第27回セッション


録画



まとめ


  • 前回の続き。孔雀霊教団の神殿の帰りに、ブラック・マッガの眷属である『忘却の母』と戦闘を行った。その後一晩休んだ後、孔雀霊教団の神殿へ向かい、神殿の教団員や僧、孔雀霊の大司教、ズーリアとも戦い、大変な戦いになったが、何とかこれらを倒す事に成功した。全員高速治癒の加護を持っており、倒すには殺すしかなかったのがつらい処だった。

GM:戦闘終了した直後
エルヘゼラン:(孔雀霊の像の力がなければこうはならなかったものを……)
リセリス:透明を解除して現れる
ピーター:「ははあ、絵画とかも全部幻術なんですねぇ」

  • 幻術を見破ると、下の壁はインディゴバックだったり、隠された壇上方向への扉が見えるようになった。

リセリス:「改めてひどい惨状じゃ。ロデリクスコーヴの孔雀屋敷もこうはならんかったが…ジンチャーの屋敷もそうだったか」
ネサラ:「あの頃はこんな火力なかったから」
リセリス:「……ん。扉か」
ピーター:「こんな処に扉があったんですね」

  • 高さ20フィートの柱の上に祭壇があり、祭壇の南北に通路、祭壇の奥10フィートほどのところに、階段の先に両開き扉のついた塔があった。リセリスが扉を調べている間に、ネサラは落としたロッドを拾う。

リセリス:「丁寧に、罠付きじゃ。何が隠されておるやら」
ピーター:「…ちょっと離れてよう」
リセリス:「これをこうして…」

  • 扉にはグリフ系の罠が仕掛けてあったが、リセリスは見事にこれを解除した。

リセリス:「グリフはうまく消しておいた」
ピーター:「流石です」
エルヘゼラン:罠解除が済んだのを確認して隠し扉の近くに移動した

  • 扉を開けると階段があり、かなり深くまで降っているようだった。ちなみに罠はグレーター・グリフ・オヴ・ウォーディングで、ブレード・バリアが柱を囲むように発生するところだったようだ。

リセリス:「地下…か」
リセリス:「湖の上にあるということはそういうことじゃな」
ピーター:「ここは後にしますか」
エルヘゼラン:「後回しだ」
ネサラ:「では閉めておくか」(ばたん

  • パーティ一行は、地下への扉を一旦閉めて別な部屋を探索することにした。神殿の南側の階段を上がって、扉を開けると壁に絵画とかが飾ってある部屋へ来た。不穏なイメージがある絵画が飾られていた。

リセリス:「これは」
ピーター:「この絵は…」

  • 絵の具の一部が、その色あいからして影のようにみえるが、それが動いたような気がした。飾られている絵は一つのテーマに基づいている。空から火の雨が降り注ぐ、『世界の終焉』がテーマのようだった。何とも不気味なギャラリーだった。

リセリス:「ん?」
ピーター:「あれ?この絵、絵の具が動いてません?」
リセリス:「どうしたピーター?」 振り返る
ピーター:「物凄く嫌な予感がします」
ネサラ:「おばけでも見た?」
ピーター:「ここの絵画のテーマは…世界の終焉です…か?」
ピーター:「空から火が…降り注いで」
リセリス:「1万年前の大災厄かの」 ラヴォス
エルヘゼラン:「孔雀霊との関係性が分からないな」
リセリス:「いや…サーシロンはアースフォールで滅んでいるからのう
ネサラ:「まぁ、カルトが終末思想を広めて不安を煽って信者を集めるのはよくあることじゃ」
エルヘゼラン:「なるほど、そういうことか」
ピーター:「この絵には、何かありそうです…気を付けた方がいいですよ」

  • ここでリセリスは意志セーヴを行う。

リセリス:「んーーーーー?」
リセリス:「あっつ!」

  • リセリスが絵画に近づくと、絵画の熱で熱く感じた気がして、更に判断力吸収を受けた。

リセリス:「うっ…」
ネサラ:「なんかリセリスのエーテルが絵に吸われたような・・・?」

  • 他のPCたちも意志セーヴを行う。エルヘゼランは、火の雨から逃げ惑う群衆の中にオードラーニが混じっているように見えた。

エルヘゼラン:「あまり絵を見るな」
リセリス:ふわー
リセリス:ちょっとぽけーっとしている
エルヘゼラン:「この絵は……!?」絵を注視する
エルヘゼラン:「いや、そんなはずは……」ブツブツ言っている
守護霊ベン:あ…自分、ピーターがヤバいと思った瞬間、絵は見てません。 自分、不器用なんで(意志セーヴ的に)。

