第22回セッション
録画
まとめ
○マグニマール、ハイドマーチ屋敷/Magnimar,Heidmarch Manor
- 前回の続き。パーティ一行はブラザーフッド・オブ・ザ・シールの拠点らしき場所で、囁きの暴君を称えるダンピール、エリガントゥスと手下のアンデット共と戦闘、見事倒してルーンロード、ズーサの復活を阻止するために骨の書を手に入れ、マグニマールへと戻ってきた。そして翌日にシェードロン評議会へ報告する事となった。
- PCたちはハイドマーチ屋敷へ向かい、会議室で評議会メンバーとグロバロス市長へ今までの報告を行った。
ウェルベン:「お待ちしてました。皆さんお待ちです」
リセリス:「相変わらず無愛想なじーさんじゃの」
エルヘゼラン:評議会参加のためにハイドマーチ邸に赴いたが、会議室前にいたオードラーニと目が合いアイコンタクトしている
オードラーニ:(アイコンタクト)
オードラーニ:(ちょっと頷いてみたり)
エルヘゼラン:(うなずき返す)
グロバラス市長:「おお、英雄たちの帰還だ!」
ピーター:「ええと、ありがとうございます」
エルヘゼラン:「ん、どうも」
ネサラ:「恐縮です」(愛想よく握手する
シェイラ・ハイドマーチ:「おかけください。報告を聞きましょう」
グロバラス市長:「おお、そうだそうだ」
グロバラス市長:「で、どうだったのかね?!」
サブリッヤ:「では、ソルシェンとは一応の同盟はかなったと」
コーリア:「まあ、敵がこれで減るわね」
グロバラス市長:「いや、味方してくれたのではないのかね」(やや焦り気味)
ネサラ:「少なくとも今は味方でしょう。永久に、とは限りませんが」
シェイラ・ハイドマーチ:「そして、彼女からの情報をもとに、ケル・マーガで、ズーサのフィラクタリの一部を入手したと...」
シェイラ・ハイドマーチ:「ソルシェンによって、ズーサを破壊する儀式も授けられた...」
グロバラス市長:「ソルシェンは味方だとする。カルズークは倒れ、クルーンも復活しない」
コーリア:「残るは、ズーサ、ザンダーグル、ベリマリウス、アラズニスト」
シェイラ・ハイドマーチ:「ベリマリウスは脅威ではない、とソルシェンが言っていたのですね?」
エルヘゼラン:「そうだ」
リセリス:「理由はわからないがのう」
サブリッヤ:「ズーサ、ザンダーグル、アラズニスト...」
サブリッヤ:「そして、ズーサはあなた方が破壊する...でいいのかしら?」
リセリス:「そうじゃ、これじゃ」
リユーリ:「そういう話になるでしょう」
リセリス:ドンッ
ピーター:「…やはりそうなりますよねぇ💦」
グロバラス市長:「なんと禍々しい!!!」
エルヘゼラン:「中身は見ない方がいい」
グロバラス市長:「死の息吹を感じる!」
ネサラ:「市長は感受性が豊かなのですね」
エルヘゼラン:ネサラに同意する視線を向けるが黙っている
ピーター:「ふむ」
シェイラ・ハイドマーチ:「その儀式によって、ズーサを葬りされると」
シェイラ・ハイドマーチ:「それは確かなのですか?」
リユーリ:「今まで出会った情報を信用するならね……」
リユーリ:まだソルシェンを信用しきってはいないから
ピーター:「間違いありません!」
ピーター:「(…何故かは分からないけれど)」
シェイラ・ハイドマーチ:「ピーターがそういうなら間違いなさそうです」
シェイラ・ハイドマーチ:「つまり、これを成し遂げられれば、ヴァリシアの脅威が大きく減じることになる」
ピーター:「(シェイラさんの信頼が、何故かちょっと不安だけれど…)」
シェイラ・ハイドマーチ:「10000年ほども永らえて来た巨悪を破壊できるとあれば」
シェイラ・ハイドマーチ:「賭けるべきかもしれません」
- 本を解析し、今までの情報を影界のエッセンスとルーンロード・ズーサのエッセンスを混ぜることでダミーのズーサを顕現させ、ズーサのエッセンスごと倒せば、ルーンロード・ズーサの復活を阻止し、滅ぼす事が出来るという事が改めて分かった。ズーサのダミーを顕現させるときに、ズーサを騙すために儀式には〈はったり〉判定が必要なのだった。
- 場所であるシンの島はマグニマールから西100マイルほどの海に浮かぶ島ということも判明した。かなり遠いので船で向かわなけらばならない。シェイラ・ハイドマーチはシンの島の地図も見せてくれた。
ピーター:「100マイル…かなり遠いですね」
シェイラ・ハイドマーチ:「船で行く必要があるでしょう」
リセリス:「遠いのう」
リセリス:「地図があるのか!!?」
シェイラ・ハイドマーチ:「中央にあるのが、クリスタル・パレスと呼ばれる」
シェイラ・ハイドマーチ:「シンの宮殿です」
シェイラ・ハイドマーチ:「船が必要になると思いますが...」
シェイラ・ハイドマーチ:「彼女に依頼してみましょう」
シェイラ・ハイドマーチ:「皆さんは準備出来次第出航していただきたいと思います」
エルヘゼラン:「わかった」
ネサラ:「彼女には世話になりっぱなしですね」(外面
グロバラス市長:「君たち以外にできる者もおるまい。頼んだよ」
ピーター:「有難いです。今度船長にお土産でも…」
ピーター:「は、はい」
ピーター:「死霊術が怖いですね…」
エルヘゼラン:「
シェードロンの英雄からの連絡はないのか?」
ネサラ:ピクッ
シェイラ・ハイドマーチ:「シェードロンの英雄....?...そうですね、変りはありません」
エルヘゼラン:「そうか……」
ピーター:「…」
GM:帆船でだいたい2日くらい
GM:往復4日
サーシャ船長:「まあ、大船に乗ったつもりで。現地まで運ぶだけならね」
リセリス:「もう慣れたもんじゃ」
ピーター:「ありがたいです」
エルヘゼラン:「いつも助かってる」
リセリス:「わしはいつものこの部屋で」
ピーター:「今度船長がお好きなお酒でも持ってきますよ」
サーシャ船長:「今度じゃなくて出航前に仕入れてよ」
ピーター:「すみません、買ってきます」
エルヘゼラン:(今度は髪留めでも作ろうか……材料を調達してから乗船だな。後はクロークを……)
GM:ではシンの島へ出航となります
ピーター:では船長に5gpほどのラム酒を。
シェイラ・ハイドマーチ:出航時見送りはハイドマーチとオードラーニ
シェイラ・ハイドマーチ:「吉報をお待ちしてます」
エルヘゼラン:「今度は髪留めをつくるよ」>オードラーニ
ネサラ:「任せるが良い」
ピーター:「行ってきますー!」
オードラーニ:「ありがとう...でも、あなたが無事に帰って来てくれるのが一番嬉しいから」
