スターミー

登録日:2010/07/22 Thu 14:19:40
更新日:2025/10/24 Fri 22:39:35NEW!
所要時間:約 10 分で読めます





コアと呼ばれる中心部分が七色に輝くのは通信しているからだと言われている。


ポケットモンスター』シリーズに初代から登場するポケモン


■データ


全国図鑑No.121
分類:なぞのポケモン
英語名:Starmie
高さ:1.1m
重さ:80.0kg
タマゴグループ:水中3(性別不明)


特性:はっこう(先頭にすると野生ポケモンの出現率が2倍になる(~8世代)/相手に命中率を下げられなくなり、相手の回避率を無視して攻撃できる(9世代~))
  /しぜんかいふく(交換すると状態異常を回復する)
隠れ特性:アナライズ(最後に攻撃すると技の威力が1.3倍になる。相手の交代時にも適用される)

種族値
HP:60
攻撃:75
防御:85
特攻:100
特防:85(初代のみ100)
素早さ:115
合計:520

努力値:素早さ+2

ヒトデマンに「みずのいし」を使うことで進化


■概要


ヒトデマンが進化してエスパータイプがついた。

進化前と同じく顔が無く中心に金色の枠に囲まれた赤く輝くコアを持つ。
進化してから紫色になり、体部分が互い違いに2層になって幾何学的な形になっている。
その為地元では「宇宙生物ではないか?」と疑われている。


どこの地元か分からないが…セキチクシティかグレンタウン辺りだろうか。


ムーンの図鑑ではさらにこのボディのせいで「宇宙からの侵略者ではと地元の人は噂している」と尾ひれがついている。

この部分をスクリューのように回転させて海中を泳ぐという。
ちなみにこんなナリで陸上では初代ポケモンスタジアムから一貫して直立二足歩行。脚には関節もちゃんとある。速く移動するときは身体を横に倒し回転させて飛ぶ。
中心のコアは七色に光り、夜空に電波を発信している。その為「宇宙と交信しているのでは?」とも言われている。
因みに全ポケモンで唯一図鑑の分類に連体詞が使われている

余談だが、『ポケットモンスター』の参考元として『MOTHER』があることを踏まえると、ヒトデマンというネーミングはスターマンオマージュである可能性がある。


■ゲームでのスターミー


進化前のヒトデマンは等で釣りをすれば比較的簡単に入手できる為、「みずのいし」さえ入手できればすぐに進化させられる。
ただし、石で進化するポケモン共通の欠点として、進化後はレベルアップで覚える技が著しく減ってしまうため、特に第五世代までは、できればヒトデマンが「ハイドロポンプ」を覚えるレベル50位まで進化させずに育ててから進化させるのが理想であった。
第六世代以降は進化後でも思い出しで覚えられるようになったので扱いやすくなった。

NPCトレーナー、特に水道にいるトレーナーがポケモンバトルで繰り出してくることも多いが、
代表的なスターミーのトレーナーといえば、ジムリーダーカスミが挙げられる。
初代ではヒトデマンとスターミーの2匹を使うが、ヒトカゲを選んでいるとタケシに続いてまたも弱点を突かれるので相性が悪い。
みずが弱点のヒトカゲ、あるいはリザードはもちろんのこと、みず等倍のポケモンでも「バブルこうせん」(FRLGでは「みずのはどう」)の火力と素早さで押し切られることも。
ゼニガメパラスなら初代の思考ルーチン上、「たいあたり」を優先して使うので耐えるのは楽だが、こちらも有効打に乏しく、おまけに「ディフェンダー」も使われるのでジリ貧になりやすかった。
かみつく」も初代ではまだあくタイプではなくノーマルタイプのわざなので、弱点となりえなかった。

一応、タケシとは違ってそれなりにここにたどり着くまでには様々なポケモンをゲットする機会があるため、弱点となるでんき、あるいはくさタイプのポケモンをゲット・育成すれば勝てるチャンスはあり、そういう意味ではタケシよりはマシと言える。

