画面説明
Rigid Chipsが起動すると、自動的にRigid Chipsの.exeファイルの下にあるResourcesフォルダの中の、Basic.txtとLand.xを読み込みます。
それが終了すると、以下のような画面が表示されるはずです。

ウィンドウでRigid Chipsが起動している場合、普通のアプリケーションのようにウィンドウの端をドラッグしてやることでウィンドウサイズの調整が可能です。
初めての人はここですぐにこのBasic.txtのモデルを動かして、Rigid Chipsの世界に触れてみるのも良いでしょう。
この車輪を用いて走行する車型であるBasic.txtのモデルの操作方法は、Button 0(矢印キー上)/1(矢印キー下)で前進/後退、Button 2(矢印キー左)/3(矢印キー右)で左右へのハンドル操作、Button 7(A)/8(S)がそれぞれブレーキ、ハンドブレーキとなっています。
()内はデフォルトキー
モデルがひっくり返ったり壊れたりした時は、InitまたはResetキーを用います。
Resetの場合はその場で、Initの場合はMAPの開始位置まで戻り、モデルを組み立て直して再スタートすることが出来ます。
その際、Init/Resetキーを押し続けることでモデルが回転し、開始時のモデルの方向も選択することが可能です。
また、Y Forceキーを使用する事で、モデルのコアに上方向へ向かう力を掛ける事が可能です。
では画面の解説に移りましょう。
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Script Message
モデルのスクリプトで定義されたprint文の内容が表示される。
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Variable
モデルで定義されているVariableとその現在数値が表示される。
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Camera Mode
現在の視点設定の状態が表示されている。
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Regulation
Rigid Chipsのシミュレーションのルールの現在状態の表示。
ON(有効)の場合文字が表示され、OFF(無効)の場合文字が消える。
左より、下記のようになっている。()内はショートカットキー。
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Gravity(1)
重力の有無。
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Resistance of Air(2)
空気抵抗、および水中での浮力の有無。
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Usable Wheel-Torque(3)
Wheel動力の有効/無効。
切った場合、Wheel, RLWにEngineの動力が伝わらなくなります。
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Usable Jet(4)
Jetパーツの有効/無効。
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Unbreakable(5)
有効の場合、モデルが衝撃で破壊されることが無くなる。
注意! : ver1.5系ではこのオプションがONになっていても、尋常ではない力が掛かった場合モデルが破壊されます。
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Usable CCD(6)
CCDカメラの有効/無効。
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Usable Script(7)
スクリプトの有効/無効。
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Efficient Fuel(8)
有効の場合、Wheel Jet Arm で燃料を消耗しなくなる。
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Gravity(1)
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CCD
コアチップに備え付けられたCCDカメラからの映像が表示される。
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Meters
メーター類。
一番左から、下記の順に並んでいる。
- 外側:方位 / 内側:傾き
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長針:動力の力 / 短針:
加速度(重力が1)Ver. 1.5B24より燃料計。左端が満タンで右端が空っぽ - 高度(長針:1周100m、短針:一周10km)
- 長針:速度(km/h) / 短針:角速度(枠の端が2直角/秒)
オプション解説
Rigid Chipsウィンドウの上部にあるメニューの解説。
チェックのあるものは、チェックマークがある場合が有効です。
()内はショートカットキー。
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Files
Exit以外の項目は、ファイルの読み込み参照。-
Exit(Esc)
Rigid Chipsを終了します。
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Exit(Esc)
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Setting
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Config Display(F2)
Rigid Chipsで使用する3Dカードや画面モード、アンチエイリアシングの有無の設定を行います。 -
Config Input(F3)
Rigid Chipsで使用するキーの設定を行います。 -
Show Shadow(F4)
モデルの影を表示するかどうかの設定。 -
Show Dust(F5)
地面との摩擦などで生じる粉塵の表示を行うかの設定。 -
Show Cowl(Ctrl+F4)
Cowlチップを表示するかどうかの設定。 -
Show Ghost(Ctrl+F5)
Ghost化チップを画面に表示するかどうかの設定。ONの場合、Ghost化チップが画面に表示される。標準はOFF。本来はRegulation -
Dithring(F6)
16bitの画面モード時などにちらつきを抑える設定。 -
Limit 30FPS(F7)
FPS(1秒間の画面書き換え速度)の上限を30回に制限するかどうかの設定。 -
Texture Alpha(Ctrl+F6)
地形のアルファテクスチャを有効にするかどうかの設定。ただし、半透明はもとより描画されない。 -
Show Backfaces(Ctrl+F7)
地形の裏面ポリゴンを表示するかどうか。標準はOFF。 -
Sound
効果音を鳴らすかどうかの設定。 -
Reset Setting
設定を初期状態に戻す。 -
Extra
フォグに関する設定等。 -
Network
ネットワークの設定。詳しくはマルチプレイガイドを参照。
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Config Display(F2)
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View
View~は視点の変更です。詳細はこちらを参照してください。 -
Regulation
ルールを変更することが出来ます。ルールの詳細はこちら -
