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Center is very Danger --Lv 1--




三国時代最強の武を持つ男 呂布。
雑兵達は「りょ、呂布だー!」と怯えるぐらいの迫力。
出会った瞬時に殺されると思わすことの出来る実力。
その時の三国時代では呂布の存在は非常に大きなものだった。
そんな呂布は殺し合いに乗るというより強者と戦うことしか考えていなかった。
とにかく強い奴とは戦って殺す。
弱い奴はくだらんから直ぐに殺してしまえ。
無差別に殺害をするこのバトロワ最大の危険人物だ。
そして呂布は今………最高の戦場へと行かんとしていた。
最大の戦い、中心部にて戦は起きるのだ。
生存するか死ぬかの二つ。
緊迫したフィールドで、一体何が起きるのだろうか?


「火を起こす者がいるとなれば、腕が鳴るわ………。
 この俺の武と対等にやれる者がいるか………確かめてやる」


呂布の目的は強者。
火を起こした奴とやらに期待し、ある建物に近づいた。
その時に何か姿が見えた。
服装からして同時代の奴であり、軍師服を着ていた。
火を起こしたのは奴だろうか?
まあなんでもいい。
奴は建物へ入って行ったのを俺は見た。
あそこが敵陣なら俺は―――――。



攻めるのみだ!



強者がいると信じて………。
建物の中へと呂布は入って行った。
戦場の幕は下ろされたのだ………。
呂布を止めれる者は現れるのだろうか?



軍師服を着て建物―――ホテルへと入ったのは諸葛孔明。
つまり、諸葛亮という蜀の軍師。
彼の持っていた武器は風が起きたりと色々おかしい物だったが………。
それは本人の力なのかは知らない。
ただ起こせたのは事実なだけ………。

「完璧でしょう。後は私が襲われて来たのを保護され―――。
 そして内側から1人1人殺害するのみ………」

前の諸葛亮………朱里のような可愛さなど1も無い。
完全に悪いことを考える一人の参加者なだけだ。
そして既に死んだ劉備や関羽のことを考えればここには強者が溜まっている。
それを利用すれば誰にでも勝利することは簡単。
最終的には自分が優勝して蜀の天下を―――諸葛孔明の天下を作る。
妻よ………もう少しだけ待っていてもらいますよ。

そして、策は始まる。
扉が開かれてから―――。

「失礼いたします。私の名はその名簿に乗っておりませんが張飛といいます。蜀の軍師でございます。
 さきほど襲撃を受け、このような姿となっております故に休ませてもらえませんか?」

言うことは先に言った。
そして、嘘の名前を言った。
名簿に乗ってない名前を使うと逆にあやしまれる可能性もあった。
だが、そんなことなく信じられた。
これで諸葛亮は死んでいることとなっていて………。
とにかく、諸葛亮のことを周りは普通に信じてここで休めと言ったりと―――。
優しい人が固まっていた。
だが諸葛亮にとっては利用する駒。
今から始まるのは1人1人減っていく恐怖のみ………。

「おっと、休む前に言っておきますよ。
 私を襲ったのは紫色の髪をした女性の御方なのですよ。
 是非、注意してください」

紫色の髪をした女性とは柊かがみのこととなるが………。
それは同時にその妹の柊つかさも表していた。
周りは言いなりに動くのみ。
わかったぜと言い、疑いなく了承していく。
……………哀れな奴らだ。

「信用ありがとうございます。それと私は武器を焼失してしまった訳でして………
 何か武器を一つ貸して頂きたいのですが………」

そう言うと、松岡修造という暑い漢が木の棒を渡してくれた。
撥という物らしい。良いのですかと言えば…。

「俺にはラケットがある。大丈夫だ」

と、言ったので有り難く受け取った。
剣などの物じゃないのが残念だが、これでも頑張れば人は殺せる程度の威力はあるはずだ。
心臓を思いっきりこれで刺すだけで命は終わる。
どんな強い者も心臓をやられれば終わる。
ならば、この撥という物は凄く有難い武器といえよう。

そして、諸葛亮はベッドルームへと入った。
既に2人の者がぐっすりと寝ていた。
二人共傷があり、気絶してると思われる。
殺すなら今が一番簡単である。
だが、そんな行為すれば一瞬にして攻撃されて最悪死亡。
そんなの考えなくてもわかるので、やらないということで―――。


「また人か。お前は誰なんだZE?」


と、向こうから誰か来たらしい。
さすがに中心部は人が集まるのが早いと感じたが、それで済む相手ではなかったのかもしれない。
実際に会ったことのない人物でも名だけ知ってるなら―――。


「俺は呂布―――渾名は奉先」


次に来たのは三国志で最強の男 呂布の存在だった。



驚いた。
さっきは諸葛亮とかいう三国志の人が来ましたけども………。
今度来たのもまた三国志の人ってのがまた奇跡。
すげぇーなと思って黙って見ていた。
さっきの諸葛亮みたいに仲間になってくれるような人かどうか知らない。
知らないことがまさかこんなことになるとは思わなかったに違いない。

