第24回セッション


録画



まとめ


○孔雀霊教団のアジト/The Peacock Spirit Order's Hideout
  • AR4718年ロヴァググ月8日 9:00頃

  • 前回の続き。PCたちはセラシック・ライブラリー内でハウンド・オブ・ティンダロスと戦い、時空を滅茶苦茶にしていた本を外に出して事態を収拾させた。その後セラシック・ライブラリー内でザ・ヴィリディアン・トランセンデンスの儀式を見つけ出し、ピーコック・スピリットのカルトの本拠地へと向かったのだった。そこで新たな敵たちと出会い、パーティ一行は奥へと進んでいく。川の上の2つ塔がある場所で、メデューサのアーチャーを倒した後、手前の部屋から6椀を持つ敵と、2匹が繋がったような敵が2匹ずつ現れたのだった…

  • 〈知識:次元界〉判定により、2種類のクリーチャーはヴードラ系の悪の来訪者、アスラという事が判明した。2匹が繋がったようなアスラがアドゥカイト、6本腕のアスラがジャパリスーラというようだった。

ピーター:「腕が多いですよ!?」
ネサラ:「奥のアーチャー、アスラだろうけどなんであろ?」
ネサラ:「短弓を2つ…二弓流?」
六腕射手:「おとなしく武器を捨てて投降し、檻に入れ」
ピーター:「アスラですか…また面倒な💦」
リセリス:「うーむ」
六腕射手:「降伏はせぬか...やむを得んな」
エルヘゼラン:「従うとでも思ったか」
ネサラ:「ば か め」

  • PCたちはイニシアチブを振り、戦闘へと入った。SRがあり、DR/善や変わった特殊能力を持つ敵に苦戦するものの、ピーターのヘイストやリユーリのアライン・ウェポン、ネサラのパラノイア、リセリスの〈軽業〉からの攻撃、エルヘゼランの激怒からの攻撃で倒す事に成功した。
  • アドゥカイトは倒すと消え、ジャパリスーラは倒しても消えなかったので、どうやらアドゥカイトはジャパリスーラが召喚したものらしいと分かった。だが、この辺りはディメンジョナル・ロックがかかっており、次元移動も召喚も出来ないはずだった。部屋の中には独房がいくつかあるが、南東の奥の独房だけが鉄格子の色がちょっと違っており、どうやらアダマンティンで出来ているようだった。壁がミッドナイトブルーに塗られており、光を吸収するようだった。リセリスがジャパリスーラが持っていたキーリングで開けて入ってみると違和感が。どうやらこの中だけアンティマジック・フィールドがかかっているようだ。

ピーター:「ディテクト・マジックでオーラが見えませんね」
エルヘゼラン:「リセリス、どんな気分だ?」独房の入口に立って出るのを阻む
リセリス:「巨人語が思い出せない…これはアンティマジックフィールド」
リユーリ:牢獄らしい罠だ
ピーター:「ここに入れられたら、呪文使いは厄介ですねぇ…」
リセリス:「ここだと大丈夫じゃが、他にもあるといやじゃのう」

  • 敵が召喚を使えたのは、ベンが壁をすり抜ける時に見た孔雀像がカギになるかもしれないと、独房の部屋の隣を開けて調べてみた。そこの部屋には壁に孔雀の羽根が描かれた部屋で、そこそこ大きな立派な孔雀像が置いてあった。リセリスが調べると7本の尾羽がそれぞれ外れそうだった。罠の類ではないが恐らく当りは1本で、外した時に強力な魔力のフィードバックがありそうな感じがした。この辺りにはディメンジョナル・ロックがかかっているはずが、召喚が可能という事はそれを可能にしているのが孔雀像の尾羽だと思われる。

エルヘゼラン:「どんな効果があるかわからないが、俺が羽を外すか?」

リセリス:「さがっておれ…これはわしがはずすんじゃハァハァ」
エルヘゼラン:「そうか、頼んだ」
リセリス:「あと像はもってかえろう」
リユーリ:持てるのか…?
リセリス:「無理かな」
エルヘゼラン:「ん、あ、ああ……」

