第14回セッション


録画



まとめ


○怪魚人の社地下2F
  • AR4718年サーレンレイ月7日 10:00頃

  • 前回の続き。北側の通路からカチリカチリと足音を立てながら、複数の何かが接近してくる。
  • 北側から現れたのは、4体のシン・スポーンだった。カチリという音は足の爪の音のようだった。場所からして憤怒のシン・スポーンのようだった。憤怒だけあって、全員バーバリアンのクラス持ちのランサー装備だったが(GM注:ただのシンスポーンでクラスは持ってないです)、戦ったことがある相手だったので、パーティ一行は難なく倒すことが出来た。倒したシン・スポーンは装備ごと消えてしまった。シン・スポーンが消えると、南の鉄板に描かれているランサーが1本だったはずが、2本になっていた。
  • リセリスが〈知覚〉判定を行うと、北から新たな複数のクリーチャーがカツカツと足音を立ててやってくるのが分かった。
  • 奥の方から蜘蛛のような中型サイズのクリーチャーが2体現れた。〈知識:ダンジョン探検〉の結果、シュリジクスというサーシロン帝国に関係あるクリーチャーのようだった。異形なのに[精神作用]効果が効かず、噛みつきに毒があるようで、口から蜘蛛の糸を吐き、更に再生[火炎]を持つクリーチャーだったが、ネサラのスコーチング・レイとエルヘゼランを始めとした前衛の攻撃力で倒すことが出来た。
  • シュリジクスの1匹を倒すと、南の鉄板に描かれているランサーが3本になり、鉄板の向こう側でドーン、カリカリカリといった音が聞こえてきた。
  • 2匹を倒すと北側から何かが来ることはなく、後は南の壁の向こう側に居るクリーチャーだけらしく、音からするとサイズは北から現れたシュリジクスより大きそうだった。
  • すると、南側の鉄板が消え大型サイズのシュリジクスに似たクリーチャーが現れた。〈知識:ダンジョン探検〉の結果、それはシュリジクス・クイーンという事が分かった。基本はシュリジクスと同じだが、戦場でシュリジクスを指揮統率するために生み出されたクリーチャーらしかった。大型の上、抵抗[火炎]を持つシュリジクス・クイーンだったが(GM注:実際は火への脆弱性を持っているのですが、壁が消えるまでの間に疑呪でレジストエナジーを発動していました)、1体だったのも幸いしシュリジクス2体を倒した勢いで何とか倒す事が出来た。
  • すると「見事だ。兵士よ、報酬を受け取るがいい!」という声が響き、『奈落の碑文石』がもう一度出現した。

リセリス:「2個目!?」
ネサラ:「あれ、奈落の秘文石がもう一個?」
ピーター:「これは…同じものでしょうか?」
リセリス:「分散して持っておいたほうがいいじゃろう」
エルヘゼラン:「そうだな、試練はもう終わりか」
リセリス:「よしよしわしが持っておいてやろう」

  • 改めて部屋を調べてみると、北側には魔法円があり、南側は行き止まりだった。特に何も無く、『奈落の碑文石』を手に入れるとこの部屋に入る時に閉まった部屋が再び開き、戻れるようになった。
  • 一行がプールの部屋に戻ると、ポータルが再び開いた。回復を行うとパーティはポータルへと飛び込んだ!

リセリス:「罠はないっ!いくぞサーシロン!」
ピーター:「分かりましたw」
ネサラ:「ご機嫌だなぁ」
エルヘゼラン:「転ぶなよ」
GM:君たちの頭の中に、ささやき声のような言葉が響き渡る
GM:「我を探せ...我を解放せよ...
GM:...
GM:憤怒にたぎる我がチャンピオンとなれ...」
エルヘゼラン:「開放する同行は良くわからないが、チャンピオンというのは気になるな」