  • ディテクト・マジックを投射し、〈知識:神秘学〉判定を行ったピーターは、ちょっと心霊的な?念というかそのような力がこのギャラリーに漂っている気がした。霊障とか呪いに近いものだが、それらとも違うようだった。

ピーター:「結構霊的なものが漂ってますね…」
ピーター:「部屋全体か、絵画なのかは分かりませんが…」
ネサラ:「さすが専門家」
リセリス:「確かに何かあるのう」

  • ピーター、リセリスはこの危険をどうにかする方法が分かるかもしれないと思った。それはグレーター・ディスペル(術者レベル判定)を行うか、バニッシュメントを投射するか。あとは異界の力に近い要素があるが、強い感情を伴うため術者の感情により異界にこの感情を放逐するために術者の強い感情に関連したアイテムを使う必要があると思った。もしくは3回連続セーヴを通し、耐え抜くかだった。パーティ一行は呪文等もないため、意志セーヴが高いPCたちで耐えることを選んだ。ピーターとリユーリが挑み、何とか3回耐えることに成功した。ピーターがふと絵を見ると、何故か自分の名前が書いてあった。

リセリス:みないみない
ネサラ:「ティンダロスの犬が来ないか見張ってるね」
ネサラ:部屋の隅で絵を見ないようにする
エルヘゼラン:「俺はやめておこう」壁を見る
ピーター:「自分の名前が書いてあるんですが!?」
リユーリ:「所詮は虚仮脅しですよ」
ピーター:「危ない…」
ピーター:「([精神作用効果]にボーナスが乗るので)お祖父ちゃんが側にいてくれてよかった…」

  • 2人がこの部屋の念に打ち勝つと、凄まじい感情の波と苦痛を感じた。その苦しみに耐えた後2人が見たのは、真っ白になっている絵画だった。ちなみに絵画を持ち出すと、持ち出したものが消えて、ギャラリー内に複製が発生するようだった。

ピーター:「これは…まさかこんなに大量の感情が吹き荒れるなんて」
リユーリ:「正体見たり……というところですね」
ピーター:「一体、何をキャンバスに叩きつけていたんでしょう…」
エルヘゼラン:「絵が消えた……」さっきのオードラーニに似た絵もなくなってホッとする

  • ピーターはふと気になり、この部屋へサイコメトリーを行った。すると、過去に観た幻視の続きが現れた。

GM:見ている。棺桶が6フィート下へと安置され、土がかぶせられていく。 これが最後なのか。 あの人が、埋葬されていく。 ...これでいいのか? あの人が、こんな最後をむかえていいのか...?!
GM:父は、祖父の書斎に殆ど興味を抱かなかった。
自分もそうだった。 だが、今は違う。 成すべきことを成すためには、祖父が持っていたという知識が必要なのだ。 書斎の鍵を握りしめる。 錆びた金属の感触が、右手のうちにあった。
GM:祖父の日記や様々な書籍、資料から得た知識は興味深いものであった。(日記や資料を読んでいく。それは君の知らない文字で記されているようにも思われたが、君はこれを読むことができる)
GM:「私は、ここでは得られぬ力を外に求め、その片鱗に触れることに成功した」
GM:「私が成功したのは、偶然によるものだ。あの年、かの地との距離は極めて近くにあった。それが成功した所以であろう」
GM:「距離という表現は厳密には正しくないが、他に表現のしようがあろうか...」 「...例の理論によれば、名とは世界でも最も単純な呪文なのだという...」
GM:「そして、類似のものは相互に影響を及ぼし得るという、あの思想。そのいずれも、正しかったのだろう..」
GM:「...もう1度同じことを行うならば、距離を埋める手立てが必要になるだろう。そしてそれは容易なことではあるまい」
GM:突然そのイメージが強烈にあなたを襲う!
ピーター:名とは呪だよみたいな事書いてるし!w
ネサラ:名付けと類感魔術じゃねーかw
ピーター:「これは…お祖父ちゃんの日記…?ええ…距離?呪文?…何?」

  • すると現在、この部屋にいるすべてのキャラクターは、混乱と狂気の効果に対するセービング・スローに永続的な+2のボーナスを得た。

リユーリ:スゲー適当にスゲー強いことが書いてある
リセリス:「ほえ」
GM:幻視された終末
守護霊ベン:「...みたのだな」
ピーター:「またお祖父ちゃんが…!?」
守護霊ベン:「少しずつ、近づいている...」
守護霊ベン:超小声で(ピーターにだけ聴こえるように)
ピーター:「(……一体何に近づいているんだろう)」

  • 絵画の部屋があった部屋を抜けた後、北への扉を開くと先ほど1階の神殿の東側で、階段のあった場所の2階の部分(正確に言うとバルコニーのような処)にあたる場所に、祭壇のような物があり、これまで見たのと同じような孔雀像があった。リセリスが調べると、効果範囲は不明だが住人に高速治癒を与える像だという事が判明した。