「かかってこい………全員纏めて来い!」

呂布は完全に戦う気しかない。
それを魔理沙は断り、ここで戦うのはやめておくんだZEと言った。
それを聞いた呂布は向こうから襲いかかってきた。
刃物は両方に無し。だが、絶対に誰も死なない保障無しだ。
呂布の拳は誰にも当たらなかったが、その場にいた全員の空気が変わった。
一気に危機的状態となってしまっていた。

「く………皆!別々に別れろ!」

魔理沙の言葉は皆を逃がす為に放たれた物。
それを聞いて皆逃げ出した。
その時に呂布は以前、戦った二人の姿を見つけた。
松岡修造の方よりもルカリオの方に目をつける。

「貴様が俺に傷をつけたただ一人だけの存在だ。
 勝負してもらうぞ」

ルカリオは受けて立とうと思い、立ち止まり振り返った。
修造も、止まってルカリオの後ろから観戦のような位置にいる。
行くぞ!と、呂布の声と共にルカリオと呂布の勝負が始まる。
………と、その時に横から光が見えた。

「喰らえっ!恋符『マスタースパーク』!」

魔理沙にミニ八卦炉という物は支給されていなかった。
そしてミニ八卦炉がないと魔理沙はマスタースパークを放つことは出来ない。
それなのに何故………放てる?
考える間なんてない。
いや、考えることは出来ない。
呂布にはミニ八卦炉………いや、幻想郷のことなど知らないのだから。

「ぐ………おおおぉぉぉ!!!フン!!!!!」

だが、マスパは逆に跳ね返され、はるか上空に伸びていった。
その光景に魔理沙は唖然としていた。
何故、跳ね返せたか?全然にもわからなかった。
普通じゃない何かの力を持ってるかと思った。
そして呂布の手には―――イチローのグローブがあった。
イチローのグローブは真っ黒に焦げ、それでも原型をとどめていた。
このグローブにレーザーを跳ね返す能力があるのかわからない。
ただ跳ね返された現実を受け止めるのみだった。

「邪魔は許さん!」

呂布は邪魔されたことを怒り、魔理沙が唖然としている間にM16A2をかまえて―――。
そして、弾が4発だけ出された。
その全弾が魔理沙に命中し、それにより魔理沙を現実へと戻した。

さて、ここで魔理沙がマスパを放つ為に必要なミニ八卦炉があった理由を言おう。
単純なことに、実は園崎魅音のデイバッグの中から何か拝借する時にミニ八卦炉があったのだ。
有り難く拝借して、現在に至る訳だった。

「ルカリオ 俺も加勢するZO!」

その間に修造もラケットを持ってルカリオの横に立っていた。
呂布の相手はこの二人と決めている。
外の敵、魔理沙に邪魔された為に怒りが溜まっている。
実際にされればこの感情になるのも確かである。
………だが、今は戦いどころではなかった。

「皆さん!さきほどのマスタースパークによってホテルが壊れかけてますよ!
 いつ崩れるかわかりません。はやく逃げましょう!」

スパークがこの事態に気付き皆に叫んだ。
その叫びに上を見る。
大穴が開いていて、そしてかなりボロボロとなっていた。
本当にいつ崩れるかわからない状態だった。

「修造殿。貴方は逃げてくだされ。私は呂布を倒してから逃げる!」

「ルカリオ………分かった。お前が決めたことだからな。おとなしくしたがう。
 だが、言うからには絶対成功させろ!絶対出来るから!諦めんなよぉぉぉぉぉ!!!!!」

修造はそれだけ言って、背を向けて走って行った。
………私にも修造殿の性格がうつったかもしれぬな。
しかし、これでいい。
ここで呂布を倒し、戻ることが出来れば―――。
………それは出来なくても呂布が二度と起き上がらなくすることが出来れば………!

「お前の勇気は認めてやろう。だが………直ぐに終わるような奴じゃないと俺は思ってる訳だ。
 耐えてもらうぞ。さぁ、かかってこい!」

ルカリオと呂布の二人………。
いや、一人と一匹の決闘が始まった。
先制はルカリオからであった。
突進してくるのを呂布は普通に抑えるのみ。
そうなると見せかけ―――。

「かげぶんしん」

突如、呂布の前にいたルカリオは1匹から2、3、4、5匹となり出てきた。
急なことに一般人では対処は無理な攻撃だ。
………だが、呂布は最強の武人だ。

「無駄だ」

それだけ言うと、呂布は持っていた銃を回転斬りのように振り、
ルカリオの分身を次々攻撃していく。
分身はすべて消えたが、本物の姿が見えない。

「甘い!」

と、ルカリオが見えない所から飛び出して来て
そのままいつの間にか溜めていた波動弾を放った。
攻撃は呂布に命中し、さらにそのままコンポを繋げる。
だが、これぐらいで呂布は倒せない。
3コンポぐらい繋いだぐらいでガードされるようになる。
やがて、反撃を喰らって腹に重い一撃をかまされる。

(うっ………だが、波動なるもの、追い詰められてこそ強大な力となる。
 その時を待つのだ………)

ルカリオはすぐに体制を戻し、また突撃した。
今度は、はっけいを繰り出し攻撃する。
だが攻撃は外れ、呂布はその隙を狙ってまた一撃をかませた。
その後も、何度も攻撃にかかるが中々攻撃も当たらなくなっていた。

(そろそろ………波動の力も高まったはずだ………)

ふと、周りを見てみる。
もうほとんど壊れており、いつ崩れてもおかしくない。
一撃で決めなければならないだろう。
ならばこの一撃………最大の力を出した波動弾を決めて倒す!