ただ、くさはともかくでんきはピカチュウくらいしかおらず、そのピカチュウはみず等倍+耐久面が脆いため、「多少レベル差があってもでんき技でどうにかなるだろう」という甘い考えでカスミに挑んだら、あっという間にスターミーの「バブルこうせん」(「みずのはどう」)でピカチュウを落とされて絶望したプレイヤーは相当数いるだろう。
あるいはピカチュウを捕まえられないままハナダシティに着き、ゴールデンボールブリッジなどのNPC戦を済ませてしまった後にカスミに惨敗し、くさタイプのナゾノクサorマダツボミを捕まえ、必死の思いで育てたという者もいるかもしれない。

なお、この時点でコイキングを買い、地道にレベルを上げてギャラドス進化させていても突破できるかもしれないが、売り手が怪しすぎて買わなかったり、弱すぎて育てなかったりしたプレイヤーが大半だと思われる。

意外な弱点はむしタイプの技。ただ初見ではエスパー複合と分かりにくいのでみずタイプと勘違いした人も多いことだろう。
また、ズバットとパラスの「きゅうけつ」では弱すぎるため、まともな選択肢はスピアーの「ダブルニードル」一択。
そしてパラスはともかく、ズバットやスピアーの耐久では等倍の「バブルこうせん」でも高確率で沈む。

因みに、初代のくさタイプは大抵どくタイプ複合なので、仮にこのスターミーが「ねんりき」等を覚えていたら、上記のくさポケモン2匹に加えて御三家であるフシギダネ、更には持久戦を狙えた一部のみずやくさタイプすらもカモにされ、ほぼ手がつけられなくなっていたのは間違いないだろう……。

大乱闘スマッシュブラザーズにも登場。
初代モンスターボールから出現し、プレイヤーの方へ接近した後「スピードスター」を撃つが、接近速度が遅い為振り切られることも多い。

DX以降ではヒトデマンに代わり、発射までに追尾するようになり、高速で連射するように。
進化前の方が性能良いって…

そして『Pokémon LEGENDS Z-A』では、長い雌伏の時を経て、ついに衝撃の姿を引っ提げてメガシンカを獲得した。
詳しくは後述。


■対戦でのスターミー


高い素早さと平均程度の特攻を誇る速攻型特殊アタッカー。
HP種族値が低いため耐久力は並程度だがこれでもエスパータイプの中ではマシなほうである。
攻撃は75と無駄にそれなりにあるが、体型ゆえに技レパートリーに乏しいので物理型はネタ。

初代では鬼畜技「ふぶき」使いの中で最速ということもあり、猛威を振るったエスパータイプの中でも最メジャーだったポケモン。
当時はエスパーが実質弱点なし*1のため、タイプ相性(耐性)的にはみず単体の上位互換である上、対くさタイプにおいても、氷タイプ技で弱点を突ける「ふぶき」を、高い素早さを活かしてほぼ先制で使えるだけでなく、強力な「はっぱカッター」持ちのフシギバナウツボットに有効な「サイコキネシス」をタイプ一致で撃てるため、さほど苦にならない。
唯一でんきタイプは天敵だが、「ふぶき」や「サイコキネシス」は等倍で通り、場合によってはこおりによる逆転勝ちも狙える。
エスパー天下の環境にあって、エスパー同士の戦闘で「ふぶき」や一致みず技の存在で優位に立てるメリットも大きく、同じく速攻型で弱点なしのフーディンと同等以上の人気を誇っていた。
耐久面でも攻防一体の『特殊』が100あり、努力値を全能力に振れる仕様から、
物理技でも一致急所や爆発技でもなければそうそう一撃では落ちないと意外とタフ。
特殊アタッカーとしてガンガン攻められる一方、「じこさいせい」「ちいさくなる」「どくどく」で長期戦も得意である。