エルヘゼラン:「そうだな、でも追加があった方がいいだろう?」
オードラーニ:微笑み
リセリス:「ルーンロード・ズーサか…」
ピーター:「ドキドキしますね」
ネサラ:「クリスタルとは言うが本当に黒いな…」
サーシャ船長:「ここから例の小島へ向かうよ」
ピーター:「お願いします」
- PCたちはエイローデン月の12日に買い物を行い、13日に出港し、14日にシンの島に到着した。儀式を行う島は小さく、黒い岩のような建造物の残骸があり(GM:黒いのはクリスタル・パレスのみかもしれませんが、ここの石の色についてはハッキリしません)、藻や干からびた海藻が、岸にはまとわりついていた。パーティ一行にはボートが貸し与えられ、島へ上陸する事となった。
- 沈んでいるところにも神殿の遺跡が残っているだろうが、調べるには潜る必要があるようだ。PCたちは比較的なだらかな東側の岸から上陸した。ピーターは何故か儀式の場所を知っているような気がした。
ネサラ:「一万年沈んでて急に空気に触れたからか、急速に死骸が腐ってるんだろうなあ
ピーター:「儀式を行う場所は西側の祭壇ですね…」
エルヘゼラン:「何故わかるんだ」
ピーター:「…ん?」
ピーター:「…確かに…何故でしょう?」
リユーリ:「よくわかりますね」
ピーター:「自分でもよく分かりません…(漠然とした不安)」
ネサラ:「瓦礫が産卵してるところは足元が悪い場所もありそうだから気をつけて」
- 腐った海藻のニオイや、時折遠くから何かのクリーチャーの声のようなものが聞こえてきたりするが、概ね穏やかな場所に見える場所だった。実はここに来るまでにランダム・エンカウンターもあったようだったが、時間が長くなるのと危険性が高いので今回は見送り。
- 全員、効果時間の長いバフを行い、儀式を行う祭壇へと向かう。心霊儀式の技能の種類により、リセリスが主要術者、リユーリが副次術者で2人で行うこととなった。その方が効率も良く、反動も少なく済むためだ。
- 儀式を行い、60分後…にわか一転かき曇り、雲の間に稲光が閃き雷鳴も聞こえてくる。70分後、雨が降りそうな感じになってきた。風も無いのに、呪文書がパラパラとめくれてきた。骨の書から傷が開いたかのように、腐肉や膿が溢れ、悪臭がただよってくる。それらは何かの形…ぼんやりと人型を取り始め、形を成すと、おぞましいうめき声が響き渡る…そして人型を取ったソレは、周囲に恐怖のオーラをまき散らした。セーヴを落としたエルヘゼラン、ネサラ、リセリスは怯え状態となった。PCたちは〈知識:宗教〉判定を行い、ソレが強力なリッチであるルーンロード・ズーサのダミーであることが分かった。
ピーター:「リッチ…でしたっけね!」
ピーター:「これが…暴食のルーンロード…ダミーとはいえ、流石のオーラ」
リユーリ:「これでもダミーですか……」
ズーサ:「はて?妙だな」
ズーサ:「ついに時至れりと思うてやって来たに」
ズーサ:「何かがおかしいぞおおおお」
- ズーサが話すたびに異臭が広がってくる。死臭、腐臭、そして[恐怖]の臭いが…
ズーサ:「ふうむ。何かの儀式だな」
ズーサ:「貴様ら、わしをたばかったな」
エルヘゼラン:「流石はルーンロードだな」
リユーリ:「いい夢を見ていたところ悪いんですがね」
ズーサ:「何の術か知らぬが...」
ズーサ:「幻術のようだが。はて」
ズーサ:「お主らの意志で行ったのか?」
リセリス:「……」
ズーサ:「ザンダーグルあたりにそそのかされたか?」
ズーサ:「いや、そうではないな」
ピーター:「…」
ズーサ:「彼奴めがこのような小賢しい手は使わぬか」
ズーサ:「まあ誰でもよいわえ」
ズーサ:「んん?」>リユーリを見て
ズーサ:「貴様!」
ズーサ:「いや違うな」
ズーサ:「まあ、ヤツのやりそうなことか」
リユーリ:「……」不機嫌な顔
ズーサ:「なるほど分かった。ソルシェンの手の者だな!」
ピーター:「まあ、バレますよね」
リユーリ:「失敬ですね。縁があるだけですよ」
ズーサ:「まあよい。わしを不完全なかたちで呼び寄せたのだ」
ズーサ:「相応の饗応をしてやろう」
ピーター:「いえ、要らないです」
ズーサ:「覚悟するがいい」
リユーリ:ソルシェンの助力は得たが私は私の意志でやってるんだ
リセリス:「……やるぞ!」
ピーター:「ああ…やっぱりルーンロードは話聞いてくれない💦」
- 全員イニシアチブを振り、戦闘となった。一番早かったピーターがエルヘゼラン、ネサラ、リセリスにリムーヴ・ファイアーを投射し、怯え状態を抑制する。ズーサは自分にディスプレイスメントを《呪文高速化》で唱えると空へ飛びあがる。そして〈真意看破〉判定を行い、儀式の主要術者がリセリスである事を見破ると、フィンガー・オブ・デスを打ち込んできた!リセリスは頑健セーヴで出目20を出して、からくもセーヴ成功。命を落とさずに済んだ。
エルヘゼラン:「リセリスしっかりしろ!」
リセリス:「生きてる…?」
ピーター:「ふう、予想通りでしたが、流石に驚きました」
ネサラ:「予想通りとはどこまで?」
ピーター:「え?…ああ何となく」
ズーサ:「貴様、わしとおじょうさんの宴に水を差すでない」
ピーター:「…ううん、怖いですね」
エルヘゼラン:「お前のような風体の男にリセリスは釣り合わん」
ズーサ:「ソルシェンめ、使い捨てにしては悪くない手下を用意したのう」(ぶつぶつ)
リセリス:「……」
ズーサ:「おじょうさん、なりたいアンデッドはあるかね」
リセリス:「オバケの仲間入りはまだしたくないのう…」
リユーリ:「好きに言っていなさい!」
エルヘゼラン:「気色悪いやつだ……」
ズーサ:「ほほう。ならばゴーストがよかろう」
リセリス:「Σ(゚д゚lll)ガーン」
ズーサ:「骨の髄まで喰ろうてからのう」
- ネサラがベンにフライの呪文を投射し、リユーリは《呪文高速化》フェアリー・ファイアーをズーサに投射し、標準アクションでブレッシング・オヴ・ファーヴァーを仲間に唱える。ベンは飛んでズーサに攻撃するも外し、エルヘゼランは間合いを伸ばしたルツェルンハンマーでズーサを攻撃する。リセリスはアシッド・アローをズーサに当てた。そんな中、ズーサはミラー・イメージを高速化で唱えると、次の標的をネサラに変える。
ズーサ:「おじょうさん、すこし浮気するぞい」
ピーター:「うるさいですねぇ」
リセリス:「!?」
ズーサ:ネサラにFoD
- ネサラは頑健セーヴを落とし、死亡した!フィンガー・オブ・デスは[即死]効果呪文なので、レイズ・デッドでは復活しない。
エルヘゼラン:「ネサラ……?」
