来歴
《西インド会社》を統べる最高幹部《三博士》の一人。
濃紺の衣服に身を包み、常に仮面を被っている。素顔を見た者はほとんど存在しないという。
《結社》においても特別に狂った人物と認識されており、悲劇に対して薬物や性的快楽を大きく上回る極限の多幸感を覚える歪んだ精神性の持ち主。
傘下には
フリードリヒ・ツァラトゥストラや
《イルミナティ》などが存在している。
《結社》においては黄金王と並んで《
エメラルド・タブレット》の叡智に触れた稀有な人物。
能力
本編での活躍
『セレナリアFD』では
北央帝国の結社勢力に《物語る姫》
メアリ・シェリーの身柄確保を命じたものの、ツァラトゥストラの失脚によって目的を遂げることはなかった。
『ナイハーゴの灰葬』では
セラニアンをニューヨーク、インガノックに続く第三の
現象数式実験の場所とし、
ダゴンを使って
《イルミナティ》の盟主、コンスタンツォごと滅ぼそうとするが、
メアリの活躍によって失敗する。
その後は危うく
Mに《イルミナティ》を壊滅させられ
《西インド会社》での実権を失うところだったが、Mがメアリと共に撤退したため失脚することはなかった。
その後
他の《三博士》や、総帥代理の《教授》も消えたため、《結社》は黄金王とヴァイスハウプトが実権を握っている状態になっており、現在は黄金王主導の基幹計画を進行中。
別世界の自分と邂逅したかは不明。
元ネタ
ドイツのインゴルシュタット大学の哲学教授。秘密結社イルミナティ、バヴァリア啓明結社などの名で知られる組織の主宰として知られる人物。
元々は自らの思想を議論する私的サークルとして作り、フリーメイソン入会を経て組織を発展させていく。
最後には教会の弾圧によって解散することになるが、フランス革命後に様々な陰謀を押し付けられ、悪評と共に世界にその名が知られることになる。
備考
- シリーズで直接登場したのは『ナイハーゴの灰葬』と会報の一部のみだが、シリーズの節々でその名前が挙がる。
- 三博士最後の一人でありながら、他の結社員からは非常に嫌われている。ウォレスを始め様々な人物から陰口を叩かれ、バロンに「彼の求める方程式とか別に我々の求める物ではないですしー(意訳)」と笑われ、立てた作戦は失敗し、部下も同じく失敗続きのニーチェさん。
- 《教授》からは警戒されていたのか、彼はエリーの持つ“支配者の物質”を手元に置くことでヴァイスハウプトの介入を牽制していた。
- 機関には機能性と美を両立させる求道者であり、自ら設計したモラン大佐の機体は女性器までしっかり作り込む程。童貞なのに。モランの造形(神経系といった内部含めて)は万能王も「碩学的であると同時に芸術的」と絶賛しており、リザやジェーンといった女性からも好評。その感情回路はモラン自身が戸惑うほど繊細に感情を再現してしまい、彼女からは別の意味で恨まれている。
- バロンが言うには何やら求める方程式なるものがあるというが、詳細不明。
- ルイス・キャロルが弟子であるという噂がある他、かつてはバイロンに師事していた。
- 任務の失敗が目立つ彼ではあるが、1902年以降に離反や退場者が続出している《結社》において変わらぬ忠誠と貢献を両立している数少ない最高幹部の一人。黄金王からはその様を「愚か」と嘲られながらも「《結社》にはお前のような者が必要だ」とその価値を認められている(基幹計画の賛同者というのもあるだろうが)。
登場作品
漆黒のシャルノスWEBノベル『ナイハーゴの灰葬』
- 存在がギャグになりかけてる人 -- 名無しさん (2013-09-06 21:05:40)
- マックにもディスられてるんだよなこの人w -- 名無しさん (2013-11-14 20:40:42)
- かつてバイロンに師事していた、らしい -- 名無しさん (2013-11-14 20:46:34)
- 誰も知らないうちに入れ替わりされてたりする危険性が出てきおったw -- 名無しさん (2013-11-15 02:59:58)
- 向こうの人の方が狂っていても優秀そうだしなぁw -- 名無しさん (2013-12-22 23:28:23)
- 説明の最後の「童貞なのに」で笑いを堪えきれんくなったww -- 名無しさん (2014-01-22 13:33:05)
- 次はハウスホッファーあたりに実権とられそう -- 名無しさん (2014-03-06 23:28:56)
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最終更新:2022年04月06日 00:05