○怪魚人の社ポータル先、地下3F?
  • AR4718年サーレンレイ月7日 12:00頃

  • ポータルを抜け、西に暫く歩くとかすかな光が見えた。そこは西側が狭い凸型の部屋で、東側に廊下が続き、丸い円柱のような物が塞いでいた。壁や天井の一部に弱めの照明があり、瓦礫やホコリが散乱していた。
  • 部屋の中央には青い大理石の像があり、痩せた男をかたどっていた。酷薄な表情、禿頭、あご髭、両手を広げている像だった。台座にはサーシロン語で『テュビドス』と書かれていた。
  • 像の首、肩、股関節のあたりに妙な隙間があり、元は五体満足だった像が四肢と首が一度ヒビが入って割れ、6つのパーツに分かれたのに、空隙を残したまま自立しているような感じだった。〈知識:神秘学〉の結果、像全体を覆うような膜のようなウォール・オヴ・フォースで包むことで形状を保っているのが分かった。部屋の壁はテュビドスに対して罵倒し、恥辱を与えるような文言で覆われており、この罵倒が読めるように、明かりが提供されているようだった。

リセリス:「これは…ウォールオヴフォース…?板状じゃないが?」
リセリス:「なんという技術か…」
ピーター:「ははあ…これは」
エルヘゼラン:「……サーシロン語にもこういう表現があるのか」
ピーター:「そうですねぇ」
ネサラ:「じゃぁ、ここが打ち捨てられし埋葬所(the Forlorn Sepulchers)・・・?」
GM:おそらくここが、色欲のルーンロードの示した場所ではないか?
ネサラ:「涙を流す竜いたっけ」
リセリス:「じゃろうな」
GM:ちなみに涙を流す竜は、西の出口を出て振り返れば見えるよw
ピーター:「涙を流す竜、居ますね」

  • 柱の北と南に少しだけ空隙があり、奥に空間があることがわかる。謎の声が全員の頭の中に響く。「我が名を唱えよ。そして入るがいい...」リセリスが「デュピドス」と唱えると、円柱が床に沈んで通路が開いた。
  • そこは東西に長い105フィート×30フィートの広いバルコニーの部屋で、長方形の部屋の周りが20フィート高くなっている。天井は60フィートくらいの高さがあり、正方形の柱が10本天井まで伸びている。5フィート×5フィートフィートのアルコーヴが南北に2つずつあった。

ピーター:「大きい部屋ですねぇ!」
エルヘゼラン:「……暇だな」壁を見て

  • 壁のどこを見ても、デュビドスを貶める文言が書かれていた。リセリスが〈知覚〉をしてみるが、アルコーヴには特に気になるものはなかった。壁にめり込んだ板状のものが20フィート高いバルコニーのフロアに6つ(北側に3つ。南側に3つ)あった。北には丸いアルコーヴがあり、青い円柱のような物があるがよく分からない。バルコニーの東側は丸いドーム状になっていて、12体の像が並んでいる。それは象牙のような色をした、ランサーを構えた女性の像だった。その像に囲まれるように、中央に灰色の像があるがそれは跪いているようだ。ドームの一番東には丸いアルコーブがあり、泉のように水が溜まっている。ドームの壁は筆舌に尽くしがたい暴力を描いた図で埋め尽くされていた。ランサーを持った女性はやはりアラズニストで、跪いている像は恐怖に凍りついたデュビドスのようだった。東端にある泉は力術のオーラを感じたが、綺麗な水で罠のようなものは感じず、特に沈んでいるものはなかった。
  • 北のアルコーヴには暗灰色の円柱のような物が建っている。表面には図柄(6頭のヘビが首を切り離された状態)が描いてあり、図の下にはサーシロン語で文字が書いてあった。ペイルブルーの光が文字をかたどっていて明滅しており、「この壁のうちに、堕ちたる主眠れり。弟子の裏切りにあい、打ち砕かれ獣と成り果て、忠実なること、ただ己のしくじりについてのみなれば、その失墜の時を生き延びし者、誰ひとり惜しむことなし」と記載されてあった。このオベリスクを調べても罠の感じはせず、ディテクト・マジックしても光るだけであった。

