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ラノベ・ロワイアル @ wiki

穴

最終更新:2011年08月05日 19:56

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第578話:穴 作:◆5Mp/UnDTiI



分かってはいたつもりだったんだがな。
 出雲・覚は顔を伏せ、真新しい盛り土を見つめている。
 H-1境内。襲われることもなく辿り着けたが、それを取り立てて幸運と喜べるような目的でここまできたのではない。
 社務所の物置から発掘した古びたスコップとシャベル。 
 それぞれを出雲とアリュセの二人で分担し、仕事にかかったのが21時過ぎ。今からおよそ一時間前。
 穴を掘り、再度埋める。元より高くなった部分の土が、その穴の中に埋められた故人の存在を主張している。
 新庄・運切。かつての仲間。仲間だったモノ。現・物言わぬ死体。
 死ねば、人はそれまでだ。霊魂は存在するのかもしれないが、それは出雲の認識する領分ではない。
 死ねば終わる。何もかも一切、根こそぎにして終わる。
 あとはその死体を燃やそうが腑分けしようが、故人は泣き叫びもしない。
 だから埋葬という行為は生者の為だけに存在する。
 そして故人と親しかった者にとっては、その行為は儀式となる。
 単に生の肉の塊を放置するのが不衛生だという理由だけで埋葬を行うのなら、それは面倒な労働に過ぎない。
 それ以外の意味があるから葬は儀式として成立する。
 死者に囚われ続けることがないように、未練を断ち切るための儀式。
 そしてそういった儀式を必要とする者がいるということは、未練というものが断ち切り難いものであるからに他ならない。
 出雲が土葬の痕からなかなか目が離せないのはそのせいだ。
 アリュセは心配そうにそんな出雲を見上げている。墓から目を逸らせずとも気配でそれは知れた。
(分かっていたつもりだったんだがなぁ。あんな啖呵切っといて、実際はこの様か)
 ……情けねえ。
 聞こえないようにそう呟いて、出雲は区切るように大きく息を吐いた。言い聞かせるように、言葉を浮かべる。
 死は覆らない。
 ――わかっている。
 彼女は永遠に土の下。
 ――分かっている。
 もう、二度と会えない。
 ――分かってるっつってんだろが。
 胸中で吼え、出雲は無理やり引き剥がすように顔を上げた。
 それも、彼に必要な儀式だった。寂しさとそれに付随する未練がましさを断ち切るための。
 あるいは、それから目を逸らすための。

「――もう、いいんですの?」
「長過ぎたくらいだ」
 放置していたスコップを足先でどけながら、出雲は頷いた。そう、時間は使えない。
 無駄なことに使える時間はおろか、大切なことに割く分すらも足りてはいない。
「んで、あの放送についてどうするかだけどよ。どう思う?」
 ダナティア・アリール・アンクルージュによって行われた演説。
 無言で穴を掘りながら、彼らはそれを聞いていた。
 埋葬を終えた今、次に取り掛かるべき問題だ。アリュセは自分の中でまとめていた考えを述べた。
「『理由』は断定できませんわね。可能性だけで語れば、それこそ幾らでも邪推は出来ますし。
 だけど『目的』だけは一目瞭然ですの。
 あんな放送をすれば、なにはともあれ注意を引くのは自明の理でしょうから――」
「人は集まる、か。佐山並みの目立ちたがり屋だな、ありゃ」
「ええ。詐欺師か、指導者か。少なくとも人前で宣まうことに慣れている人物でしょう。
 そして集まったのが子猫だろうが人食い虎だろうが対処できる自信、つまり戦力もある」
 空に向けて放たれ、暗雲を消し飛ばした閃光。力の誇示。
 言って、アリュセは思案した。
 放送を行った集団の真意は分からない。それこそ実際に会ってみなければ。
 推察するべきは、あの放送に他の参加者がどういった反応を示すかだ。
 素直に放送の主と接触を求める者――
 放送を信じるなら、あの集団の人数は12名。
 この悪趣味な状況を鑑みれば、奇跡的な大集団だ。おそらくこの島で最も情報と人材を保持している。
 同じ世界から参加させられた仲間を探している者からしてみれば、思わず接触を求めたくなる魅力的な団体だ。
 逆に、『優勝』を目指す者からしてみれば殺しておきたいところだろう。これ以上の大集団となる前に。
 あるいはあの周辺に罠を張り、集まる者を歯牙にかけようとてぐすね引いて待とうと画策する者もいるかもしれない。
 結論として――参加者は島の中心部に集中する。
 島の外周であるこの辺りならば、人に会う確率は減るだろう。