リセリス:「お、孔雀像じゃ」
リセリス:「インディゴのやつじゃな…」
ピーター:「孔雀像…」
ピーター:「これは狂気効果ですか」
リセリス:「ふむ…わしはだめじゃな…」

  • 後々の事を考えて、ピーターが尾羽を引っこ抜くこととなった。ピーターは意志セーヴに成功し、無事に引き抜いた。

ピーター:「抜きました! …何とか耐えられましたよ…」
リセリス:「さすがじゃ」
リセリス:「地下もあるからのう」
ピーター:「まだまだあるんですね…💦」
ネサラ:「これ、抜かないとここの連中に有利だけど、抜くとザンダーグルの封印が解けていく、っていう悪辣な仕掛けじゃなければいいけど」>ピーターの尾羽根を見ながら
ピーター:「それは嫌なフラグですねぇ…」>ネサラ

  • リセリスが祭壇を調べると、床下に空間がある事が分かった。中には武器や巻物、硬貨などの財宝が入っていた。

リセリス:「音が違う…!」
リセリス:「ほうほうこれはこれは」
ネサラ:「さすが宗教の本山、金を持っておるのう」
ピーター:「確かに」
ネサラ:「こんな隠れ里で、わざわざ床下収納にしまっていたのはなんでだろうね」

  • 祭壇の北側には南側とほぼ同じ大きさの部屋があり、どうやら図書館のようだった。部屋の中央に、ルツェルンハンマーを持った大理石の中型サイズの人間の男性の像が立っていた。像には髭があり、尊大な様子だった。

エルヘゼラン:「こいつはなんだ?」尊大な像を見た感想
ピーター:「何かありました?」
リセリス:「見たことあるのう」
ピーター:「ああ…壁画でしたかね」
リセリス:「……動いた?」
リセリス:「あの像怪しいぞ」
リユーリ:神格に至っていたら好む武器:ルツェルン・ハンマーなのに
ピーター:「マジですか…やれやれ」
ピーター:では準備しますか…」
ネサラ:「人造相手かぁ」

  • 部屋へ入る前にリセリスの判断力吸収を治していると、像はファイヤー・シールドと《呪文高速化》ミラー・イメージを唱えた。

リユーリ:「魔法に反応した!?」
ピーター:「呪文唱えましたよ!?あの像」

  • パーティ一行は〈知識:神秘学〉判定を行い、彫像がソウルバウンド・シェルという事が判明した。宝石に封じ込めた定命の魂を核にして作る人造クリーチャーで、術者の霊が入っていて呪文を使えることが多いようだ。核が無事なら再度作成できる人造で、呪文抵抗とDR/アダマンティンおよび魔法を持っている。姿はルーンロード・ザンダーグルの姿をしていた。PCたちはイニシアチブ判定を行い、戦闘に突入した。

リセリス:「くっ、いくしかないか」

  • エルヘゼランが相手を殴るとミラー・イメージによって外れるが、[氷雪]ダメージを受ける。どうやらチル・シールドを投射したようだった。彫像は《呪文高速化》シールド呪文を唱えたり、ファンタズマル・ウェブ呪文を唱えてきたり、リユーリの心術呪文が何故か効かなかったり(ソウルバウンド・シェルは通常[精神作用]効果が効く)、バンシー・ブラスト呪文で前衛を恐慌状態にしようと(ベンが落とした)したが、ベンの事前の攻撃で鏡像を消し、リセリスの急所攻撃でACを下げたりして対応し、最後はエルヘゼランの全力攻撃で下半身は立ったまま、上半身は床に転がっている状態となった。核の宝石を壊し、魂を開放する。

ピーター:ではリムーヴ・フィアーをかけますよ>自分、エルヘゼラン、ベン、リセリス
ネサラ:「あとはコアを破壊すれば大丈夫か」
エルヘゼラン:「中に宝石があるんだったな」ガンガン
ピーター:「これで魂も解放されますかね」
リユーリ:「よからぬ連中に再利用されるよりはいいでしょう」
エルヘゼラン:「これで魂の川に行けるだろう」
ピーター:「いやー、面倒な敵でしたね」
リセリス:「ふう…手強かった」

  • この部屋はサーシロン語の書物が多く蓄えられており、中には共通語の本もいくつかあった。共通語の本は新しいもので、パスファインダー年代記や詩集、アンドーランやタルドールの歴史書とかもあった。現代の書籍についてはほぼ価値は無いが、サーシロン時代の書物には価値がありそうだった。彫像は以前はここの司書のような役目を果たしていたと思われた。