ピーター:「ははあ」
ネサラ:「デュビドスについての説明であろ」
リセリス:「これも象徴的なものか」

  • バルコニーの北側の丸いアルコーブの東側の板は綺麗に磨かれた石版で、様々な武器が刻まれていた。アルコーヴの西側の板には複数の髑髏が刻まれている。そして一番西側の石板には複数の花が刻まれていた。
  • バルコニーの南側の東側の石板はとぐろを巻く無数の蟲が彫られていた。真ん中の石板は色が違い、青い大理石の板だった。そこには北のオベリスクと同様6頭のヘビが首を切り離された状態で描かれていた。蛇の胴体は4つのくぼみを囲むようにひし形を描いている。くぼみには何も嵌っていないが、何かをはめ込むことができそうだった。バルコニー南側の一番西側の石板は爪でえぐられたような傷のみがあった。

エルヘゼラン:「ここまで先代を貶めるのは、アラズニストにとってよほどの脅威だったのかもしれないな」
ネサラ:「まぁ、ヒドラの頭を切り離して別の場所にそれぞれ封印した、って意匠かしらね」
ネサラ:「多分他の板の先で手に入ったものを、この青大理石の板にはめるんじゃないかしら」

  • 石板を調べたが罠ではなさそうで、向こう側に空間がありそうだった。状況で色々と推測してみると、どうやら合言葉で開く可能性がありそうであった。バルコニー北側のオベリスクの前で色々と考えるパーティ一行。

ネサラ:「合言葉…オベリスクの文言がヒントになってる?」
ピーター:「合言葉ですか…」
ネサラ:「そういえばここに書いてあるデュビドスのしくじり、ってなんだろう」>リセリス

GM:“Within these walls lies a failed patron, betrayed by a student, now just a broken beast, faithful only to his own failures, beloved by none who survived his fall.”
GM:「この壁のうちに、堕ちたる主眠れり。弟子の裏切りにあい、打ち砕かれ獣と成り果て、忠実なること、ただ己のしくじりについてのみなれば、その失墜の時を生き延びし者、誰ひとり惜しむことなし」


ピーター:「誰一人、惜しむことなし…ねぇ」
ピーター:「可哀想に」

  • ピーターがそう言った時、リセリスが寄りかかって考え事をしていた一番西側の花の石板急に開いた。

リセリス:「え?なんでじゃ?」
ピーター:「リセリスさん!?」
エルヘゼラン:「何故、急に開いた?」
リセリス:「うわあ」
リセリス:「……よくわからんが、いってみるかの」
ネサラ:「あ、もしかしてココ墓前に供える花だ、ってリセリスが言ってたから墓前に花を供える=惜しむ、哀悼する、っていう対応?」
ピーター:「もしかして、今のが合言葉でしょうか」
ピーター:「なら良いのですけどね」
リセリス:「ま、その路線でいってみるかの」
リセリス:「広いのう」

  • 花の扉の先には下り階段があり、60フィート×50フィートくらいの部屋が広がっていた。東側には10フィート×35フィートくらいの飛び出しがあった。部屋の奥には半円形のアルコーヴが2つあり、鉄格子で封鎖されていた。アルコーヴ内にはそれぞれ台座が4ずつあった。アルコーヴとアルコーヴの間には台座のようなものがあり、赤い球状のヒビの入った宝石のようなものがあった。奥のアルコーヴの台座の側面にも赤い球状の宝石が嵌っていており、台座の上の金色のツボ(遺灰をいれるタイプのもの)があった。東側の部屋へは暑い壁で隔てられており、北側と南側が空いていた。東側の奥は床が無く竪穴になっており、30フィートくらいの深さがありそうだった。
  • ピーターがディテクト・アンデッドをしてみるが、アンデッドや霊障の気配は無さそうだ。穴の底にはチラホラと人型生物らしき骨が散らばっていた。全員が〈知覚〉を行うと穴の底から女性、若い女性、男性が浮上してきた。〈知識:宗教〉判定の結果、どうやら3体のレイスのようだった。レイスたちは口々にアラズニストへの恨み言を言い、襲い掛かってきた。
  • 久々の非実体のアンデッドの登場に冷や冷やしたものの、能力値吸収を受けずに倒すことが出来た。

