第15回セッション


録画



まとめ


○怪魚人の社地下2Fよりポータルで飛んだ先へ
  • AR4718年サーレンレイ月7日 13:00頃

  • 前回の続き。部屋の壁画のザイレンが壁から抜け出し襲ってきた!
  • 〈知識:神秘学〉判定の結果、この壁画はセファロフォア/Cephalophoreというクリーチャーの絵画版という事が判明した。セーヴを落とすと朦朧化する凝視をする上に、幻惑化の叩きつけを行い、さらに殴った武器にダメージを与えてくるという厄介な存在だった。

ピーター:「確か聞いたことが…首をはねられた聖人の像でしたっけ」
ネサラ:「セファロフォアの絵画版?」
ピーター:「凝視効果がありますので、気をつけて下さい!」
ピーター:「具体的には動けなくなります!」

  • かなり面倒なクリーチャーと戦闘になり、幻惑や朦朧状態になるPCが出たり、エルヘゼランの武器がダメージを受けて破損状態になったり、ベンの拳がダメージを受けたりしたが、グリッター・ダスト等の援護を受け何とか倒すことに成功し、壁画のザイレンは粉々になって元の壁画には空白ができた。
  • 消耗したパーティは一度野営地に戻って、仕切りなおすことにした。

ネサラ:「隠し扉いくのはやめとかない?」
ピーター:「休めるなら休みたいですねぇ」
リセリス:「みんな無事かのう?あけるぞい」
エルヘゼラン:リセリスを掴む
リセリス:ガチャ
エルヘゼラン:「まあ、まて」
ピーター:「リセリスさん、落ち着いて!」
リセリス:「あっ」
ピーター:「気持ちは分かりますが」
リセリス:「この壁画の時点でこれじゃぞ…この先にある者を見なければ」
エルヘゼラン:「休憩するか?」リセリスを脇に抱える
リセリス:「アアアー」
エルヘゼラン:「奥へは休憩してから行こう」>リセリス
リセリス:「シカタナイ…」
ピーター:「戻ってきましたね、やれやれ」
ケルフード(剣):「帰って来たか」
ネサラ:「さすがルーンロードのしかけたダンジョンだ」
ピーター:「思ったより階層が広くて大変でした…」
ヴィラレイン:「大変だったみたいね」
ヴィラレイン:「こっちは暇だったわ」
ピーター:「ああ、のんきですね…」
ヴィラレイン:「捕虜なんだから仕方ないわよ」
ピーター:「歌を唄うとか、作詞なさるとか」
ヴィラレイン:「歌はギャラが発生するし」
エルヘゼラン:「ケルフード相手に歌でも歌ってやったらどうだ、観客に見立てればリハビリになるだろう」
ネサラ:「じゃぁ、夜の間に今日の冒険を話してやるから、次のオペラのシナリオでも作ったら?」
ピーター:「ぷ、プロだ!」
ヴィラレイン:「オペラなんて上演する時が来るのかしら」
エルヘゼラン:「そうするためにバラケットを手に入れたかったんだろう?」
ヴィラレイン:「そうなんだけど、邪魔されちゃったしねえ」ためいき
ピーター:「協会なら、いつか呪いも解けますよ」
エルヘゼラン:「その程度であきらめるのか、フン」
ヴィラレイン:「唯一現実的な手立てが失われたから...誰かのおかげで」
エルヘゼラン:「さて、誰の所為だろうな」
ヴィラレイン:「この人たち、ほどほどに起こしてエサやらないと死ぬんじゃないかしら」
エルヘゼラン:「ケルフード、任せた」
ピーター:「そうしましょう」
ピーター:「まあご飯くらいは食べてくださいよ」
リセリス:「よし呪文準備できたぞ」
ダミル:「この縄はあんたが?」
エルヘゼラン:「そうだ」
ダミル:「ちっ。そこのお嬢さんがよかった」
エルヘゼラン:「お前がそういうと思って俺が縛った」
ピーター:「嫌がらせだっ」
ダミル:「底意地の悪い男だぜ」
ダミル:「あんたモテないぜ?」
エルヘゼラン:「………それとは関係ないだろ」

