第10回セッション
録画
まとめ
○マグニマール/Magnimar
- AR4718年デズナ月30日 8:00頃
- 一行はようやくマグニマールへ到着。入港したのはオーデリアという地区の港だった。
- マグニマール出身のネサラによると、マグニマールのパスファインダー・ロッジへ行くには「オーデリア→中洲→キーストーン→ロウクレフト→ドックウェイ→アンダーザブリッジのスロープからキャピタル→アラバスタ→ロッジ」という遠回りが必要で、1~2時間はかかるとの事だった。
ピーター:「はあー…こうしてみると大きいですね」、「マグニマールは初めてですが…いい雰囲気ですね」
リセリス:「マグニマールはたまに師匠のババァにつれてこられたもんじゃが」、「やはりこの景色はいいのう。リドルポートとはちがう!」
ネサラ:「んー、なんか雰囲気がいつも通りじゃない」
- ネサラは、明日のデズナ月31日は天使の日という祭日のようで、それで街の雰囲気が違う事を思い出した。
ネサラ:「あ、明日が天使の日のお祭りだからだ」
エルヘゼラン:「天使の日?」
ネサラ:「独立記念日だよ。みんな騒ぐから店がみんな休みになるから、買い物のの予定があるんだったら気をつけて」
リセリス:「インデペンデンスデイじゃの」
エルヘゼラン:「それなら今日のうちに買い物は済ませておこう」
ネサラ:「ほら、あそこに仮面舞踏会用の仮装をした気の早い人がいる」
- PCたちが〈知識:地域、歴史〉を振ると高い目を出したネサラとリセリスがオーデリア区について良く知っていた。
『オーデリア区はオーデリア・ウィルレンにちなんで名付けられた。彼女はWardens of the Eyeのメンバーであり、マグニマール初期入植者らの指導者のひとりであった。コルヴォーサからの入植者が新たな都市を建設し始めた頃、ヴァリシア人たちは入植者たちに、ヨンダバカリ川の向こう岸に移住することを求めた。この土地は、ヴァリシア人たちにとって神聖な場所だったのである。町の指導者たちの多くはこれを拒否したが、オーデリアは、もしこの土地の神聖さを証明できるのなら、彼女と彼女に従う者たちは、望み通りにするだろう、と答えた。ヴァリシア人たちは、1週間の間、Seacleft Spireに着目せよと告げた。その最後の日の夜明け、オーデリアは尖塔の上に神々しい姿を見たと主張した。オーデリアと彼女の支持者たちは、南へと移住した。ヴァリシア人たちとの約束を守ったのである。2年が経ち、強烈な嵐がマグニマールを襲い、拡大しつつあった町は壊滅の危機に瀕した。オーデリアはかつて自身が見た天使へと祈りを捧げた。彼女が祈りを捧げてすぐに、白い稲妻が一条閃いて、Seacleft Spireを破壊した。空は晴れ渡り、嵐は去った。後に、Seacleft Spireのあった場所に、Arvensoarが作られた』
ネサラ:「ちなみにここがオーデリアというのは(ry」
リセリス:「うむうむ」
オードラーニ:「懐かしいわね...」
ピーター:「へー、面白いですね」>ネサラ
エルヘゼラン:「天使の服装は持っているか?」>オードラーニ
オードラーニ:「持ってないわ」
エルヘゼラン:「それも買おうか」
リユーリ:「そういえば聖像の建設というのはどこですの?」
オードラーニ:「キーストーンのある場所に...」
オードラーニ:暗い顔になったりする
ピーター:「…」
- PCたちは街の見物より先にパスファインダー・ロッジへ向かい、今までの事を報告することにした。1~2時間ほどかかってようやく崖の上にあるアラバスタ区のパスファインダー・ロッジ、マグニマール支部へたどり着いた。津波の被害の復興もシェードロン評議会の仕事らしく、ロッジは色んな人が出入りしているようだった。
ピーター:「かたぎじゃない人っぽい人が結構いませんか?」
ネサラ:(母上いるかな・・・いや、書類苦手だからどうだろう)
エルヘゼラン:「失礼する」コンコン
リセリス:どきどき
エルヘゼラン:「リセリス? 今日はやけに無口だな」
リセリス:「そんなことはないゾ」
エルヘゼラン:「声が裏返ってる」
リセリス:「ンンッ」
ピーター:「失礼します」
- 受付には事務員然とした人(名前はウェルベンというらしい)が居て、パーティを見るとため息をついた。
ピーター:「なんでため息ついたんです?」
ウェルベン:「で、それは一体何かね? こちらには長話に付き合っている余裕はないんだよ」
ピーター:「ええと、重要な出来事がありまして、シェイラ・ヘイドマーチさんに面会を…」
リユーリ:「ルーンロードの復活が疑われます」
ウェルベン:「ん?!」
ウェルベン:「ルーンロード?」
ピーター:「リユーリさん、早い!早いよ!?」
ウェルベン:「その証拠はあるのかね」
ウェルベン:「ああ、手短にね」
リユーリ:「遺跡で見つけたアーティファクトがあります」
