アットウィキロゴ

「戦国BASARAのお館様ァ幸村ァ佐助ェは武田カワイイ」まとめ

叫び(6-474.486)

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
「――!」

そのとき、声を耳にした。
聞き慣れているようで実は遠いあの声を。

「(あの声は…旦那―…っ!)」

川中島―上杉謙信と武田信玄の一騎打ちの場で、猿飛佐助は闇を駆けていた。
次々と己を見つけては襲い来る忍を斬り捨て、無我夢中で声を目指した。
悲痛な程に苦しがる声が自身の耳と余裕を劈いて。

自分の分身が何度消されたことだろう。
三枚刃を持った一対の手裏剣は何度血を被ったことだろう。
主の為に死さえ惜しまない―それが部下であり、一人の忍のあるべき姿であった。

声は目前まで迫っていた。
両軍入り乱れる戦場の真っ只中で、佐助は声を張り上げた。
が、その凄まじい熱気と怒号に行く手を阻まれて、叫びは虚しく溶けた。

上杉軍の兵士が幾度となく刀を槍を彼に向け、その度に一つの生命が散っていった。


「ダンナぁああぁぁあ――――――ッ!!」


忍の渾身の呼びかけに、いま主君は答えた――


「おお、佐助!情けない事にこの幸村、厠に入ったら紙が無いのだ!本陣から取ってきてはくれぬか?」


佐助は泣いた。


幸村「む、どうした佐助!なぜ泣いているのだ!」
佐助「誰のせいだと思ってんだよ…(グス」
幸村「拙者のせいなのか!?それはすまぬ、帰りに団子でも買ってやろう」
佐助「旦那じゃないんだから団子で喜ぶわけないっしょ!…まあいいや、ありがと」
幸村「団子くらい安いものだ!さあ佐助、お館様のためにもうひと働きするぞ!」
佐助「はいはい、分かりましたよっと」

「さぁて、俺様に勝てるかな?…いざ、忍び参る」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー