没SS:EXイベント提出用:交渉
イベントEX ロジャー奪回作戦にて、黒オーマさんたちを
足止めするための宴会飲み勝負に持ち込む交渉行動のためのSS。
足止めするための宴会飲み勝負に持ち込む交渉行動のためのSS。
タイミング的には作戦含めて完璧に間に合っていたものの,
司令部からは完全スルーだった悲しみの一本。トホホ。
司令部からは完全スルーだった悲しみの一本。トホホ。
「どうも皆さん、お久しぶりです。
先の戦の反省碁がてら、遊びにきました。声、聞き覚えあります?」
先の戦の反省碁がてら、遊びにきました。声、聞き覚えあります?」
集まってきた敵を前にリワマヒ国の藩王、室賀兼一は語り始めた。
両手には軍旗とヘッドセット、、、ではなく、今日は素手だ。
手を振ると、背後のリワマヒ歩兵隊が酒器を手に手に、周囲の者達に配り始める。
後ろの大男がテーブルクロスを広げると、魔法のように挙げたてのコロッケをバスケットにつめて場にででんと置いた。
藩国内ではバッドボーイズと名の知れた、王立飲み食い部の面々である。
両手には軍旗とヘッドセット、、、ではなく、今日は素手だ。
手を振ると、背後のリワマヒ歩兵隊が酒器を手に手に、周囲の者達に配り始める。
後ろの大男がテーブルクロスを広げると、魔法のように挙げたてのコロッケをバスケットにつめて場にででんと置いた。
藩国内ではバッドボーイズと名の知れた、王立飲み食い部の面々である。
かくして宴会は始まった。
「実は今日は、別に主役がきてまして。
あなた方と共にいる“黒にして真珠”殿にようがあるということで、
私らも、こちらまでくっついてきた、というわけなんですよ」
あなた方と共にいる“黒にして真珠”殿にようがあるということで、
私らも、こちらまでくっついてきた、というわけなんですよ」
たる酒をみなで割りつつ、肝胆あいてらすいきおいで話をする室賀兼一。
「なんでも、ひどくいい男らしいじゃないですか。
わたしらはまあ、いわゆるみなさんのいう地べたずりですが、それでも一緒に楽しく過ごすことはまあ、こうやって出来てるわけです。
そんな同じ釜の飯を食った仲の地べたずりを守って、敵にぶつかって散っていった、ってんです。
泣かせるじゃないですか、男じゃないですか。
わたしらはまあ、いわゆるみなさんのいう地べたずりですが、それでも一緒に楽しく過ごすことはまあ、こうやって出来てるわけです。
そんな同じ釜の飯を食った仲の地べたずりを守って、敵にぶつかって散っていった、ってんです。
泣かせるじゃないですか、男じゃないですか。
で、なんでもその“真珠”殿が復活して、いまこちらにてご厄介になってるとか。
ここに来たのも、その“真珠”殿と縁ある少年が、---なんでも彼にとって“真珠”殿はかけがえのない恩人なんだそうで--- その守られた仲間達を案内して、
ここまで来たらしいんですね。
ここに来たのも、その“真珠”殿と縁ある少年が、---なんでも彼にとって“真珠”殿はかけがえのない恩人なんだそうで--- その守られた仲間達を案内して、
ここまで来たらしいんですね。
今、ちょいと城を騒がせているらしいですが。
だったら、あわせて引き合わせてあげちゃあ、くれませんか」
だったら、あわせて引き合わせてあげちゃあ、くれませんか」
「むろん言葉だけってんじゃあ筋にあわない。
私らの勝負っていえば、……これでしょ」
私らの勝負っていえば、……これでしょ」
室賀兼一はおもむろに酒杯と一升瓶を取り出して、相手に見せた。
「ここはひとつ、宴会勝負と行きましょう。
宴はまだまだこれから、これから。
うちの国は食べものがおいしいので有名なんですよ。
もちろん、お酒の味にぁ、ちょいと自信もありますがね」
宴はまだまだこれから、これから。
うちの国は食べものがおいしいので有名なんですよ。
もちろん、お酒の味にぁ、ちょいと自信もありますがね」
そして深々と黒のオーマたちに向かって頭を下げた。
「あらためて黒の御大将の方々に申し上げる。
どうか、黒にして真珠殿を少年と、彼を慕う地べたずりどもに
引き合わせてあげていただきたい。よろしくお願いいたします」
「あらためて黒の御大将の方々に申し上げる。
どうか、黒にして真珠殿を少年と、彼を慕う地べたずりどもに
引き合わせてあげていただきたい。よろしくお願いいたします」