第077話:真夜中の邂逅 作:& ◆DZGL2BRHu.
…………これは、朝の光?
そこにはとても真っ白な景色とまっしろな気分・・・・・・・・・・
ああ、きっとここは向こうの世界、きっとここは死んだ人がたどり着く世界なんでしょう
ごめんなさい、お姉さま。ごめんなさい、みんな。私、みんなより先に・・・・・・・・
そこにはとても真っ白な景色とまっしろな気分・・・・・・・・・・
ああ、きっとここは向こうの世界、きっとここは死んだ人がたどり着く世界なんでしょう
ごめんなさい、お姉さま。ごめんなさい、みんな。私、みんなより先に・・・・・・・・
「うほっ、いい処女 」
がばっ! 明らかに何か身の危険を感じた私が身体を起こすと目の前には真っ赤な髪が印象的な恐ろしいほどの美人の方の顔が現れました。
思わず私が山百合会のメンバーに混じってもおかしくないような可憐な顔に見とれていると、その熟れた果実のように赤い唇を私の耳に持ってきて・・・・・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・おねえちゃん、きみのこと食べたくなっちゃった」
「きゃああああああ!」
とどこがで聞いたことのあるような危ない台詞を呟いてくるではないですか!
我ながらはしたないと思いながらもつい叫びながら頭を振る私に真っ赤な女性は続けます。
「・・・・・・・・・・・いや、悪かった。そりゃあみんながみんないーちゃんのような反応をしてくれるわけじゃないよな。
あたしが悪かったからほら落ち着け。いや、あれだ、さっきからその可愛らしいツインテールがあたしの顔にぺちぺち当たって痛いんだ。いや泣くな。な、グミあげるから」
「・・・・・・・・・グミ持ってるんですか」
「いや、持ってない」
「・・・・・・・・・ぐすん」
「ってそこで泣き出すのかよ! いやあ、なんか新鮮な反応だあ! 乙女だよ! だから悪かったほら、な」
「・・・・うっ、はい」
真っ赤な女性になだめられとりあえず落ち着いた私は自分の周りをみることにしました。
私の腰の上にのっかかっていた赤い女性(赤いスーツが似合っていてかっこいいです。ああゆう風になりたいなあ)も白いベッド
から降り、近くのいすに座っています。
見回したところ白い天井と薬物禁止のポスター、救急箱など・・・・・・・・おそらくここが保健室か何かだと思わせるものが置いて
ありました。ということは・・・・・・・・・・
がばっ! 明らかに何か身の危険を感じた私が身体を起こすと目の前には真っ赤な髪が印象的な恐ろしいほどの美人の方の顔が現れました。
思わず私が山百合会のメンバーに混じってもおかしくないような可憐な顔に見とれていると、その熟れた果実のように赤い唇を私の耳に持ってきて・・・・・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・おねえちゃん、きみのこと食べたくなっちゃった」
「きゃああああああ!」
とどこがで聞いたことのあるような危ない台詞を呟いてくるではないですか!
我ながらはしたないと思いながらもつい叫びながら頭を振る私に真っ赤な女性は続けます。
「・・・・・・・・・・・いや、悪かった。そりゃあみんながみんないーちゃんのような反応をしてくれるわけじゃないよな。
あたしが悪かったからほら落ち着け。いや、あれだ、さっきからその可愛らしいツインテールがあたしの顔にぺちぺち当たって痛いんだ。いや泣くな。な、グミあげるから」
「・・・・・・・・・グミ持ってるんですか」
「いや、持ってない」
「・・・・・・・・・ぐすん」
「ってそこで泣き出すのかよ! いやあ、なんか新鮮な反応だあ! 乙女だよ! だから悪かったほら、な」
「・・・・うっ、はい」
真っ赤な女性になだめられとりあえず落ち着いた私は自分の周りをみることにしました。
私の腰の上にのっかかっていた赤い女性(赤いスーツが似合っていてかっこいいです。ああゆう風になりたいなあ)も白いベッド
から降り、近くのいすに座っています。
見回したところ白い天井と薬物禁止のポスター、救急箱など・・・・・・・・おそらくここが保健室か何かだと思わせるものが置いて
ありました。ということは・・・・・・・・・・
「助けたっていうか、拾いもんだな。ほらあたし貧乏性だから。とりあえず拾えるものは拾っとこうとな。
それにお前可愛かったから。欲情しちゃおうよ、お姉さん、ぱやぱや」
その台詞に顔を真っ赤にした私に、今度はその女性が尋ねてきます。
「しかし何だってあんなとこで倒れてたんだ。一応、あたしが見たところでも危なくないところに除けられていたけどさ」
…………あの、メガネの女性は本当は優しい方だったんですね。
そして白薔薇様・・・・・・・あの少し変わったところがあるけれどいつも優しい聖様の変わり果てた姿を思い出し
今度は本格的に大粒の涙を流してしまいました。
…………なんでこんなことに。どうして? 私たちは何もしてないのに。
「うっ・・・・・・・あうっ・・・・・・・・・っ・・・・・・・・」