  • リセリスが青の尾羽をはずす。すると青い光が閃き、リセリスは頑健セーヴをさせられた。一瞬身体が硬直したような気がしたが、何とか耐えることが出来た。〈知識:神秘学〉判定の結果、これはプリスマティック・〇〇の光に似ており、それに対応する効果だと推測ができた。青い光という事は、触れたものを石化させる能力だと思われる。尾羽を抜くと、魔力は消えたわけでは無いが抑制された感じとなった。

守護霊ベン:「青い光か…」
ネサラ:「何の光ー?!」
ピーター:「だ、大丈夫ですか?」
リユーリ:羽根に対応するプリズマティック○○が発動すんのかねこれ
リセリス:「いまのは…プリズマティック光…?」
リセリス:「これは他もまずいかもしれんのう」
ピーター:「それはまずい…」
ネサラ:「プリズマと同じなら赤とか火抵抗があるから担当しようか?」
リセリス:「この像の効能は気づかれづらいじゃろうな」
ピーター:「気を付けたい処ですね…」
リセリス:「こんなのがあと6個あるわけじゃな」
ピーター:「面倒ですねぇ」

  • 南側の2つの塔のある橋の建物は探索し終えたので、今度は分かれ道から北にある2本の橋、川の左右にせり出した崖に埋め込まれた施設へと向かった。ワーボアの見張りが居たので、〈隠密〉をしながらそろそろと近づいていくが、〈隠密〉の高い者を除いてあっさりと見つかった…

エルヘゼラン:ソロリソロリ
カルリガン:「おい!そこの!」
ピーター:「!?」
エルヘゼラン:「チッ……バレたか」
カルリガン:「おめーたち、何もんだあ?」
エルヘゼラン:「道に迷った」棒読み
エルヘゼラン:1d20+3 〈はったり〉
<BCDice:エルヘゼラン>:Pathfinder : (1D20+3) → 12[12]+3 → 15
カルリガン:「そもそもどうやってへえったんだ」
リセリス:会話してる間にエリクサーオヴタンブリングをがぶがぶがぶ
エルヘゼラン:「そこだ、それが俺にもわからない」棒読み
ピーター:ベンも飲んでおきます>タンブリング
リセリス:1d20+15+2 〈隠密〉
<BCDice:リセリス>:Pathfinder : (1D20+15+2) → 2[2]+15+2 → 19
リセリス:と飲もうとしたら
カルリガン:「ん...?!」
リセリス:ゴクッ
カルリガン:「迷ったってなあ嘘だなあ?」
リセリス:「ング!?げほげえほげほげお
カルリガン:「おい、おめーら、何が狙いか知らんが」
ピーター:「リセリスさんが咽たっ」
エルヘゼラン:「んん!」(リセリスが……噎せた!)咳払い
カルリガン:「ここを通りてえのか?」
エルヘゼラン:「そう、だな……別の景色が見てみたいな」
カルリガン:「あんな、オラたちゃ、おめーたちを入れるわけにゃいかねんだ。だが、こっちの言う事を聞くなら、門を開けて通してやらねえでもねえ」
エルヘゼラン:「そっちの要望はなんだ?」とりあえず効くだけ効く
カルリガン:「クスリ嗅ぎのホブゴブ野郎どもがオラたちの宝を盗って行きゃあがった。凄えアームバンドなのによお。おめーたちが取り戻せるなら、おう、確かに、悪くねえ話だ」
リユーリ:アルケミストのホブゴブリンでも来たのか??
ピーター:「話が変わってきましたよ」
カルリガン:「詳しい話をしたきゃ、上がって来いや。直に話そうじゃねえか」
エルヘゼラン:「わかった」