ピーター:「わー、ネサラさーん!」
ズーサ:「ふうむ。浮気相手とは案外相性がいいものかもしれんな」
リユーリ:「く、まだ即死の呪文が!」
リセリス:「ネサラ!?」
ピーター:「こいつ…」
エルヘゼラン:「貴様……許さん!」
ズーサ:「エルフよ。これで飛べまい」
ズーサ:「いや、もしかしたら飛ぶのか?厄介じゃのお」
エルヘゼラン:「…………黙れ!」
- リユーリはフィンガー・オブ・デスを警戒してリセリスにデス・ウォードを唱える。ピーターも同じく巻物からリユーリにデス・ウォードを唱えた。リセリスは〈隠密〉をしながらエルヘゼランにフライの呪文を唱える。ズーサは補助が多そうなピーターにブラインドネス/デフネス呪文を唱え盲目にした。
- リユーリがズーサにバースト・オブ・レイディアンス呪文を打ち込み、盲目状態にする。リセリスの唱えたアシッド・アローの継続ダメージが累積していく。ダメージを受けたズーサの身体が解けて、皮膚や脂肪がぼとぼとと海へと落下した。
- ピーターは盲目になったが、標準アクションでベンと感覚を共有を行い戦場を把握する。リセリスはフライのポーションを飲む。ズーサはファイアーボールを唱えるが、何とかパーティ一行は耐えた。ベンはズーサに飛び近づいて、鏡像を減らす。リセリスはエルヘゼランをディメンション・ドア呪文でズーサの近くまで運んだ。エルヘゼランは全力攻撃でズーサの鏡像を無くすと大ダメージを与える!そしてピーターがスピリチュアル・アライ呪文を唱えると、名状しがたい異形の物がダガーを持って現れた。実はピーターは密かにヨグ=ソトースを信仰しているので、チャイルド・オブ・ヨグ=ソトースが現れたのだった。ソイツは力場のダガーを振り上げると、おもむろにズーサに振り下ろしクリティカルヒット!ズーサの身体を切り裂いたのだった。
ズーサ:影がほどけるように存在が薄くなる
ピーター:「おお…消えていく…」
ズーサ:「うおおおおおおお?!」
エルヘゼラン:「細切れにする必要はなさそうだな」
ズーサ:「そんばかな!!!わしの!!!そんざいが!!!!きえるううううううううううう!!!」
GM:腐肉の中から本が出て来るがぼろぼろと崩れながら海中に沈んでいく
ピーター:「ふむ、消えていきますが…あれは!?」
エルヘゼラン:「骨の魔導書……!」
ピーター:「本も崩れて…?」
リセリス:「最後の表情…一体…」
- ズーサが崩れると、一陣の風?が辺りに吹き荒れる。なんらかのエネルギーの奔流が吹き抜けたようだった。このエネルギーはズーサの残滓とも言えるもので、PCたちにアンデッドクリーチャーに対する恩恵を得るものであった。
◎ズーサの残滓
『この効果範囲内のクリーチャーはアンデッド・クリーチャーからの攻撃に対するセーヴィング・スローに+2のボーナスを得る。このボーナスはそのクリーチャーが[即死]効果によって殺されるまで持続する—そうなれば+2のボーナスは消費され、そうでなければそのクリーチャーが殺されていたであろう[即死]効果は無効化される。この影の残滓によって強化されたクリーチャーは、その恩恵を本能的に理解し、この防御がどのように機能するかを知っている』
エルヘゼラン:「ネサラ、戻ろう……」そっと運ぶ
ピーター:「早く生き返らせてあげたいですね…」
- ズーサを破壊したPCたちは再びハイドマーチ屋敷へと戻り、シェードロン評議会へと報告した。ネサラも蘇生させるために連れて行く。
○マグニマール、ハイドマーチ屋敷/Magnimar,Heidmarch Manor
エルヘゼラン:「オードラーニ、ネサラを頼めるか?」
オードラーニ:こくり
オードラーニ:悲しみをたたえている
ピーター:「絵とはいえ、お母上の前はちょっと…」
シェイラ・ハイドマーチ:「ネサラが倒れたのは残念です...」
グロバラス市長:「ど、ど、どうだったのかね?!」
リセリス:「おそろしい相手じゃった…」
リユーリ:「犠牲は出ましたが成功です」
エルヘゼラン:「ズーサは始末した」
グロバラス市長:「素晴らしい!」
ピーター:「儀式は成功ですね」
リセリス:「儀式は成功し、倒した」
エルヘゼラン:「だが、ネサラが犠牲になった」
リユーリ:「……それに事態がソルシェンの望み通りになっていくのはどう判断していいかわかりませんけどね」
ピーター:「ううむ」
シェイラ・ハイドマーチ:「彼女の意図については、後回しにしましょう」
リユーリ:気に入らないがそうするしかない
シェイラ・ハイドマーチ:「差し迫った危機において、味方になり得るというだけで大きいです」
ネサラ:(あ、さっきのチャラいおっさんだ。あっち行かなくてよかったー)
シェイラ・ハイドマーチ:「今のところ世界に動きはありません。休息を取ってください」
ピーター:「それはありがたいです」
グロバラス市長:「しかし、惜しい人を亡くしたことよ...」
エルヘゼラン:「死んだままにしておくわけがない、蘇生させる」
リセリス:「しかしな、実はわしらはこんなものをもっとるんじゃ」>トゥルー・リザレクションの巻物
グロバラス市長:「ん?」
シェイラ・ハイドマーチ:「ああ、ジンチャーの」
エルヘゼラン:「そうだ」
リユーリ:「1本は預かっていました」
リセリス:「安全な場所で生き返らせてやるかのう」
グロバラス市長:「すると、彼女は蘇ることができるのか。素晴らしい!」
ピーター:「そうしましょう」
リセリス:UMD出目20して、41でます
リセリス:「トゥルーリザレクションを…無理矢理起動する!!!」
ピーター:「本当に無理やり使った!」
ネサラ:「ご心配をおかけしました」
エルヘゼラン:ホッとした表情
ネサラ:(さっき、「そっちへ行ってはダメ」って教えてくれたの誰だろう?)
グロバラス市長:「実に素晴らしい。少し休息していてくれたまえ!」
- パーティ一行は7日間の休息時間を評議会から頂いた。その間に買い物や休息、呪文を写したり等を行って、3章は終了した。
○夢の中にて/Party in Dream
- 4章に突入。
- 24日の明け方、PCたちは夢をみる…まだ眠っている時間帯であった。パーティ一行、そしてソルシェンが居間へ座っていた。
ネサラ:Zzz
ピーター:Zzz
エルヘゼラン:(俺は昨夜ここで寝ていないような気がするが……まあいいか)
ソルシェン:「ごきげんよう」
ネサラ:「あ、ソルちゃんだ。おはよー」(寝ぼけ
ピーター:『ご、ごきげんよう…』
エルヘゼラン:「おはよう、朝食を一緒に食べないか?」
ソルシェン:(そるちゃん...?)
ソルシェン:「朝飯前、ということになるんですが」
ソルシェン:「土産話を聞かせてくださいな」
ソルシェン:「ケル・マーガ、エリガントゥス、そしてズーサ。どのような旅を経て、いかにして敵を討ち取ったか」
ピーター:『ええと…』
ソルシェン:「また、あんな風にお話ししてくださいな」
ネサラ:1d20+10 〈製作:創作:物語〉
<BCDice:ネサラ>:Pathfinder : (1D20+10) → 12[12]+10 → 22
ネサラ:ぺらぺらぺーら
ピーター:『物語風ですねぇ』
ソルシェン:「見事ズーサを破壊したようですね」
ネサラ:死んでいいた間のこともまるで見ていたかのように語った
ソルシェン:「お見事です」
ソルシェン:「しかし、こう言ったら気を悪くされるかもしれませんけれど...」
ソルシェン:「あなた方はこれで晴れてオーディションに合格し、本番の舞台に上がる権利を得たことになります」
ソルシェン:「今後立ち向かう脅威はこれまでの比ではありませんから、それだけの実力があることを示していただく必要があったのです」
ネサラ:「ルーンロード1/3がオーディション…」
ピーター:『そ、そうなのですね』
ソルシェン:「カルズーク、クルーン、そしてズーサが消えました」
ソルシェン:「私は敵ではありませんし、ベリマリウスは脅威となりません」
ソルシェン:「残るはザンダーグル、そしてアラズニスト」
ピーター:「我々の冒険のきっかけとなったルーンロードですね」
ソルシェン:「ルーンロード・ザンダーグルは、私の力に比肩しうる唯一のルーンロードでしょうが、彼の目覚めは私とは異なり、平穏でも優雅でもなかったようなのです」
ピーター:『ほう』
リセリス:「そういえば…バラケット」
ソルシェン:「ああ、それをご存じでしたか」
リセリス:「一体どうしてバラケットはあんなところに」
ソルシェン:「彼は目覚めたのですが、その時何かが起こったのです」
ソルシェン:「彼の力を大きく削ぐことになる何かが」
ネサラ:「じゃぁ、次の敵はザンダーグル1/2?」
ソルシェン:「ザンダーグルはこの世界から自身を隔離していたのだと思います。詳細はわかりませんが、アラズニストが、隠れ場所で眠るザンダーグルに奇襲を仕掛けたのでしょう」
ソルシェン:「私は感じました。彼が目覚め、そして死んだということを」
ピーター:『そう、なのですね』
エルヘゼラン:「死んだ……?」
リセリス:「道理でバラケットが沈黙してるわけじゃ」
ソルシェン:「アラズニストは勝利を確信したのかもしれませんが、私には分かります。ザンダーグルを殺したところで、彼を止めることはできないのです」
ソルシェン:「しかし、死によって、ザンダーグルの力は弱められました。アラズニストは彼を殺した時、その力を奪い取ったのかもしれません」
ソルシェン:「その力で彼女が何を求めるのかはわかりませんが...」
エルヘゼラン:「まるで神話のような話だな」
ソルシェン:「力を削がれたとはいえ、間違いなく、彼はあなた方の知る世界で最も強力なウィザードの1人であることに変わりはありません。ですが、今なら、彼を倒すチャンスがあるかもしれません」
ソルシェン:「そして、彼が完全に力を取り戻す前に、そうする必要があるのです!」
エルヘゼラン:「あまり猶予はないということだな?」
ソルシェン:「そうですね。あまりのんびりはできません」
リセリス:「どこにいけばいいんじゃ?」
ソルシェン:「彼は、孔雀霊の大神殿(the Grand Temple of the Peacock Spirit)にいると考えるのが妥当と思います。神殿は、コダール山脈(the Kodar Mountains)にあります」
ピーター:『ルーンロードとの戦いをこんなにすることになるなんて…』
リセリス:「コダール山脈ぅ~?」
リユーリ:北の果てだな
GM:知識:歴史
ピーター:『そうですねぇ』
リユーリ:2 1d20+12-2 〈知識:歴史〉
<BCDice:リユーリ>:Pathfinder : #1
(1D20+12-2) → 17[17]+12-2 → 27 #2 (1D20+12-2) → 19[19]+12-2 → 29
ピーター:1d20+17-2 〈知識:歴史〉
<BCDice:ピーター>:Pathfinder : (1D20+17-2) → 12[12]+17-2 → 27
ネサラ:2 1d20+7-2 〈知識:歴史〉
<BCDice:ネサラ>:Pathfinder : #1
(1D20+7-2) → 10[10]+7-2 → 15 #2 (1D20+7-2) → 13[13]+7-2 → 18
ピーター:1d20+172 〈知識:歴史〉
<BCDice:ピーター>:Pathfinder : (1D20+172) → 1[1]+172 → 173
リセリス:2 1d20+21-2+0+0 〈知識:歴史〉 時空ペナ込
<BCDice:リセリス>:Pathfinder : #1
(1D20+21-2+0+0) → 6[6]+21-2+0+0 → 25 #2 (1D20+21-2+0+0) → 9[9]+21-2+0+0 → 28
ピーター:1d20+17-2 〈知識:歴史〉
<BCDice:ピーター>:Pathfinder : (1D20+17-2) → 16[16]+17-2 → 31
ピーター:27
GM:孔雀霊の大神殿は孔雀霊の、最も壮麗な神殿のひとつで
GM:一説によると、ザンダーグルがその建立の最大の支援者であったという
ピーター:『聞いたことがありますね…ザンダーグルが作ったとかなんとか』
ネサラ:サ帝国に孔雀霊信仰が広まったのは、ザンダーグルがこの大神殿を建立してから
ネサラ:サ帝国の初期の頃(一番交代してるルーンロードでも3代目の頃) (GM:実際には2代目が2人いるくらいだったかもしれません。まああまり気にしないでw)
ソルシェン:「ザンダーグルは孔雀霊の神殿の建設支援を、ルーンロード全員に勧めて来ましたが、資源を多くそのために割こうという考えは、私にはありませんでした」
ピーター:『ほうほう』
ソルシェン:「私の宗教的信条は他の人々と大きく異なることはありませんでした。つまり、孔雀霊に惹かれる気持ちが理解できなかったのです」
ソルシェン:「大神殿はコダール山脈の隠れた渓谷の中、湖の中心にあると聞いています。ですが、ザンダーグルや孔雀霊の教団に、私を出迎えるという栄誉を与えたことは無いのです」
ソルシェン:「巧妙に隠されているとも聞きます」
ソルシェン:「なので、コダール山脈を彷徨っていると、時間切れになる恐れもあります」
ソルシェン:「しらみつぶしに探すのはお勧めしません」
ソルシェン:「孔雀霊の大神殿や教団について、情報を求めるのがいいと思います」
ソルシェン:「私は孔雀霊の教団にはあまり注意を払ってきませんでした」
ソルシェン:「彼らはいつでも自分たちの事に没頭し、その秘密主義を誇っているようでしたから」
ソルシェン:「ですので、彼らに関する情報は、教団の中でもセラシック・オーダーと呼ばれる集団が管理していた図書館で得られるのではないでしょうか
ピーター:『でもピーコック・フェニックスとか呼び出すんですよね…』
GM:Therassic Order
ソルシェン:「そうした図書館の1つが、現代の人々によって再発見されたのではないですか?」
ソルシェン:「...ヨルゲンフィストと呼ばれる場所の地下で?」
GM:Jorgenfist
ソルシェン:「私があなた方なら、さらなる情報を得るため、そこを目指すでしょう」
GM:歴史ふっていいよ!