  • 一行は再び地下へと潜った。

○怪魚人の社地下2Fよりポータルで飛んだ先再び
  • AR4718年サーレンレイ月8日 8:00頃

  • 前日に壁画を倒したアルコーヴの部屋へ戻り、南東のアルコーヴの隠し扉を開けて先へ進んだ。

リセリス:「壁画は…」
リセリス:「大丈夫そうじゃな」
ネサラ:「今日は他の壁が動く、なんてことはないよな?」

  • 幅5フィートの右上にクランクしている廊下を進む。東へ80フィートほど進み、北へ折れると40フィートほどの下り階段があり、東へ折れて40フィートほどの下り階段。南へ折れて50フィートほどの下り階段。階段が終わり、東へ40フィートほど進むと北へ広がる空間があった。
  • 見渡すと、30フィートほどの円柱の竪穴の底にパーティは出た。その上にもフロアが広がっていそうで、壁には赤、黄、緑のスパイクのような突起物が出ており、それはガラス製だが丈夫でありある程度摩擦力もありそうで、登攀は出来そうだった。要はガラスでできた突起があるボルダリングのように見えた。リセリスが調べてみると罠があり、中程度の力術のオーラがあって赤い突起だけで上に上がれそうだという事が分かった。リセリスは罠外しに取り掛かる。

リセリス:「罠じゃなあ…」
ピーター:「罠、ですか」
リセリス:「一応やってみるぞい」
リセリス:カチャカチャ
リセリス:「罠っぽいものははずしたぞ」
エルヘゼラン:「上るか」
リセリス:「とりあえず赤いのを伝ってみるか」
ピーター:「昇るしか…無いんですかね」

  • エルヘゼランとリセリスが昇り切り、上からロープを垂らして全員が無事登攀することができた。どうやら罠を放っておくとガラス状の突起が平たくなって、中央に向かって伸びながら回転するらしく、ロープがあっても斬られる仕組みになっているようだった。
  • 竪穴を上がると、幅15~20フィートほどの廊下が北と北西へ60フィートほど続いており、そこには直径30フィートほどの再び竪穴があった。その北東に竪穴の底までつながる柱があり、柱がいっぱいある部屋につながっている。上下する円柱の床がいくつか連なっているように見えた。円形の部屋の深さは同じく30フィートほど。明かりで照らすと翡翠のように輝き、そこにはひし形の模様があった。調べるでもここには罠や魔法のオーラ、霊障やアンデッドの気配は無さそうだった。底面のひし形模様は歴史的には何かありそうだが、シナリオには何も書かれていないようだったw
  • エルヘゼランが先に降り、リセリスが続く。途中で落ちてしまったが、フェザー・フォール呪文で事なきを得た。

エルヘゼラン:「危なかったな」ぽんぽん
リセリス:「なんて危険な罠じゃ!!!」
ピーター:「あれ?この光景別な処でも見たような…」
リセリス:「みんな気をつけろ!」(ぷんぷん
ピーター:「じゃあ降りますか」

  • 全員、無事に下に降りた。この部屋の北東に高さ20フィートほど上の円形の部屋がある。降りる前に見た感じでは円柱が沢山ある部屋の様だった。エルヘゼランが〈知覚〉を振ると、何やら這いずるような音が聞こえた。
  • 一先ず様子を見ようとエルヘゼランがひょいひょいと登った。続こうとしたリセリスは判定の出目が低く登れず。