リセリス:「滅んでいった…最後まで勘違いしておったな」
ピーター:「やりましたねぇ」
リセリス:「オバケはすぐ勘違いする」
ピーター:「彼らの誤算は、最初にネサラさんを狙わなかったことです」
ネサラ:「あー、怖かった。皆ありがとう」
リセリス:「な?オバケこわいじゃろ…」
ピーター:「いやいや、何とかなりました」

  • その後台座を調べると、台座にあった赤い球状の宝石はひびが入った赤水晶だと分かった。そして一番右の台座に嵌っている宝石に変成術のオーラがあり、骨壺は真鍮製で全て空だった。一番右の宝石は1,000gp相当のジャスパーのようだった。これはバルコニー南側の石板に嵌めるのに丁度良さそうだった。
  • 西側の部屋を出てバルコニーに戻り、また合言葉について考えるPCたち。

ピーター:「さっきは、台座の言葉とお悔やみを述べただけなんですけどね」
ネサラ:「スカルズ・・・弟子の裏切り?」

すると、バルコニー南側の東側の蟲を描いた扉が開いた。

リセリス:「ほーん」
ピーター:「おお、開きましたね」
ピーター:「サーシロン語じゃなくてもいいんじゃないですか!」
ネサラ:「え、共通語なのに反応した?」
リセリス:「となると他もそうなってそうじゃの」
リセリス:「弟子の裏切りが頭蓋骨とは?」

蟲の扉が開くと、小さなアルコーヴから大量の蟲が這い出てきて人型を形成した。

ピーター:「うわ、何ですかあれ」
ネサラ:「裏切った弟子の頭蓋骨でもここに入ってるのかと思ったら、あっちが開いた・・・」
ピーター:「気持ち悪いクリーチャーですね…開いたのが向こうで良かった」

  • 〈知識:自然〉の結果、ワーム・ザット・ウォークスというクリーチャーのようだった。

骨に絡む蟲:「下等種族の侵入者め...(サーシロン語)」
エルヘゼラン:「しゃべったぞ」
ピーター:「綺麗なサーシロン語をしゃべりやがりましたよ?」
リユーリ:「知性だけでなく発声能力もある蟲とは…」
エルヘゼラン:1d20+4 イニシアチブ
ネサラ:「蟲に下等呼ばわりされる覚えはないなあ」

  • クリーチャーとしてはかなり厄介でクラスはウィザードのようだったが、秘術の絆が無かったのと開いた扉が遠かったのが幸いし、バルコニーを飛び越えようとしたリセリスが落ちたりと苦戦はしたが、何とか倒すことが出来た。ワーム・ザット・ウォークスを倒すと、右手の骨にはブラッドストーンが握られていた。
  • 回復後、リセリスが『忠実なること、ただ己のしくじりについてのみなれば/faithful only to his own failures』と呟くと、武器のデザインが描かれた石板が開いた。その先には北側へ5フィート幅の下り階段が続き、15フィート×55フィートの南北に長い長方形の部屋が広がっており、部屋の両側には四角い柱が等間隔に並び、真ん中に石棺が2つ置いてあった。ピーターがディテクト・アンデッドを行うと、何か嫌な感じがしたのだった。精神を集中すると、石棺の中にアンデッドの反応があった。だが石棺は蓋と本体のつなぎ目が無かった。

リセリス:「完全に蓋がいったいとなっておるぞ」
ピーター:「つなぎ目がない?そんな馬鹿な」

  • 取り合えず準備をして石棺を無視し、時計回りに延びる廊下を進んでいくと、中央に楕円形の部屋があり、そこには大きな棺が置いてあり、蓋が少し開いていて死体が見えていた。蓋のレリーフはゆったりしたローブとバッソを持った兵士風だった。石棺の中から思念が聞こえてきた。