リセリス:2 1d20+21-2+0+0 〈知識:歴史〉 時空ペナ込
<BCDice:リセリス>:Pathfinder : #1
(1D20+21-2+0+0) → 11[11]+21-2+0+0 → 30 #2 (1D20+21-2+0+0) → 3[3]+21-2+0+0 → 22
ピーター:2 1d20+17-2 〈知識:歴史〉
<BCDice:ピーター>:Pathfinder : #1
(1D20+17-2) → 18[18]+17-2 → 33 #2 (1D20+17-2) → 14[14]+17-2 → 29
ネサラ:2 1d20+7-2 〈知識:歴史〉
<BCDice:ネサラ>:Pathfinder : #1
(1D20+7-2) → 19[19]+7-2 → 24 #2 (1D20+7-2) → 17[17]+7-2 → 22
ピーター:29
リユーリ:2 1d20+12-2 〈知識:歴史〉
<BCDice:リユーリ>:Pathfinder : #1
(1D20+12-2) → 7[7]+12-2 → 17 #2 (1D20+12-2) → 16[16]+12-2 → 26
ピーター:「確かそこは、パスファインダー協会も管理してませんでしたっけ」
GM:Esoteric Order of Palatine Eye
ソルシェン:「まずはそこを目指してみてはいかがでしょう」
ソルシェン:「そこなら、彼らに関する情報が見出せるでしょう」
ピーター:『確かに、その図書館なら情報はありそうです』
リセリス:「秘密主義のう…そのあたりザンダーグルはリサーラっぽくはないんじゃな」
ソルシェン:「リサーラを篤く信仰していたのは、クルーンだと言われていますね」
リセリス:「なるほど」
リセリス:「ザンダーグルはアズラントみが高いな…」
ソルシェン:「孔雀霊の教団についてですが、例の瞬間移動」
ソルシェン:「あれ、あなた方も見たでしょう?」
ピーター:「ありましたね」
ネサラ:「あれで複数回逃げられたから覚えてる」
リセリス:「ふっと、消えたやつじゃな。手足を縛っても使って折った」
ソルシェン:「Viridian Transcendenceという儀式だそうです」
ソルシェン:「サーシロン秘術において、幻術使いは」
ソルシェン:「召喚術を使えません」
ネサラ:「ビリジアン…翡翠っぽい緑だっけか」
ソルシェン:「孔雀霊の信徒たちの編み出した儀式らしいのですが」
ソルシェン:「これによって、彼らは瞬間移動が使用できないという自らに課された限界を超えることができたのです」
ソルシェン:「私は問題なく召喚術と瞬間移動が使えますから、この儀式を学ぶ必要がありませんでした」
ソルシェン:「もしあなた方がこの儀式を学ぶことができるならば、その力を使い、教団を追って神殿の中に入ることができるかもしれません」
ソルシェン:「そして、孔雀霊の大神殿の外でこの儀式に関する秘密を隠している場所があるとするならば、セラシック・ライブラリー(the Therassic Library)以外にはないと思います」
リユーリ:瞬間移動を装置に頼るウィークポイントだな
エルヘゼラン:(俺にも転移呪文が……いや、元々呪文が使えるが)
ソルシェン:「よって、ヨルゲンフィストを目指すことがあなた方にとっての近道となる可能性が高いです」
ソルシェン:「そして、これは、あなた方でなければ成し遂げられないでしょう」
ソルシェン:「ですので、近日中にしたくをして、出発することをお勧めします」
ソルシェン:「何か確認したいことがなければ、そろそろ失礼しますね」
ピーター:『ではその図書館へ』
ソルシェン:「教団については詳しいことはわかりません」
ピーター:『そうでしょうねぇ』
リユーリ:「誰にとっても不確定要素というものはあるものですから臨機応変にいきますよ」
リユーリ:(私にもソルシェンにもね)
ネサラ:力を蓄えて、復活したら神殿から出てくるだろう
ソルシェン:「そう、復活したら、あの男のことですから」
ソルシェン:「派手な登場で世間の度肝を抜きたがるでしょう」
ピーター:『そうでしょうねぇ』
ソルシェン:「そこが私との違いです」
ソルシェン:「私は可能な限り密やかに事を進めてきましたから」
ピーター:『なるほど』
リユーリ:そのせいで私と一団は死んだがな
ソルシェン:「前線に立つのはあなた方にお任せしますが」
ソルシェン:「私も仕事をさぼる気はありません」
ソルシェン:「あの脅しが効かなかったことを彼に知らせてやるつもりです」
ソルシェン:「あなた方が孔雀霊の大神殿に挑む準備ができたら、私はこの新たな世界に己の存在を示そうと思います」
ソルシェン:「そうなれば、彼も私が動き始めたことに気付くはずです。ケンドール・プラザでの『脅し』が効かなかったと悟れば、彼は私に対峙するための策を練らなくてはならなくなります」
ソルシェン:「つまり、あなた方へザンダーグルの注意が向くことがないよう、私は自ら囮に使うつもりです」
ソルシェン:「それと、ケンドール・プラザで時間が止まったこと」
ソルシェン:「あれが気になっています」
エルヘゼラン:「俺達だけが動けたのは不思議だった」
ソルシェン:「もしかすると、私がうかつに介入すると、望ましくない結果をもたらすかもしれません」
ネサラ:孔雀鳳凰の騒動:ザ「どうせソルシェンはコソコソしてるだけやから気づいてるって脅してやればええやろ」→ソ「そんな脅し効かないわ。表立って対抗して、PCへのヘイト分散したろ」
ソルシェン:「とはいえ、その真実はあなたちが見出すでしょう」
ピーター:『あれは…確かに。どうも時の番人とやらに見張られている気はするのですよね…』
ソルシェン:「では、土産話を聞かせてくれてありがとうございました」
ソルシェン:「私はこれで...」
ネサラ:「こちらこそありがとう、またねー」(手を振る
ピーター:『指針が出来ました。ありがとうございました』
オードラーニ:「寝言言ってたけど、どんな夢をみてたの?」
エルヘゼラン:「……おはよう」
エルヘゼラン:「夢の中でソルシェンと会っていた」
オードラーニ:「...では、行くのね?」すこし寂しそうに
エルヘゼラン:「そうなるな」抱き寄せて慰める
オードラーニ:かたく抱擁をかわす!