ちなみに当時は「なみのり」や「ハイドロポンプ」といった一致みず技の採用率は意外なほど低い。
これはみずを弱点とするタイプの内、ほのおは大会では絶滅、いわで使用率が高いのもじめん複合ゴローニャ程度、そしてゴローニャを含むじめんはこおりにも弱いので、わざわざみず技を使わずとも「ふぶき」だけで事足りるため。
メインウェポンとしては同じエスパー以外には等倍以上で通る「サイコキネシス」があり、
エスパー対決でもやはりみず技より高火力・高命中率な上に3割の確率で凍らせる「ふぶき」の方が強力。
さらに自身がみず・エスパー・こおりに耐性を持つため、ミラーマッチを意識するとしても、
それこそみず技より「10まんボルト」や「かみなり」といったでんき技が優先される。
残り1枠には「じこさいせい」、「ちいさくなる」or「かげぶんしん」、「どくどく」、「でんじは」といった補助技が入っていた。
一応、みず技にもこおり・エスパー複合のルージュラと戦いやすくなるという利点はあるが、
当時は物理耐久の貧弱さを問題視されたのか、実力の割にルージュラの採用率はそこまで高くなかった。

第二世代では高い素早さと豊富な補助技、小回りの利く回復技を組み合わせたサポート要員として使われることが多くなった。
「でんじは」を無効化してくる地面タイプに強いため、とにかく相手に麻痺を入れやすく、「リフレクター」や「ひかりのかべ」も覚えるため後続をサポートしやすかった。回復技も「じこさいせい」のため二発で倒されない限り粘れるのだが、最低限の耐久力がはあり四倍弱点が無いため、意外に押し切れないことも多い。
意外なところではパルシェンに強い点を生かして「こうそくスピン」要員としても使える。ライコウや「ふきとばし」を覚えたサンダーは「まきびし」を撒くことを前提とした立ち回りになりがちなため、それを阻止されることは相手にとって死活問題となり得る。
サポート要員以外では、「あやしいひかり」+「でんじは」+「みがわり」を組み合わせた型も使われた。こちらはレベルを51にすることでサンダーに先制できるようになり、そこまでレベルを割かなくても十分な火力を発揮できるためエースのお供として使われた。

その後はエスパーやふぶきの弱体化、特防の低下、種族値のインフレ等もあり埋もれ気味に。
しかしなみのり/サイコキネシス/10まんボルト/れいとうビーム』の構成は、初代から現在に至るまで通用する。
特に10まんボルトなどのでんき技を覚えられるのはみずタイプとしては貴重。
めざめるパワー」以外のでんき技を覚えるめぼしいみず特殊アタッカーは、ランターンロトムといったでんき複合系と、ラプラスくらい*2
そしてそのラプラスも第六世代以降はでんき技の代わりにみずタイプに抜群となる一致技「フリーズドライ」を覚えさせるケースが多いため、
でんき技がサブウェポン候補に挙がるみず特殊は今やスターミーのみである。
ある意味下手な化石ポケモンよりも生きる化石。

ただしこのフルアタ構成では対策もされやすく、特にヌケニンを出されたら特性もあって完全に詰む。
一応状態異常や「パワージェム」等で対策可能だが、あまりにピンポイントな感が強く変に対策すると範囲が狭まって本末転倒。

また火力そのものは現在では高いとは言えないため、攻撃メインで運用するなら持ち物による補強が欲しい所。
特殊アタッカーの宿命か、ハピナスを筆頭とした特殊受けで止まりやすい。
しかし、それらを呼びやすいことを逆手にとって「トリック」で「こだわりメガネ」を押しつける戦法も非常に有効。

現在では単純なアタッカー型はゲッコウガなどに食われ気味なので、攻撃技だけでなく変化技を活かした型での採用が大半。
火力と素早さはあちらが勝るが、技レパートリー自体はこちらの方が上という微妙な違いがある。