リセリス:「何かおるのか」
エルヘゼラン:「大きい気色悪い塊が2つ」

  • 上には触手を持ち、タコのような内臓のような気持ちの悪い姿をした大型サイズのクリーチャーが2体いた。〈知識:次元界〉を行った結果、Vexenionというクリフォトであることが分かった。身の毛のよだつ姿を持ち、包み込み能力や触手を使って移動力やACを上げたりできるクリーチャーだった。見た目からして不定形のようだったので、一行はうんざりした。
  • 凝視攻撃とDR/秩序を持ち、擬呪でスローやアシッド・アローを使ってくるクリフォトにかなり苦戦したが、上と下で分れて攻撃してきたことを幸いに、ネサラとリユーリのグリッター・ダストやアライン・ウェポン、前衛の攻撃で何とか倒すことが出来た。

ピーター:「いやー…もう帰りたくなりました」
リセリス:「厄介な…」
エルヘゼラン:激怒終わった疲労がいつもよりも疲れてる
ネサラ:「ちかれた・・・」
エルヘゼラン:「しぶとかったな」
ピーター:「面倒な敵でしたねぇ」

  • パーティは改めて円柱が沢山ある部屋へ登った。そこは直径40フィートほどの円形の部屋だった。クリフォトが居た以外は特に何かがある訳では無かった。部屋の北西にはまた直径35フィート、高さ30フィートほどの竪穴があった。

ネサラ:「また竪穴・・・」
エルヘゼラン:「どういう構造だこの遺跡は」
ネサラ:「ここ、サーシロン時代のアスレチック施設?」

  • 竪穴自体には特に何も無く、竪穴の北東の30フィートほど上には、直径50フィートほどの大きな円形の部屋が続いていた。天井は高さ35フィートほどのドームになっており、部屋の西側には格子のゲートがあった。床にはフレスコ画があり、6本首のヒュドラが描かれていた。ヒュドラは塗料が剥げたり薄れたりしており、蛇の頭がある床石には6本とも重いものをぶつけたようなヒビが入っていた。
  • 〈知覚〉を振ると、リセリスとベンにはシューシューという音と肉が焼けるような臭いがした。背筋が寒くなるようなこの感覚は…霊障だ!
  • 床の絵が実体化したかのような6本首のヒュドラが霊障として現れ、〈知識:神秘学〉の結果パイロ・ヒュドラ(火炎ヒュドラ)という事が判明した。もしかして[氷雪]ダメージが効くかもしれなかった。霊障は不意打ちで火炎を吐いてきた。

ピーター:「霊障か~…流石に登ってからですから、分かりませんね」
リセリス:「えーい集中攻撃」

  • 火炎でダメージを受けたものの、リセリスとネサラのディスラプト・アンデッド、リユーリのキュア・ライト・ウーンズ、エルヘゼランの持っていたキュア・モデレット・ウーンズのポーション※で何とか霊障を鎮めることができた。

※この時はポーションを投擲武器のようにしてダメージを与える判定でしたが、次回からは無しとなりました。

  • 霊障が不活性化すると、西の格子戸が消えた。
  • 霊障の部屋格子戸を抜けると、西側に10フィート幅の廊下が50フィート続いており、北へ折れていた。北へ60フィートほど進み、更に東へ折れると35フィート先に両開きの金属扉があった。リセリスが近づくと自動的に扉は床が沈んだ。

リセリス:「おわあ、勝手に?!」
ネサラ:「自動で、開いた・・・?」

  • 扉の先には東西に長い変形型の60フィート×30フィートの部屋があり、奥側が10フィートほど高くなっており、まるで謁見の間の様だった。階段の手前には6頭蛇の絵があり、最奥には鉄製の錆びついた椅子があるが、肘掛けと背もたれはスパイクだらけであり、やせ細った誰かが座っていた。その人物…恐らくテュビドスは鎖でぐるぐるまきにされており、まとっているローブは血まみれであった。

ネサラ:「まるで拷問用の椅子じゃ」
ピーター:「鎖で縛りつけられていますね」

  • テュビドスの各関節は胴体から切り離されているが、鎖で椅子に固定されているのでちゃんと座っているように見えるようにされていた。椅子の左右に堂々たる女性像(ランサー持ち)が立っており、数秒に一回、女性像はランサーをテュビドスの胴体に突き立てていた。テュビドスは脊椎が砕かれ、悲鳴をあげるが瞬く間に再生し、またランサーを突き立てられていた。像の頭は髑髏になっている。