GM:何者かの思念「我が主を解放せんとやって来た者たちか?」
リセリス:「デュピドスのことであればそうじゃ!」
ネサラ:(敬意がない、って切れられたらやだなあ)
GM:「我が主テュビドスが再びこの地を支配する。そのために来たのであれば、報酬が得られるだろう」
リセリス:「それは違う!ただ相談にきたのじゃ!」
ピーター:「そうなんです。我々にもアドバイスが欲しくて」
GM:「我が主の力を借りたいのであれば、主の鎖を打ち砕き、解放するのだ!」
リセリス:「鎖。わかった!どうすればいい!」
GM:「鍵を手に入れるのだ」
GM:「4つの鍵を手にし、扉をあけよ」
GM:「奥へ奥へと進め」
GM:「鎖を打ち砕けば、我が主は再びこの地に君臨する!」
GM:「偉大なるルーンロード、テュビドスの再来となる」
エルヘゼラン:「ここには鍵はないのか?」
GM:「わたしの口にある宝石を持っていけ」
エルヘゼラン:「そうか、分かった」
エルヘゼラン:宝石をゲット
ピーター:「ありがとうございます!」
リユーリ:「感謝いたします」
エルヘゼラン:「ついでにこのバスタードソードはもいいか?」
ピーター:「エルヘゼランさん、それは…」
エルヘゼラン:「死人に使い道はないだろう?」
剣を持つ死体:「この武器は我が忠誠の証。すまぬがお主に託すわけにはいかぬ」
ピーター:「まあそうですかね」
エルヘゼラン:「そうか、それならそこにあるのがいいか」
リユーリ:ちゃんとした人だった
リセリス:「そ、そうか…」
ピーター:「では行きましょうか」
リセリス:「手っ取り早く手に入ったのう…いこう」
ピーター:「話が通じて良かったですよね」

  • テュビドスの部下と名乗る死体から手に入れた宝石はペリドットだった。
  • 次にリセリスが『打ち砕かれ獣と成り果て/now just a broken beast』と唱えると、頭蓋骨の彫り物の石板が開いた。そこにはまた5フィート幅の下り階段があり、そこを降ると35フィート×35フィートの正方形の部屋があった。床には7角形と頂点を結ぶ円が描かれていた。円はシジルで描かれており、円の中心にはオレンジ色の宝石があった。円と七芒星には罠は無さそうで、〈知識:神秘学〉判定でどうやらマジック・サークルの類という事は分かった。魔法の反応があり、変成術のオーラがあった。

リセリス:「あ、あれか…?」
ネサラ:「あのサークル、何かの儀式だろうか」
ネサラ:「さしずめ盗難防止円陣というところか?」
リセリス:「変成術のオーラじゃのう…」
ピーター:「変成術ですか」
エルヘゼラン:「俺が行く」

  • エルヘゼランが魔法円に近づくと、何かが現れて襲ってきた!現れたのはフィーンディッシュ・デスワームだった。

ピーター:「エルヘゼランさん!」
リセリス:「デスワーム…!悪しき波動を帯びておる…」

  • 色々と特殊能力が多いクリーチャーだったが後衛の魔法と前衛の攻撃で何とか倒すことが出来た。オレンジの宝石はカーネリアンだった。
  • 集まった4つの宝石を6頭の蛇の石板へ嵌め、『デュピドス』とリセリスが唱えると、石板は宝石ごと地面へと沈みこみ開いた。

エルヘゼラン:「石が……」(´・ω・`)しょぼん

  • そこには南に進み西へ折れている5フィート幅の通路があり、折れた先に南へ延びる幅10フィートの下り階段が伸びていた。階段を降りると10フィート×10フィートの踊り場があり、東側に憤怒のルーンが描かれ、ドアノブがある幅10フィートの厚い鉄板(おそらく扉)があった。開けるには【筋力】判定が必要だった。

