見なかつたが、なんと目玉が刳抜かれてゐたとのこと。oh...
いや、でも目的地は近い。長細い公園沿を歩きその公園を抜けるとネットで見覺のある風景が現れた。普通の住宅街ぽい中央線のない道の左側にブロック塀が築かれ(このブロック塀の向ふが海洋大の寮?になつてゐるらしい)、そのブロック塀に木製ベンチがいくつか掛けられ、その木製ベンチ群を越えたところに……。


謎のなにこれがあるんです

この物體、妙に生生しいつくりをしてゐて、身體つきは締まつた男そのもの。なにこれを見てかなくろうさんと困惑した表情で見つめ合つた。
この物體のそばには東南アジアのもののやうな像が無造作に置いてありそこは謎のベンチと謎の物體と謎の像とでなんとも表現しがたい場所となつてゐる。

三體の物體のどれかがいまきたさんなんだと思ふ。

なんだかいまきたさん気味惡いし五分位観察して離脱。越中島驛周邊で朝飯のために飯屋を探したけどまだ開店してないそば屋しかなかつた。
ニコフとの待合せまで時間あるし今度は團地を見ようかと思つた。
越中島驛から京葉線に乘車し東京驛に戻つた。この時確か八時くらゐ。
ずつと食ひそびれてゐた朝食に、と(當初はかなくろうさんぼくそれぞれ朝食食べてから合流するはずだつたけど、驛に朝五時から開店してゐる店なんてどこにもなかつた……)東京驛のいろり庵で生まれて初めてころっけそばを食つた。
さくさくの揚げたてころっけはもちろんいいが、汁を吸つてだらだらになつたころっけといふのもうまいものだ。
箸でつつくとほろほろとほどけていくころっけといふのはつゆまで完食させてしまふ罪な奴だと思ふ。
かなくろうさんはなにか冷やしたそばのセットを食べてゐたと思ひます。

目指す團地は白髭東アパートに決めた。最初は超巨大で有名な豊島五丁目団地と迷つたが、
もつと近い白髭東アパートの方が近さうだつた。
最寄は東武伊勢崎線の東向島驛。乗換へ全然わからないのでかなくろうさんにお任せしました。

白髭東アパートは、隅田川の防災拠點としても有名で、防災團地といふもろの別名もある。
巨大な十八棟の建物が川沿をほぼ一列に竝び、なんとそれが一キロメートル以上も續いてゐるのだ。
東京で大火災が發生した場合、この建物群が壁となつて食止める役割を持つてゐるらしい。

北側から

正眞正銘の田舎者であるぼくとかなくろうさんは茫然と團地沿を歩いた。東京つてすごいね……。
でもかなくろうさんは非常時の際を考へてゐたのでさすがだなと思ふ。

南側から

時間がきてゐた。
北側の棟はツインコリダーになつてゐたさうだが、見逃してしまつた……。殘念。

ちよつと遲れてシロニコフとボーイと合流した。
そしたらもうひとりだれか知らんひとがゐた!
見た目普通だけど、このポンデリングのかけらを殘す挙動不審者の正體は一體……!?

どうでもいいか!

高円寺のミスドを出て、晝飯用にぼくが目星をつけておいた餃子の店に行くことにする。
かなくろうさん以外あんまりみんなおなかすいてゐないらしいけど……。
バジくんはポンデリング食つてるし。
道中でかなくろうさんとぼくがみんなにお土産を渡すことに。かなくろうさんはお酒とラーメン。
前日にアピタに寄つたぼくが買つてきたのは
とにかく薄味と評判の碧南キリンラーメン醤油、味噌、鹽味と、もつさり小牧しるこサンド、超うまい寿がきやのみそ煮込、食べたことない小牧名古屋ラスクだ。誰に何を渡したのかは忘れた。でもシロニコフにみそ煮込はあげてないと思ふ。
シロニコフの誕生日のときぼくは、以前いただいた本のお返しにみそ煮込三十食入をあげてゐた。うまいはうまいけど三十も食切れるわけないからお裾分けしたらどうかと提案したところ、いや飽き氣味だけど全部ひとりで食ふと言つてゐたのでシロニコフ頭をかしいと思ふ。

餃子の店はやつてゐませんでした。
豫備で選んでおいた店に行くことにする。
中国家常菜 祥龍房 高円寺店
まだ開店したばかりのところだつた。
餃子と小籠包の單品とボーイとバジくんは中華粥のセットを頼んだ。
ぼくとニコフとかなくろうさんは刀削麺の單品をそれぞれ。刀削麺何種類かあつたと思ふけどなに頼んだか忘れた……。
確かニコフがなんか辛いやつ、かなくろうさんが麻婆の辛いやつ、ぼくが野菜のやつだつたかな?
おいしかつたです。
ニコフがぼくの肩を叩いて、なに? と思つてニコフの方を見たらニコフが物を含んだ自分の口の中を見せてきたので心底クズ野郎だと思ひました。
ニコフは前、大學?の先輩からぼくと同じ目に合はされて、それから持ちネタとしてこの藝を披露してゐるとのこと。心底クズ野郎だと思ひました。
ボーイとバジくんは單品の小籠包と中華粥のセットの小籠包が被つてガーンだな、ってなつてゐた。
あと、この中華粥は控へ目な味付けだつたけど、淡白といふこともなくすごくおいしかつたです。
バジくんは思つたよりかなり食べてたけどやつぱり殘してゐました。バジくんが殘した小籠包をいただきました。
おいしかつたです。