ピーター:「これは酷い」
リセリス:「……(ぽかーん)」
リユーリ:プロメテウスかロキへの拷問だな
ピーター:そうそう
リセリス:「ルーンロードのすることはえげつないのう…」

  • 女性像は首だけで入ってきたPC達を見ると、その首だけが羽根を生やして襲い掛かってきた。〈知識:神秘学〉判定により、これは途中で一度壊れているのを見たことがある、サーシロニアン・センチネル(アイボリー)ということが分かった。首がこちらに飛んできても、像の胴体はテュビドスへのとどめの一撃を止めなかった。
  • 叫び声でセーヴを落としたクリーチャーは混乱状態になり、魔法は効かないが[音波]攻撃は効く、爪に【耐久力】ダメージ毒があるクリーチャーだった。叫び声でベン、ネサラ、リセリスが混乱状態になったり、空飛ぶ敵が相手で高低差に少々苦労するも、何とか倒すことに成功。頭が壊れると、身体の方も動くのを止めた。

リセリス:「あいつが壊れた…もう死のう」
ピーター:「ああっリセリスさーん!」
リセリス:レイピア切腹!
エルヘゼラン:「やっぱりリセリスがおかしいじゃないか!」
リセリス:「はっ!!!」
ピーター:「混乱したんですよ!」
ピーター:「あ、身体の方も動かなくなりましたね」
テュビドス:「...」
ネサラ:「うー。気分悪い。毒だこれ」
リセリス:「毒…?」
ピーター:「センチネルに引っかかれたんですよ」>リセリス
ネサラ:「あの飛頭蛮の爪に毒があったんだよ」
リセリス:「そんなことが…あったような…?」
ルヘゼラン:「リセリス、死ぬな。敵はもう壊れた」
ピーター:「リセリスさんが能力を教えてくれたんですよ!」
リセリス:「それは憶えてるがその後なんか、こう」
リセリス:「視野が狭くなって」

  • リセリスはアビサル・ルーン・ストーンを取り出して、テュビドスへ近づいていった。

テュビドス:「...その印は...」
リセリス:「おぬしがテュビドス…か?」
ピーター:「ええと、テュビドスさんでいいのですよね?」
リセリス:「アラズニストにさんざんやられておったようじゃのう…」
ネサラ:「これが試練を遂げた証」
テュビドス:「試練...か...」
テュビドス:「余を...解き...放て」
テュビドス:鎖に視線を向けながら

  • PCたちは〈真意看破〉判定を行う。リユーリはテュビドスは、解放を望んでいるのは確かだが、それは単純に拘束から解き放つことを意味しているのか疑問であると思った。

リユーリ:「その姿では、単に鎖を解くだけでは済まなそうですが……」
GM:「余を...解き...放て」という声と同時に、何か苦しげな声が何かを喋るのを聞いた気がした
GM:が、言葉じたいは聞き取れなかった
エルヘゼラン:「簡単に壊れそうだが」鎖が
ネサラ:「鎖を解くことが望み・・・?本当にそうか・・・?」
テュビドス:「余を...解き...放て」
ネサラ:(ホンマかいな)
リセリス:「ふむ」
ネサラ:(現世から解放する・・・だと助言を得ることはできんくなるな)
リセリス:「このルーンストーンをどうするか」
リセリス:「掲げて」

  • リセリスがアビサル・ルーン・ストーンを掲げると、明らかにテュビドスのリアクションがあった。PCたち、特にピーターはこの場所に対してサイコメトリーを行った。すると、凄まじいビジョンが見えてきた… (GM注:シナリオにもとからある、幻視をみるという半強制イベントで、サイコメトリーに似ている、くらいの位置づけです。中身は変えてありますが)