リセリス:1d20-1 筋力判定
<BCDice:リセリス>:Pathfinder : (1D20-1) → 2[2]-1 → 1
リセリス:「ンンンンンンンン!!!」
リセリス:「こっちかな」
リセリス:1d20-1 筋力判定
<BCDice:リセリス>:Pathfinder : (1D20-1) → 20[20]-1 → 19
リセリス:「ンンンンンンン!!!!!」
ピーター:「リセリスさん!?調べてたら、急に顔が険しく!?」
エルヘゼラン:「お、俺がやろうか……?」
リセリス:1d6 偶奇
<BCDice:リセリス>:Pathfinder : (1D6) → 4
リセリス:「やっぱりこっちじゃった!!」
リセリス:「回す方向が間違っていたようじゃ」
ピーター:「ええと、今のは力で開けたんですか?技術ですか?」
エルヘゼラン:「そうか」そういうこともあるな

  • 部屋の中にはアルコーヴが5つあった。北東に半径10フィートほどの円形のアルコーヴがあり、そこから西側の北壁に2つアルコーヴが。 南西にも南に延びるアルコーヴと、南東の隅に南東に延びるアルコーヴだった。ピーターの中の者のイメージだと、北東の丸いアルコーヴを頭にした、まるで両手両足を広げている赤ん坊のように見える部屋である。
  • 各アルコーヴには壁画が描かれており、天井にもフレスコ画があった。天井は稲光の走っている曇天が描かれており、嵐の直前を想起させた。
  • 北西半円のアルコーヴ:壁画の題としてアルダーパシュ/Alderpash、年老いた男性が無限迷宮にとらわれていて、それを監視している獣じみた人型生物。この人型生物はアイボリー・ラビリンスの主、バフォメットだと思われた。

リセリス:「アルダーパシュ/Alderpashは憤怒のルーンロード初代でな」
リセリス:「この壁画は…バフォメットに迷宮にとらわれていることを示している?」
ピーター:「確かに。彼はそこに封じ込められた?」
ネサラ:アルダーパシュは初代憤怒のるーんろーど
エルヘゼラン:「ルーンロードなら迷宮から出られないものか?」
ピーター:「そういう規模の迷宮では無いんでしょうね」>エルヘゼラン

  • 北中心半円アルコーヴ:題ザイレン/Xiren、痩せた女性、ゆったりとしたローブを着て、切り裂かれた喉を押さえようとしている。喉を切り裂いたてっぺんハゲと顎髭の男性も魔力の刃のようなものを手にしている。
  • ザイレンは3代目の憤怒のルーンロードで、彼女を殺しているのがテュビドスであった。ちなみに〈知識:歴史〉、〈知識:神秘学〉判定で2代目はアンゴセイン/Angothane、4代目テュビドス/Thybidos、5代目(現役)アラズニスト/Alaznistということが分かった。

リセリス:「あ、おいたんじゃ」

南西半円:題アンゴセイン/Angothane、オッドアイで膝をついて目と口から血がこぼれ落ち、魔力エネルギーで貫かれている。その魔力はアンゴセインの背後から男が放射していて体を貫いている。魔力の主は孔雀の羽のケープを着てルツェルンハンマーを持っている男だった。

ピーター:「これはルーンロード・ザンダーグル/Xanderghul!」
ピーター:「彼が殺してたって事ですか…」
リセリス:「そのようなじゃのう…じゃあこれは幻術か?」

  • 北東大円アルコーヴ:デュビドス、ムチのような炎のような触手のようななにかに、四肢と首を切断されている。表情は苦痛と屈辱にまみれている。炎のムチのようなものは南東のアルコーヴまで伸びていた。

ピーター:「うわあ…悪趣味ですねぇ」
ピーター:「凄い演出過多です」

南東五角形アルコーヴ:テュビドスの四肢と首を切断している炎のムチを持っている。アラズニストの姿はアイアスパンに立つ堂々たる雰囲気で軍勢を鼓舞しているようにも見える。

ネサラ:「なんという大掛かりなアラズニストのプロパガンダ」
リセリス:「これは…サーシロン史の研究が一新されるぞ」
ピーター:「これは凄いですね!」
リセリス:「次は…次の資料はどこじゃ!」
ピーター:「確かに興奮しますね!」
リセリス:「ここじゃ…!こう…!」

  • リセリスが南東のアルコーヴに隠し扉を見つけて先へ進もうとすると、壁画の中からザイレンが歩いて出てくるのが見えた。ザイレンの壁画は首が落ちて、自分で持ちながら迫ってきたのだった!