ネサラ:「ソードオヴシンの現物がここに」
ウェルベン:「アーティファクト?」
エルヘゼラン:「ルーンロードに縁のある品が力を取り戻した」
ウェルベン:「ソードオヴシン?」
リセリス:「しょ、詳細なレポートも書いてきた…ゾ!」
ウェルベン:「む...」
ウェルベン:「ぁああっ?!」
ウェルベン:「しょ...少々お待ちを」
ウェルベン:「...よくできた模造品ということもあり得る、当然そうだ。そうだ、あり得るとも...」
エルヘゼラン:「手短に済んだな」
ピーター:「後は、信頼できる方が来たら、マインドリンクでも使いますか」
※ちなみに今回リユーリのPLさんはお休みしており、エルヘゼランとリセリスのPLさんたちが好きに入れ替わってRPしていた。
- ウェルベンさんは慌てて奥へ行くと、しばらくして奥へ通された。そこには軽食や飲み物も用意された、会議室のような場所だった。そこで暫く待っていると、凛とした雰囲気の黒髪をまとめた女性が入ってきた。彼女こそ、パスファインダー協会マグニマール支部のベンチャー・キャプテンであり、シェードロン評議会の代表であるシェイラ・ハイドマーチその人だ。
シェイラ・ハイドマーチ:「ごきげんよう。ハイドマーチ屋敷へようこそ」
エルヘゼラン:「あんたがシエラ・ハイドマーチか?」
ネサラ:「ご無沙汰してます」
シェイラ・ハイドマーチ:「そうです。シェードロン評議会の議長、パスファインダー協会のヴェンチャーキャプテンです」
エルヘゼラン:知り合いだったのか? という表情
シェイラ・ハイドマーチ:「...あなたは、ネサラ?!」
ピーター:「初めまして。ピーター・ランドックと申します。ええと、スピリチュアリスト?らしいです…」
ネサラ:「ええ。ちょっと母上の意向で元服して冒険者やることになりまして」
シェイラ・ハイドマーチ:「では早速本題に入りましょうか...」
- 会議室の壁には立派な肖像画がいくつかかけてあった。それらはシェードロン評議会のメンバーであり、特にハイドマーチの背後にある肖像画はShattered StarキャンペーンのPCたち(GM注:いちおうハルディアはRiseのPCです。念のため)、すなわちシェードロンの英雄たちの肖像画だった。PCたちの中には肖像画に見覚えがあるが、まさかという感じもしたのだった。
エルヘゼラン:「……………あの肖像画は」
シェイラ・ハイドマーチ:「これですか」
シェイラ・ハイドマーチ:これは、カルズーク殺しのハルディア」
リセリス:「あの伝説の…」
シェイラ・ハイドマーチ:「ええ、
シェードロンの英雄の1人です」
エルヘゼラン:「カルズーク殺し……ハルディア」
ピーター:「という事は、あの鎌を持った方がネサラさんのご母堂ですか?」
ネサラ:「あれが母上ってことは、隣がウズナ卿で、その隣が…」(ぶつぶつ
リセリス:「シェードロンの英雄……実在したんじゃな!?」
シェイラ・ハイドマーチ:「勿論実在していますとも」
ピーター:「ははあ…凄いですねぇ」
ネサラ:「そんな歴史上の人物みたいに。まだ存命の人たちばかりだよ」
シェイラ・ハイドマーチ:「彼らは、ルーンロードの復活に備える者たちです」
リセリス:「ハッ ルーンロード…」
ピーター:「そうでした」
シェイラ・ハイドマーチ:「ルーンロードの話でしたね」
エルヘゼラン:複雑な顔をしている
シェイラ・ハイドマーチ:「詳しい話を聞きましょう」
- サーシロン帝国とそのアーティファクトについて、提出するためのレポートを書いていたリセリスは、緊張し噛みながらも自信たっぷりに今までの経緯を説明し、レポートを提出した。そしてエルヘゼランが、ガントレットを持った手でバラケットをテーブルの上に置くと、シェイラ・ハイドマーチは息をのむ。彼女はしばらくバラケットを眺めると、パーティたちを見回してバラケットを評議会へ託してくれるよう頼んできた。一行は了承し、ガントレットが無いと自我を奪われる可能性があるので、これも託すことにした。マグニマールで管理するのかと尋ねると、保安上の都合でそれに関しては詳しく話せないとの事だった。今までの経験からガントレットを狙っている者の事を伝え、後ろに恐らく『ピーコック・スピリッツ』が居ることを伝えると、シェイラ・ハイドマーチは冷静だが僅かに表情を曇らせた。シェイラに『ピーコック・スピリッツ』のことを聞き、バラケットがアラズニストの遺跡で発見されたことを告げると、彼女の表情は更に暗くなった。そしてこれは重大事項であり、評議会の他のメンバーとも協議する必要があるので、良ければ明日も来てくれるよう依頼をしてきたのだった。明日の午前中に評議会を招集するという。
- パーティ一行が承知すると、シェイラはウェルベンへグリフィン