GM:死してなお続く永遠の苦痛...。
  君は叫び声を上げた。
  「おのれ、あの小娘が...余によくもこのような屈辱を...!」
  解放の時が訪れることは無い。あの小娘のかけた呪いは強力だ。
  「復讐の時を待っておれ、小娘!」
  しかし、その時が訪れることはあるまい。
  せめて、虚無と忘却のもたらす安息が、この身に訪れはしないだろうか...。
  だが、その時が来ないであろうことは、君にはよくわかっていた。

ピーター:『ぐあああああああ!』
エルヘゼラン:「あの小娘め………!」
リセリス:「!?」ビクーーン

GM:女の声が響く。
  この永遠の苦痛が始まった時。その記憶。
  女の声は、奇妙に穏やかで、優しさすらたたえていた(ああ、なんと忌まわしいことか!)。
  「テュビドス、貴様がこの苦痛から逃れる時は、未来永劫、決してやっては来ないだろう」(そう言って、あの小娘は、余を呪ったのだ!)
  「曲がりなりにも、かつてルーンロードであった男だ。その手段を探り出すこともできよう。やるがいい。その時こそ、真の絶望を味わうだろう。さらばだ、テュビドス」
  女は哄笑とともに、去って行った。

ピーター:『おのれ、私を殺さずにおくとは、何たる屈辱だ…!』
テュビドス:「ザイレン....連れて...我が元へ...」
テュビドス:「ザイレン....我が元...連れて...」
ネサラ:「ザイレンって昨日壊したあの壁画の?」
リセリス:「そうじゃのう」
リユーリ:「シンボルか何かでも持参せよ、ということですかね」
ネサラ:「壁を引っ剥がしてもってこいってことだろうか」
ピーター:『ぐわわわわわ』(頑健セーヴを落として朦朧状態に)
リセリス:「壁画のう」
ネサラ:「そいえば、開けてない部屋が一箇所あったな」

  • すると、ベンがピーターに話しかける。

守護霊ベン:「お前なら、さらに知ることもできよう」
ピーター:「お祖父ちゃん、また突然!」
リセリス:「何か見えた…のか?」

  • ピーターは再びサイコメトリーを行う。

GM:ランサーに脊椎を砕かれ、その苦痛に耐える。
  脊椎は直ぐに再生し、再び砕かれる。
  どれほどの時を、この苦痛に耐えて過ごしてきただろう。
  耐えながら、己の精神を、ルーンロードの力の残滓を、世界へと広げてきた。
  そして、君はついに突き止めた。
  呪いを解く手段を...。
  「おお、なんということか!!」
  4つの鍵。守護者たちを打ち破り、我がもとへ。
  それができる解放者たちは、あるいは現れるかもしれない。
  この鎖を打ち砕かせ、解放と復讐の美酒に酔うこともできるかもしれない。
  だが...真の安息を得るためには、最後の関門があった。
  「なんたる屈辱...余にそれをせよと!」
  君は、君がその手で喉を切り裂いた、先代のルーンロード、ザイレンに対し、あることをしなければならない。
  それを成し遂げた時、君は、再び魂の大河へと戻ることができるだろう。
  安息を得るためには、君は、ザイレンに謝罪しなければならないのだ!