ピーター:「…ふああ…やれやれ。またルーンロードかぁ」
- ソルシェンの助言により、PCたちは召喚術が使えない孔雀霊の教団が編み出した、ヴィリジオン・トランスセンデンスの儀式を手に入れる為に、ヨルゲンフィストの地下にあるセラシック・オーダーの図書館へ向かう事になるのであった。
○マグニマール、ハイドマーチ屋敷/Magnimar,Heidmarch Manor
- ハイドマーチ屋敷の会議室に入った時、エルヘゼランとネサラ、ピーターは妙な違和感を感じた(判断力ロール)。エルへゼランは、壁にかけてあった絵が前と違う気がしたが、たぶん気のせいだと思った。ただ、甲冑と盾、剣を装備した若者の記憶がかすかに蘇る。ネサラは蘇った時に声をかけてくれた人がおり、大事な人だったはずだが思い出せずにいた。シェードロンの英雄と言うことが思い出せない。ピーターは壁の絵に確実に違和感を覚えた。ダルヴィン・ジェストとかアルケイディアン・インドロスなど、マグニマールやパスファインダーの英雄たちの絵が壁にかかっているのだが、あんな絵だっただろうか?
エルヘゼラン:(ん?……あの絵はあんなだったか)
ネサラ:(壁の絵に違和感があるような・・・?)
ピーター:「…あれ?あの壁の絵はあんなでしたっけ?」
ピーター:「盾を持って人…英雄が居ませんでした?」
ネサラ:(そういえば、あの声、大切なヒトの声だったはずなんだけど、誰だっけ・・・?)
ピーター:「アーケイニストとか…有翼人とか…え?」
ピーター:「…気のせいかなぁ」
エルヘゼラン:「そういえば……」
ネサラ:「……嫌な予感が」
ネサラ:(なに、この喪失感と悲しみ……)
ピーター:「(…逸脱が大きくなったなぁ…)」
エルヘゼラン:(頭がもやもやする……)
ピーター:「(逸脱?…それはどういうことだ?)」
リユーリ:(何か違和感があるような…?)
シェイラ・ハイドマーチ:「ソルシェンから連絡があったのですね?」
グロバラス市長:「よい知らせかね?」
コーリア:「どうしたの、ネサラ?」
ネサラ:「あ、いえ・・・」(うまく言語化できない
ピーター:「(…そうだ、それよりも)ええと、夢の中で」
シェイラ・ハイドマーチ:「なるほど。ザンダーグルですか」
シェイラ・ハイドマーチ:「彼を倒すのは今しかないと」
シェイラ・ハイドマーチ:「我々の考えとソルシェンの考えは一致しますね」
シェイラ・ハイドマーチ:「彼ら...彼ら?が言っていたことではありますが」
シェイラ・ハイドマーチ:小首をかしげたりしている
リユーリ:「彼ら……?」
- シェイラもその彼ら?のことが思い出せないようだった。
シェイラ・ハイドマーチ:「...そう、誰かが言っていたのですが」
リセリス:「???」
シェイラ・ハイドマーチ:「いずれにしても、ヨルゲンフィスト行くのですね?」
ピーター:「はい」
リユーリ:「他に方法もなさそうですから」
シェイラ・ハイドマーチ:地図はある
シェイラ・ハイドマーチ:「紹介状を書いておきましょう」
- ヨルゲンフィストまでは直線距離で320~350マイルほど。ファントム・チャリオットで5日くらいで到着しそうだった。準備をして翌日にファントム・チャリオットで現地へ向かうこととなった。
○ヨルゲンフィスト入口/Jorgenfist Gate
- チャリオットがヨルゲンフィストの城壁に近づくと、パーティ一行は周囲の違和感に気づく。雲が動いておらず、落ち葉が空中で止まっていた。城壁の中庭に居る人々も静止しているようだった。
ピーター:「雲が動いていない?」
リユーリ:「……またあの時間停止現象!?」
ネサラ:「また時間が止まって・・・?」
ピーター:「おっと…これは」
リセリス:「……!?」
エルヘゼラン:「住人の動きがおかしくないか?」
ピーター:「これ、気の所為じゃなさそうです」
ピーター:「また時の番人の干渉ですか?」
- 城壁の中に入り周囲を見回すと、黒の塔と言われる塔の頂上に紫色の大きな、翼を持った何かがとまっている。竜のようだった。
ネサラ:「あれは?」
ピーター:「…んんんんー?」
- PCたちが注目していると、竜は姿を消した。〈知覚〉判定を行い、消える前の竜が後ろ向きに飛んでいるのに気がついた。
ピーター:「消えた?」
エルヘゼラン:「む?」
ピーター:「飛び方がおかしいですね…」
- ピーターは早くゲートをくぐったほうがいい、何故かそんな気がした。
ピーター:「…先にゲートをくぐりましょう」
ピーター:「その方が良い気がします」
エルヘゼラン:「わかった」
竜?:「おそらく、汝らが探す場所こそ我が失った場所なのであろう」
ピーター:「それはそういう意味です?」
エルヘゼラン:「俺はエルヘゼラン、お前は何者だ?」
リセリス:「ぬしは一体?」
リユーリ:「貴方は……いや、初めて会ったはず……?」
ピーター:「ここで私たちは自己紹介をした気がします」
ピーター:「そして話し合いを」
リユーリ:「……確かに、私もこんな内容を以前話した気がする……」
- パーティ一行は簡単に自己紹介をした。すると竜はまた塔から現れ、口を開いて話をし、また消えていく。
エルヘゼラン:「俺達は何を見せられているんだ……」
ピーター:「出来の悪い、大掛かりな芝居を見せられているようだ…」
リユーリ:敵か味方か瞬間移動ドラゴン
竜?:「汝らは我を援けるべく来たのやもしれぬ...」
ピーター:「出たり消えたり…忙しいですね」
リユーリ:「そうなのですか?」
竜?:「...あるいは、我が汝らの記憶を保つ故は、汝らこそが我が境遇の元凶であるからやもしれぬな!」
- PCたちは何故かやましい処がない、あるいは恐れていないことを示した気がした。ネサラが〈威圧〉判定を行い、それを示した。
竜?:竜はその眉を顰めているかのように見える。
竜?:「我らの対面は夢で示されておった」
竜?:「なれど、そもそも我らが何故ここにおるのか、それがしかとはわからぬ」
守護霊ベン:「時の亀裂とこの竜は何か関連があるのだろう」