Log
モデルの動作を記録し、他のマシンなどで再生させることが可能です。
注意! : Log機能はver1.5系列では現在正常に働いていません。-
Record(])
Logの記録を開始します。 -
Stop(:)
Logの記録を終了します。 -
Play(;)
記録したLogを再生します。 -
Save Log
記録したLogを保存します。 -
Load Log
保存されたLogを読み込み、再生します。
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Record(])
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Help
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About(T)
画面にRigid Chipsロゴとverを表示します。 -
Show Meter
メーター類の表示/非表示を切り替えます。 -
Show Regulation
現在のルール状態と視点設定状態の表示/非表示を切り替えます。 -
Show Script Message
スクリプトメッセージの表示/非表示を切り替えます。 -
Show Variable
内部数値類の表示/非表示を切り替えます。 -
Show External Force
モデルに掛かっている力の表示/非表示を切り替えます。 -
Show Model-Data
モデルのファイル内容を別ウィンドウで表示します。
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About(T)
ファイルの読み込み
Rigid Chipsに他のモデルファイルやMAPファイル、ゲームルールを読み込ませ、別のモデルやマップで楽しんだり、ゲームを楽しむことが出来ます。^ ウィンドウ上部のFilesメニューより呼び出すことが出来ますが、ショートカットキーを使うとより簡単になるでしょう。()内はショートカットキー。
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Open Chips(Ctrl+O)
モデルを読み込みます。(.txt or .rcd。どちらも中身はただのテキスト)
これにより別のモデルを使用することが可能です。 -
Open Land(Ctrl+L)
地形を読み込みます。(.x。テキストまたはバイナリの3D形状データ。各種モデリングツールにて製作可能)
これで別のMAPで遊ぶことが出来ます。 -
Open Game(Ctrl+G)
ゲームファイルを開きます。(.rcg。中身はただのテキスト)
それにより、タイムアタックなどのゲームを楽しむことが出来るでしょう。 -
Open Scenario(Ctrl+R)
シナリオファイルを開きます。(.rcs) -
Close Scenario(Ctrl+T)
現在のシナリオを閉じて、デフォルトのシナリオ(System.rcs)を読み込みます。 -
Reload Chips(Ctrl+U)
再組み立てを行います。通常の再組み立てと異なるのは、この際モデルファイルを読み込みなおすということです。
モデルの製作時などに役立つでしょう。
視点変更
Rigid Chipsでは、上部メニューのSettingからか、F8〜F12までのキーとそれにctrlを足したものでモデルに対しての視点を変更することが可能です。
具体的には下記の通り。()内はショートカットキー。
- A視点(F8)=デフォルト。斜め上からコアを見る視点です。コアの移動方向に応じて後方に回り込むように移動します。
- B視点(F9)=視点を固定してコアを見る視点です。一定距離離れるか、一定時間経過したら視点が機体の前方に移動します。移動距離はコアの移動速度に応じて変化します。
- C視点(F10)=コアの後方よりやや斜め上からコアの前方を見る視点です。コアのX軸回転に応じて視点も上下しますが、Z軸は水平です。
- D視点(F11)=コアの後方からコアを中心に捉える視点です。コアのX軸角度が大きくなるにつれて、距離が近くなります。X軸、Z軸ともに水平です。
- E視点(F12)=上空から機体を見下ろす視点です。画面上が北となります。
- F視点(Ctrl+F8)=A視点と同じですが、チップを切り離した場合、自動的にそれを捉えます。
- G視点(Ctrl+F9)=B視点と同じですが、チップを切り離した場合、自動的にそれを捉えます。
- H視点(Ctrl+F10)=視点をコアの位置に置いて、コアの前方を見る視点です。視野角変更、分離チップ視点は使えません。
- I視点(Ctrl+F11)=コアの後方からコアを見る視点です。コアの全ての回転の影響を受けます。
- J視点(Ctrl+F12)=コアの後方やや斜め上からコアの前方を見る視点です。コアの全ての回転の影響を受けます。
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注意点
- デフォルトならI, Oキーでズーム(視野角)の変更が可能。(H視点除く)
- また、K, Lで視点のアップダウン、,と.で視点を左右に振る事が可能です。
- Pで初期値に戻ります。
- 同じ視点を何度も選択すると、分離した各チップを順に見ることが出来ます。古いバージョンではこの機能はなく、F視点・G視点で分離したチップが表示されます。
キーマップ
全てデフォルトのものです。
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通常キー
Button 0 矢印キー上 Button 1 矢印キー下 Button 2 矢印キー左 Button 3 矢印キー右 Button 4 Z Button 5 X Button 6 C Button 7 A Button 8 S Button 9 D Button 10 V Button 11 B Button 12 F Button 13 G Button 14 Q Button 15 W Button 16 E Reset View P Turn Up K Turn Down L Turn Left カンマ Turn Right ピリオド Zoom-in I Zoom-out O Init U Reset R Y Force Y Show About T -
ショートカット(ファイル操作)
Open Chips Ctrl+O Open Land Ctrl+L Open Game Ctrl+G Reload Chips Ctrl+U
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ショートカット(コンフィグ)
Config Display F2 Config Input F3 Show Shadow F4 Show Dust F5 Show Cowl Ctrl+F4 Show Ghost Ctrl+F5 Dithring F6 Limit 30FPS F7 Texture Alpha Ctrl+F6 Show Backfaces Ctrl+F7
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ショートカット(ルール設定)
Gravity 1 Resistance of Air 2 Usable Wheel-Torque 3 Usable Jet 4 Unbreakable 5 Usable CCD 6 Usable Script 7 -
ショートカット(視点操作)
View A F8 View B F9 View C F10 View D F11 View E F12 View F Ctrl+F8 View G Ctrl+F9 View H Ctrl+F10 View I Ctrl+F11 View J Ctrl+F12 -
ショートカット(ログ操作)
Log Record ] Stop Record : Play Record ;
-
ショートカット(その他)
Exit Esc Full Screen Alt+Enter