の部屋という宿を取るように言った。ウェルベンは少し驚いたが少し手配した。〈知識:地域〉で判定すると、セントラル地区の北端にある上宿らしい。迎えの馬車が来て向かってみると、グリフィンの宿は石灰岩でできた2階建ての建物だった。用意されたのはトイレが2つもあるロイヤルスイートの部屋で、抜群に旨い昼食が振舞われた。リセリスはレポートを出して受け入れられた解放感を謳歌していた。
- その後お祭り前に買い物等もしたい一行だったが、用事を先に済まそうと皆で足取りの重いオードラーニの案内でサズレル像の場所へ向かった。
○マグニマール/Magnimar
オードラーニ:「もっと早くやらなければいけなかったのに...」
エルヘゼラン:「地面ばかり見ていたら前が見えないぞ」
- 廃墟に立つオードラーニは立ち止まり、中央の瓦礫を見つめた。幽霊が出るといけないとリセリスとピーターはメイジ・アーマーを唱えた。
リセリス:「盛大に崩れとるんじゃのう」
オードラーニ:「ここで儀式をしなければいけないの」
リセリス:「儀式?」
ピーター:「ははあ、ここも立派ですねぇ」
オードラーニ:ここ10年ほどで初めて、アシャーヴァへ祈りを捧げる
オードラーニ:「アシャーヴァよ、我が声を聞き給え」
- すると一陣の風がふきつけあたりの埃を舞い上げる。そしてまるで像から現れた白っぽい影が出現する。
???:「...おおおおお...」
リセリス:「これは…」、「またオバケか?!」
エルヘゼラン:「オードラーニ!」
???:「...ついに時が...きた」
ピーター:「なんです?あれ!」
???:「復讐に復讐で報いよう。そして我が眷族となるがいい...」
リセリス:「まさか…イルサイノールか!!」
ネサラ:「あ、話が通じない方の幽霊だ」
- 出現と同時にオーラを展開した存在に意志セーヴを行うPCたち。オードラーニとリセリスがセーヴを落として怯え状態となった。〈知識:宗教〉判定が高かったオードラーニがイルサイノールがチョーキング・シェイドというアンデッドとなり襲ってきたことを理解する。
- チョーキング・シェイドは窒息(溺死、生き埋め、首絞めその他)によって死んだ人の無念の霊であり、恐怖効果を受けたクリーチャーの肺に侵入して、数分間かけて窒息させる非実体のアンデッドだった。
- ここで戦闘となる。リセリスがバースト・オヴ・レイディアンスを唱え、ダメージと盲目状態を与えるが、チョーキング・シェイドは恐怖効果にあるクリーチャーの存在を感知できるのかリセリスへ寄り、肺へ潜ろうとする。リセリスは何とか頑健セーヴで耐えた。
- ネサラはマジック・ミサイルのワンドで攻撃、エルヘゼランは魔法のハルバードで応戦、ピーターは守護霊ベンを非実体化させ攻撃させる。オードラーニはブレ―デッド・スカーフを抜いて攻撃するが、イルサイノールへの罪悪感なのか攻撃が当たらない。
- リセリスは自分のターンでスロットからマジック・ミサイルを撃つ。それから〈隠密〉を試みて隠れようとしたが、イルサイノールに発見され今度は肺に潜り込まれてしまう。
イルサイノール:「...気配を消したな...?!」、「だが、わかるぞ...」、「お前の恐怖が...」
ピーター:「…分かる、だと?」
リセリス:(くるな…くるな…!)
イルサイノール:「我が恐怖を味わうがいい」
リセリス:(もうおばけはいやじゃあ)
リセリス:「スゥー」、「ウッ」
- リユーリがリムーヴ・フィアーでオードラーニとリセリスの怯え状態を抑制する。飛び出してきたイルサイノールへ待機していたネサラとエルヘゼランが攻撃、オードラーニは攻撃を外し、ベンが全力攻撃を行ってイルサイノールを倒した。
オードラーニ:がっくりと膝をつき
オードラーニ:「私は...」
エルヘゼラン:とっさに支える
オードラーニ:「おお、イルサイノール...あなたをこの墓所に見捨て、
オードラーニ:さらには、ボーンヤードへ送るのにためらいを感じるとは」
オードラーニ:「このときになっても、復讐の念を捨てられないとは」
ピーター:「…恐ろしい執念ですね」
リセリス:「凄まじい怨念は感じたが…勝手なやつじゃったのう」
- その後、オードラーニは儀式を再開する。リセリスはこの儀式が本来は、悲劇的な事故などがあった場所で、複数の参加者が祈りの言葉を捧げ、その場所を穢れから守るためのものという事に気が付いた。リセリスが儀式を追従し、他のPCたちもそれに倣う(〈知識:宗教〉判定)。
- 祈りの言葉が区切りを迎えるときらきらした塵のようなものが瓦礫から立ち上り、渦を巻くように君たちの頭上に浮かび上がる。その輝きがPCたちに降り注いだのだった…彼らは穏やかな空気を感じていた。オードラーニは自然と涙を流し、跪いたまま、しばらくその場所でじっとしていた。
ピーター:「…まるで神殿かどこかにいるような雰囲気ですねぇ…」
リユーリ:(この私が……こんなに穏やかな気持ちになるなんてッ!)