リセリス:「……何かしってそうじゃのう」
ピーター:「お祖父ちゃん、やっぱり何か知ってる!」
竜?:竜は君たちに鋭い視線を向けている。怒声が響き渡った。
竜?:「汝らの意図を明らかにしてもらおう!」
ピーター:「一定していない…時間の流れが私たちと違うって事か…」
リユーリ:「私たちもこの時の異常……とでも言うものに巻き込まれた側です」
竜?:「...なるほど、そういうことか」
リユーリ:「とはいえ私達も時の概念を操るような存在ではないはず、つまり外的な要因だと考えられます」
竜?:「それは理にかなった説明ではある」
竜?:「うむ。我が名はニヌロン(Ninuron)」
ニヌロン:「汝らが敵ではないとすると、我を援けるべくここへ来たということになる」
(GM:このドラゴン問答、PC主観のラウンドと、ドラゴン主観のラウンドを対応させると、こうなります:
PC 1 ドラゴン 3
PC 2 ドラゴン 1
PC 3 ドラゴン 4
PC 4 ドラゴン 2
PC 5 ドラゴン 5 )
- 〈知識:神秘学〉判定により、ニヌロンと名乗った竜は時の次元などにいる竜で、タイムドラゴン(年齢はヤングアダルトくらい)ということが判明した。パーティ一行は竜の話を聞くこととなった。
ニヌロン:「ここは我が世界に非ず。なれど、我が何処から、そして如何にしてこの世界へたどり着いたか、覚えておらぬのだ」
ニヌロン:「ただ、汝らとここで対面する夢にみた。しかし、この夢の如きものが、記憶であるのか、未来の幻視であるのかも定かではない」
リセリス:「タイムドラゴンが物質界にいるのは珍しいからのう…」
ニヌロン:「ただ、汝らがここへ来ることだけは、分かっていた!」
エルヘゼラン:「なるほど、迷子か」
ピーター:「そうでしたか」
ニヌロン:「汝らの援けが必要なのだ」
リセリス:「時の世界の住人でも何が起きているかわからぬとは…」
ピーター:「ここは助けたい処ですが…」
リユーリ:「私達もこの事態は把握したいところです」
エルヘゼラン:「今から行く図書館になにかヒントがあればいいが」
ニヌロン:「ここで時間のひずみが生じておる」
ニヌロン:「ここの地下にはセラシック・ライブラリーと呼ばれる施設がある」
ニヌロン:「時の歪みの元凶がそこにあると感じるのだ」
ニヌロン:「我はそこに入れぬようだ。汝らに頼るしかない」
リユーリ:それは図書館で何か起きてるんちゃうんか
ニヌロン:「我が時の次元へと戻るための手がかりもあるやもしれぬ」
エルヘゼラン:「俺達はちょうど底に行く予定なんだ」
ニヌロン:「さもあろう。なればこそ、我が汝らを夢にみたのだから」
ニヌロン:「もしライブラリーで重要な手がかりを見出すことができ、それを我に提供してくれるのならば、この世界で我が蓄えた財宝は汝らのものとなる」
ネサラ:(そういえば、本の保存のために時間が止まってるとか聞いたような)
リユーリ:「そうでなければ……何らかの攻撃でしょう」
エルヘゼラン:「もちろん協力しよう。報酬がもらえるなら嬉しいが」
ニヌロン:「攻撃か。であれば、誰が、何のために成したか」
ニヌロン:「それが重要となろう」
ピーター:「分かりました。もしかしたら、図書館の作用が変な影響を及ぼしているかもしれませんしね」
リユーリ:「以前このような現象で襲撃されたことが……」
ニヌロン:「...そのクリーチャーならわかる気がする」
ニヌロン:「が、はっきりとは思い出せぬ...」
リユーリ:時間のねじれでこの人も思い出せなくなってるんじゃないかなあ
ニヌロン:「あとは汝らに任せるしかない」
ピーター:「大変そうですが、待っていてください」
リユーリ:「一体何が起きてるのやら、まったく……」
ニヌロン:「我は待つ。如何ほどまったか記憶も定かではないが、お前たちがやって来たのなら、間もなくであろう」
リユーリ:時が止まって戻るまでの間に解決出来たら実時間では「間もなく」なんじゃないかな
ピーター:入って行きましょう。
リセリス:「通してくれるようじゃな…いこう」
○セラシック・ライブラリー/The Therassic Library
- パーティ一行は地下へ向かい、30分後にライブラリーであろうという場所に辿り着いた。改めてバフを行い進んでいく。ピーターは何か嫌な予感がしていた。ふと振り返ると影みたいな者が歩いていった気がした。
ピーター:「…何か嫌な感じしませんか?」
エルヘゼラン:「そうか?」俺にはわからんという顔
ピーター:「リセリスさんも感じませんか?」
リセリス:「なにかいるか…?」
リユーリ:「ライブラリの中を移動した人々の記憶とか……?」
ピーター:「ううん…でも止まっている訳にはいきませんよね…」
- ライブラリーの中は妙に新しく見える場所もあれば、加工途中に見える場所もあった。時間のねじれがまだら模様に起きているようだった。
リユーリ:まさに次元の狭間だな
ピーター:「確かに時空の乱れがありますね…」
エルヘゼラン:人影の服装も帝国時代のものかもしれない
ネサラ:「現在や過去や未来が重ね合わせで混在している…」
エルヘゼラン:「こちらは行き止まりだ」南
ピーター:「行きましょう」
- 周りでは沢山の人々が影のような存在でおり、一部の人は話しているようだが音はしなかった。恐らくサーシロン帝国人のようだった。
- しばらく進むと、65×50フィートほどの大きさの広く高い天井の部屋に出た。そこで揺らめく影の一つがちょっと大きくて実体みが増してくるのが見えた。影はストーンジャイアントに変化する。
ピーター:「あれ?何だか知ってる気がします…」
リセリス:「あれはまさか…」
リセリス:「報告にあったストーンジャイアントのウィザード、モクムリアン…!?」
ピーター:「モクムリアン!?まさか…冒険者に倒されたはずでは?」
- モクムリアンは何か精神を集中すると、緑色の光線をリセリスへと投射した。リセリスは光線をまともに食らうと、塵と化した…!
