「機動戦士GUNDAM SEED―Revival―」@Wiki

4夜組

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ラクス=クラインという人物の究極的な目的は、
戦いの無い平和な世界を維持する。このことに尽きます。
この「平和」という概念は戦争が起きないこと、
というより"争いが起きない事"といった方が近いものです
二度の大戦を経験した彼女は、このままでは永遠に争いが続く世界は終わらないと考えました。
したがって人々が互いに争わないためには、巨大な権力によって平和を成立・維持し、世界を導く必要がある。
自らのカリスマとAA組の強力な軍事力で世界の平定を果たした、
「平和の具現者」との自負から自分達が世界を導いた方がいいと判断した彼女は、
かなりの強権を行使することも辞さないという信念を根底に持って世界の賢者となったのです。
ラクスは自分とその一党が世界を支配しなければならないと考えているのではなく、
あくまで賢者による絶対正義に基づいた統治を考えています。
もし自分達よりも賢者たる存在が現れた場合、いつでもその座を譲るつもりです。
しかし、現状では自分達以上の賢者は存在しないと彼女は考えています。
ラクスの理想を突き詰めていくと、それは世界の人間全てが賢者となることです。
ですが、それが夢物語に過ぎないことは自覚しています。


究極的な正義の善政を目指し、悪は許さず、平和を乱すものは誰一人として許さない。
必要悪すらも裁くその姿勢を彼女は貫きました。
これが出来るのは自分が賢者であるという思いからです。

しかしここに大きな落とし穴がありました。
賢者ラクスは実は賢者ではなく、普通の人々と何も替わらない愚者の一人だという事です。
自分が賢者であるという思い込みは、致命的にも自己検証や自己反省、自己研鑽という発想を奪っていきました。

そのため善政の影で切り捨てられた立場の者が居るという事実を見落とし、あるいは「善政」のつもりで行った施策が「悪政」だったという可能性に気づくことができなかったのです。
そして自分は常に正しいという思い込みは、意見の異なる者、切り捨てられた立場の者、不利益を受けた者たちの反論に耳を傾ける、という姿勢を彼女から奪っていったのです。

ラクスに声を聞いてもらえない、あるいは声を届けられない者たちの中には、ついに反抗行動を起こす者まで出てきました。
しかしラクスには何故、彼らが反抗するのか分かりません。分かるのは"争い"が起きているという事実です。
そこでラクスは彼らを「平和への妨害」「平和を乱すもの」と見なし、強権でもって叩き潰すことになりました。
しかし、強権を振るえば振るうほどラクスに対して反感を抱く人間は増えます。
それを取り締まるためにまたさらに強硬な手段をとる。それが元で新たな憎しみが生まれます。
その結果反政府運動を助長する結果となり、レジスタンスを生む事となったのです。

この無限連鎖に陥りかけているのがRevival世界です。



11/4夜組のラクスの目的、理想、それに伴う矛盾のFAです。
昼組のものを改造したものです。

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