  • ここで今回はタイムアップ。次回は壁画から飛び出したザイレンと戦闘予定。

  • 次回は7/14から。


キーワード整理

ホロウマウンテン/Hollow Mountan
  • ヴァリシア湾沖にあるリヴンレイク島にある山
  • リヴンレイク島にはサーシロン時代にバクラカンの首都(シン=バクラカン)があった

ケルフード
  • かつてホロウマウンテンを探索したパスファインダーのレンジャー
  • 遺跡の罠で2人に分裂してしまい帰るに帰れなくなってリヴンレイク島に住んでいる

憤怒の炉/Forges of Wrath
  • バクラカン時代のポータル施設があった(PCたちが破壊済)
  • ブラッドストーンバンカーの地下にある

打ち捨てられし中二階/Forsaken Mezzanine
  • イブドゥレンジアン(Ibdurengian)の社の地下の遺跡
  • ピーコックカルトのハイラ一味が文献調査に来ていた

憤怒の試練場/Gauntlet of Fury
  • 打ち捨てられし中二階からさらに地下へいった先に存在
  • 呪文系統に関する試練を乗り越えると奈落の秘文石を手に入れることができた

打ち捨てられし埋葬所/Forlorn Sepulchers
  • ソルシェンが言及した場所、ハイラの注釈にも言及あり
  • ここでアラズニストの先代にあたる「老デュビドス」の助言を得られるかも
  • アラズニストに下克上されたデュビドスの関係者が色んな形で葬られている場所

奈落の秘文石/Abyssal runestone
  • これがあれば老デュビドスの魂に支援を強いることができる
  • 憤怒の試練場で手に入れた「アビサル・ルーンストーン」
  • アーティファクト級のしろもの

ルーンロード情報
  • ソルシェンはPCたちにドリームカウンシルのような効果で接触してきた、コルヴォーサで逢いましょう
  • アラズニストは蘇ってホロウマウンテンを去ったらしい(ソルシェン談)
  • ザンダーグルも力を取り戻している可能性がある(バラケットの状況から推測)

憤怒のルーンロード
  • Alderpash:初代。終わりなき迷宮にとらわれた老人の姿で描かれる
  • Angothane:2代目。ブロンドの髪でオッドアイ。Xandergulに殺された?
  • Xiren:3代目。痩せた女性で描かれる。Thybidosに殺されて下克上された?
  • Thybidos:4代目。Alaznistに四肢をばらばらにされて殺され下克上された?
  • Alaznist:5代目。デーモンやシンスポーンを従えている。

ヴィラレイン・バルヴィサイ Viralane Barvisai
  • 人間の女性で、アヴィスタン亜大陸の西部や南部沿岸で有名な女優でオペラ歌手
  • シェリアックス貴族のレゲムスと不倫し、その妻に呪われ、舞台はいつも失敗するようになった
  • 解呪してもらう条件としてピーコックカルトに協力していた
  • PCたちに負けた後、呪いへの助言を得られることを期待してシェードロン評議会に協力することに

猊下
  • ピーコックカルトのえらい人
  • 黒髪を肩の上まで切りそろえた長さの女性、猊下とはハイラからの呼称
  • Viridian Transcendenceというワードオヴリコールっぽい儀式をハイラら3人にほどこした

ロー・カース
  • アラズニストのいくさ長
  • 闘技場で幻影で現れPCたちを試してきた
  • 憤怒の試練場でも彼の声が聞こえた

ピーコックカルト情報
  • アラズニストに対抗するためにホロウマウンテンに調査にきたようだ
  • アジトの1つがマグニマールにある

ヤマソスカルト情報
  • ヤマソスの領域である新たなる肉体の王国(Kingdom of New Flesh)を現世に顕現させたい
  • 目的のために奈落の秘文石が必要とのことでホロウマウンテンにやってきた
  • ヤモリ(Gecko)とよばれるアジトがマグニマールにある

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最終更新:2024年07月13日 16:34