ピーター:「ディスインテグレイト!」
リセリス:「はっ…!?」
エルヘゼラン:「!!」
リユーリ:「リセリスさん!」
ネサラ:「リセリス?!」
リセリス:シュワッ
- PCたちは〈知識:次元界〉判定を行い、それが時間流に脅威をもたらす何かがあると生まれることがある、タイム・ディメンジョナルということが分かった。全周囲視界、クリティカル無効、全属性に抵抗、タイムストップ中に動けてスロウ無効、DR/-を持つという厄介な存在だったが、すると塵となったリセリスの隣に突然砂時計が現れ、砂がすべて落ちきるとくるっと上下が入れ替わるのだった。
ピーター:「リセリスさんの横に砂時計が?」
ネサラ:「あれ、砂がもう残り少な…あれ?」
- すると何と塵になっていたリセリスが逆再生でもとに戻った!そこには30代くらいの謎の女性が砂時計を掲げていた。彼女は一度船の上で見た砂時計を持った女性であり、その時は20代くらいに見えていた。女性は掲げた砂時計で光線を受け止めた!そして砂時計にはひびが入り、中にあった砂はひび割れから零れ落ち、ほとんどが流れ出てしまった…船で見た時にはすでに砂時計にひびが入っていたが、リセリスはとっさに『ああ、あのひびはこの時に入ったのだ』と感じたのだった。
ピーター:「え?ええ?」
ネサラ:「え、あれヒビが入っていいものなの?!」
謎の女性:「汝の運命はかくの如きに非ず。ステテロスにて、我は汝を待つゆえ」
ピーター:「また、そういう思わせぶりな事を」
- 周囲には緑の草原…いや海か?水平線の遠くかすかに見えるは都市? そういう幻影をパーティ一行は見たのだった。気が付くと女性は消えていた。
ピーター:「あ、あれ?また消えた…?」
ピーター:「お礼を言いたかったのに…」
リセリス:「んあか突然光線が跳ね返ったぞ?」
エルヘゼラン:「生きているか?」ペタペタ
ピーター:「いや、あの船の上の女性が助けてくれたのですが…」
ネサラ:「石巨人がタイムディメンジョナルになって、時間が巻き戻って、また赤い女が現れて、なかったことになったビームが発射されて砂時計で防いで、タイムディメンジョナルを時空の彼方に放逐して・・・」
リセリス:「え?」
リセリス:「ほう…」
ネサラ:「ごめん、何言ってるかわからないと思うけど私もわからない」
エルヘゼラン:「どうやら生きているようだな」
リセリス:「時の乱れと…何か関係しているのかのう?そのステテコロス」
ピーター:「恐らく、時空の乱れが原因かと」
ネサラ:「ステテロス、って言ってたはず」
エルヘゼラン:「ライブラリーに行くか」
- パーティ一行はそのままダンジョンのようなセラシック・ライブラリーの中を進んでいく。相変わらず影が動いている。途中の自然窟のような部屋は床との継ぎ目が滑らかで、魔法で整形されたようだった。エルヘゼランは何か気になる影をそこで確認する。その影は甲冑に身を包んだ戦士のように見え、長剣と盾を構えている。
エルヘゼラン:(あれは……見覚えがあるような……)
ピーター:「エルヘゼランさん、どうしました?」
エルヘゼラン:「戦士が見える、甲冑かもしれない……後ろには仲間だろうか」
エルヘゼラン:「四つ足の何かと戦っているようにみえる」
ピーター:「あれ…この部屋角がない気がします…」
※実は『Rise of the Runelords』をプレイしたPCたちは知っているのだが、ここはハウンド・オブ・ティンダロスと戦った場所だったのだ。
- また途中の扉には時空の乱れによるエネルギーのバックドラフトの罠があったが、これはリセリスが難なく解除した。アルコーヴが沢山ある部屋には煌めく巻物やペン先の乾いた羽ペンがあり、時空の歪みの影響を受けた蔵書リストのような感じで、蔵書の中身のヒントくらいは得られそうだったが、時間がかかりそうだった。保護の魔法意外に魔法反応は無く、空のウェポンラックと木人を触るとボロボロ崩れるが、1ラウンドくらいで元に戻った。
- 次の60フィート×40フィートほどの部屋には、シェードロンのルーンを刻んでいる途中の大釜があり、心臓のように脈打っていた。調べると、罠ではないが時空の歪みで罠のようになっていた。放っておくとマス・リデュース・パーソンがかかるようだった。これはディスペル・マジックで何とか押さえ込んだ。(GM:大釜の方は罠で、同士討ちを誘う仕掛けになっていました。脈打つのは次の部屋で、こちらは罠のようで罠でないヤツです)
- さらに奥のL型の大きな廊下を抜け、最奥の部屋へとたどり着く。そこは半径40フィートほどの円形の部屋で、部屋の中央に半径20フィートほどの丸い竪穴があり、50フィートの深さで内壁が本棚になっている、床から天井は60フィートはある巨大な部屋だった。
- 北西の机に一冊の本があり、ピーターの視線がそちらに吸い寄せられた。近寄ろうとすると、そこに1体の人造が突然現れた。〈知識:神秘学〉判定により、時空の彼方から来たクロックワーク・アサシンということが判明した。
ピーター:「…彼も時の彼方から来た人造では?」
ピーター:「太古の昔には居たっぽいですが…」
- イニシアチブを振り、戦闘となった…が、イニシアチブを取ったリセリスがインテンシファイ・マキシマイズ・ショッキンググラスプを叩きこんで大ダメージを与え、エルヘゼランが《渾身の一打》を叩きこむと、穴に落ちていってバラバラになった。
- しかしPCたちが確かめようとすると、残骸は消えていた…
- この図書館は竪穴式の円形書庫であった。そしてピーターが気になっていた本を中心として時空のゆがみが発生しているようだ。本の表紙には自らの尾を咥える蛇、ウロボロスが描かれており、ページに焼け焦げている箇所があった。ディテクト・マジックを唱えると、強力なオーラは感じるものの、識別はできなかった。本はサーシロン語でもない知らない言語で書かれており、リセリスがコンプリヘンドランゲージズの巻物を使用して読んでみると、「Book of Serpents, Ash, and Acorns: Shadows of What Was and Will Be…(かつてあり、これからくる影…)」と書かれているが、本は1ページごとに中身が焦げていたり無くなっており、中身はよく分からなかった。(GM:Book of Serpents, Ash, and Acorns: Shadows of What Was and Will Beという本のタイトルを日本語にすると、結局は「蛇、灰、およびどんぐりの本:過去と未来の影」くらいになりますかねえ?)
- そこでリセリスは意志セーヴを行い、失敗すると1ラウンド混乱状態となり、猛烈にここを出たいと思った。
リセリス:「あ、ああああああ!!!」
ピーター:「リセリスさん!?」
エルヘゼラン:よくわからないけど組み付く
リセリス:「なにをする!」
リユーリ:「!?」
ネサラ:「じゃぁ、あれ呪いの魔導書だった?」
リセリス:「……一瞬混乱していたようじゃが…」
リセリス:「……早くここをでなければならない気がする」
」リセリス:「いや本の作用じゃな…」
エルヘゼラン:「何故だ、お前の好きな場所じゃないのか?
リセリス:「その通り!自分のdesireに負けて、ここを放棄するわけには…!」
- 〈知識:神秘学、次元界〉判定を行うと、この本はもしかしたら、ここにあるべき本ではないのかもしれず、つまり、これが時の歪みの原因かもしれないと思った。ここにあるべきでない本は、ここに置かなければいいのではないだろうか?そう思ったパーティ一行は本を持ち、部屋から出た。すると、隣の廊下の角から見たことのあるクリーチャーが4体現れた。一体この本は何なのか?
ネサラ:「あー、角のある部屋にこれを持ってきちゃったから・・・」
リセリス:「あっ」
ピーター:「また出ましたよ…(ウンザリ)」
エルヘゼラン:「気をつけろ、出てきたぞ!」
- 今回はここでタイムアップ。次回はハウンド・オブ・ティンダロスと戦闘するところからスタート。
最終更新:2025年03月16日 13:32