リセリス:「宝の山じゃあ」
ピーター:「おおー沢山ありますね」>本
リセリス:「おやタルドール語」
ピーター:「新しい本か…最近の情報も入れてますね」

  • 孔雀像の西側の塔の部屋は、ズーリアの私室のようで、リソースを使ったPCたちは今日は一先ずそこで休むことにした。後始末として戦利品を集めて、死体を処理し、休息を取った。PCたちは13レベルに上がった。


○孔雀霊教団のアジト/The Peacock Spirit Order's Hideout
  • AR4718年ロヴァググ月11日 9:00頃

  • 起きて、バフ等の準備を終えたPCたちは階段を下りていく。中は闇ではなく、藍色の薄暗い明かりが灯っている。ピーターは陽光棒を付けて腰にさす。階段を下りていくと、どのくらいかは分からないがかなり深い。400フィートほど(なお湖の水深は30フィート)下りていった先で鉄の扉にぶち当たった。(GM注:湖の水深は調べないと分からないので明かしてませんが、一番深いところで300フィートほどです)

ピーター:「これは大分深い階段ですね」
リセリス:「ふむ鉄か…」
リセリス:「ずいぶん深くまで潜ったようじゃが」
リセリス:「調べるぞい」

  • リセリスが扉を調べると、罠は無いが鍵がかかっているようだった。リセリスが難なく鍵を開けると、幅5フィートの西側にクランクしている北へと向かう廊下が現れた。進むとまた扉があり、鍵がかかっているが気配は不明だった。開けると30フィート×25フィートほどの部屋があった。中の照明はオレンジ色になっており、床にオレンジの塗料で描かれたサークルと、サークルから西へと伸びる通路に続く直線が描かれていた。そこには神殿の外の塔にいたアスラ:アドゥカイトが3体居て、こちらを向くのだった。


リセリス:「ふむ、普通の鍵じゃな」
ピーター:「流石ですねぇ」
リセリス:SFC版のウィザードリィみてえだな
ピーター:「色がオレンジに変わりましたね」
エルヘゼラン:「また鍵か? 随分厳重だな」
ピーター:「床に模様がっ…てこの間のアスラじゃないですか」

  • アドゥカイトたちは、リセリスにテレパシーで囚人服に着替えるよう話しかけてきた。

リセリス:(こいつ、頭の中に直接!!)
ネサラ:「え、またいるの?」
アドゥカイト:「テーブルに所持品を全て置き、身に着けているものも全て脱げ。囚人服に着替えろ」
リセリス:「わしらは囚人ではないぞ」
アドゥカイト2:「いや囚人だ」
アドゥカイト:「抵抗しない方が苦痛は少ないのだがな」
エルヘゼラン:「排除して進むか」
ピーター:「何か言ってます?」>リセリス
リセリス:「上にいたやつらよりは…手練れのようじゃ!」
アドゥカイト1:こいつらが襲いかかって来る
ピーター:「やるしかないですかねー」

  • パーティ一行はイニシアチブ判定を行い、戦闘となった。アドヴァンスド・テンプレートが付いているアドゥカイトたち(GM注:アドヴァンストはついてないですが、メイガスのクラス持ちです)に苦戦をするものの、何とか倒す事に成功した。戦闘中に扉を開けようとして開かなかったので、エルヘゼランがアダマンティンの剣で壊したりした。

ピーター:「ふぅ…また面倒な敵でしたね💦」
ネサラ:「アイツラ面白い戦い方するねえ」
リセリス:「ふう…」
リセリス:「こいつらは死体が残っとるのう」

  • アドゥカイトたちは死体が残っていたので、招来されたものではないようだった。受けたダメージを回復し、部屋を調べるが碌なものが無さそうだった。

ピーター:「碌なものは無いですねー」
リセリス:「番兵というところか…」
リセリス:「地下には一帯なにが…?」
ピーター:「さっきの言葉からすると、囚人が居るんでしょうかね」
エルヘゼラン:「奴らの言いぶりではこの先に牢獄がありそうだ」
リセリス:「もしやザンダーグル…」
リセリス:「奴の本拠地か」
ピーター:「教団の囚人…?何のために?」

  • PCたちは知る由もないが、囚人はあのオレンジのラインを外れると棍棒で殴られていたようだった。なお、ここ数千年新しい囚人は居なかったようだった。部屋の西側に扉があるので、リセリスが調べると罠、気配はなし、鍵がかかっているようだった。扉を開くと、25フィート×50フィート程度の部屋で、部屋の東側の真ん中に10フィート×25フィート×高さ5フィートの、舞台のようなものがあった。
  • 部屋の扉は向こうもそうだったが、自動で鍵がかかるようになっていた。壊す事も考えたが、逆に利用できることもあると思い、パーティ一行はそのままにすることにした。