※繰り返すが、リユーリの中の方がお休みだったので、彼女のRPはエルヘゼランとリセリスの中の人が好きなタイミングで演じている。
- ここでPCたちはアシャーヴァ祝福を得ることとなった。内容は
『非実体アンデッドの作り出す呪文、効果などに対してセーヴを失敗したなら、それは成功となる。それは次にセーヴに失敗したタイミングでおきる』
『攻撃してきたアンデッドクリーチャーに対する、CL20のサンクチュアリ(DC15)がかかる』(←GM注:セーヴが失敗から成功になったそのタイミングで勝手にかかるものと思われます)
という物だった。
ピーター:「…何だか守られている気がします。」、「これもオードラーニさんのお陰ですね」
エルヘゼラン:「気分はどうだ?」>オードラーニ
オードラーニ:「みんな、ありがとう...」
オードラーニ:涙をこぼし、後は言葉にならない
ピーター:「これで、あの人も浮かばれるでしょうか」
- この場所は聖別されハロウとリムーヴ・フィアーがかかった。
エルヘゼラン:「怪我をしたら治療を頼めるのかな?」
オードラーニ:「私の贖罪はまだ終わってはいないの」
エルヘゼラン:「そうなのか」
リセリス:「厳しいんじゃのう」
オードラーニ:「私はまだ復讐の念を捨てきれなかった」
オードラーニ:「これから、贖罪への道のりがはじまるの」
オードラーニ:「でも、あなた方のおかげで、その道を進む決心がついた。本当にありがとう」
ピーター:「良かったですねぇ…これからも応援しますよ」
エルヘゼラン:「そうか……」これからは別行動なんだな
- オードラーニは贖罪の第一段階完了し、第2段階クリアを目指して旅立つことになるようだった。(GM注:実際にはマグニマールで贖罪を続けることになると思います。その後どうなるかはわかりませんが)
- 彼らは途中で買い物を行い、宿へと戻った。夕食を食べ、男女に分かれて部屋へ入る。夜中にピーターの部屋のドアがノックされ、出てみるとそこには赤いベルベットに包まれ、黒いリボンと緑のリボンが付いた箱が2つ置いてあった。
エルヘゼラン:「……ヴィラレインが好みそうな装飾だ」
ピーター:「…プレゼントかな?俺はヴィラレイン女史では無いですよーっと」
- 黒いリボンの箱の方にはメモが挟んであり、『ヴァリシアの新たな英雄たちへ、賞賛を込めて贈ります。甘いキャンディと甘い一服をお楽しみください』と書いてあった。リセリスも起き出してきて、箱を調べることになった。箱自体には罠や魔法は無く、緑のリボンの箱の中の物に魔法がかかっていることが分かった。黒いリボンの箱の中にはトロピカルフルーツの砂糖漬けの瓶詰、緑のリボンの箱の中にはシガーボックスが入っており、シガーボックスには召喚術のオーラがあった。リセリスがシガーボックスを調べると罠があることが判明。リセリスが罠を解除しようと隣の部屋で解除しようとしたが、出目が振るわず失敗、発動しガスが出てきた。ガスを吸い込んだリセリスは頑健セーヴを落とし、【判断力】ダメージを受け、更に混乱状態に。そのままレイピアを抜いてピーターに攻撃を行い、押さえ込みに来たエルヘゼランにも攻撃を行う暴れっぷりだった。リユーリがディレイ・ポイズンを投射して騒ぎは収まった。毒を抑制している間に【判断力】も回復した。
- やってきた支配人に訳を話すと、こちらでも調べてみると話してくれた。10分ほどすると、宿泊客ではない人物を見た従業員が居るという情報を持ってきてくれた。赤毛でラヴリーな女性という事だった。しばらく休んだピーターは、起きて女子部屋でリセリスの毒の看病を行うことにした。暴れたら押さえられるよう、エルヘゼランもぞ場に立っていた。すると寝ていたリセリスが目を覚まし(〈知覚〉判定成功)、叫んだ。
リセリス:「窓じゃ…!」
ピーター:「あれ?起きた」
エルヘゼラン:「窓!?」
リセリス:「窓に!窓に!」
バグベア:「?」(GM注:たまたま侵入したタイミングがリセリス治療タイミングだったため、起きている人がいましたがw、刺客の想定では寝ている筈だったわけですw)
- 窓から1体のバグベアが現れ、戦闘となる。目の前のピーターに向かってシュリケンを投げた!ピーターはダメージを受け、頑健セーヴを落とし【耐久力】ダメージを受ける(ピーター:「グワッ」、「このスリケン、毒あります」)。
- 寝ていたオードラーニ、リユーリも音で目を覚ます。リセリスがバグベアに向かってグリースを放つが、躱された。エルヘゼランが詰め寄り剣で斬撃を加え尋ねる。
エルヘゼラン:「葉巻を送ったのはお前か?」
バグベア:「...」
リセリス:「何奴!!」
バグベア:「......」(GM注:後に判明したとおり、舌がないので直接台詞を喋れないのでした。できたとしても、喋る気があったとは思えませんが)
ピーター:「倒してから調べさせてもらいましょう」
- バグベアはワキザシでエルヘゼランを切りつける。ワキザシにも毒が塗ってあったようだが、頑健セーヴに成功して難を逃れる(GM:混乱させる毒だったのでワンチャンあったんだけどなあw)。ピーターはリセリスの〈治療〉を続ける。その後飛び起きたネサラのスコーチング・レイと、レイピアを抜いて回り込んだリセリス、激怒したエルヘゼランのダメージを受けた刺客らしいバグベアは崩れ落ちた。リセリスはしばらく混乱状態が残っていたが、間もなく治まった。
- 武装解除し調べてみると舌を切り取っていた。〈知識:地域〉で高い出目を振ったピーターは“沈黙の刺客”ディス=カというバグベアのニンジャが居ることを思い出す。なんでも北方はカルスガルドのニンジャ・クランであるフローズン・シェイドで訓練を受けた抜け忍で、依頼主の事を漏らさないために舌を切除しているらしい。紙を持っていて、パーティ5人の名前がリストされていた。
- ピーターが手紙に対してサイコメトリを行うと、視点が変わった。
GM:いつもより背が高く
GM:君は手紙を受け取る
GM:手紙をわたす人物は、しなやかで力強い手を持っているが、華奢であり
GM:女性の手のようだ
GM:彼女の身にまとうケープは、まるで孔雀を思わせる....
GM:女性が「Peacock」というと、文字が読める
GM:視点がピーター自身にもどる
- 手紙にディテクト・マジックをかけると変成術・微弱のオーラが感じられた。恐らくシークレット・ページがかかっていると思われる。「ピーコック」と話すと、『タバコの贈り物で弱っているはず。我らがForsaken Mezzanineでの任務が終わり、戻ったならば、さらなる仕事を頼むかもしれない』と変わった。〈知識:地理〉判定を行い、Forsaken Mezzanineとはホロウ・マウンテンのとある階層がそう呼ばれていることを、ピーターは思い当たった。
- その後傷や能力値の治療を行い、一行は眠りについた。
○マグニマール/Magnimar
- AR4718年デズナ月31日 8:00頃
- 無事朝を迎え、美味しい朝食を食べ終えると評議会からの迎えの馬車が来た。再びハイドマーチ屋敷の昨日通された部屋へ向かうと、そこには昨日は居なかった3人の人物が居た。リセリスは
コーリア・アズメレン パスファインダー、冒険家
サブリッヤ・カルメラーム 経済界の大物で「市場の公女」
ハルドミーア・グロバラス マグニマール市長
というマグニマールの重要人物たちが集まっている事が分かった。
- 彼らの前で改めて状況確認と話し合いが行われた。追加報告として昨夜のグリフィンでの襲撃を伝えると、シェイラ・ハイドマーチはパーティに詫び、そして本題に入る前にサークルの虐殺が起こった日をリセリスに確認した。丁度その頃、マグニマールでも『兆し』があったらしい。
シェイラ・ハイドマーチ:「おそらくその時間に、かのシェードロンに、力の煌めきが宿りました」
ピーター:「シェードロン、ですか?」
シェイラ・ハイドマーチ:「サーシロン帝国のアーティファクト、シェードロンです」
ネサラ:「え、あの?!」
シェイラ・ハイドマーチ:「バラケットを力を取り戻した時、シェードロンが輝いた、ということになります」
シェイラ・ハイドマーチ:「無関係であるとは信じられません」
シェイラ・ハイドマーチ:「当評議員の有識者によれば、
シェイラ・ハイドマーチ:「それは、警告かもしれません。何か重大な事件が起きた、そのことを知らせるための」
ピーター:「ううん…」
シェイラ・ハイドマーチ:「有識者の一部は、それをルーンロードの1人が蘇った事への警告ととらえました」
シェイラ・ハイドマーチ:「他の者たちは、ルーンロードの死を示すものだと考えています」
ピーター:「カルツォーグ意外にですか…そうか、そうなんですね」
シェイラ・ハイドマーチ:「いずれにせよ、我々は真実を知らねばなりません」
シェイラ・ハイドマーチ:「そして真実を知るために、評議会は、シェードロンの英雄たちをひそかに派遣しました」
ピーター:「ええー」
シェイラ・ハイドマーチ:「英雄たちはひそかに旅立ちました。シェードロンを携えて」
シェイラ・ハイドマーチ:「そしてそれっきり、彼らとは連絡がつかなくなりました」
シェイラ・ハイドマーチ:ネサラの方をみる
シェイラ・ハイドマーチ:残念だという顔
ネサラ:「え”?」
ピーター:「…!」
シェイラ・ハイドマーチ:「彼らと接触する試みを続けましたが、日が経つにつれ、彼らは我々の手の届かないところにいる、そう考える他なくなりました」
シェイラ・ハイドマーチ:「彼らにどのような運命が降りかかったにせよ、このことはヴァリシア全体に重大な危機が迫っていることを意味します」
シェイラ・ハイドマーチ:「そして、あなた方のもたらした知らせは、この懸念にさらなる重みを加えることとなりました」
グロバラス市長:「まずい。実にマズい」
- ネサラをいたわりつつ、これからの事を提案するシェイラ。どうやら鍵はホロウ・マウンテンの憤怒の炉にあり、エージェントを派遣する必要があるとの事。つまり、PCたちをシェードロン評議会のエージェントに任命し、ホロウ・マウンテンへ派遣するつもりとの事だった。
- PCたちが当然のように快諾すると、シェイラはまず憤怒の炉にたどり着くこととポータルを停止させること、アラズニストが蘇ったと仮定して計画の手掛かりを掴むことを依頼してきた。孔雀霊の教団の動きも気にはなるが、パーティにはホロウ・マウンテンの任務に集中して欲しいと。
- そこでサブリッヤが口をはさむ。ホロウ・マウンテンは何層にも及ぶ広大なダンジョンであり、やみくもに探したら何年もかかる。それこそ藁山の針を探すようなものだ、と。するとコーリアが答える。
コーリア:「ケルフードよ」
サブリッヤ:「ケルフード?」
コーリア:「ケルフードよ。ケルフードという名のレンジャー。彼は何年か前、ホロウ・マウンテンを探索するパスファインダーの一員だったの」
コーリア:「彼のパーティの半分はそこで死んでしまったんだけれど、帰る時になって、彼は帰郷を拒絶したの。島にいるほうがいいってね」
コーリア:「彼の仲間は、彼の気が触れたと思ったようだけど、帰りのボートに乗るようケルフードを説得することはできなかったの」
コーリア:「それ以来、彼はリヴンレイク島に住んでいて、少なくとも半ダースに上るパスファインダーの探検で目撃されてる」
ピーター:「そりゃ凄い」
コーリア:「そして、彼が明晰で協力的な気分の時に彼をつかまえられたパスファインダーは、ホロウ・マウンテン内部へ至る様々な入口について知ることができたそうよ」
