AWE-7: フラ・マウロ事件
ID: AWE-7
発生日時: 1971年1月31日から1971年2月9日
発生地域: 月面 フラ・マウロ
対応職員
事件経緯:
1971年1月31日、ケネディー宇宙センターは有人宇宙船アポロ14号が月面に向けて打ち上げられた。
2月5日、アポロ14号が地球に帰還。打ち上げ時に船に搭乗していた宇宙飛行士は3名であったが、帰還したのは4名であった。
アポロ14号の帰還から36時間経過後にあるホワイトハウス高官から操作局にヒューストンのジョンソン宇宙センターへ小規模なチームを送り込むように指示がなされた。
対応:
調査チームはNASA職員の聴取
クルーはメンバーは4名であると主張。しかし4人目のメンバーの名前を答えられるものは誰もいなかった。
4人目のメンバーはアポロ14号が月面でのミッションのためにフラ・マウロ高原に行く途中から存在が確認されはじめた。
身元不明の4人目のメンバーを調査
超常現象生命体であることを確認
所見:
アポロ14号に搭乗し、地球に到達した超常現象生命体は、人間の記憶に介入することが可能である。
回収物
生命体11-C(通称: フラ)
収容位置: 操作セクター > フラ・マウロAWE > HOLDING CELL
英語を話すが、たどたどしく、意味のある会話は不可能
宇宙服は、NASAの宇宙飛行士が船外活動を行う際に着用する船外機動ユニット(EMU)であり、アポロ14号で使用されたモデルと同じものである。
この宇宙服が、アポロ14号に搭載されていたものなのか、または何らかの力により生命体により生成されたものなのかは判明していない。
宇宙服はわずかに破損しており、これは地球帰還時に体を固定するための座席が存在しなかっために受けた損傷であると考えられる。
レントゲンおよび分光写真機による調査で、宇宙服内部に[]形の輪郭があることが判明している。
宇宙服は部分的に取り除くことが可能だが、生命体に動揺を引き起こす。
オールデストハウスのロックダウン後、
ジェシー・フェイデンにより、頭部のユニットが取り除かれた状態で発見された際には、頭部ユニットを取り戻すように依頼を行った。
なお、取り外された頭部ユニットは捜査セクター長のオフィスで発見された。取り外された理由および保管場所の選定理由は不明である。
頭部ユニットを取り除いた状態でも生存は可能なようで痛みは感じていないようである。
生命体が収容されていたエリアはヒスおよび闇により汚染されていたが、独房内の生命体への汚染の影響は見られないことから抵抗体を持つ可能性がある。
生命体が会話の際に選択する語彙は会話のコンテキストに完全に一致していないものであるが、センテンス長、イントネーションは整合性を保っており、これらをもとにある程度の意思疎通が可能である。
NASAとの関係
事件発生時にヒューストンのジョンソン宇宙センターへ派遣された調査チームとNASAのセキュリティーチームの間で操作局の権限をめぐり意見の相違が発生し、操作局に指示を出した政府高官が事態収集のために現地に呼び出される事態に発展した。
事件翌年の1972年、NASAと操作局の間で調整協定が締結。操作局からNASAへはブラックロックの提供、NASAは宇宙探査中に得た全てのデータへのアクセス権を操作局に提供するという内容である。
その後のある時期に操作局の職員から操作局とNASAとの利害関係に対して懸念、さらに協力関係を解消すべきではないかとの意見が提出されたが、NASAの持つ衛星監視システムの重要性からこの意見は却下された
*。
添付資料
最終更新:2025年02月22日 00:13