  • 取引を持ち掛けるワーボアに〈真意看破〉判定を行うが、嘘をついているようには見受けられなかったが、どれだけ信用できるかまでは分からない。

ピーター:「(乗りますか?)」
リセリス:うなずく
エルヘゼラン:話を聞くために近くに行く
カルリガン:「中で話そうぜ」
リユーリ:「即決が望ましいですね」

  • その時、全員の耳元で声が聴こえた。どうやらメッセージ呪文か何かようだった。

何か:「愚劣にして汚らわしい我が隣人が、君たちに伝えそこなったことがある。当然言える筈もないわけだが、連中が先に我々の物を掠め取って行ったということだ。大いなる力を秘めた冠をね」
何か:「我々が行ったのはその報復に過ぎないし、連中が冠を返すまでは我々が預かっておく」
ピーター:「大いなる力を秘めた冠?」
何か:「もし君たちがより洗練され、ノミにたかられていない者との取引に興味があるのならば、東側へやって来るといい。話をしようではないか。双方に利益をもたらし得る取り決めが可能になるかもしれない」
何か:「さて、どちらを選ぶかね?」
エルヘゼラン:東と西で争ってんのかーい
ピーター:「何故それを我々に?…あ、なるほど。お互いの取引という訳か…」
リユーリ:敵対組織が現在進行形で同居しているのかな
エルヘゼラン:それにしては近いんだよなぁ

  • 謎の声の提案(?)はあったが、パーティ一行は一先ずワーボアの話を聞くことにした。中に居た別のワーボアが案内をしてくれた。

猪人:「こっちだ」
猪人:口の周りに食べかすがついている
エルヘゼラン:「食事中だったか、すまんな」
猪人:「しーっ!しーっ!」
エルヘゼラン:「あ? ああ、そういうこともあるさ」笑う
エルヘゼラン:「話し合いの前に1つ聞きたいことがある、冠というのはなんだ?」
猪人:「いいから中に来やがれ。ぼすが話する」
ピーター:「ふむ」
猪人:「おい、とっとと来ねえか!」
ネサラ:「下っ端は聞かされてない話なのかも」>えるへぜらん
エルヘゼラン:「行く前にその口の周りをなんとかしろ」
何か:「ノミたかりを選んだか...」
リセリス:(まあ話をきいてからじゃ、まっておれ)
ピーター:「まだ分かりませんからね」
エルヘゼラン:(冠について何も返答がなかったんだ、こちらから先に聞く)
ネサラ:(どちらにつくにせよ、裏とりは必要だしね)
ピーター:「くさっ」
エルヘゼラン:(清潔な場所ではないようだが……それにしてもくさい)
ネサラ:真ん中に食い残しや割れた皿や噛み跡の残る骨がある
リユーリ:「ワーボアごと一網打尽にしようとしてくる可能性はありますね」

  • 入ってすぐ西側の部屋はは決して清潔ではなく、獣臭や食べ物の腐臭もする場所だった。真ん中に食い残しや割れた皿や噛み跡の残る骨があったので、食事をする場所らしい。さらに西へ行くと、複数のワーボアたちが楕円形のサークルを囲んで模擬戦を楽しんでいた。

猪人:「おい、おめーら、集合だぜ。客が来てんだぞ」
猪人:「ああん?客だあ?」
猪人:「昼飯じゃねえのか」
猪人:「俺たちはそれでもいいぜ」
エルヘゼラン:「レスリングしてたのか?」俺も混ぜろという顔
猪人:「いいから集合だつってんだろ」
りょう。:「(野蛮だ…)」
ネサラ:「蛮族的統率法だなあ」(ささやき

  • そこから北の扉を抜けると、壊れたテーブルとベッドがある部屋へ通された。その部屋へワーボア全員とボスと呼ばれたワーボアが集まり、話し合いとなった。

猪人:「中へ入れい!」
ピーター:「テーブルが壊れている…」
カルリガン:「話は簡単だ」
カルリガン:「おめーらがアームバンドを取り戻せば、ここを通してやってもいいぞ」
カルリガン:「東側のクスリ嗅ぎどもが奪っていった」
カルリガン:「取り戻して来い!」
エルヘゼラン:「クスリ嗅ぎどもどいうのはなんだ?」
カルリガン:「ああん?ホブゴブ野郎どもだ」
カルリガン:「まさか怖気づいたのか?」
エルヘゼラン:「それくらい聞いてもいいだろ」やれやれ
ネサラ:「あとアームバンドってひと目でわかる特徴とかないのか?」
リセリス:「はぁ…」
カルリガン:「で、やるのかやらねえのか?」
リセリス:「1つ大事なことをきかねばならぬ」
カルリガン:「ああん?!」
リセリス:「彼らはお前たちが先に冠をとったといっていたぞ?」
カルリガン:「だったらどうだってんだ」
カルリガン:ギロリと睨む
リユーリ:「途中で耳に挟んだだけですよ」
ピーター:「ちなみに、自分たちでやらないのは、ここをお互い見張っているからですか?」
カルリガン:「てめえらごちゃごちゃうるせえんだよ」
カルリガン:「イエスかノーで答えろ」
カルリガン:「ノーでも構わん。お前らがランチメニューだな」
ピーター:「ふむ」
エルヘゼラン:「(短気な奴らめ)イエス」
カルリガン:「じゃあガタガタ言わずにとっとと行きやがれ!」
エルヘゼラン:「わかったよ、行こう」全く短気な奴らだ
ピーター:「本当に」
リユーリ:「やれやれ」肩をすくめる