コーリア:「コーヴの地下にいた憤怒のシンスポーンのようなクリーチャーが住んでいそうな場所がどこか、知っている人がいるとすれば、それはケルフードよ」
リセリス:「野伏せりのケルフードか…」
コーリア:「少なくとも、どこから探し始めるべきかは教えてくれるはず」
コーリア:「協会のメンバーが彼に接触する時は、リヴンレイク島の南東、Old Man’s Launchと呼ばれる浜に上陸するようだね」
コーリア:「そこでは、老人が不浄なる猟犬に生きながら食われたという話が伝わってるけど、そこで何かに遭遇したパスファインダーはいないはず」
コーリア:「ケルフードに会いたかったら、その浜についた後、今から行くという事を彼に知らせて。火を焚いて、煙を立ち上らせるだけでいいから」
コーリア:「野生の動物の類に襲われる可能性はあるけれど、道は分かりやすいから迷わないと思う」
コーリア:「ケルフードの野営地に着いたら、穏やかに、敬意をもって彼に接すること。もし彼が協力的な気分じゃなければ、翌日また出直すといいわ。その場合も、行く前にはちゃんと彼に知らせること」
シェイラ・ハイドマーチ:「ケルフードですね。彼なら知っているかもしれませんね...」
グロバラス市長:「つまり、彼らに探検を託すということだな?」
グロバラス市長:「彼らは大丈夫なのかね?」
コーリア:「シンスポーンのヤマソス僧を倒せるのがマグニマールにどれだけいると思う?」
コーリア:「あなたの護衛にできるかしら」
ピーター:「微力を尽くしますよ、市長」
グロバラス市長:「ううむ。確かにそうか...」
グロバラス市長:「しかし、シェードロンの英雄たちを失ったのは痛い...」
サブリッヤ:「まだ失ってはいないですよ市長」
サブリッヤ:「親族もいるんですから」
エルヘゼラン:「連絡が取れないだけだろ」
グロバラス市長:「おお、これは失礼した」
ピーター:「きっと帰って来ますよ」
グロバラス市長:「いや、私の懸念はマグニマールを思っての事なのだ」
グロバラス市長:「すまなかった」
シェイラ・ハイドマーチ:「みなさんをエージェントとして、ホロウ・マウンテンへ派遣します」
- ホロウ・マウンテンへの派遣が決まった処で、船を用意しないといけないのだが、サブリッヤさんの処の船は空いておらず、協会の船も使えないという事だった。エルヘゼランの提案で、マグニマールまで乗ってきた『ティアリーの気まぐれ号』の船長に当たってみることにした。悪名高いリヴンレイク島まで行ってくれるかどうかが心配だったが、シェードロン評議会は非常時なので倍額出すという。シェイラはウェルベンに書類を用意させた。
- 最後にシェイラはPCたちに報酬を渡すという。それは概ね20,000gp相当のアイテムを渡すという破格の報酬だった(GM注:シェードロン評議会が保管していたアイテムで、歴史的価値や危険のない代物と思われますが、サーシロン由来のもの等もあるかもしれません)。パーティの面々は驚いたが、有難く頂戴することにした。買い物はお祭りの日なのでお店は閉まっているが、サブリッヤが何とかしてくれるという。
シェイラ・ハイドマーチ:「では解散とします」
エルヘゼラン:「なんだか憎めないおっさんだったな」
ピーター:市長は全員と握手をし、1人1人に頭を下げると、護衛を連れて去っていった。
エルヘゼラン:「サーシャに会いに行こう」
ピーター:「そつのない人でしたねぇ」
リセリス:「急いだほうがいいのう」
ピーター:「そうしましょう」
ネサラ:「ああやって市民の支持を稼いで地位を維持してるのだろう」>市長
シェイラ・ハイドマーチ:「そうでした、リセリス」
シェイラ・ハイドマーチ:「あなたの報告書は素晴らしいものでした」
リセリス:「!」
シェイラ・ハイドマーチ:「もし、パスファインダー協会に興味があるのであれば、ホロウ・マウンテンの報告と合わせて
シェイラ・ハイドマーチ:「十人会を説得し、あなたをエージェントとすることもできます」
リセリス:「なんと…」
シェイラ・ハイドマーチ:推薦してくれる感じ
シェイラ・ハイドマーチ:「考えておいてください」
リセリス:「評価していただき光栄じゃ…わかった!」
コーリア:リセリスたちのやりとりに、にやにやしている
リセリス:「まずは生きて帰ってくることじゃの…」
コーリア:「ケルフード、忘れないでね」
コーリア:「狼煙をあげてね」
- 『ティアリーの気まぐれ号』へ交渉へと向かう。サーシャ船長へ書類を見せリヴンレイク島へ連れて行ってくれと話すと、冗談かと大笑いした。倍の報酬でもダメかと話すと、なんでも最近リヴンレイク島へ行く船が混んでいるらしい。ここ1~2週間で島へ行く船が2隻もあったそうだ。この船を入れると3隻目となる。先に向かった船について聞くと、船乗りの噂でよければと話してくれた。
◎1隻目 Lordim Racer
ティアリーの気まぐれに似た、マグニマールの商用輸送船。一見すると、野卑なならず者といった風情の一団に雇われて、Old Man’s Launchに向かったという。昨日マグニマールに帰還したが、今朝既にコルヴォ―サへ出航している。帰還した船員たちによると、6人の「乗客」をOld Man’s Launchにロングボードで送り出し上陸させたが、ボートを操っていた船員2人は、上陸後「乗客」らに殺害されたらしい。この船の船長は、ロングボードと船員の遺体を諦めて帰還した(無理に他の船員を上陸させようとすれば、反乱が起きたかもしれないという) 「乗客」たちは、見た目だけでなく、実際に殺しを嗜むような恐ろしい連中だった。