「そろそろ一撃決戦といこう。長く戦ってしまえば両方とも潰されて死ぬ
 勝った方のみが生きるのみだ………」

「ほう………いいだろう。貴様に俺が倒せるか」

両方共が最後の討ち合いとなる。
勝者は行き、敗者は死ぬ。
単純な結果を出すこの決戦も短期決戦で終わらせる。
ルカリオが突進する。
呂布は待つのみだ。
そして、ルカリオは影分身をする。
今までよりもはるかに数の多い影分身。
最大の力を出し、必ず一撃を加え勝利する。
修造殿の言葉を思い出した。
頑張れ頑張れ出来る出来る出来る絶対出来る頑張れもっとやれるって
やれる気持ちの問題だ頑張れ頑張れ頑張れそこだ、そこで諦めるなって
もっと積極的にポジティブに頑張れ頑張れ北京だって頑張ってるんだから!
北京とは何か知らないが、熱い応援の言葉。

「うおおおおおおおおおおお!!!!!」

最大の力を出し、ルカリオは波動弾を放った。
それは呂布に向かって一直線に飛んでいき―――。

ドガァァァァァン

そして………一人がぶっ飛んでいき柱に当たった。
何が起きたのか?
わからなかったが………。
最大の力を出しただけの二人に勝敗も気にしなかった。

「貴様は生物にしてはよくやったと褒めてやろう。だが、所詮は生物だ。
 最強の俺にはかなわない」

近くなのに遠くから声が聞こえる。
これは………さっき戦った相手の声だろうか。
とにかく我は今………。

柱の近くで倒れていた。

それは敗北を意味していた。

敗北とは死あるのみ………。

「言った通り、敗者は死あるのみだ。戦場で死ぬなら本望だろう
 では、さらばだ」

呂布は光の先へと歩いて行った。
我は負けた。
負けた者は死あるのみ………。

(修造殿………申し訳ありません………我は負けてしまった。
 ですが、修造殿ならば絶対に出来るはずです。
 どうか……………お気をつけ………を………)

ルカリオはそのまま何も考えずただ崩壊するホテルの中で目を閉じた。
もう死も何も怖くなかった。
負けた自分がこうなるのは当たり前である。
これも………勝負の結果だったのだ。


「い、一体何が起きてるんだ!?」


と、そこに現れた緑の衣の青年は何が起きてるかさっぱりわかっていなかった………。







向こうの部屋で戦闘がある間に諸葛亮はこの混乱の中で冷静であった。
部屋を見なくとも、呂布がどんな行為をするかはわかっていた。
ただ戦だけを考える武神は戦いを求むのみだ。
だが私は違う。
生きることを考える。
生き残ることを考えるのみ。
だから―――――。

「圭ちゃん……………」

寝言を言う彼女。
それを見て、諸葛亮は今自分の持つ武器も見て。
次に諸葛亮がやった行為は―――。

グヂュッ!!

「!!!!!」

心臓部に思いっきり何かを刺された女は口から血を吐き、
そして心臓から血が大量に出て―――。
何があったのかもわからず―――。
ただ自分に襲う痛みを耐えようとするだけ。
痛い痛いと叫ぶこともなくて………何も言えなくて………。
苦しみ苦しみ、そして―――。


私は最期に死ぬんだろうということを思った。

何が起きてるか知らなくても………もういいんだよね………。

もう何もしなくて………いいんだよね………。

もういいよね………圭ちゃん………。







最期に彼女は何かを言おうとしながら死んだ。
そして殺したのは私、諸葛孔明。
何故殺したか?それはもう女が起きそうなぐらい寝ていると思ったから。
今、起きられては反撃されるのは御免だから。
だから今殺した。

そして、横の青年は殺さなくてもいい気がした。
勝手にこの建物は崩壊しようとしている。
最後に彼女のデイバッグを取り諸葛亮はホテルを後にした。



青年が起きた頃―――既にホテルは傾いていた。
それに気付かず、青年は扉を開け―――。
目に映ったのは痛々しい傷をした生物だった。
近くにかけつけてももう何も喋ろうともしなかった。
―――そして、上を見れば、もうこの建物はすぐ上まで来ていて………。

「ひ、姫ぇぇぇ!!!」

守るべき存在の名前をあげながら、彼はホテルの中に埋もれていった………。




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最終更新:2011年07月28日 23:41