  • PCたちはまずワーボアの話を聞き、今度はホブゴブリンたちの話を聞くために東へと向かう。東へ向かう橋は北と南に2本あるので、ワーボアに聞くとどちらでも構わないという事だった。

リセリス:「ルートは2つあるようじゃが?」
カルリガン:「めんどくさい奴らだなあ。どっちでも好きな方から行けよ!」
エルヘゼラン:「わかった、わかった」
カルリガン:「このカルリガン様に逆らおうなんて思うなよ!」
ネサラ:「リユーリさん、頭が悪すぎると話が通じないってほんとなんですね」
エルヘゼラン:(次はお前たちの話を聞く)メッセージに返答
リセリス:メッセージ(あいつらは話にならん…とりあえずお前たちの話をききたい)

  • PCたちは南側の橋を渡って東のエリアへ行き、扉をノックする。

エルヘゼラン:コンコン、ノックする
GM:誰かが「何者か(共通語)」
エルヘゼラン:「アームバンドと冠の話を聞きに来た」
エルヘゼラン:「俺はエルヘゼランだ」
リユーリ:「野卑なイノシシの話だけでは判断できませんので」
GM:「その場で少しまて」

  • 10分ほどすると扉が開き、ホブゴブリンが現れて中へと案内された。ぱっと見た感じ、広さは南側とあまり変わらないようだったが、こちらの方が清潔なようだった。中のホブゴブリンにハーンシュウ老の事を尋ねると、奥から扉の開く音がして貫禄ありそうなホブゴブリンがやってくる。

ハーンシュウ:「おや、あちらに行ったかと思ったが」
リユーリ:「話半分で追い出されましたので」
ハーンシュウ:「ありそうなことだ」
エルヘゼラン:「向こうでは冠の話も何もできなかった、こちらの話も聞きたくてな」
ハーンシュウ:「すると取引には興味があるのだな?」
エルヘゼラン:「そうだな」
リセリス:「あちらは取りつく島もなかったからのう」
ハーンシュウ:「連中は下品で野蛮だからなあ」
リユーリ:「今は色々な角度から判断する材料を探しているところです」
ハーンシュウ:「取引に興味があるのなら、詳しい話をしよう」
エルヘゼラン:「俺達は殺し合いがしたいんじゃない、取引で解決できるならその方が良い」
ピーター:「(どうやらある程度話は通じそうだ)」
ハーンシュウ:「連中が我々の貴重な宝を奪ったのだ」
ハーンシュウ:「魔法の冠でね」
ハーンシュウ:「取り戻してくれれば、報酬を渡そう」
ピーター:「報酬、ですか」
ハーンシュウ:「そうだ。丁度連中から報復に盗んだ品があるのでね」
ハーンシュウ:「これを報酬に変えようと思う」
エルヘゼラン:「アームバンドだな」
ハーンシュウ:「そうだ」
ピーター:「向こうで聞いたときは答えが返ってこなかったのですが、聞いても宜しいですか?」
ネサラ:「そのアームバンドはどういう能力なんだ?」
ハーンシュウ:「さてな」
リセリス:「サーシロンアームバンドか?」
ハーンシュウ:「私は興味がないから特に調べてはいない」
リセリス:「冠、アームバンド、どんなものかの?」
ハーンシュウ:「いずれも魔法の品のようだな」
リセリス:「アームバンドはみせてもらえるか?」
ハーンシュウ:「それはできないな」
ハーンシュウ:「こっそりすり替える手もあるからね」
エルヘゼラン:「もらってから調べればいいさ」
ピーター:「お互いに取返しあわなかったのは、ここを見張っているからですか?」
ハーンシュウ:「ああ、そのことか」
ハーンシュウ:「あいつらは粗暴で、無知蒙昧」
ハーンシュウ:「事あるごとに喧嘩を吹っかけて来る」
ハーンシュウ:「そのうちに争いごとに発展した」
ハーンシュウ:「やがてお互いが仕掛けを躊躇うようになったのだ。次にことが起これば...」
ハーンシュウ:「それは決戦になる」
ピーター:「なるほど」
ハーンシュウ:いたずらに近いいやがらせをお互いに繰り返している状況
ピーター:「(酷い言われようだけど、まあそうなんだろうなぁ)」
ハーンシュウ:お互いに相手派閥の大事なアイテムを盗むという事態に発展し今に至る
ピーター:「ありがとうございます」
リユーリ:「主人へのメンツもありますか」