リセリス:「いちいち鍵がかかっとるが…オートロックのようじゃからな」
リセリス:「ふむ…そういうことか」
リセリス:「気を付けたほうが良いの」
エルヘゼラン:「破壊しておくか?」
リセリス:「いや、これを活用できることもあるかもしれぬ」
リセリス:「逆に閉じておくという手もある」

  • 部屋の北側から西側にかけて独房があり、中には骸骨が入っていた。リセリスが事前掛けしていたアンデス・サイト呪文で見てみると、アンデッドのオーラが感じられた。ただ、骸骨の額に青白く輝く光が渦巻いているように見えた。〈知識:宗教〉判定を行い知識を顧みると、アンデッドじゃなくてもアンデッドとして探知できるものもあり、もしかしてファラズマの守護により死体が守られている可能性があるということが推測できた。どうやら、ファラズマ信徒がその魂に酷いことをされそうになった時、ファラズマへの祈りが聞き届けられ、守られたという事のようだ。

ピーター:「独房が多いですね」
エルヘゼラン:ファラズマの聖印的なのをイメージしたわ
ピーター:「これは…」
リセリス:「酷いことがおこなわれたようじゃなあ」
ピーター:「ううん、そう言うことですか」

  • 扉は全部魔法製で、防御術がかかっているようだった。ピーターがアイデンティファイの呪文をかけて調べると、自動で鍵かかかり、秩序にして悪の来訪者が触れれば自動で開くようになっているようだった。

ピーター:「…これは閉めると同時に施錠させる魔法ですね…LEの者が触ると自動で開くようです」
リセリス:「厄介な仕掛けじゃ」
ピーター:「来訪者限定ですね」
ネサラ:「なるほど、看守自身が生体認証鍵とはさすが悪知恵が働く」
ピーター:「〈魔法装置使用〉で真似ることも出来そうです」

  • 独房の骸骨をピーターがディテクト・サイキック・シグニフィカンスで調べると、ファラズマが彼らを守っているが、囚われてもいるという事が感じられた。ピーターはそのままサイコメトリーを行う。

GM:触った瞬間に
GM:骸骨がびくっと動いたかと思うと、苦痛の叫び声をあげる!
GM:すぐに安堵の吐息のような音に変り
GM:骸骨がボロボロと崩れていく
ピーター:「うわあ」
ピーター:「崩れて行きます…」
GM:40でサイコメトリー
GM:情報の数3つか
GM:囚人はファラズマの信徒であり、孔雀霊の教団について調べていた
GM:捕まった後、ここに入れられ、魂を穢される恐れを抱いた彼は、仲間と共に
ピーター:「ここを調べにきて、捕まって…拷問を…」
GM:ファラズマに祈りを捧げた
GM:それにより、魂はここに捕らわれることになったが、邪悪な存在に魂が触れられることもなくなった
ピーター:「魂を汚されぬよう、ファラズマに祈りを捧げ…囚われたのか…」
GM:それからどれほど立ったか分からないが、
GM:今、魂の川へと戻ることができる...
GM:仲間たちも同じように解放してもらいたい気持ちが伝わって来る
ネサラ:「信心深いのう」
ピーター:「哀れな…でも救われて良かった…」
ピーター:「他の魂も救いたいのですが…」>リセリス
ピーター:開けてもらったら、順番に開放して行きましょう。
GM:叫び、安堵の吐息、骸骨の崩壊
リセリス:「古代、ファラズマは死を裁く神というよりも、運命をつかさどる側面が強かったという」
ピーター:「良かったです…」ちょっと涙を流しながら
エルヘゼラン:「こんなところで何千年も過ごしていたとは可愛そうな魂だ……でもこれでファラズマの元に行ける」

  • リセリスが〈知覚〉判定を行うと、部屋の東の扉から微かな物音がした。舞台の南側にある東向きの扉の先には、小窓の着いた部屋があり中に誰かいるようだ。

リセリス:「お?」
虜囚:「ホビンの両翼にかけて、これはホビンの夢だな! ホビンは夢を見ているのかな?」
虜囚:「君たちは実在するの? ホビンを助けるために此処に来たの?」
ピーター:「ホビン?」
エルヘゼラン:「この通り、ここにいる」腕を上げる
リユーリ:「落ち着いてください、こちらも状況は完全に把握していません」

  • 東向きの扉の先にも15フィート×15フィートほどの独房があり、そこに翼を持つ虜囚が囚われていた。〈知識:次元界〉判定で、それがアガシオンと言うセレスチャルのアヴォラルという事が分かった。