技はそこそこレパートリーがあり優秀なものも多く、
攻撃技はみずタイプが「なみのり」or「ハイドロポンプ」、エスパータイプが「サイコキネシス」、
サブウェポンに「10まんボルト」or「かみなり」「れいとうビーム」or「ふぶき」「くさむすび」「パワージェム」等。
「めざめるパワー」はナットレイハッサムの弱点を突ける炎が有用。

変化技は「あやしいひかり」「いばる」「どくどく」「でんじは」「ちいさくなる」「リフレクター」「ひかりのかべ」
みがわり」「トリック」「こうそくスピン」「スキルスワップ」「ほごしょく」とかなり豊富。

耐久を「コスモパワー」や「じこさいせい」or「ねむる」で補えば、特性の「しぜんかいふく」で状態異常に強く壁役にもなれる。
その場合、BWで強化された「ちいさくなる」も有効な選択肢となる。
また「じゅうりょく」を使った後、「ハイドロポンプ」「ふぶき」」「かみなり」といった命中の不安定な大火力技を連発するロマン型も。

特性「しぜんかいふく」は状態異常を受けても交代して態勢を立て直すことができ、3つの特性の中で最もクセがなく扱いやすい。
隠れ特性「アナライズ」は低耐久速攻型のスターミーとはあまり相性が良くないものの、交代時にも発動するので受けに来た相手を返り討ちにできることがある。
「はっこう」は一見対戦でのメリットはなさそうだがスキルスワップを使うか相手に使われるケースを意識する場合に採用できなくもない。
一応第九世代では「するどいめ」と同じ効果に変わったが…回避率操作がしづらい昨今ではしぜんかいふくの方がいいだろう。そもそも第九世代に出演できてないし

その能力とタイプ、技の豊富さ故に弱点を突ける幅が広く、登場当時に猛威を振るったゴウカザルにも一方的に勝てることから、
遠い昔には御三家パーティーの天敵であるとされてきた。
しかし第三世代時点でもジュカインはスターミーより素早く、その後もゲッコウガジュナイパー
(条件付きだが)ゴリランダーエースバーンと先手で弱点を衝かれる御三家が増えてきていると向かい風。
第九世代には登場していないが仮に登場したとしても新御三家のマスカーニャに先手で叩かれるため、
御三家パーティーキラーの代名詞は完全に過去のものになってしまったと言えるだろう。

余談だがレベル50対戦で「ハイドロポンプ」を使いたい場合、第五世代まではGBAでヒトデマンを育てて送る必要があった。
最近はフラットルールであまり気にならなくなったが。

また、初代の97カップの全国大会出場者の一人に「にしきの」という名前で付けていた出場者がいた。
他の手持ちも「たまい」「ハニまる」等ユーモラスなニックネームのポケモンが多かった。
ついでにまさこもこのパーティにはよく馴染んでいた。

VC版第一世代環境でも強力な事には変わりはないが、「こおり」状態への耐性が無いことから、
みず枠としてはトップメタであるラプラスよりも1ランク劣る地位に甘んじている。


■メガスターミー




動きが人間らしくなってきた。
意思疎通を図ろうとしているのか人に成り代わるつもりかは謎。


分類:なぞのポケモン
高さ:2.3m
重さ:80.0kg

タイプ:みず/エスパー
特性:???(攻撃力が上がる特性の可能性大)

  • 種族値
HP:60
攻撃:100(後述の理由により暫定。『LEGENDS Z-A』では140)
防御:105
特攻:130
特防:105
素早さ:120
合計:620(こちらも暫定。『LEGENDS Z-A』では660)

■概要(メガスターミー)