  • リユーリは〈真意看破〉判定を行う。ハーンシュウ老に何かひっかかる気がしたが、気のせいかもしれないと思った。取引については誠実に履行しそうだという気がした。

エルヘゼラン:仲間に目配せしてぶっこんだ質問をするぞと合図をする、返答によっては戦闘になる
エルヘゼラン:「俺達は向こう側に行きたいんだ。取引が成立したら通してくれるか?」
ハーンシュウ:「なるほど...
ハーンシュウ:いいだろう」
エルヘゼラン:(いいのか、何故だ……)
リセリス:「ここを守ってるのでは?」
リセリス:「もしや雇われか」
ハーンシュウ:「そうだと思ってくれて構わない」
リユーリ:契約で守ってはいるが不測の事態による例外として見逃す秩序悪的なサムシングか
ハーンシュウ:「では取引成立かね?」
エルヘゼラン:「そうだな」
ハーンシュウ:「では吉報を待っているぞ」

  • ハーンシュウ老たちと取引を行ったパーティ一行は、ワーボアたちから冠を取り戻すべく再び西側へと向かった。行きとは違って北側の橋を渡っていく。

猪人2:「奴ら戻ってきたぞ!」
猪人2:「奴ら来てるぞ!」
エルヘゼラン:「やあ」手を挙げる
カルリガン:「裏切るのが早いな」
リユーリ:お互い判断が早くて助かる
猪人6:「なんだあ?」
猪人1:しゃぶっていた骨を吐き出す
ピーター:「流石にバレましたかね」
エルヘゼラン:「野生動物並みに殺気に敏感だな」
リユーリ:「頭が悪くてもカンが鈍いわけじゃないですから」

  • イニシアチブ判定を行い、ワーボアたちと戦闘となった。ワーボアたちはスレイヤーとバーバリアンで構成されているようだった。リセリスが中に飛び込み、エルヘゼランが激怒し攻撃を行うが、どうにもダメージの通りが良くなかった。ネサラも範囲魔法でまとめて攻撃を行うが、抵抗があるのかこちらもあまりダメージを与えられていない。

リユーリ:まさか全員ストーンスキンなんてバカみたいな浪費家じゃあるまい
エルヘゼラン:ストーンスキンできる頭脳派はいないような気がするw
ネサラ:「よし、リセリスはちゃんと避けたな・・・あれ?効きが悪いね」
リユーリ:「力押ししかない相手のようですが、下手をすれば押し負けますよ」
エルヘゼラン:「侮れん奴らだ」
リユーリ:「もしかして、孔雀霊の加護が?」
ピーター:「そういう事ですか?」

  • DRも抵抗も高く、攻撃力もある敵にPCたちは手こずるが、[力場]ダメージが通りやすいと判明し、ネサラのマジック・ミサイル呪文やリセリスのフォース・パンチ呪文のワンド、エルヘゼランの火力で確実にダメージを与えていく。そしてネサラのコンフュージョン呪文とリユーリのマーダラス・コマンド呪文で同士討ちを行わせることに成功し、最後の1体を倒したのだった。