「人探しをするんなら、とりあえず中心を目指すのが得策ですわね。
 後はそのタイミングをどうするか。
 あの集団、ないしはその周辺で戦闘やトラブルが起きるのは決して低い確率ではないですの」
「安全策を取るなら、しばらく様子見ってのが定石だわな。だが……」
「ええ、覚の探し人がそのトラブルに巻き込まれる可能性も考えられます」
 言われて、出雲はふむんと顎に手を当てた。
「まずは落ち着いて考えてみるか。危険と効率、どっちを取るかって話だ。」
 考えてみる。危険と効率。両者を天秤に乗せ、不確定情報を加味し、カオス理論にバタフライ効果も――
 知っているそれらしい単語を並べて、それらをすぐに放棄した。どの道、確率論に過ぎない。ならば選択すべきは単純明快。
「そうだな……とりあえず近くまで行こう。で、実際に会ってみるのは0時の放送の後でいいんじゃねーか?」
「まあ、妥当なところですわね。実際に何人かの集団だとして、旗頭はおそらくあの演説の主。
 そのダナティアという人が放送で呼ばれなければ、その集団は存続しているとみていいでしょう」
 取ったのは中庸案。危険も効率も半々。
 一応の結論が出たことに出雲は満足そうに頷いた。そして、付け足す。
「そうだな。あとそれと、もう一個だけ分かることがあるぞ」
「なんですの?」
「あそこに佐山の馬鹿はいねえっぽいな。いれば絶対マイクの取り合いになるだろうし」
「……そうですか」
 なにやら疲れたように方を落とすアリュセを見て、出雲は頷いた――穴を掘って埋めるのは大変な労力だ。
 あるいは、途中で休憩を挟むことも必要だろう。その為の癒しグッズも気の利く自分は用意してある。
 お供え物として備える用以外にもいくつかデイパックに放り込んでおいたソレ系の本の重さを肩に感じながら、出雲は歩き出した。

 アリュセもそれに倣い――そして、小さく囁いてきた。
「ねえ、覚?」
「あ、なんだ?」
「貴方の身体って、無駄に大きいですわね?」
「無駄ってなんだよ。千里の愛力に耐えうる為の適切な進化と呼べ」
 だがそんな出雲の言葉に、アリュセはつっこまなかった。
 ただ一言。震えもしない平坦な声で、告げる。
「穴を掘るのが大変そうですから、死なないでくださいね?」
 出雲は立ち止まった。数歩送れてそれに倣ったアリュセの後姿を見つめる。
 彼女の顔を見もせずに、ただ頭の上に手をぽんとのせた。
 どんな顔をしているのかは想像できた。きっと、自分も同じような顔をしているだろうから。
 埋葬は死を意識させる。だがそれは埋葬された当人の死だけに限らない。過去の死だけに限らない。
 こんな剣呑な状況であればなおさら、次に起こる『死』が連想される。自分と親しい者の死が。
 アリュセがいた世界からの知り合いは全員死んでしまった。
 だがそれでもなおアリュセにとって死んで欲しくない人物は存在する。
 出雲の元いた世界からの仲間は残り二人。だが、この舞台において彼が死を願わない人物はそれよりも多い。
 出雲・覚は眼前の少女を見る。手の平に感じる柔らかな髪の感触。
 僅かに感じる脈動は、血液を送り出す不随筋によるものか、果てまた連想した未来に対してのものか。
(重いな、ほんと……)
 こっそりと、胸中で息を吐く。
 手の中にある彼女の身体は新庄よりも一回り小さいが、それでも――

 ――俺だって、穴を掘るのはもうごめんだ。


【H-1/境内/1日目・22:00頃】
『覚とアリュセ』
【出雲・覚】
[状態]:左腕に銃創(止血済)
[装備]:スペツナズナイフ/エロ本5冊
[道具]:支給品一式(パン4食分・水1500ml)/炭化銃/うまか棒50本セット
[思考]:千里、ついでに馬鹿佐山と合流
    /クリーオウにあったら言づてを/ウルペンを追う/アリュセの面倒を見る

【アリュセ】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式(パン5食分・水2000ml)
[思考]:覚の人捜しに付き合う/できる限り他の参加者を救いたい
    /クリーオウにあったら言づてを/ウルペンを追う/覚の面倒を見る

※新庄の死体をH-1境内に埋葬しました。

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