『Pokémon LEGENDS Z-A』にて新たにメガシンカが追加。
姿形はほとんど変わらない。異様に長くなった脚を除いて。よく見ると真ん中のクリスタルを縁取る金の装飾もちょっとだけ形が変わっている。そして大きさ自体もなんか妙にデカくなっている。
前述の通り元々ポケスタや『剣盾』などで自立したりよちよちと二足歩行をする姿を見せていたが、この度は脚が異様に発達したことで、人間が中に入っていると言われても不自然ではないレベルで器用に歩き回る。高速移動時もメガ前の円盤移動はしなくなっており、代わりに両手足をドタバタ振りながら全力疾走するアストロガンガー、あるいはオルガ走りと言えば分かる人は分かる。実際止まらないGBが速攻で作られる程
ちなみに、こんなにデカくなっているのに体重は全く変わっていない
登場時には腰(?)に手を当てた、どこかで見覚えのあるポーズを取る。

能力の変化としては多彩な特殊技の使い手という良さを維持したまま、攻撃に+65というなぞのポケモンだけに謎の強化を得たことで物理型もこなせるようになった。
とはいえ一致物理技の最高打点が「アクアブレイク」「しねんのずつき」とやや物足りなさがあり、物理サブウェポンもノーマル技しかないなど取り回しにやや不便さはあるが、「素直に特殊技で攻めてくる」「メガシンカして物理で殴ってくる」の二択と圧力を迫れるようになり、特殊受けのポケモンを物理でブチのめすこともできるようになった。
ちなみに「しねんのずつき」は物理技のモーションの都合上蹴りで繰り出す。頭突き…?蹴りどころかパンチの技すら全く習得しないのに…*3
しかし何故か「ビルドアップ」を新規習得してたりする。ついでに「じばく」も新規習得している。なんだお前。…ヒトデって爆発するものだっけ?
しかし攻撃面は大きく様変わりした一方で、一番の持ち味であった素早さは僅か5増えただけである。円盤移動が出来なくなったからだろうか?
むしろこんな見た目で素早さ130や140もあったら軽くホラーではあるが

なお、種族値の増加分が140とメガシンカの通例から大きく逸脱しているが、これは現在未解禁の特性が「ヨガパワー」か「ちからもち」、あるいはそれに相当するものであるためだと予想される。
というのも、本作は特性がない分を補うためか、デフォルトで「ヨガパワー」や「ちからもち」を持つチャーレムメガクチートの攻撃種族値が1.4倍に上方修正されているという特徴がある。
これをメガスターミーに当てはめると、本来の攻撃種族値はメガチャーレムと同値の100で、特性の分を補うために+40されてるのでは?と考察されている。
実際、上述の通り攻撃力が100となると種族値の合計上昇量が+100となり、メガシンカの特徴にぴったり当てはまる。

そのあまりのインパクトに他のネタバレが埋もれる程SNSで盛大にネタにされた。否定的な意見も少なくないが「なぞのポケモン」が無難なメガシンカをするはずがないので…

■ゲームでのメガスターミー


Z-A本編ではメインミッション31「マスカットの呼び出し」で登場するの暴走メガシンカポケモンの内の一匹として戦うことになる。他2匹の面子を考えるとすごい待遇である。
ストーリー通りであればここが初お披露目となるのだが、その強烈なインパクトに面食らったトレーナーもさぞ多いことだろう。

なにせ戦闘フィールドを縦横無尽に走り回り飛び回るのである。
大ジャンプして姿を消したのち、着地でダメージを与えてくる「アクアジェット」や至近距離まで接近して「しねんのずつき」をしてくるほか、タメ攻撃では主人公めがけて全力ダッシュして「とっしん」してくる
さすがにワンパンとまではいかないものの、体力最大から気絶寸前のところまで体力が削られるため侮れない。
HPが半分を切ると長射程・高火力の「ハイドロポンプ」をフィールドを走り回りながら主人公めがけて撃ち込んでくる。
撃破するとスターミーナイトを入手可能。

ちなみに共闘時のパートナーはデウロになるが、クエスト発生当時は(キーストーンをもらっておきながら)パートナーはヒトデマンのままだった。
だが直前のイベントでみずのいしをもらったため、共闘時にはスターミーに進化している。すなわちスターミー同士の対決
そして鎮圧後にしれっとデウロもスターミーナイトを入手したのか、以降のバトルではメガスターミーを使用してくる*4

