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#expand(640){{{ *次期主力ウォードレスの開発(イベント) #center(){ #image(http://eastnw.x0.to/bbs2/img/8696.jpg) } >L:次期主力ウォードレスの開発 = { > t:名称 = 次期主力ウォードレスの開発(イベント) > t:要点 = 一般性能要求{ > 次期主力ウォードレスとは、植物型ウォードレスの成功を受けて開発された。ほぼ全部が植物で出来た低物理域から高物理域まで動作可能な、それでいてTLOでないウォードレスである。コンセプトは武装なしであり、火器、武器は別途開発して装備した。 >} > t:周辺環境 = なし > t:評価 = なし > t:特殊 = { > *次期主力ウォードレスの開発のイベントカテゴリ = 藩国イベントとして扱う。 > *次期主力ウォードレスの開発の位置づけ = 生産イベントとして扱う。 > *その国用の次期主力ウォードレス(ウォードレス)を作成できる。 > } > t:→次のアイドレス = なし >} **概要 次期主力ウォードレス「敬人(けいじん)」は、 植物型ウォードレス謙者の成功を受けて開発された植物型ウォードレスである。 ***○開発 リワマヒ国製植物型WD「謙者」は、その運用の面倒さから微妙という評価を受けつつも、 国内においては一定以上の評価を受け、その後継型の開発が計画された。 計画ではリワマヒオバケヘゴを利用する基本コンセプトはそのままに、 ボディーアーマーや、基本装備の非植物製の兵装部分は過剰装備であるとし、 各個人の武装準備も進行している為、個別装備を前提に全廃され、 各種装備のアンダーウエアとして着用出来るものを目指す事となった。 つまるところ、アーマーはこれの上に着用すればいいよね、である。 素体となるリワマヒオバケヘゴは アイドレス工場内の養育室においてのみ成育され、 またリワマヒオバケヘゴを生み出すための環境設定は開発時点では機密事項とされている。 また、素体となるリワマヒオバケヘゴの加工方法にも改良がくわえられ、 運用コストのさらなる増大(柔軟性を保つために光合成能力や保湿機能が低下した等)と引き換えに、 ウォードレス素材はより薄く、よりしなやかで軽量となるよう育成方法に工夫が加えられた。 綺麗な果実を取るために、紙の袋を被せたりするそんなアプローチが試みられ、 目標とする成果を得ることができた。 こうした品種改良と工夫により、リワマヒ国次期主力ウォードレス「敬人」は、 快適温度・快適湿度をコントロールし、サラっと保温する 完全植物性アンダーウォードレスとして開発を終了した。 **「敬人」について #image(http://eastnw.x0.to/bbs2/img/8695.jpg) ***○利用者ターゲットは「ウォードレスでありながら割と誰でも着られる」 >――「まぁ、狙う所は判るんですが」 > 「ソレが出来るかはまた別問題か」 > 「でも、金かからないし、コスト削減はいいんじゃなーい?」 > ――開発者の居酒屋談義から ウォードレスでありながら着用者を選ばないという技術的矛盾に、アイドレス工場内のリワマヒ国兵器廠は固有装備の徹底排除と柔軟性の向上にて対応することにした。 つまる話、医者に着せたところで銃を撃てというのは無理であるし、砲兵の仕事を歩兵にさせる、大砲弾を撃つ作業をしろというのもまた無理な話である。 それ故に取り扱いに知識が必要となる各種装備を全廃し、運用領域に合わせた防具の選択が出来るよう柔軟性を高めるべく、アンダーウェアとして運用できるようにしたのである。ウォードレス自身は非武装とされ、武装に関しては着用者側での準備をそのまま使い、追加兵装パックについては共和国各国に希望調査とあわせて運用研究がなされた。 この判断による副次的効果として、ウォードレスの完全植物由来化、コンパクト化を達成している。 ***○ウォードレスとしての能力 >――「素性はいいんですよ、素性は!」 > 「いや、でも他のWDの豪華装備はうらやましいニャ」 「謙者」ウォードレスカテゴリの兵器として、着用者の動作を補助し、そこそこの筋力や高い敏捷性を提供した。