ピーター:『この…苦痛を止めるには…ザイレンに謝罪を…しなければならんだと?』
ピーター:『安息が…安息が欲しい!』

GM:君の「解放者」たり得る者たちが、現れた。
  アラズニストの存在が感じられぬ今、この地の主は、余だ。
  主としての力を、使えばいい。だが、奴らに接触するだけで、大分骨が折れた。
  「我を探せ...我を解放せよ...憤怒にたぎる我がチャンピオンとなれ...」
  奴らは、君の呼び声に応じたようだ。直ぐそこまで来ている。
  長い年月が過ぎ去った。かつての力を失った。取り戻すのにどれだけかかるだろう。
  復讐の時を待ちわびてきた。小娘に、これ以上の責め苦を味わわせるのだ!
  だが、苦痛の日々は、君の憤怒の炎を、燃え盛る業火から、ただの熾火に変えてしまった。
  ルーンロードとして返り咲き、バクラカンを手中に。
  それは、できるかもしれない。
  だが、それで呪いが解けることはない。
  無様に死んだ、ザイレンに謝罪することなしに、呪いは解けぬ。
  呪いが解ければ、悪夢と苦痛から、永遠に解放される!
  その時が訪れるなら、何をしてもいい。
  そう思う気持ちがある。いや、その思いは、大きくなり続けていた。(違う!余は、ルーンロードぞ!)
  かつての力と名声、権力を取り戻さねばならぬ。
  その思いは、確かにある。だが、それは熾火となり、微かに熱をもって君の魂を温めるだけだ。
  「余を...解き...放て」
  君の口がこの言葉を発する一方、君の魂はこんな言葉を発していた。
  「ザイレンを...連れて...来い」


ピーター:『ルーンロードである余が、謝罪…いやいや。…だが、ザイレンに謝罪なき場合この呪いは…解けぬ!』
ピーター:『ザイレンを連れてこい、余の場所まで!かの者の名を呼べば、開かれるであろう!!』

  • ザイレンの居場所はあの爪の跡があった扉の先であり、その前でザイレンの名前を唱えれば、扉が開くことが分かった。この後頑健セーヴに失敗したピーターは2分ほど気絶した…。

リセリス:「ピーター?!」
リユーリ:「ピーターさん!?」
ピーター:口から泡吹いて倒れます!
エルヘゼラン:倒れる前に受け止める
ピーター:ゴトン
テュビドス:「ザイレンを...連れて...来い」
ピーター:「はっ」
ピーター:「やれやれ、酷い目に遭いました」

  • 爪痕が残った石板の前でザイレンの名を唱えると、石板は開いた。中は10フィート×10フィートほどの部屋に塵が積もっており、その中に顎のないしゃれこうべが残っていた。罠も何もなさそうだったので、リセリスはしゃれこうべを持ち上げるとエルヘゼランに渡し、再びテュビドスの居た部屋へと戻った。

テュビドス:「...」
エルヘゼラン:「テュビドス、ザイレンを連れてきた」
テュビドス:「...ザイレンを...そばに」
テュビドス:「....」
エルヘゼラン:近くに差し出す
ピーター:「(…葛藤してますね)」
テュビドス:「ザイレン...すまなかった...」
ネサラ:謝罪するよう念を込めてアビサルルーンストーンを掲げる
テュビドス:秘文石の効果もあり、彼の背中を押すことができた!
ピーター:「…元ルーンロードが謝罪するとは…余程の力がその石板にはあるのですね」
テュビドス:ただの塵と化していく....
リセリス:「憤怒のルーンロードが…謝った…」
ピーター:「これは凄いですね」

  • すると、塵となったテュビドスの処に彼の魂が現れる。

ネサラ:「さて、解放してやったのだから対アラズニストの助言が欲しいところだが」
テュビドス:「ふん!借りができたようだ」
テュビドス:「少しなら貴様らの疑問を解消してやらんでもない」
ピーター:「流石元憤怒のルーンロードですねぇ」
リセリス:「おお…」
テュビドス:「ただ、長い年月ただここに幽閉されていた」
テュビドス:「どれだけ貴様らの役に立つかはわからんが」
GM:ひとりいっこ聞けるよ
テュビドス:「余はもう行くのだ。早くしろ!」

◎一人1つずつ、合計5つの質問まで出来るという事で、質問をまとめることになった。

  • アビサルルーンストーンについて
  • アラズニストはどこにいったか
  • ザンダーグルについて:2代目を殺してたけど
  • ソルシェンについて:どういうやつなのか
  • アラズニストとどう戦うか教えて