リセリス:「ひどい話じゃのう」
◎2隻目 Frijaya
リノーム諸王の地、カルスガルド行きの大型船 着飾った3人の「洒落者」にかなりの額で雇われ、リヴンレイク島付近で3人を降ろすらしい。3人は降りた地点から島まで自力で向かう手段があるらしい。3人がどこに上陸するつもりなのかは不明 出航したのは1-2日前。
- 船長に頼むと急げば明日には出港してくれるとの事だった。4日あれば到着できるらしい。エルヘゼランと船長は握手を交わし、一行は島への足を確保した。
○マグニマール/Magnimar
オードラーニ:「私はここにいて祈るしかできないけれど...」
エルヘゼラン:「……元気で」エルヘゼラン:しばらく距離を保ったままだったが、足早に近付いてオードラーニを軽くハグする
オードラーニ:ハグを受け入れ、抱擁を返す
オードラーニ:その頬には一筋涙が伝うが
オードラーニ:笑顔になって
オードラーニ:「気をつけて...」
エルヘゼラン:不器用な手つきで彼女の黒い髪を撫でる
エルヘゼラン:「行ってくるよ」
オードラーニ:彼女はいつまでも船の行く先を見つめていた
GM:おそらく戻る頃には、自分の道を取り戻し、クレリックに戻っているかもしれない
ピーター:「また戻ってこれると良いですね…」
リセリス:「頑張ってすぐ片付けよう」
ピーター:「お祖父ちゃんの言葉も気になるんですよ」、「一体何が待ち受けてるんだろう」
○リヴンレイク島/Rivenrake Island
- AR4718年サーレンレイ月5日 7:00頃
- 船は無事リヴンレイク島へ到着した。上陸用のボートを借りて陸へと向かう。船は停泊して待っていてくれるらしい。エルヘゼランがオールを握り、無事に接舷した。
- そこへは先に接弦していたボートがあり、中には死体が2つ。ボートの北東の陸地には焚火の跡があった。死体を調べると人間とハーフオークの死体で喉に深い切り傷があり、死因は刃物による出血死のようだった。装備等ははがされていた。1週間くらい前の死体のようで、噂の1隻目の死体で間違いなさそうだった。ピーターは死体にサイコメトリを試みた。
GM:ピーターは恐怖を感じる
GM:この場所で起きた出来事を、君は
GM:船員の目で見てしまう!
GM:髭を生やした男が君の視線の先にいる
GM:その男は、凶悪な面構えであり、明らかに怒っている
GM:そいつは、お前らはここに残っていろ、と強く主張している
GM:取り巻きも怒っている
GM:取り巻きも髭を蓄えた男たちで、手には刃が光っている
GM:剣だろうか?
GM:そして男が、最初の男が近づいてくる...
GM:その男が動くと、君は苦痛を感じる
GM:息ができない
GM:身体を切り刻まれ、
GM:「助けてくれ」君は叫ぶ
GM:その時、最初の男
GM:こいつがおそらくリーダーだろう
GM:その男のシルエットが浮かび上がる
GM:その背には、なにやら触手のようなものがうごめいていた....
- ピーターは痛さと恐怖で声を上げ、リセリスは驚いた。ピーターはサイコメトリの結果を仲間に伝え、一行は髭の男に注意することにした。
- 焚火の跡を使って狼煙を上げ、布等を使ってコーリアが言っていたケルフードに合図を送る。その後10分ほど林道を進むと、川のせせらぎが聞こえ、丸太の橋が見えてきた。
- ここで今回はタイムアップ。次回は林道を進み、ハロウ・マウンテンへ向かう予定。
キーワード整理
■ティアリーの気まぐれ号
- ロデリックスコーヴからマグニマールまで「ティアリーの気まぐれ号」という船で移動
- サンドポイントにも立ち寄りつつ色々あったが7日目にはマグニマールに到着した
- リヴンレイク島に向かう際に再チャーターして中4日で目的地に到着した
サーシャ・アンティファーレ Sursha Antefalle
- ハーフエルフの女性でティアリーの気まぐれ号船長
- 母の名はシュアティ(Surety)でかつてこの船の名前はシュアティ号だった
- 鎧は父からの贈り物、カタナはサーシャに恋したティエン商人からの贈り物
- かつては想い人がいたようだが現在は独身(このあたりオードラーニが何か知っているらしい)
Elbowsのエディ "Elbows" Eddi
- ハーフオークの男性でティアリーの気まぐれ号一等航海士
- “Elbows” と呼ばれるのか、誰も知らない
ヴィラレイン・バルヴィサイ Viralane Barvisai
- 人間の女性で、アヴィスタン亜大陸の西部や南部沿岸で有名な女優でオペラ歌手
- 旅芸人の一座にいたがコルヴォーサで認められ、各都市の舞台で評価を得た
- 「サーシロンの興亡」という舞台の企画があるらしい
- シェリアックス貴族のレゲムスと不倫し、その妻に呪われ、舞台はいつも失敗するようになった
- マグニマールで「ピーコックなんちゃら」を名乗る人物(ハーフエルフの女性)と出会った
- 呪いをとく代わりにバラケットを手に入れろと言われ、PCたちを狙った
- PCに敗北して船から瞬間移動で逃走、行方知れず
- たぶんメスメリスト
- 今もPCたちを妨害しようと暗躍している(ホテルではガスの罠をしかけてきた)
■聖サズレル像関連
オードラーニ Audrahni