虜囚:「そうだ。彼は、アヴォラル。ニルヴァーナの子だよ」
ピーター:「ううん、善の来訪者なら、助けたいですよねぇ」
リユーリ:「ここに仲間と共に囚われているようですが」
虜囚:「ホビンは助かるのかな?」
リセリス:「助けてよいと思うが」
リセリス:「今はまだ危険か?」
ネサラ:「ここを開けることはできるけど、帰れるのだろうか」
リセリス:「悪しきクリーチャーがあたりにいる気配がする」
エルヘゼラン:「ここが片付いてからにするか?」
リセリス:「助けよう。ただ、色々教えてほしい」
虜囚:「ここから出て、ニルヴァーナに帰れるなら、ホビンはお礼ができる」
虜囚:「でも、ホビンは全て奪われてしまった」
虜囚:「わずかな知識しか提供できるものはない...」
ピーター:「まあ、お礼が目当てではないので…」
リユーリ:「今すぐには難しいところです。安全が確保できれば解放に戻ります」
ピーター:「すみません、待っててくださいね」
虜囚:「わかった。ホビンは待っている」
虜囚:「幻影かもしれないが、親切な人たちにホビンは警告する」
虜囚:「三面の女性と蛇はとても恐ろしい...」

  • 独房のある部屋の南側には30フィート×30フィートほどの部屋があり、そこには15フィート×15フィート×高さ5フィートの舞台のような物があり、鉄でできた雄牛のような像が置いてあった。そこにリセリスが東の方から近づく、何かを引き摺るような音に気が付く。それは超大型サイズで両手がある蛇のようなクリーチャーだった。

リセリス:「む…!?」
リセリス:「何か来たぞ」
守護霊ベン:「南から何かが来たぞ」
蛇?:「侵入者だな。死ね」
リユーリ:答えは「バカめ」だ!
蛇?:(いや、何人かは生かしておくか)
虜囚:「ああ、蛇が来た!」


  • 〈知識:次元界〉判定を行うと、アガースラというアスラがという事が判明した。両手にシミターを持ち、毒を使う強力なアスラだった。普通のアガースラよりも強力な個体であり、高いACとSR、攻撃力にPCたちは苦戦する。

蛇?:「なかなかやるな」テレパシー
エルヘゼラン:「嵐の……ようだ」
エルヘゼラン:「ここで俺を倒さなかったことを後悔するがいい」血まみれ
蛇?:「タフなヤツはいい」
蛇?:「戦いを生き延びられたら、どれだけ引き延ばしたら死ぬか試してやろう」
エルヘゼラン:「これ以上背が伸びたら服を新調しなくてはならない、やめてくれ」
リユーリ:ヒール
蛇?:「治っただと?!」
蛇?:「てことはまだまだまだまだ殴っても死なないということか!!」
ピーター:「リユーリさん、流石です」
リユーリ:「一刻も早く倒して下さい」
リユーリ:あいつに殴られたら私は生きてる見込みがゼロだ
エルヘゼラン:「純粋に戦いが好き、という目ではないな」痛めつけるのは好きなタイプネ
エルヘゼラン:「分かった」>リユーリ

  • リセリスが移動アクションで〈知覚〉判定を行うと、東側の部屋(40フィート×30フィートほどの部屋で、鉄の処女が8つほど置いてある)に複数の気配がすることが判明した。

リセリス:「……何か近づいてきてるのう」
ネサラ:「まだいるのか・・・」
リセリス:「複数じゃな…ふむ」
リセリス:「何奴…
ピーター:「何が来てるんでしょうね…」

  • リセリスが〈軽業〉判定で近づいてアガースラを急所攻撃で倒すと、左側の部屋にアドゥカイトが2体現れた。

リセリス:「アドゥカイトか!」
ピーター:「あいつらか…面倒ですねぇ」
アドゥカイト1:「....」
アドゥカイト2:「...」

  • 面倒な敵だったが、戦い方が分かっているパーティ一行はこれを難なく倒した。ピーターが移動アクションで〈知覚〉判定を行うと、更に東の部屋(50フィート×30フィートほどの部屋で、中に拷問台が多数ある)から何者かが1体近づいてくるのが分かった。

ピーター:「東から、1体近づいてきます!」
ピーター:「今までの事を考えて、アスラですかねぇ…」
ネサラ:「えー、本当ー?」

それは数型サイズで6本腕を持ち、三面の女性の姿をしていた。恐らくホビンが言っていたもう1体のクリーチャーだろうと思われた。

六腕戦士:「何者か?」サーシロン語
ピーター:「…サーシロン語ですよ」
リセリス:「パスファインダー協会の御用改めである」
六腕戦士:「パスファインダー協会?ふむ」
エルヘゼラン:「俺の名前はエルへゼラン、このパーティの剣だ」
ネサラ:(通じるかな?)
六腕戦士:「まあ、あとで詳しくきけばよいとしよう」
ピーター:「ええと、サーシロン研究者?です」
エルヘゼラン:だどたどしいサーシロン語かも、かも