高円寺文庫センターといふ本屋が近くにあるらしいので目的地の円盤が開店するまでの時間つぶしに行きたいと主張した。
探したけどなかつた。
その近くの古本屋といふか雜貨屋に寄つて古本を買つたけど、この本屋の屋號忘れてしまつて、ネットで檢索しても分んない……。
場所はここだと思ふけど
買つた本は和田春樹『私の見たペレストロイカ』<岩波新書(黄版)>391(確か百圓)とS.S.ヴァンダイン、武田晃譯『僧正殺人事件』<ぶらっく選書>新樹社新社(五百圓)。
『僧正殺人事件』は正字正假名遣だつたから氣にいつて買つたのだけど、いま確認したら昭和三十年の再版と書いてあり、戦後から十年たつてゐのに實際は版が改まらなかつたらしい。あと、奥付に『訳者武田晃氏の御住所御存じのお方がありましたらお手数でございますが発行所迄御通知下さい』とあるのが氣になつた。その後、先生の所在は分つたのだらうか……。
この買つた本汚くて粉っぽいし、嚏が出さうで目や肌がかゆくて困るから讀まないかもしれない……。
ちなみにこの店の店主から聞いたけど、高円寺文庫センターはとつくにつぶれてゐました
しかしかうして調べてみると、高円寺つて本當に古本屋多いのね。古本酒屋……?

その後レコードショップの円盤へ。
でも十三時開店にはまだ少し早く、店前で待つてゐるのも藝がないなと思つたので高円寺を徘徊することにした。ボーイと一緒にだつた。






このオフで撮影したなかで見られる寫眞はほぼ高円寺のものなので高円寺はいい街だと思ふ。

さて円盤、
事前に何にするか大體決めてゐて、CD ばかりを十枚ほど買つた。
今年買つたアルバムベスト二十五にも入るものもあつた。
ボーイとニコフもCD 買つてたと思ふ。バジくんは古本買つてた。
狹いけど他ではなかなか買へない自主製作盤がいつぱいあるいいお店だと思ふ。

次にニコフに連れられて新宿のコミックZIN へ。
かういふ質の高い漫畫屋を見ると、某店の漫畫売場の慘状と比べてしまひ暗澹とした氣分にちよつとなる。
だれかあの恐るべき無知の漫畫擔當を擔當から追出してくれないかな……。

前から氣になつてゐたデストロ246一巻を購入。
同著者のヨルムンガンドは付いていけないなと思つたけどこれはすごくいいね!!!
躍動する若き女(殺し屋)の肉體! そしてゴミのやうに死んでいく男たち! 殺伐としてゐるが乾いてゐる感じ。最高にスカッとする漫畫だと思ふ。
三巻の發賣日、十九日がぼくも樂しみだ!
ヨルムンガンドのウェットさが合なかつたのを思ひだした。今讀返せば別の印象を覺えるだらうか。

その後電子音樂専門の代官山murmur へ。
澁谷からニコフの案内で行つたけどニコフも道に迷つてゐたけど着いた。
長いことエレクトロニカなど音響系を見てきたつもりだつたけど、murmur のことは全然知らなかつた。
murmur は實店舗の經營とネットショップ、レーベルの運營を行つてゐるとのことだ。
狹い店内で在庫するCD の數は少なくみえたが、ほぼすべてを店内備付のCDプレイヤーで氣輕に試聽することが可能といふ太つ腹ぶり。
ぼくはなぜか、何か買はなくちゃ……とちよつと焦つて選んでてあまり樂しめなかつたけど、さういふことを思はなければいいお店だと思つた。
なんで焦つてしまつたんだらう……。
ボーイとニコフもCD 買つてた。かなくろうさんも買つたのかな? バジ君は店主の本を買つてゐた。

さうかうしてゐるうちに夜に。
歩いて澁谷へ戻る。ごはんものといふ案が出て、ニコフのお薦めのカレー屋に行くことにした。
カレー屋パク森渋谷店
日本人の好みに合はせたカレーを目指してゐるとのことだ。
ぼくはパク森カレーの野菜乘せを頼んだ。
確かボーイが大盛りのカレー、バジ君が辛口のカレー、かなくろうさんがパク森カレーだつたと思ふ。ニコフはなに食つてたつけ……?
パク森カレーは、ドライカレーと普通のカレーどちらもかかつてゐた。ドライカレーはヨーグルト風味の爽やかな甘さが引立つてゐてすごくうまかつた。
ブロッコリや人參などの野菜はちょうどいい具合に柔らかく調理されてゐて、その食感がいい!

バジ君は最初は調子よく食べてゐたけれど、途中調子に乘つて、もつと辛くしたい! と言ひだし、激辛の調味料を見つけてそれを大量に殘つたカレーにかけてうまいうまいと食べ始めてそのうち病的な大量の汗をかきだしスプーンが止まりカレーを殘しました。

バジ君の殘した激辛カレーをみんなで食べるといふ罰ゲームが始まりました。
でも幸運なことにぼくが食べた部分はあまりよく調味料が混ざつてなかつたのか、そんなに辛くなかつた。

あと、かなくろうさんがバジくんの家に泊まる豫定だつたのが、都合により早く歸ることになつて、その理由を聞いたバジくんが泣いてゐた、ぼくも同じやうな經驗があつたのですごく共感しました。

だけどかなくろうさんはまたニルス・フラームのライブ目當てに上京するさう(これを書いてゐる時點でもうライブはあつた)。
東京公演は豪華なメンバーだし京都の公演はMarihiko Hara が出演するとのことだつたので羨ましいと思ふ。
名古屋飛ばし最高です!!!11!!!!111!!!

ボーイとニコフとバジくんと別れ、
かなくろうさんと一緒に東京驛に戻つた。このとき、新宿まで戻つて中央線快速を使へばもつと早かつたのに、間違へて山手線で東京驛に向つてしまつた。
でも車内でかなくろうさんと音樂談義をできたのは良かつたと思つた。

歸つた。


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