- エルフの女性でアシャーヴァの元クレリック(Ex-Cleric)
- 長命種であるがゆえに親しい者を失う悲しみに苦しんだが、アシャーヴァ信仰に出会い救われた
- ロデリックスコーヴの墓所の管理人
- コーヴに来る前はロストコーストを放浪していたが、かつてマグニマールで聖サズレル像の建設に関わっていた
- 聖サズレル像の建設とデザインを依頼したイルサイノールは殺人カルトのメンバーだった
- 通報したがその官憲(判事)は当の殺人カルトのリーダーであり、アシャーヴァ僧たちを皆殺しにしようとした
- オードラーニは建設中の像に細工をしてイルサイノールを生き埋めにして復讐を果たした
- しかしこれはアシャーヴァの戒律に背くことでありオードラーニはクレリックの力を失った
- PCたちとともにイルサイノールの亡霊を倒し、事件跡地を聖別する儀式に成功。今後は贖罪を進めていくことになった
アシャーヴァ Ashava
- 至高天の主(Empyreal Lord)の1柱であるアザ―タ(混沌善)
- 権能:踊り子、孤独なる魂、月光
- 不義(Anathema):Intentionally mislead someone, desecrate graves, abandon a creature in darkness
アシャーヴァの祝福
聖別の儀式の副作用
- 次に、非実体アンデッドの作り出す呪文、効果などに対してセーヴを失敗したなら、成功になる
- 攻撃してきたアンデッドに対してCL20のサンクチュアリがかかる(DC15)
聖サズレル
- アシャーヴァの僧
- ヴァリシアからウヴァグロールというデーモンを追い払った伝説の聖人
ウヴァグロール Uvaglor
- またの名を「卑賤なる公子」(Misbegotten Prince)というデーモン
- かつてヴァリシア人を隷属させていたが聖サズレルによって追い払われた
- パズズとラマシュトゥの落とし仔といわれ、3つの目を持つ
イルサイノール Ilsynor
- 聖サズレル増の建設とデザインを受注した
- 殺人カルト Brotherhood of Seven のメンバーであった
- オードラーニの細工によって生き埋めにされて死亡しチョーキングシェイドとなって祟っていた
Brotherhood of Seven
- マグニマールを拠点にして活動していた犯罪組織、殺人カルト
- リーダーのIronbriarはマグニマール法廷の判事であった(Justice Ironbriar)
- プレイヤー向け補足情報:ノルゴーバーに仕えるいわゆる Skinsaw Cult(詳しくはRise of the Runelords参照)
■シェードロン評議会関連
コーリア・アズメレン
- ハーフエルフ、パスファインダー、冒険家
- 詳しくはSStar4章
サブリッヤ・カルメラーム
- 「市場の公女」と呼ばれる経済界の大物
- この人のおかげでデズナの月31日はマグニマールで魔法のアイテム買い放題に
シェリア・ハイドマーチ
- パスファインダー協会マグニマール支部のベンチャーキャプテン
ハルドミーア・グロバラス
- マグニマール市長
- 無能っぽくみせているが、実績を考えると決して無能ではない昼行燈感がある
シェードロンの英雄
- バラケットの力が解放された時とおよそ同時刻にシェードロンが輝いた
- ルーンロードの死か復活を知らせるものであると考えた
- 英雄たちはシェードロンを携えて密かに調査に向かったが現在行方不明である
■ホロウマウンテン関連
ホロウマウンテン/Hollow Mountan
- ヴァリシア湾沖にあるリヴンレイク島にある山
- リヴンレイク島にはサーシロン時代にバクラカンの首都があった
- 内部は非常に広大なダンジョンとなっているが、憤怒の炉がある場所は不明
ケルフード
- かつてホロウマウンテンを探索したパスファインダー、レンジャー
- 冒険でパーティーの半分を亡くし、ケルフードはリヴンレイク島に残って住んでいる
- ホロウマウンテン内部を含めて様々なことを知っているはずである
- 接触するには、オールドマンズローンチという浜から上陸、狼煙をあげて接近を知らせる
- コーリア曰く、毎回その手続きは必要で、彼と交渉するには敬意をもって接するべきとのこと
Lordim Racer号
- ティアリーの気まぐれに似た、マグニマールの商用輸送船
- 少し前に野卑なならず者といった風情の一団に雇われて、オールドマンズローンチに向かった
- ならず者の「乗客」たちは上陸用ボートを出した船員2名を殺害したという
- PCたちがマグニマールに到着したときに既に帰港して、コルヴォーサに向かって出発した後だった
Frijaya号
- リノーム諸王の地、カルスガルド行きの大型船
- 着飾った3人の「洒落者」にかなりの額で雇われ、リヴンレイク島付近で3人を降ろす計画
- 3人は降りた地点から島まで自力で向かう手段があるらしい
- おそらくその3名はヴィラレイン+ピーコック関係者だろうと推測される
Forsaken Mezzanine
- 直訳すると「打ち捨てられた中二階」
- ホロウマウンテン内のダンジョンのとある階層がそのように呼ばれているらしい
- バグベアニンジャをPCを暗殺する刺客として雇ったケープの女性が、そこで任務があると
最終更新:2024年03月31日 10:11