  • 〈知識:次元界〉判定で、アスラのウパスンダという事が判明する。多刀流体得という、複数の武器で戦闘する際ペナルティを受けない能力を持ち、擬呪も使うそこそこ強めのアスラで、さらにクラスを持っているようだった。

ピーター:「盾もってますねぇ」
六腕戦士:即行で何かする
六腕戦士:「孔雀霊よ我に加護をたれ給え」
ピーター:「孔雀霊信徒なんですね」
ネサラ:「おん?ピーコックスピリットに何かを祈った声が聞こえた」
エルヘゼラン:「ハッ」いかんいかん、耐えた
リユーリ:グレーター・ヒロイズム>エルヘゼラン
六腕戦士:「あまり見ぬ術のスタイルだな...」
リユーリ:「貴方達の時代と縁がないわけではないんですがね」イヤそう
六腕戦士:「孔雀霊の神殿の地下牢に忍び込むパスファインダー協会とは一体何か、じっくり情報を聞き出してやろう」
ピーター:「友好的に話すのであれば、じっくり話さなくてもいいんですが…」
六腕戦士:「ああ、降伏するか?友好的かどうかはそちらの観方次第だが」
ピーター:「降伏した相手から聞き出すのは、友好的とは言わないんですよ…」
六腕戦士:「それこそ物の見方というやつだな」
ピーター:「いや全くです」<混沌善

  • ウパスンダはどうやらインクィジターのようで、高クリティカルのククリと滅ぼしの能力で、パーティを苦しめる。PCたちは強力なウパスンダに絡め手で対抗しようと考えをめぐらす。

ピーター:「リセリスさん、大丈夫ですか?」
リユーリ:5d6+13 救護の殻>リセリス
ピーター:「流石リユーリさんの回復は素晴らしすぎる」
六腕戦士:「なるほど。ここに侵入できるだけのことはあるということか」
リユーリ:クリティカルが2発飛び出なきゃなんとか
リセリス:エルヘゼランの攻撃が終わった後も、この戦士が健在であったならば、待機としてクリエイトピットを発動する
リセリス:このとき防御的発動をする
リセリス:「ネサラ、オペレーションFじゃ!」
六腕戦士:「何か企んでいるようだな...」
ピーター:「…何でしたっけ?」
ネサラ:「了解、あれだね」

  • エルヘゼランの全力攻撃でウパスンダが倒れなかったため、リセリスは作戦を決行する。ウパスンダ(この場合はGMだが)も思考を巡らせ対抗する!

エルヘゼラン:「フォーメーションCだな」
リセリス:「クリエイトピット!」 精神集中は自動成功
六腕戦士:1d20+12 反応ST
<BCDice:六腕戦士>:Pathfinder : (1D20+12) → 15[15]+12 → 27
六腕戦士:ヘリにぶら下がって落下をさけつつ
ピーター:「なんと!」
エルヘゼラン:「こいつこらえたぞ!」


  • 壁際とベンの位置を利用してクリエイト・ピットを発動したため、本来ならば反応セーヴに成功しようとも穴に落ちるはずだったが、ウパスンダは事前掛けをしていたスパイダー・クライム呪文のお陰で、落下せずに済んだのだ!

リユーリ:こいつら組みつき用に手を空けてるんだよなあ
ピーター:「〈登攀〉出来るんですか?」
六腕戦士:「機転も効くようだ!このダニシュティをよくぞここまで追い込んだ!」
リセリス:「ダニシュティ…!」
エルヘゼラン:(リセリスが危ない、しかしどうにもできん!)
ピーター:「まさかリセリスさんのフォーメーションFからCが破られるとは…」
ネサラ:「それが其方の名前か」
リセリス:「やりおる…!」
ダニシュティ:「おのれええ」

  • 怒ったウパスンダ、ダニシュティはリセリスに攻撃を仕掛けるが、割込みアクションでお馴染みのエマージェンシー・フォース・スフィア呪文を投射し、壁を作る。ダニシュティは目標をベンへ変えた。

リセリス:割り込みアクション エマージェンシーフォーススフィア!
リセリス:「期待値的に無理じゃああああー!!」
ダニシュティ:「壁やら球体やら...厄介なヤツよ...」
リセリス:「すまん!ベン!!」
守護霊ベン:「構わん」
守護霊ベン:「これも運命だろう」
守護霊ベン:「来い」

  • これも事前掛けしたヘイスト(バフをしていたため、ウパスンダは中々戦場へ現れなかった)と、〈知識:次元界〉判定でベンが守護霊だと見破ったダニシュティは、即行アクションで滅ぼし(ファントム・ベイン)を唱え、ベンに全力攻撃を行う!
  • クリティカルする攻撃もあり、ベンもピンチに陥るが、ピーターがダメージを半分以上肩代わりすることで、何とか耐えることに成功したのだった。