ピーター:「ふう、長引きましたが何とか倒せましたね…」
エルヘゼラン:「はぁ、タフなやつだらった」

  • パーティ一行は回復をして、部屋の中を探す。部屋の調度品はネサラのファイアーボールでほとんど焦げてしまったが、焦げ度の低い棚があり調べると魔力がかかっていた。調べると限度はあるが、食料がなくならない食品棚という事が判明した。カルリガンの部屋に箱がり、中身を調べると宝冠があったので回収し、武器棚の武器も回収した。(GM注:宝冠は猪人たちがレスリングしてた部屋の、戦闘用ダミーに被せてありました)

リユーリ:問題はワーボアがあの調子だとホブゴブリンもかなり強そう
リユーリ:あとたぶんあのDRとエネルギー耐性ホブゴブリンも持ってるんじゃないかな
ピーター:「ホブゴブリンも強そうですかねぇ」
リセリス:「ふーむ…奴らの妙な硬さ…やはり防護か」
ネサラ:「あの防御力、ワーボアのものでもバーバリアンのものでもなさそうだったしねえ」
リセリス:「物理防御力をあげる防護があることはわかっている」
リセリス:「さきほどのようにどこかにピーコック像があるのかもしれん」
リセリス:「もしや…?」
リセリス:「対岸の部屋にあやしい覆いがあったんじゃ」
リユーリ:「そこを対処しなければなりませんか」
エルヘゼラン:「孔雀の像があったのか」
リユーリ:「交渉の段階で聞き出せないものか。あまりここの防護には熱心そうではないので」
エルヘゼラン:作戦のために王冠をしまっておこう

  • PCたちはホブゴブリンたちのいる東側へ宝冠を持っていき、渡す前に覆いのある部屋をベンが調べることにした。扉の前へ行き、南側の壁をベンが通り抜ける。

守護霊ベン:「…誰も居ないな」
ハーンシュウ:「何かが倉庫に侵入したぞ!」
守護霊ベン:「む」
ハーンシュウ:「警戒しろ!」
エルヘゼラン:ノックしようとしている
ピーター:「リセリスさん、気づかれましたね。…アラームかも」

  • まずいと思ったピーターはベンを戻す。

ホブゴブリン1:「誰もいませんよ?」
ハーンシュウ:「馬鹿め、姿を隠しているかもしれんのだぞ!」
ハーンシュウ:「2名で捜索しろ。他は警戒しろ」
ホブゴブリン4:「ハーンシュウ老、外に奴らがいるようです!」
ハーンシュウ:「奴らなら侵入しかねんな」
ホブゴブリン6:「おい、警戒しろ」

ホブゴブリンA:「うるさいなあ実験中だぞ」
ホブゴブリン1:「こちらにはいないようですが...」
リユーリ:「やれるだけやってみますか」

  • お互い1ラウンドほど使い(PCたちはバフを行う)、エルヘゼランが扉をノックする。開けると、そこには先ほど話した時にはいなかった大型のクリーチャーが居た。

リユーリ:「冠を回収してきました」
ピーター:「あれ?知らない人がいます」
ハーンシュウ:「倉庫に侵入したのは君たちの仲間かね?」
リセリス:「誰じゃ?」
ネサラ:「でもあのエプロン、ハーンシュウ老では?」
ハーンシュウ:「待て。答えを聞いていないぞ」
リユーリ:「何やら騒いでいたようですが、侵入者ですか」
リユーリ:1d20+28+2 〈はったり〉
<BCDice:リユーリ>:Pathfinder : (1D20+28+2) → 17[17]+28+2 → 47
エルヘゼラン:(俺達ではなかったのか……?)
ピーター:「(…凄い、リユーリさん、顔色一つ変えてない」
ハーンシュウ:「はて。確かにアラームに反応があったのだがな」
リユーリ:「何かワーボア達が不可思議な力を持っていたようですが……」
ハーンシュウ:「済まないが調査が終わるまでおとなしくしていて貰いたい」
リユーリ:「わかりました」
ハーンシュウ:「調査を続行しろ」
ハーンシュウ:「1人行け」
ピーター:「は、ハーンシュウさん、何だか雰囲気変わりましたね…」
ハーンシュウ:「ああ?狭いからね」