後継である「敬人」も基本部分は同じである為、筋力の増幅や敏捷性の強化においては一定の評価を得ている。 だが、今回のコンセプト上、他のウォードレスにて何らかの形で採用されている高速移動機能、-ジャンプジェットやローラーダッシュ、飛翔ユニットなど- は、採用が見合わされ、その結果として、そういう面での特性は減少している。 これら機能は操作や取り扱いが難しく、着用者を選んでしまうことにつながるとされたためである。一方で生理反応に対する処理(排泄物処理)に関しては謙者にて採用された仕組み(寄生植物オムツイラズ)がそのまま採用された。 また完全植物化と装備排除を進めた結果植物由来でWDの比重が軽く、かつ重量がある装備を全廃したが故の特殊性として、装備をしていない状況でなら着用者次第で裸の人間並に「泳げる」WDで有ることが上げられている。 ***○製造、生産性 >――「戦車工場であるI=D工場で炊飯器と飛行機と畑がいっぺんにあるのはうちぐらいでしょうねぇ」 > 「だが、それが共和国中でこれからのトレンドを作れるかもしれないぜ?」 > 栄光の野戦炊飯具ときゃりっじと謙者が同時生産される藩国I=D工場にて 新ウォードレスからは機械部分が撤廃され、完全植物由来化が達成されたが、着用者を選ばない柔軟性の向上については開発が難航した。 どうしたら、より着用感の良いウォードレスになるだろうという話で、藩王と摂政がかなりやり合ったという話もある。 最終的な開発計画は制式採用されていた植物型ウォードレス「謙者」をベースに改良する方向で進められ、「謙者」の開発コンセプトとして提示していた「誰もが着ることが出来るウォードレス」という概念を実現するため、以下について変更がなされることとなった。 1.謙者の素体となったリワマヒオバケヘゴの若芽が持つもっさり感の排除 2.筋力増強における負荷を解消する、非機械由来での構造的機能組み込み リワマヒ国兵器廠は1.について、リワマヒオバケヘゴからの育成工程に変更をくわえることで対応した。 若芽内部の柔毛構造がより細く、柔らかに生長するよう、育成状況の良い個体を選びリワマヒオバケヘゴから若芽が伸びる際に若芽全体に保水ジェルを塗布し、つねに湿潤させることで育成課程での表皮構造が薄くなるよう生産方法の新規開発を行った。 別名トロ箱方式と名づけられたこの新育成方式により、より薄く、柔らかな若芽素材を得ることが出来た。特に植物型ウォードレスにて着用者の筋力を補強する「液体筋肉」を支える柔毛構造は、より細密に長く伸び、網目構造となったことが良い影響を与えていた。“マイクロ細網糸”型と命名されたこの網目構造は、着用者への身体強化能力とアウターにひびかない薄さ、着用開始時の滑らかな肌触りとを実現した。 2.についてはリワマヒオバケヘゴを育成するさい、要所要所の保水ジェル量を減らし、あえて強度のある表皮構造を形成し骨材(ボーン)として育成することで着用者の身体に掛かる負荷を分散することが提案された。 これにより着用者の範囲は大きく広がったが、反面、こうした補正機能はウォードレスが上下一体型であるために体格のサイズにぴったり合っている必要を生じさせた。 またリワマヒオバケヘゴが植物であり自然に生長するものを素材とする関係から、ウォードレスの生産性は高くはない。 ***○犯罪利用への懸念と流通に関するアプローチ >――「勝手に生産されては問題になりそうです」 > 「とりあえず、現時点での情報統制はしてますが……」 > 藩王と摂政の会話より―― 新ウォードレスが完全植物由来となったことにより、新ウォードレスの生産についてはリワマヒ国の独自技術と共に運用されるだろうことが、予想されている。 一方で、大量生産される新ウォードレスが着用制限が緩くなるなることによる、民間にての犯罪に利用されることが懸念事項として強く警戒されている。 これについてリワマヒ国では、開発着手と同時にこの新ウォードレスを国内でのアイドレス工場以外での栽培を厳しく規制するとともに、工場からの持ち出しには藩王、摂政の判断が必要であるものとし、国内でバイオテクノロジー技術の研究が行われていることに関して厳しい情報統制を行った。 }}}
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