「あああっ、もうまた泣き出しやがって! ほれほれ大丈夫か? とりあえず落ち着くまでまってやるから」
「えっぐ、うん・・・・・・・んっ、あうっ」
「ほらほらほらほら」
そう言いながら真っ赤な女性は私の背中をさすってくださいました。
その手はとても暖かく、どこか繊細さも力強さも感じさせられ、なぜだか安心するような・・・・・・・・・・
眼からこぼれる涙はなかなか止まりませんが少し気持ちが落ち着いた私はあのときの事を彼女に話し出しました
それにお前可愛かったから。欲情しちゃおうよ、お姉さん、ぱやぱや」
その台詞に顔を真っ赤にした私に、今度はその女性が尋ねてきます。
「しかし何だってあんなとこで倒れてたんだ。一応、あたしが見たところでも危なくないところに除けられていたけどさ」
…………あの、メガネの女性は本当は優しい方だったんですね。
そして白薔薇様・・・・・・・あの少し変わったところがあるけれどいつも優しい聖様の変わり果てた姿を思い出し
今度は本格的に大粒の涙を流してしまいました。
…………なんでこんなことに。どうして? 私たちは何もしてないのに。
「うっ・・・・・・・あうっ・・・・・・・・・っ・・・・・・・・」
「あああっ、もうまた泣き出しやがって! ほれほれ大丈夫か? とりあえず落ち着くまでまってやるから」
「えっぐ、うん・・・・・・・んっ、あうっ」
「ほらほらほらほら」
そう言いながら真っ赤な女性は私の背中をさすってくださいました。
その手はとても暖かく、どこか繊細さも力強さも感じさせられ、なぜだか安心するような・・・・・・・・・・
眼からこぼれる涙はなかなか止まりませんが少し気持ちが落ち着いた私はあのときの事を彼女に話し出しました
「・・・・・・・・・なるほどね」
「・・・・・・・・・・・・・お姉さまに会いたいです」
お姉さまに逢いたい。逢って優しく抱きしめてもらいたい。
由乃ちゃんにもみんなにも会いたいけど、やっぱりお姉さまに逢いたい・・・・・・・
「お姉さま?」
「はい・・・・・・・小笠原祥子さま。とてもやさしくて美しくてそれから・・・・・・・・」
「処女 はお姉さま に恋してる、か・・・・・・・・」
「何のことですか?」
「いや、気にするな」
よく分からない言葉に首を捻る私。そして真っ赤な女性は妙に明るく続けます。
「じゃあ、それが依頼でいいんだな」
「え?」
「いつもだったらちゃんと払うもんは払ってもらうところだが、今日は特別だ。この哀川潤がただで依頼をうけてやる」
「ちょっ・・・・・・何のことですか!?」
すると真っ赤な女性・・・・・哀川潤さんは今までに見たことの無い鋭い視線と妖艶な表情で私の目を覗きながら言い切りました。
「・・・・・・・・・・・・・お姉さまに会いたいです」
お姉さまに逢いたい。逢って優しく抱きしめてもらいたい。
由乃ちゃんにもみんなにも会いたいけど、やっぱりお姉さまに逢いたい・・・・・・・
「お姉さま?」
「はい・・・・・・・小笠原祥子さま。とてもやさしくて美しくてそれから・・・・・・・・」
「
「何のことですか?」
「いや、気にするな」
よく分からない言葉に首を捻る私。そして真っ赤な女性は妙に明るく続けます。
「じゃあ、それが依頼でいいんだな」
「え?」
「いつもだったらちゃんと払うもんは払ってもらうところだが、今日は特別だ。この哀川潤がただで依頼をうけてやる」
「ちょっ・・・・・・何のことですか!?」
すると真っ赤な女性・・・・・哀川潤さんは今までに見たことの無い鋭い視線と妖艶な表情で私の目を覗きながら言い切りました。
「その小笠原祥子とやらに逢わせてやるよ」
「・・・・・・・・・・ところでこのナース服は何なんですか?」
ぼろぼろになった制服の代わりに着せられたピンクの服。妙にスカートが短いのが気になるんですが……
ぼろぼろになった制服の代わりに着せられたピンクの服。妙にスカートが短いのが気になるんですが……
「あたしの趣味だ」
【残り101名】
【チーム紅と赤】
【福沢祐巳(060)】
[状態]:看護婦
[装備]:保健室のロッカーに入っていた妙にえっちなナース服
[道具]:ロザリオ、デイパック(支給品入り)、
[思考]:お姉さまに逢いたい。潤さんかっこいいなあ
【福沢祐巳(060)】
[状態]:看護婦
[装備]:保健室のロッカーに入っていた妙にえっちなナース服
[道具]:ロザリオ、デイパック(支給品入り)、
[思考]:お姉さまに逢いたい。潤さんかっこいいなあ
【哀川潤(084)】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:デイパック(支給品入り)
[思考]:小笠原祥子の捜索
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:デイパック(支給品入り)
[思考]:小笠原祥子の捜索
【D-2/学校/一日目、04:30】
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