  • 〈知識:次元界〉判定で、先ほど居なかったクリーチャーがグレーター・バーゲストという事が判明した。ハーンシュウ老はホブゴブリンではなく、グレーター・バーゲストだたのだ。

ピーター:「(グレーター・バーゲスト…ホブゴブリンじゃなかったのか)」
リセリス:「バーゲストじゃったか…」
ハーンシュウ:「そういうことだ」
ハーンシュウ:「さて、宝冠は取り戻してくれたのかね?」
リユーリ:「えらく手間取りましたが」
エルヘゼラン:「やたらとタフな奴らだった」
ピーター:「タフでしたねぇ…」
エルヘゼラン:「アームバンドと交換だったな」
ハーンシュウ:「あーそうだったな」
ハーンシュウ:「おい、アレはどこにやった?」
ホブゴブリンB:「えーと、確かその辺に」
エルヘゼラン:(そんなに大事なものではないのか…?)
ホブゴブリンB:「ああ、あったあった」
ホブゴブリンB:投げる
ハーンシュウ:受け取る
ハーンシュウ:「これが報酬だ」
ハーンシュウ:「そうだな、おい」と5番に指示
エルヘゼラン:「宝冠はここだ」取り出す
ハーンシュウ:「交換といこうか」
エルヘゼラン:「ああ」
ハーンシュウ:「君たちは油断ならないからな」
リユーリ:「賢明な判断です」
エルヘゼラン:「構わんよ、俺でもそうする」
エルヘゼラン:宝冠を差し出す
エルヘゼラン:アームバンドを受け取る
ネサラ:「初対面の武装集団同士ですからね、我々」

  • アームバンドをピーターが〈鑑定〉すると、ブレイサーズ・オヴ・スウォーン・ヴェンジャンスという事が分かった。

ハーンシュウ:「さて、それではいいかな?」
リユーリ:「このビジネスは完了ではありますが」
ハーンシュウ:「うむ」
リセリス:「いい取引じゃったのう」
ハーンシュウ:「通りたければ通り給え」
ハーンシュウ:「我々は侵入し逃げ出した不届き者を探す必要があるかもしれないのでね」
ハーンシュウ:「忙しいのだよ」
リセリス:「どうやって通ればいいんじゃ?:」
ハーンシュウ:「あー通る手段ね」
ネサラ:「出口どっち?」
ハーンシュウ:「ウィンチを両側から操作すれば」
ハーンシュウ:「ゲートは開くがね」
エルヘゼラン:「やはり両側から操作するのか」
ピーター:「そうですか」
ハーンシュウ:「両側から操作しないといけないがね」
ピーター:「同時か…まあ何とかなりそうですが」
リユーリ:「……ワーボアの発揮した奇妙な抵抗力について私達は興味を持っています」
ハーンシュウ:「さあてねえ。何かあるんだろうねえ」
リユーリ:「心当たりはありませんか?」
リセリス:「そうじゃ!ピーコックの像!」
ピーター:「あっ」
ハーンシュウ:「...今なんといったかね?」
ハーンシュウ:ニッコリ
リセリス:「ん…?」
ネサラ:(我々があっちを操作して、ホブゴブリン達が…ってそんな場合じゃなくなったな)
リユーリ:「ここに来るまでに道中でそんなものを見ましてね」
ハーンシュウ:「そうか。そこまで知っているのか」
ハーンシュウ:「済まないが、アレに手を出されては困るのだよ」
エルヘゼラン:「前回のは"青"だった」
ピーター:「いや、像というのはですね。孔雀の像でして、特に他意は…」
ハーンシュウ:「まあ、一応仕事だからね」
ハーンシュウ:「1度だけチャンスをあげよう」
ハーンシュウ:「報酬をもって立ち去りなさい」
リユーリ:「そこが譲れない仕事の一線では仕方がない」
ハーンシュウ:「でなければ、戦わねばならない」
エルヘゼラン:「ふむ、お前たちとも戦わねばならんのか」
リユーリ:「ではビジネスはここまで」
ピーター:「ええー…やっぱり戦うんですか」
リセリス:「わし、何か言ったかのう?」
ハーンシュウ:「ノミたかりと大して変わらん連中だったか」

