神殿（没） - リワマヒ国ver0.8＠wiki

神殿

新規取得アイドレス用に書き始めていたものの、
バージョン０．７５発表に合わせて高位南国人が出たため、
そちらが取得になり未使用だったトホホ品。

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神殿設定案
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　リワマヒ国は古来より自然の恩恵を受け続けてきた国である。
この国の豊かな動植物相がもたらす自然の恵みは国民の腹と心を充たし、自然に対する感謝の意はいつしか食に対する飽くなき欲求へと形を変えて受け継がれた。
リワマヒ国の人々は食を通じて自然の恩恵を実感すると共に感謝を捧げている。

　生産地からほど近い山に神殿がある。
神殿に奉られている神は、太陽神の娘だと伝えられている豊穣の神である。
この女神は猫の顔をもつ女性の姿をしており、手には盾と、武器とも楽器とも思える奇妙な杖を持っている。

神殿を形作った金属の枠に柄がついた形状をしているこの杖には鈴のような物を吊り下げた横棒が取り付けられており、これを振る事により音を出す仕組みとなっている。
この杖が本来どのような使われ方をしていたのかは今となっては知る術も無いのだが、現在は礼拝に用いる祭具の１つとして伝わっており、主に女性が持つ物とされている。

女神は豊穣をもたらしネズミを退治してくれる大地の守り神であり、半人半猫のその姿から猫士の祖ではないかとも言われている。

　神殿は洞穴の中にあり、石灰岩の岩山に空いた風穴を掘り広げた場所に建造されている。この場所は元来が風の通り道であるため、吹き込んでくる風が洞穴と共鳴して神秘的な音色を発生させる。
洞穴の入口には豪奢な彫刻が施されており、荘厳な雰囲気を醸し出している。
また、死者の世界とされる地下世界は地上とは上下が反転しているという思想から、神殿の地下にはコタツが逆さまに埋められている。これは地下世界へ旅立った人が地上と同じようにコタツに入ってくつろげるようにするためだと言われている。
しかしリワマヒ国では猫士が自前のコタツを持ち運ぶ姿が見られる事もあり、女神と猫士の関係やサカサコタツ遺構との関係について様々な仮説が飛び交っているようである。

　時に、比喩として王を太陽に例える事がある。
リワマヒ国にもそのような伝承が存在しており、王を太陽、国民をヒマワリに例えた話が文献に残されている。

成長途上のヒマワリは太陽の動きを追って向きを変える。
王は年若き国民達に道を示す。
成長して花開いたヒマワリはほぼ一定の方向だけを向くようになる。
王の元で成長を遂げた国民は己が理想とする道を目指し行動する。
リワマヒ国の王は民に命ずる存在に非ず。王は道を示す存在であり、道を選ぶのは民自身である。

それこそがリワマヒ国の根幹となる理念であり、己が守るべきもののために立ち上がった者、王の信頼を勝ち得た者だけが神殿への立ち入りを許される。
故に洞穴の入口からはヒマワリ畑を望む事ができ、神殿にはヒマワリの彫刻が飾られているのである。

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