ストーリークリア後はクエーサー社のシミュレーションで再戦できる。共闘相手がいないソロでの戦いになるので注意。


■アニメでのスターミー


カスミの手持ちとして登場しているが、はっきり言って不遇の一言に尽きる。

4倍弱点を突けるゴローンに返り討ちにされる上にコアを砕かれたり、ゼニガメに負けたり。
出番もヒトデマンと比べてかなり少なく、挙句の果てにはジムに預けられてそれっきりと散々な扱い。
もうちょっと扱い良くしてくれませんかスタッフさんよ…。

ちなみにアニメのヒトデマンやスターミーはピンチになると中心のコアが点滅する
図鑑で「宇宙から来た」と噂されていることや、分類も「なぞのポケモン」とふわっとしていることから、ゲームはともかくアニメの映像演出としては、「宇宙からやってきた我らの光の巨人」の要素が取り入れられていると言っていいだろう。
さらに言えば、ヒトデマンはアニメでの鳴き声もそれらしい「ヘアッ!」となっている(一方のスターミーはほぼ無言だが)。
これは担当声優の三木眞一郎によるアドリブ。三木氏は後に「ヘアッ!」の本家本元の声優担当することになる。


■その他


『ポケモン不思議のダンジョン』では、はっこう特性は普通のプレイでは完全にお荷物。
攻撃を受ける度にフロアのポケモンが増える増える増える…。敵として戦う時も味方に加えるにしても厄介極まりない性質である。
だがしかし、大部屋の玉+全体攻撃持ちを連れていけば、とんでもない経験値の稼ぎ頭へと変貌を遂げる。通称はっこう稼ぎ。
またポケモンを呼び出せる所を逆手にとって、出現率や加入率の低いポケモンを手に入れるために起用されることもある。

初代ポケダン赤ではやり過ぎると敵のグラがバグる*5

また『時・闇』では、はっこうを使いミツハニーとペアでかしこさを大幅に上げられる「おいしいミツ」稼ぎに使われる。
さらに空ではミツハニーに宝箱ドロップ率が上がる専用アイテムがあるので非常においしい。


■『ポケットモンスターSPECIAL


やはりカスミの手持ち。
ジムリーダー対抗戦でアカネミルタンクに勝利したり、メッセージを描き離れた相手に情報を伝えたり、カスミにスイクンの意志を伝えたり、波乗りなど不要とばかりに海上をホバークラフトのごとくかっ飛ばしたりと随所で活躍。

またエメラルドもバトルチューブ攻略の際に上記のフルアタ構成型スターミーを使用した。
敵方でもロケット団三獣士の一人、サキの手持ちに含まれている等、善悪両サイドで愛用されている。




追記・修正は宇宙と交信しながらお願いします。

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最終更新:2025年10月24日 22:39

*1 一応この時代もむし・ゴーストタイプが弱点だが、どちらもまともな技がない上、むし・ゴーストタイプの技を覚えるポケモンは概ね「どく」を複合タイプとして持っていたため、エスパー技で押し切れた。

*2 一応ギャラドスとビーダルも「10まんボルト」を覚えるのだが、特攻が低いので採用価値は薄い。

*3 最近の研究によれば、ヒトデの遺伝子はほとんどが頭部の発達に関する遺伝子でることが判明している。つまり、ヒトデは遺伝子的には身体のほぼ全部が頭なので、むしろ頭突き以外できないといったほうが正しい。腕っぽく見えようが足っぽく見えようが全部頭である。ヒトデマン系統がヒトデと言われたことは1度もないが。

*4 ただしこの状態のデウロとバトルできるのはクリア後のZAロワイヤル∞である

*5 すぐ元に戻るので、プレイに支障はきたさない程度