ピーター:「痛いけど…お陰でお祖父ちゃんがもってる…」
エルヘゼラン:「よし、遮蔽が消えたな」拷問台がピットに飲まれた

  • ネサラは呪文をダニシュティに唱えるが、SRで弾かれた。リセリスはダニシュティに〈軽業〉判定を行うが失敗。機会攻撃を受けた。

ダニシュティ:「この炎は...貴様地獄の炎まで使うのか!」
ダニシュティ:「だが孔雀霊の加護を受けたこのダニシュティには効かぬぞ」
ネサラ:「混じり物だから色々できるのよ」

リセリス:標準アクションでスフィアを解除
リセリス:飛行でタンブル
リセリス:「ぐわー!」
リセリス:「いつものくせでつい動いてしまった!」
ダニシュティ:「なんだったんだあいつは?!」
ダニシュティ:「何の策だ?!」
ピーター:「人の失敗を攻めちゃダメです!」
リセリス:「ふう…」

  • ベンとロングアームで腕を伸ばしていたエルヘゼランの攻撃でダニシュティは気絶、落下ダメージで死亡した。

ダニシュティ:「馬鹿な...」
ピーター:「落ちましたね!」
リセリス:「落ちたか…」
エルヘゼラン:「大人しく骨庭にいけ」
守護霊ベン:「うむ、動かなくなったな」
リセリス:「死ぬかと思った」
ネサラ:「やったー」
リセリス:さらなるフロアは休息も視野…

  • その時、南東の独房に居るホビンの声が聴こえてきた。パーティ一行はホビンの元へと報告へ行った。

虜囚:「ホビンは人間たちを心配している!」
エルヘゼラン:「ん? さっきのホビンがなにか言っているな」
ピーター:「何とか倒しましたよ~」
エルヘゼラン:「無事だ! 今行く!」
虜囚:「これは幻だろうか?人間たちは生きているのだろうか?」
ネサラ:「無事だよ、このフロアには敵がもういないみたい」
虜囚:「ホビンは助けを乞う!彼は自由が欲しい!」
ネサラ:「奥の方までまだ見に行ってないから確実じゃないけど」
エルヘゼラン:「今開けてやる」リセリスが
ピーター:「助けるのは勿論ですが」
リユーリ:「今なら大丈夫でしょう」
リセリス:「もちろんじゃ」

  • リセリスは独房の扉を開け、ホビンを自由にした。ただし、アヴォラルはプレイン・シフト呪文が使える訳では無いので、涅槃界ニルヴァーナへ行くには何か手を打たなければならないが…

リセリス:「ほれ」
虜囚:「自由だ。ホビンは自由になった!」
ピーター:「良かったですねぇ」
虜囚:「ホビンは礼をしたい。だが彼は何も持っていない」
虜囚:「だが、ささやかな知識を与えよう」
ピーター:「助けられて良かったです」
リセリス:「おー」
虜囚:「何か知りたいことがあるか?」
エルヘゼラン:「無事であればそれでいいさ」
リセリス:「孔雀の像をみなかったかのう?」
虜囚:「孔雀の像はみていない」
リセリス:「ここがどういうところなのか…いつからつかまっておる?」
虜囚:「ホビンは、時間の感覚を失った」
虜囚:「だが、それがいつからなのか、それすら覚えていない」
虜囚:「哀れなホビンは、永遠にここに幽閉されるはずだった」
エルヘゼラン:「現在は、AR4718年だが、わかるだろうか」
虜囚:「ARとは?」
エルヘゼラン:だよなぁ、という顔
リセリス:「なぜとらえられたんじゃ」
虜囚:「ホビンは、この世界について知るためにやって来た。彼は興味を持った。強大な帝国、サーシロン。孔雀霊への崇拝...」
虜囚:「数十年かけて、ホビンは色々な場所へ行き、色々な人に話を聞き、沢山の書物を読んだ」
虜囚:「そして、孔雀霊の大神殿へやって来た」
虜囚:「ホビンはある時から、疑いを持っていた。彼は疑っていたんだ」
虜囚:「彼はこう思った。ひょっとして...」
虜囚:「ひょっとしたら、ルーンロード・ザンダーグルと、孔雀霊は、同一の存在なんじゃないか、って!」
リセリス:「え?(´・ω・`)」
ネサラ:「……なんて?!」
ピーター:「な、なんだってー」
リセリス:ΩΩΩ <

  • 今回はここでタイムアップ。次回はホビンと問答の続きからからスタート。

  • 次回は8/31から。

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最終更新:2025年08月16日 10:48