  • 孔雀霊の像の話をされては仕方ないとばかりに、ハーンシュウ老とホブゴブリンたちと戦闘となった。ホブゴブリンたちはファイターとアルケミスト、ハーンシュウ老はソーサラーではない秘術使いのようだった。ワーボアたちと同じ防御力を持ち、範囲攻撃や爆弾を使うハーンシュウ老たちにやはり苦戦しダメージを受けるが、今回は要領を得たネサラやリセリス、リユーリの呪文で何とかふんばり、ベンが壁を抜けて孔雀霊の元へ向かう。部屋の中の布を取ると、尾羽が光を放つ孔雀の像が姿を現した。

ハーンシュウ:「やはりお前たちか!」
ピーター:「…はい」
リセリス:「さすがじゃな…」
ハーンシュウ:「ええいそこは私の部屋だぞ!」
リセリス:「よくわかったのう」
リユーリ:「まあ、嘘をつけないのは美徳ですからね」
リユーリ:「あの打撃、相当な力がありますよ」
ハーンシュウ:「この私が欺かれたのは久々だ」
ピーター:「中々の自信家ですねぇ」

  • リセリスが見当を付けた通り、ベンが黄色い尾羽を抜くとフィードバックがあり[雷撃]ダメージを受ける。レジスト・エナジー[雷撃]を事前にかけていたのと、反応セーブに成功したのでダメージは少なく、それはピーターが受けた。

守護霊ベン:「よし、抜けたな」
リセリス:「あ」
エルヘゼラン:「光が……」
ピーター:「あばばばあ」
リセリス:「!?」
ピーター:「やっぱり電気でした!」
リセリス:「というこは……今じゃ!」
ホブゴブリンA:「あ、マズいな」
エルヘゼラン:「そうなのか?」
ピーター:「外すのは成功しました~」

  • 孔雀霊の像の防御力を失ったことで、形勢はPCたちの方へと傾いた。リセリスがブラック・テンタクルズの呪文でホブゴブリンたちを拘束すると、ハーンシュウ老は降伏した。

エルヘゼラン:「おい、どうする」>ホブゴブB
ハーンシュウ:「わかった。降伏する」
エルヘゼラン:「いいだろう」
ピーター:「あ、降伏しましたね」
ハーンシュウ:「お前たち、手を出すな!」
ハーンシュウ:「どうだ?」
リセリス:「呪文書もよこすなら」
ハーンシュウ:「....むむむむむむ」
ハーンシュウ:「いいだろう。だが私の書簡は渡さんぞ!」
エルヘゼラン:「何を書いているんだ?」
ハーンシュウ:「それでいいなら飲もう」
ピーター:「書簡、ですか」

  • パーティ一行はホブゴブリンたちの降伏を受け入れた。

ホブゴブリン2:(ええ)って顔している
守護霊ベン:「ハーンシュウ老とやらは降伏したぞ」
リユーリ:「あとは、これ以上私達に関与しないのが条件ですね」
リセリス:「邪魔をしないなら命は助けるがのう」
エルヘゼラン:妙なそぶりをしないか監視しておこう
ハーンシュウ:「狭いんで姿変えるぞ」
エルヘゼラン:「構わんぞ」
リユーリ:「物質要素は預からせて下さい」
ハーンシュウ:「我々はここを去るから、お前たちの脅威にはならない」
守護霊ベン:「ではこれが黄色の尾羽だ」>リセリス
リセリス:「これかぁ…黄色があたりでよかったのう」
リセリス:「博打じゃったぞ」
リセリス:「やはりか…」
エルヘゼラン:「強敵だったな、もう少しで焼け死ぬところだった」

  • ハーンシュウ老たちは宝冠を置いて砦を去った。PCたちは探索を終えるとリソースを使ったこともあり、今日はここでひとときの休息を得ようとするのだった...


  • 今回はここでタイムアップ。次回は更に北へ移動する処からスタート。

  • 次回は5/11から。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2025年05月05日 20:21