・アビサルルーンストーンについて
テュビドス:「奈落の秘文石か...」
テュビドス:「あれを最初に作ったのは余である!」
テュビドス:「効果を教えてやろうではないか」
ピーター:「そうだったんですか」
テュビドス:「様々な儀式に奈落の力を注ぎ込むことができよう」
ピーター:「(なんでこんなものを作ったんだろうなぁ…)」
エルヘゼラン:価値が良くわからない、という顔
テュビドス:「石についてはそんなものだな」

・アラズニストはどこにいったか
テュビドス:「あの小娘か!」
テュビドス:「残念ながらわからぬが...」
テュビドス:「ここにはおらぬ」
テュビドス:「どこへ行ったかはわからぬが」
テュビドス:「あの卑劣な小娘ならば、現世で何をしようとしているかに関わらず....」
テュビドス:「おそらくは最大の脅威を排除しようとするだろう」
ピーター:「他のルーンロードたち…ですかねぇ」
テュビドス:「現世のことは余は良くは知らぬ。ルーンロード、アラズニストにとって何が脅威か考えることだな!」
リセリス:「なるほど…」

・ザンダーグルについて:2代目を殺してたけど
テュビドス:「ザンダーグルは卑劣で傲慢なやつだ!」
テュビドス:「敵といってもよかろう」
ピーター:「(まあ、貴方も大概ですが」
テュビドス:「だが、奴の幻術は侮れぬ」
テュビドス:「余は賛同しないが、奴が最強のルーンロードというものもいた!」
ネサラ:(傲慢なのはルーンロード全般なのでは?)
ピーター:「2回言った!」
テュビドス:「敵ならば破壊するのは当然だろう」

・ソルシェンについて:どういうやつなのか
テュビドス:「まあ見た目は悪くはないが」
テュビドス:「ある意味最も厄介かも知れぬ」
テュビドス:「奴は捉えどころがない。捕捉するのが非常に困難だと言われている」
ピーター:「ははあ」
テュビドス:本人はあまり表に出ない
リユーリ:(これほどの力を持つ当時の人間でも掴めませんか…)
ピーター:「そうなんですね」>リユーリをチラチラ見ながら
テュビドス:「戦えば余が勝つ。だが殺すのは難しい」

・アラズニストとどう戦うか教えて
テュビドス:「余がどう戦うか...」
テュビドス:「それができればよかったのだが
テュビドス:目覚めぬうちに破壊しただろう」
テュビドス:「それが最上の策だ」
エルヘゼラン:「そうか」
ピーター:「ヴァンパイアとかと一緒ですね」
テュビドス:「余の方が上であったとしても、相応の脅威には相応の手を使う」
テュビドス:「そうでなくてはルーンロードにはなれぬ」
エルヘゼラン:「ありがとう」
ピーター:「まあそうですよねぇ」

テュビドス:「さて、余は来世へと向かうとしよう」
ピーター:「では、お元気(?)で」
ネサラ:「また来世」
テュビドス:「さらばだ」
テュビドス:消えていく
リセリス:「消えた…」
エルヘゼラン:「ほかにやることがある、お前の親衛隊にはなれない」消えたテュビドスに
ピーター:「変に開放しなくて良かったですねぇ」
テュビドス:「ならば、ボーンヤードで貴様の死にざまをみていてやる」
ネサラ:「なんかすごい存在感みたいなものが消えた気がする」
リユーリ:「そう簡単には死にませんよ」
エルヘゼラン:「ああ、そのつもりだ」
ピーター:「ふう」

  • テュビドスが消えた後には、椅子と像と、破片と鎖だけが残されていた。

ネサラ:「回収すべきものはないし、帰ろう」
ピーター:「そうしますか」

  • テュビドスが座っていた椅子には、隠されたお宝がいくつかあった。帰る途中でマーガ・ズールの事を思い出し、餓死させるには忍びないという事で回収を行った。捕虜たち全員と一緒に船でマグニマールへと戻る事となった。順調なら15日朝にはマグニマールに到着予定との事。


  • ここで今回はタイムアップ。次回はレベルが上がってマグニマールへ帰還してからの予定。

  • 次回は8/3から。

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最終更新:2024年08月25日 19:51