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『アスラン=ザラ』に関する過去ログ第14版まとめ

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だれでも歓迎! 編集
54 :通常の名無しさんの3倍:2005/10/14(金) 15:23:48 ID:???
とりあえず夜組に対する課題はこれだけだっけか?
  • 空白の五年間のいつ凸とメイリンが結婚したのか?
戦後一年ぐらい経ってかな。 理由は凸の自己満足
彼女を不幸にしたのは自分だから、せめて罪滅ぼしのためにも幸福にしたいという浅い考え

  • メイリンが治安警察の仕事をはじめたのはいつか?
結婚後、半年~1年後ぐらいで、当時活発化してきたテロのために忙しくなってきた治安警察に
理由は忙しい部署であれば、何も考えずに仕事に専念できるから
結婚後も秘書官なりオペレーターなりの仕事を続けていた。
けれどかねてより凸とカガリの仲を疑っており(というか彼女としては確信に近い)、姉たちへの罪悪感もあってそれに背を向けるように激務の治安警察へ転任。
そこでめきめきと頭角をあらわし、『魔女』の異名をとる。

  • 凸とカガリの関係は実際のところどんなもので、メイリンはそれをどうとらえていたのか?
メイリンがそこまで確信するには、少なくともカガリはまだ凸のことが好きってことでいいのかもしれん。
凸は、結婚した時点でカガリをもう友人としてしか見てないと思う。


134 :通常の名無しさんの3倍:2005/10/14(金) 20:45:00 ID:???
ではお言葉に甘えて投下。内容は>>114におおむね準拠。
凸はメイリンに対してきちんと愛情を持っている。
でも凸の優柔不断さと、カガリの思慮の浅さがメイリンを追い詰めた。
いちおう凸とカガリはプラトニックな関係。
以上の前提で、チラシの裏行きます

つ「メイリンの孤独」
(1/3)
アスラン=ザラとともにプラントを出奔し、ラクスに与したZAFT軍人、メイリン=ホーク。
彼女の戦後は、孤独とともにあった。

戦後、彼女は復興の道を歩むオーブに招かれる。カガリの斡旋でオーブ軍に職を得て、
そのオペレータ技術をもって順調に仕事をこなしていた。

しかし、彼女は孤独だった。

友人知人と呼べる存在はいない。唯一近しい関係のアスラン=ザラは戦後復興に忙殺され、
彼女に十分な時間をかけるだけの余裕はない。
ラクス、キラ、カガリ…確かにそれぞれにメイリンのことを気にかけてはいただろう。しかし、彼らの愛情は心を許した親友や肉親が注ぐそれではない。

プラントに戻るという選択肢は頭になかった。それは無意識に自分が裏切った仲間、
シン、レイ、そしてルナマリアたちの影から逃れようとする心の現われだった。

姉たちへの罪悪感にさいなまされる毎日。気付けば、彼女の精神は均衡を失っていた。酒におぼれる毎日。依存症の一歩手前だった。
復興も一段落してようやくメイリンを振り返る余裕のできたアスラン=ザラ。彼が見たのは、心の壊れかけた少女だった。

135 :通常の名無しさんの3倍:2005/10/14(金) 20:46:44 ID:???
(2/3)
アスランは強引に長期休暇をとり(カガリもそれを後押ししたらしい)、メイリンの治療に尽くす。メイリンは何とか正気を取り戻し。アルコールの魔の手からも逃れた。
そしてアスランはメイリンにプロポーズ。メイリン=ホークは祝福の中で、メイリン=ザラになった。

しかし、順風満帆に見えた結婚生活は一年で破綻をきたす。
きっかけは、アスラン=ザラの復職――単なる復職ならば、彼女もそれを受け入れられたかもしれない。しかし彼が復帰した先は、カガリ=ユラ=アスハの直属の地位だったのだ。

カガリに他意はなかったのだろう。信頼のおけるアスランを自分の右腕に置きたいという単純な気持ちだったに違いない。心の奥底で、かつて恋した少年と、せめて机を並べて仕事がしたいという子供めいた気持ちがあったにしても。
そしてそのカガリの思いを理解してなお固辞できるほど、アスランの心は強くなかった。

メイリンにそれを受け入れることはできなかった。自分を絶望から救ったアスランの献身的な優しさは理解しても、その真意までは信じ切れなかった。
「アスランは単なる同情心で、自分と結婚したのではないの?
彼の心は今でも、カガリ=ユラ=アスハとともにあるのではないの?」
それは彼女の単なる妄想と誰が笑えるだろう。実際にカガリと談笑するアスランを目にして、「オーブ永世首長にすりよる蝙蝠」との陰口を耳にする状況では。



136 :通常の名無しさんの3倍:2005/10/14(金) 20:48:10 ID:???
(3/3)
彼女はふたたび現実から逃避する。しかし今度は酒ではない。仕事に。
たびかさなるラクス支配への反抗に業を煮やした地球圏連合政府は、国務省直轄の組織として治安警察を設立した。表面上は色々と飾ってはいるが、実態はレジスタンス鎮圧のための弾圧組織であることは明らかだった。
BCからの転向者、ゲルハルト=ライヒへの嫌悪感もあり、人材の確保に苦慮していた治安警察は、自ら治安警察配備を希望してきた有能なオペレータを手に入れることになる。
メイリン=ザラ。
当初は病歴からその能力を危ぶむ声も大きかった。しかしライヒが「ふむ、面白いかもしれん」とどこまで本気か分からない興味を見せ、またラクスたちの推薦状の効果もあって、彼女は治安警察に配備される。
配備された後の彼女の目覚しい活躍は、前評判を払拭してなお余りあるほどだった。わずか数年で、メイリンは治安警察での地位を確固たるものとする。

後に治安警察の魔女と呼ばれる少女。これがその誕生の軌跡である。

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